トム・デュムランはサンウェブと今季限りで移籍へ

オランダのトム・デュムランは2019シーズン終了をもってチームサンウェブと契約を終える。2019年8月19日にチームが発表した。前身のアルゴス・シマノから同チームに所属したのは8年間となった。

トム・デュムラン ©LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

2012年にアルゴス・シマノに入団した21歳のデュムランは、ステージレースの総合優勝をねらう選手としての成長の道を歩み始めた。2014年はタイムトライアルのスペシャリストとして画期的な年となり、初の国内タイトルと世界選手権で銅メダルを獲得。4勝を挙げた。

2015年、デュムランはブエルタ・ア・エスパーニャで深紅のリーダージャージを一時着用。最終的に総合6位でレースを終えた。2016年にはリオ五輪で個人タイムトライアル銀メダルを獲得した。

2017年にはジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たした。さらにベルゲンで開催された世界選手権では個人タイムトライアルとチームタイムトライアルのダブルタイトルを獲得。2018年はジロ・デ・イタリアの連覇に挑んだが、2位になった。

デュムランは8月24日に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャの出場を希望していたが、チームは「復調は見られない」と8選手のメンバーに選出せず。ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)を総合成績の上位をねらうエースに起用し、経験豊富なニコラス・ロッシュ(アイルランド)をアシストに、ニキアス・アルント(ドイツ)がキャプテンを務める布陣となった。

エルサレムで行われたジロ・デ・イタリア第1ステージでマリアローザを獲得したトム・デュムラン © LB/RB/Cor Vos

「選手として常に最高の達成可能なものを探している。自分が正しい場所にいるかどうか、自分にとって最高のチームとはなにか、そして最良のオプションと機会がどこにあるかを常に自問している。他のチームからは常にオファーがあったが、この環境では他のチームと話をしないようにしていた」とデュムラン。

「ツール・ド・フランスを欠場し、家に座っている自分を見つけてがっかりした後、新しい環境ならリフレッシュできると考え始めた。だから、他チームの要請に耳を傾けることにした。素晴らしいオファーがあり、キャリアとして次のステップに進むのは最適な機会であると思った」

トム・デュムラン © LaPresse -Gian Mattia D’Alberto

デュムランはさらに続けた。
「出て行くのは本当に痛い。ボクの心はここにあり、このチームと一緒に非常に誇りに思っている偉大なことを達成した。サンウェブでグランツール優勝が可能であることを証明した。見ている草が常に緑になるとは限らないことを知っているし、サンウェブなしで今日の場所に到達することはなかったと強調したい。与えられたチャンスに、チームが新しいオプションを探求する機会を与えてくれたことに感謝したい」

サーベロとの契約を報じたプロモーションビデオ。トム・デュムランがどんな役どころで登場するのか見どころ

BMX第3戦で島田遼が連勝…女子はジュニアの酒井亜樹

2019JBMXF大東建託シリーズ第3戦が8月17日~18日、新潟県上越市の金谷山BMXコースで開催された。エリートとジュニアの選手で争われるチャンピオンシップ男子は、島田遼(広島県/GAN TRIGGER AIC OSHU)が前戦の秩父大会からの2連勝を果たした。チャンピオンシップ女子は、全日本選手権で女子ジュニアを制した酒井亜樹(大阪府/DEUX ROUES ELITE TEAM)が優勝した。

スタートから中盤までは、新潟の池田大暉(左)と山口大地(中央)がレースをリードした

チャンピオンシップ男子は島田が逆転

予選と準決勝を勝ち抜いた8名によるチャンピオンシップ男子決勝。スタートから飛び出したのは池田大暉(新潟県/ Rockstar Rift Tangent)、さらに山口大地(新潟県/モトクロスインターナショナル)と地元新潟のライダーが続き、レー ス中盤までをリードした。

レースが大きく動いたのが最終コーナーで、山口が池田のイン側に入りトップを狙うものの接触により両者とも大きく減速してしまう。3番手につけていた島田がトップに立ち、 ゴールまで先頭をキープして前戦の秩父大会から引き続きの連勝を果たした。2位に吉井康平(東京都/フォスター 電気)、3位に池上泰地(大阪府/関西BMX競技連盟)が入った。

