弱虫ペダルを小説で読む。第8巻はチーム総北に緊急事態

児童書出版社の岩崎書店が「小説 弱虫ペダル8」、 2022年2月16日に発売した。原作:渡辺航、ノベライズ:輔老心。748円。

小説 弱虫ペダル8 原作渡辺航、ノベライズ輔老心

子どもたちの「活字離れ」をなんとかして食い止めたいという、児童書出版社としての切なる願いがあり、知名度が高く、ストーリーが抜群に面白い作品を、手に取りやすいカタチの「読み物」で提供しようということで、選び抜いた作品が秋田書店の大人気コミック「弱虫ペダル」

秋田書店の全面協力の下、スタートしたのが児童向けノベライズ版『小説 弱虫ペダル』シリーズで、今回は8巻目となる。 

小説 弱虫ペダル8

田所がついてこない! 最新第8巻の内容は

インターハイ2日目。スタートしたばかりのチーム総北に緊急事態発生。田所がついてこないのだ! その理由を知っている巻島は「おいていく」と言うが、坂道はなっとくできない。 

あきらめかけた田所の目の前に、見なれた黄色いジャージがあった。そこには坂道がすっくと立っていた。まぼろしではない。坂道と田所はチームに合流することができるのか!

いっぽう、箱根学園と京都伏見は苛烈なトップ争いを展開。この巻のもう一つの見せ場、箱根学園の新開と、京都伏見の御堂筋が対決! スプリントリザルトのゴール前、勝利はどちらに?

小説 弱虫ペダル8

書名:小説 弱虫ペダル8
・原作:渡辺航
・ノベライズ:輔老心
・出版社:株式会社岩崎書店
・ISBN:978-4-265-06578-3
・体裁:新書判(フォア文庫)
・定価:748円(本体680円+税)
・発売日:2022年2月16日
※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なる。 
・販売場所:全国書店、 ネット書店ほか

小説 弱虫ペダル 8 (フォア文庫) [ 渡辺 航 ]

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●小説 弱虫ペダルの特設サイト

でんじろう先生が自転車と科学をコラボ、チャリンコワールド2022

公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館は、米村でんじろうサイエンスプロダクションとともに、自転車と科学のコラボレーションイベント「技術と科学のCharinko WORLD 2022=チャリンコワールド2022」を2022年3月25日(金)から4月3日(日)まで科学技術館で開催する。

でんじろう先生

科学の目で自転車を分解し、五感を通して理解・体験できる

このイベントは、テレビや雑誌などでおなじみのおもしろ科学の伝道師・サイエンスプロデューサー米村でんじろう氏をはじめとする米村でんじろうサイエンスプロダクションとの共同企画。自転車発明の歴史をひも解きながら、それぞれの時代背景にリンクした発明品や文化などを交えて紹介し、科学の目で自転車を分解し、五感を通して理解・体験できる今までにない新しい形の特別展となっている。

バーチャル体験とクラフト体験

自転車発明の中で、その技術の進化の原点となった自転車競技について紹介。自転車や科学にまつわるステージショーなどの自転車コラボ企画、キッズたちに大人気ストライダーの試乗体験、19世紀後期に盛んに製作された前輪と後輪直径の大きく異なるオーディナリー型自転車に乗って記念写真撮影、おもしろ自転車の体験コーナー、身近なもの使って楽しく学べるクラフトコーナーなど、目玉企画が目白押し。 

チャリンコ・ヒストリー

企画は、さまざまな自転車の魅力を、自転車のファンだけにとどまらず、子どもたちから高齢者・若い世代・ファミリーとあらゆる皆様に伝え、自転車ファンを増やし、環境と健康増進、自転車文化の普及啓発に寄与することを目的としている。

●技術と科学のCharinko WORLD 2022(チャリンコワールド2022)公式サイト

自転車の安全利用に関する学習アプリ、GIGAスクール用学習ツール

一般社団法人自転車安全対策協議会が初めて自転車を利用する子どもやその保護者などに向け、自転車を利用する際に必ず理解をしておかなければならない各種ルールやマナーを簡単に楽しんで学べるように「みんなで学ぼう自転車安全運転学習アプリ」を開発し、2022年2月14日より提供を開始した。