最終コーナーで島田遼(202)がトップに立ち連勝を果たした

島田遼のコメント
悪くないスタートだったものの池田、山口の両選手に前に出られてしまった。第1コーナーから2人が トップ争いをしているのを見て、チャンスを狙いながら走って最終コーナーでトップに立つことができた。昨日行われたJ2シリーズでは4位で悔しい結果だったので、それを引きずらず勝つことができてよかった。

男子優勝の島田遼を中央に左が2位吉井康平、右が3位池上泰地

チャンピオンシップ女子は酒井が3レース中2勝

ジュニアの酒井亜樹(右)がエリートの瀬古遥加との争いを制して優勝した

3名のエントリーで争われたチャンピオンシップ女子は3ヒートの合計で争われた。全日本選手権の女子ジュニアチャンピオンの酒井が2ヒートをトップでフィニッシュして優勝した。2位に瀬古遥加(三重県/IRC TIRE)、3 位に朝比奈綾香(大阪府/関西 BMX 競技連盟)が入った。

女子優勝の酒井亜樹を中央に左が2位瀬古遥加、右が3位朝比奈綾香

選手層が厚い男子9-10歳クラスと男子11-12歳クラス

男子11-12歳クラスは野村羽玖(右)がゴール手前で古家詩音(左)の前に出て優勝した

未来のトップアスリートを目指すライダーたちによる熱戦が繰り広げられているのが、男子の9~10歳と11~12歳のクラスだ。今大会には両クラスとも35名のライダーがエントリーし、優勝するためには3回の総合結果による予選から準々決勝、決勝まで6回のレースを勝ち上がる必要がある。

9-10歳クラスは古家凛音(東京都/秩父BMX協会)、11-12歳クラスは野村羽玖(大阪府/関西BMX競技連盟)が、それぞれすべてのレースをトップでフィニッシュする強さをみせて優勝した。

最終コーナーで島田遼(202)がトップに立ち連勝を果たした

内野艶和が世界チャンピオン…ジュニア女子ポイントレース

内野艶和(うちのつやか=福岡・祐誠高)がジュニア世界チャンピオンに。2019UCIジュニアトラック世界選手権の大会4日目となる8月17日に行われたジュニア女子ポイントレースで優勝した。自転車競技における日本人の世界チャンピオンは2015年の同大会ジュニア男子ポイントレースにおける今村駿介以来、4年ぶり。

ジュニア女子ポイントレースで世界チャンピオンになった内野艶和

ドイツのフランクフルトで8月14日に開幕した2019UCIジュニアトラック世界選手権で内野が金メダルを獲得し、ジュニア世代の世界チャンピオンとなった。内野はジュニアトラック世界選手権に初出場ながら、同種目で圧勝。

内野のこれまでの海外実績は2019年1月のジュニアアジア選手権トラックでのスクラッチ2位オムニアム2位2018全日本ロードU17で2位

大会は18日まで。

マルコ・カノラがツアー・オブ・ユタ第4ステージ優勝

米国西部に位置するユタ州で8月12日に開幕した7日間のツアー・オブ・ユタ(UCIアメリカツアー2.1)は折り返しを過ぎ、17日に第4ステージが州都のソルトレイクシティで開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネのマルコ・カノラが少人数のスプリントを制して優勝した。

ツアー・オブ・ユタ第4ステージでNIPPOのカノラがステージ優勝

第4ステージは、市街地を駆け巡る10.8kmの周回コースを8周回する86.4kmのステージ。スタート/フィニッシュ地点の先を山頂とする登坂区間が組み込まれ、周回のうちの半分が登り、半分が下りという、毎周回アップダウンを繰り返すノコギリの歯のような特徴的なコース設定だ。平坦区間はほとんどなく、ショートステージながら獲得標高は1300mを超える厳しいものだった。

コースプロフィール

2017年大会も最終日に同じサーキットを使ったステージが組み込まれ、カノラが制していることから、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネはコースと相性のいいカノラを絶対的エースとする作戦でスタートした。

序盤からアタックの攻防が繰り返される展開になり、毎周回あわただしくレースが動いていくが、中盤になるとライバルであるワージープロサイクリングのエース級選手が2名で抜け出しを図り、そこに他チームのエースも合流。16名の非常に危険な逃げが先行し、集団から1分弱のリードを奪った。

総合成績には影響しない動きだったため、リーダーチームに代わり、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネが集団の主導権を取り、総力をかけて先頭16名を猛追。そしてタイム差約25秒、先頭集団の背中がはっきりと見え始めたところで、カノラが数名の選手を引き連れてブリッジを仕掛けた。

1年半ぶりに勝利したマルコ・カノラ

ラスト2周目でカノラは先頭集団に合流し、そのタイミングで先頭集団からアタックがかかり始めた。最終周回へと入り、2選手が先頭集団から抜け出す展開となり、カノラらの追走集団はいったんメイン集団に吸収された。メイン集団でもアタックが頻発し、終盤にはトレーニー(研修生)のフィリッポ・フィオレッリが力強い走りで追走を仕掛けるシーンもあった。

そして残り1kmでカノラの集団は先頭を吸収することに成功。これまでの激しい攻防により、集団はわずか18名に絞られていて、チームメイトの素晴らしい献身的な走りにより、チャンスを得たカノラが残り300mからスプリントを開始して先着。カノラは今大会第1ステージ、ゴールスプリント時に落車し全身を負傷。この日も包帯が残る痛々しい身体だったが、満面の笑みで表彰台の頂点に立った。

チームのエースを担うカノラだが、2017年のジャパンカップを最後に勝利に恵まれず、1年半以上ものあいだ、あと一歩のところで悔しい思いを積み重ねてきた。満身創痍の状態ながらも、勝利への執念でつかんだこの日の勝利をカノラはとても喜んでいて、「これで今までのよくなかった時期を終わりにしたい」とコメント。またチーム全員が全力を尽くして作り上げたレースが勝利につながり、チーム全員にとっても素晴らしい勝利となった。

マルコ・カノラのコメント

3日前の落車のあとは、心身ともにドン底で、まさか今大会で勝つことができるなんて思ってもいなかった。また勝利することができて、この勝ったときの素晴らしい気持ちを取り戻すことができて本当にうれしく思う。危険な逃げを捕まえるためにチームメイトたちは本当に力を尽くしてくれた。彼らに勝利で恩返しすることができてよかった。最後のスプリントでは、気持ちがコントロールできていたので、冷静にスプリントを仕掛ける最善のタイミングをしっかりと見極め、残り300mで開始した。今大会に向けて、非常にいい調子だったが、落車のあとは夜もしっかり眠れないような状態だった。今回の勝利をこれまでのよくない期間を終わらせる転機にしたい。

初山翔のコメント

15時間の時差がある地でのレースというのはかなり稀で高地ということも合わせて、現地入りしてからかなり感触が悪い日々が続いていた。理想を言うならばレースまで2週間ほどの順応期間が欲しいところだが、現地入りして5日間でレースだったのでいたし方のないところだと思う。 それでも日に日に体調もよくなり、今日いい報告をすることができた。

自分たちのチームが勝負できるステージは数多くなく、今日に賭けていたといっても過言ではない。 エースをカノラ一本に絞り、自分たちで集団をコントロールすることにスタート前から決めていた。 想定より人数の多い逃げが決まり、たった3人での追走は困難を極めたが、全力を尽くし、エースはそれに応えてくれた。

自分がチームに貢献できたと自信を持って言えるときのチームの勝利は自身の勝利のように嬉しい。 チームの皆に感謝している。 明日からもレースは続くが今日ように、力を尽くさなくてはいけない場面で全力を尽くせるように、プロチームの一員だということを忘れずに走りたい。

マリオ・マンゾーニ監督のコメント

今日の目標は逃げを捕まえ、カノラで勝つこと。自分たちが勝ちたいと願い、勝つために集団をコントロールし、そして勝った。選手一人一人のコンディションがどうだったかはよくわからないが、とにかく選手全員が最高の仕事をした。カノラは今日のスプリントだけでなく、落車のあと、本当に辛い思いをして、そこからこの勝利をつかんだ。その過程は賞賛に値する素晴らしいもの。このようなレースができたことを幸せに思う。