国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議 第5回(2021年2月22日開催)」において「 GIGAスクール構想にも交通安全教育を取り組むべき」との意見が交わされたことを参考に、GIGAスクールの場で『自転車の安全利用に関する学習の機会を提供するために、無料で利用できる学習アプリ』の開発を検討。関係各位の協力を得て2月14日にリリースした。 

【監修】
羽原敬二(神戸大学 客員教授/関西大学 名誉教授)
国土交通省「自転車の活用推進に向けた有識者会議」委員
【資料提供】
オージーケーカブト、損害保険ジャパン

アプリ利用の対象者は初めて自転車を利用する児童・生徒とその保護者

アプリのコンテンツ
1.【児童・生徒向けクイズ】
自転車の安全利用に関するルールやマナーに関するクイズ8問
2.【保護者・監督者向け】
ヘルメット着用の重要性、 自転車賠償責任保険の必要性2問
8つの質問と2つの設問、合計10項目に答える。 
3.所要時間は、解説を含めて約10分から15分程度。 
4.自転車安全運転免許証の発行することができる。 
上記の10問全てを終了し、【自転車の安全利用に関する宣言】に賛同すると協議会の「自転車安全運転免許証」が発行される。 
4.個人情報について 
協議会は、 当該アプリご利用者の個人情報の取得は一切行いません。自転車安全運転免証の作成時に入力された個人情報(氏名や顔写真)は、利用のタブレット等端末内に保存されます。協議会は利用者の個人情報データは一切取得いたしません。 
5.   アプリ利用に関する費用について 
利用に関しては無償(無料)で提供 
アプリは、インターネットが繋がっている環境で利用可能。インターネット利用に関する環境等は各自で準備。またアプリの利用に伴う通信費は利用者の負担。 

●みんなで学ぼう自転車安全運転学習アプリ

コーダーブルームとSARISを同時に買うとどちらも3割引に

ワイズロード店頭とワイズロードオンラインで「KhodaaBloom + SARIS H3おトクな買い合わせキャンペーン」が開催される。

今回のキャンペーンは、KhodaaBloom(コーダーブルーム)のロードバイクもしくはクロスバイクとスマートトレーナー「SARIS H3」を同時購入すると、クーポンコードの利用で30%OFFとなる。ワイズロードオリジナルトレーナーマット(9800円)もセットとなる。

店頭での購入はもちろん、ワイズロードオンラインでは自宅への商品直送受け取りや、店舗受け取り予約も選べる。キャンペーンは新生活応援フェアのポイント付与対象外。

【オンラインでの購入方法】
キャンペーンサイトにアクセス
②スマートトレーナー「SARIS H3」と「ワイズロードオリジナルトレーナーマット」をカートに入れる
③希望の自転車をカートに入れて、カート画面でキャンペーンコードを入力
キャンペーンコード「ロードバイク用:KBH3」「クロスバイク用:KBCH3」

KhodaaBloom + SARIS H3おトクな買い合わせキャンペーン!!
実施期間:2022年2月9日(水)10:00~3月1日(火)10:00(店頭では2月28日まで)
対象商品:
【SARIS H3 ダイレクトドライブ・スマートトレーナー】
【ワイズロードオリジナルトレーナーマット】
【ロードバイク】「FARNA DISC 105-Bマット ブルー」「FARNA 105-B マット ブラック」「FARNA 105-B ホワイト」「FARNA DISC TIAGRA-Bマット ブラック」「FARNA TIAGRA-Bマット レッド」「FARNA TIAGRA-Bマット ガンメタ」「FARNA CLARIS -Bブルー」「FARNA CLARIS -Bブラック」
【クロスバイク】「RAIL DISCマット ブラック 」「RAIL DISC EXマリン ブルー」「RAIL 700マット ブラック」「RAIL DISCパール ホワイト」「RAIL DISC マット ダーク ブルー」「RAIL 700A マット ホワイト」「RAIL 700A マット ガンメタ」「RAIL ACTIVE ダークブルー」「RAIL ACTIVEネオンイエロー」「RAIL ACTIVEソリッドグレー」