フェリーチェ・ジモンディが海での水泳中に心臓発作で死亡

グランツールと呼ばれる三大ステージレースを全制覇したイタリア自転車界の英雄、フェリーチェ・ジモンディ氏が2019年8月16日に死亡した。イタリア南部にあるシチリア島の浜辺で水泳中に心臓発作を起こした。76歳。

フェリーチェ・ジモンディ氏 ©BettiniPhoto

ジモンディはプロデューとなる1965年のツール・ド・フランスで、前年に史上初の5勝を飾ったジャック・アンクティルが欠場するという幸運もあっていきなり総合優勝。ジロ・デ・イタリアでは1967、1969、1976年と3度の総合優勝。ブエルタ・ア・エスパーニャは1968年に制覇。そして1973年には世界選手権プロロードで優勝した。

グランツール全制覇はアンクティルに続く史上2人目の快挙。さらにミラノ〜サンレモ、パリ〜ルーベ、ジロ・デ・ロンバルディアなどのワンデーレースにも強く、イタリア自転車界で不動の地位を築いた。

最後のジロ・デ・イタリア制覇は34歳のとき。引退後は1980年代終盤にゲビスの監督を務め、その後はマルコ・パンターニが所属するメルカトーネウノチームの社長に就任。自転車メーカーのビアンキでも運営に参画。1988年のツール・ド・フランスでパンターニがジモンディ以来、33年ぶりのイタリア選手による総合優勝を遂げたときはシャンゼリゼの表彰台に登壇して喜びを分かち合った。

英国アパレルのヴェロビチが9月に東京でポップアップショップ

英国サイクルウエアブランドVelobici(ヴェロビチ)のPop Up Shopが9月20日(金)から22日(日)の3日間、JR原宿/メトロ明治神宮前駅から徒歩5分、竹下口やキャットストリートからすぐの「ROU ROU Play room」で開催される。

営業時間は20日(金) 12時~20時、21日(土)~22日(日)10時〜20時と、午前中や仕事帰りにも立ち寄れる時間設定となった。

欧州関税撤廃により8月に価格改定され、購入しやすくなった秋冬物を中心に、VBサコッシュやサイクリングボトル、英国VB特製ステッカーなどの小物も充実。

ROU ROU Play room

また秋に向けてヴェロビチの代名詞でもある英国製メリノウールのニットウエアなど、カジュアルラインも充実し、この季節におすすめの幅広いラインナップをそろえた。ヴェロビチのフルラインナップは通常大阪のショールームのみの展開なので、東京でのPop Up Shopは回を重ねるごとに注目度も増している。

21日(土)はファッションモデルで雑誌サイクルスポーツの連載で活躍中のVBアンバサダー石垣美帆さんが一日店長を務め、来場者のコーディネートを提案。石垣さんのトークイベントや記念撮影も前回同様に開催される。当日購入した人にはサイン入りVBサコッシュをプレゼント。

Vélobiciアンバサダーのモデル、石垣美帆さん

Velobici Pop Up Shop in 明治神宮前-ROUROU Play room
日程:2019年9月20日(金)~22日(日)
時間: 20日(金) 12時~20時 / 21日(土)~22日(日) 10時〜20時
場所:東京都渋谷区神宮前3丁目27-15 HIサンロード原宿ビル1F
裏原宿イベントスペース ROUROU Play room(JR原宿,メトロ明治神宮前駅徒歩5分)

●ヴェロビチのPop Up Shop in城崎MMMが9月7~8日開催

●Vélobiciウエアの試着記事
●Vélobiciの日本語ホームページ
●Vélobiciのfacebook

トレックがトレイルバイクの一番人気Fuel EXをフルモデルチェンジ

トレック・ジャパンが、トレイルバイクの一番人気、Fuel EXをフルモデルチェンジして発表した。

トレックの中で最も売れているフルサスバイクに、新たな特徴と大幅なアップグレードを加えた。新しいFuel EXは、マウンテンバイクのあらゆる最新テクノロジーを採用し、1台のバイクであらゆる走りを楽しみたい人に最適のパッケージとなっている。

フロントサスペンションは140mmとなり、130mmのリアトラベルと組み合わせ、効率的な登坂性能を損なわずに、よりテクニカルなトレイルにも対応できるようにした。この新しいトラベル量に合わせてジオメトリーも一新し、よりオールラウンドな走りに対応する。新モデルは旧モデルと比べてヘッドアングルが寝かされ、下りでの安定性が高まっている。シートアングルは立たせ、より効率的な姿勢でペダリングできる。

Fuel EX

他のトレックのフルサストレイルバイクと同じく、固定式のロワーショックマウントを採用し、より高強度のチェーンステーと効率的なペダリングを実現した。

カーボンモデルのダウンチューブには新型Domaneと同様、ストレージが設けられる

新型Fuel EXは、女性用モデルを展開する代わりに、全てのモデルでXS サイズを用意した。これにより、乗り手の性別、身長、走り方にかかわらず、フィットに優れたFuel EXが見つかる。

MとLサイズは、速くて走破性の高い29インチホイールを搭載。XSサイズは27.5インチホイールを搭載し、小柄な人でも操作しやすく、より適したスタンドオーバー高となるようにした。Sサイズには27.5と29の両モデルを用意。これは、このサイズのホイールサイズの好みが分かれることが調査からわかったため。

どのモデルもドロッパーポスト、ワイドレンジの1xドライブトレイン、グリップ力に優れた2.6インチタイヤを搭載。 カーボンモデルのダウンチューブには新型Domaneと同様、ストレージが設けられ、パックの重さやわずらわしさを気にすることなく、ツールなどを収納できる。さらなるカスタムを楽しみたい人のために、Fuel EXはProject Oneでも選べる。

Fuel EX 8

ロマン・バルデの2019シーズン終了…山岳賞獲得も来季に向け再考

AG2Rラモンディアルのロマン・バルデ(フランス)は所属チームと話し合った結果、2019シーズンを終了することになった。7月のツール・ド・フランスでは山岳賞を獲得したものの、総合成績では30分23秒遅れの15位。目標を果たせなかった。

2019ツール・ド・フランスに出場したロマン・バルデ ©A.S.O. Pauline BALLET

自分自身がリーチャージする必要がある

「ツール・ド・フランスでは山岳賞のジャージを獲得する喜びがあったけれど、2019年シーズンは自分自身で設定した目標に届かなかった」とバルデ。

「AG2Rラモンディアルの経営陣との個人的な反省と話し合いをして、その数日後、来シーズンにより強くなって戻るためには肉体的にも精神的にも自分自身を充電する必要があることがわかった。目標を達成するための競技レベルは、あらゆることで新鮮さを必要とするからだ」

今季のレース活動は行わないものの、残りの数週間は積極的な練習を継続し、2020シーズンのターゲットを目指していく。
「チーム、スタッフ、チームパートナー、そしてファンのみなさん、シーズンを通して私を信頼し、サポートしてくれたことに感謝します」と締めくくっている。

ロマン・バルデがシャンゼリゼにゴールし、チームメートと完走を喜ぶ ©A.S.O. Pauline BALLET

「ロマン・バルデはここ数シーズン、チームの中核となっている。プロとしてそのエネルギーと決意はなみなみならぬものがある」とチームのバンサン・ラブニュー監督。
「信念を持って獲得した山岳賞ジャージは、ツール・ド・フランスという厳しい闘いの中でチームのサポートを得て、スポーツマンとしてのバルデのすべての資質を証明したと思う。彼はこうしてチームリーダーとしての役割を十分に果たしたと言ってもいい」

チームの医療スタッフとバルデの今シーズンを分析し、2019年のレースに終止符を打つ必要があると判断した。
「2020年シーズンの日程を熟考し、その目標をバルデと一緒に決めていく。そのためにも今回のシーズン終了を決断した」と同監督。

2019ツール・ド・フランスで山岳賞を獲得したロマン・バルデ ©A.S.O. Pauline BALLET