自転車通販サイト【ワイズロードオンライン】

くまモンサイクリングは参加無料で熊本県特産品が当たる

熊本県が「旅スポオンラインマラソン・サイクリング大会」を開催。熊本県内各地域の観光地を実際に巡る「周遊コース」と、 好きな場所から参加できる「チャレンジコース」があり、期間中に専用アプリを使用して、健康に楽しく熊本各地を巡る大会。

2021年11月30日に策定した「熊本県スポーツツーリズム推進戦略 2021‐2023」 で 、スポーツとIoT 、熊本観光を組み合わせたスマート旅行・スポーツコンテンツの開発を推進。2022年1月17日に設立した「 くまもっと旅スポコミッション 」の設立記念イベントとしてする。

旅スポオンラインマラソン・サイクリング大会の概要
大会アプリを使用して、熊本県内の観光地を実際に巡る「周遊コース」と、好きな場所から参加できる「チャレンジコース」の2コース設定。期間中に走る・歩く・サイクリング をすることで熊本県の特産品が抽選でもらえる「オンラインマラソン・サイクリング大会」。 

周遊コース:走行スタートは熊本県内の観光地
チャレンジコース:走行コースは自由(県内外、好きな場所)

・エントリー/走行期間: 2022年2月3日(木)~2022年3月6日(日)
・参加費 :無料
・アプリダウンロード :iPhoneはApp Storeから、AndroidはGoogle Playからアプリ「くまもと旅スポオンラインマラソン・サイクリング大会アプリ」をダウンロード。 

・参加方法:専用アプリを起動したスマートフォンを携帯して、大会期間中の2022年3月6日までに走行。 
1.スマートフォンにアプリをダウンロード
2.ダウンロードが完了したら、参加登録画面からユーザー情報を入力 
3.参加したいコースや部門を選択して、好きなときに好きな地点を走る・歩く・サイクリング

・県産品プレゼント応募:コースに合わせた熊本県の県産品を抽選でプレゼント。1カ所クリアごとに1口応募できる。 
1.好きな周遊コース観光地やチャレンジコースのラン&ウォークまたはサイクリングで参加し 走行距離を1カ所クリアする。 
2.目標走行クリア後の各観光地やチャレンジコースの走行記録画面から「抽選に応募する」で応募可能。 
3.抽選で当たるコースに合わせた熊本の県産品は全部で9種類。 各地を巡って応募できる。 

●旅スポオンラインマラソン・サイクリング大会のホームページ

コロナが契機…自転車による都市開発が海外で加速化

イタリア随一の都市・ミラノが2020年4月21日、市内の道路35kmを再編する計画「ストラーデアペルト」を発表した。時速30kmの速度制限を設け、自動車用の車線を縮小してその分を自転車用の走行路や歩道空間の拡幅に充てるという計画だ。

ミラノのブエノスアイレス通りは自転車通行帯が拡幅される計画に

ミラノの都市計画、ストラーデアペルト

ミラノは新型コロナウイルスにより、イタリア国内で最も大きな被害を受けた都市のひとつ。15km圏内に140万人が居住する密集都市で、住民の55%が通勤に公共交通を利用している。全国的な都市封鎖で自動車の交通量も30~75%減少しているが、移動制限が緩和されると混雑した公共交通を避けて自動車を利用しようとする人の増加が懸念され、その抑制がねらいとされている。

平均通勤距離は4km以内であることから、自動車から自転車や歩行などの通勤形態への移行は可能だと見込まれている。ニューヨーク市の交通局長を務めたこともあるジャネット・サディク・カーン氏は、「都市をいかにリセットさせられるか、そのいい戦略を提示するという意味で、ミラン市の計画は非常に重要だ。道路を新しい目線で捉え、実現させたい結果にかなうものになっているかどうかを確かめられる千載一遇のチャンスだ。すなわち、ある地点間の車での移動がなるべく早い時間で可能になっているかということばかりではなく、誰もが安全に移動してまわれるようにもなっているのかということだ」などとコメント。

パリは330億円で自転車環境整備

フランスの首都パリでも、新たな計画の下、180km分の自転車専用道路が既存の全長1000kmにおよぶ専用道路に追加整備されている。増加が見込まれる自転車利用者のために、新たに数万カ所、駐輪場も整備されるとのことだ。また自転車による観光が増え 環境に配慮した移動手段が重視される中、パリは2026年までに都市全体を自転車利用者にやさしい街にするための2億5000万ユーロ(約330億円)のインフラ計画を発表した。

フランスでは自転車フレンドリー度を格付けする制度がスタート。パリで除幕式のひもを引くアンヌ・イダルゴ市町(右から3人目)とプリュドム(左から2人目) ©A.S.O.

北欧デンマークの首都コペンハーゲンは「世界一の自転車都市」と呼ばれている。さまざまなランキングで、コペンハーゲンは「世界で最も自転車に優しい都市」のトップに選ばれている。

2022年にはコペンハーゲンが初めてツール・ド・フランスのスタート地点になる。コペンハーゲンは都市レベルで自転車インフラが整備されていて、自転車が人々の日常に根付いているため スタート地点として選ばれた。環境に優しい移動手段、そして健康面でも注目を集める自転車の利用をいち早く推進し、魅力的な都市を実現した都市がコペンハーゲンだ。

コペンハーゲンは「世界一の自転車都市」を目指し、市民へのアンケート調査を積極的に実施し、市民が自転車に乗りたくなる街づくりに取り組んできた。現在、コペンハーゲンでは自転車が通学・通勤の交通手段の約50%を占めている。自転車は最も快適で速く便利な上に、低価格であり健康や環境にもいいため需要が高まっている。

世界一の自転車都市「コペンハーゲン」

1907年にはすでに欧州トップクラスの自転車都市であったコペンハーゲンは、1960年代後半にはマイカーブームの到来により、自動車を優遇する政策にシフトした。しかし、1970年代にオイルショックが起き、石油に依存しない交通手段として自転車が再び注目を浴びるようになった。また、交通事故の増加に伴い、自転車専用道路を設置すべきだというデモが行われるようになる。そこで、コペンハーゲンは1980年代から集中的に予算を投下し、基本的な自転車インフラを整備すると、それに伴って自転車利用者も増加した。

世界のサイクルシティ、コペンハーゲン ©PIXTA

現在、デンマークでは長距離列車・電車・メトロ・バスなどへの自転車持ち込みが許可されている。長距離列車に自転車を持ち込む場合は、チェックインして自転車の追加料金を支払う。コペンハーゲン市内を走る近距離電車(S-tog)・メトロ・バスへの自転車持ち込みは無料。また、駅のホームにはエレベーターが設置されていて、簡単に自転車を持ち込むことができる。

デンマークでは長距離列車・電車・メトロ・バスなどへの自転車持ち込みが許可されている ©PIXTA

1982~2001年に基本的な自転車インフラを整備した後、コペンハーゲンは自転車を市の施策の優先事項に位置づけ 10年計画を打ち立てた。さらに、「世界一の自転車都市」の確立を目指して「自転車ストラテジー(2011~2025年)」を実行中だ。現在、コペンハーゲンの「自転車ストラテジー」は「コペンハーゲン気候変動適応計画2025」のプロジェクトの一環でもあるという。

コペンハーゲン市内の通学・通勤の交通手段(2018年) 出典:コペンハーゲン市

世界的に気候変動への関心が高まるなか、2009年に「第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)」が開催され、コペンハーゲン市は「環境に優しい街づくり」という理念のもと「自転車ストラテジー」を加速させた。自動車に代わる交通手段として自転車の利用が増加すればCO2削減につながる。都市と地方を結ぶ「自転車用スーパーハイウェイ」45ルート(計746km)が完成すれば(2045年目標)、CO2排出量は年間1500トン抑えられるという。

コペンハーゲン市民が自転車を利用する理由(2018年集計) 出典:コペンハーゲン市

さらに、自転車は市民の健康維持にも役立つ。コペンハーゲン近郊で自転車利用率が10%アップすれば、病欠は10万9000日減少し、年間74億7400万円以上の経済効果が生み出されると予測されている。自転車推進プロジェクトは同時に環境保護や健康促進、経済効果にもつながるプロジェクトなのだ。 

●アプリケーションと連携できる電動アシスト自転車、 Connected Bike(コネクティッドバイク)のPR資料より