2018ツール・ド・フランス…伝統のラルプデュエズ、石畳も待ち構える

2018年ツール・ド・フランスのコースが10月17日、フランスのパリ国際会議場で発表された。第105回大会は7月4日にフランス中西部のバンデ県とペイドラロワール地方で開幕する。4年ぶりに前半がアルプス。中盤に中央山塊が待ち構え、後半がピレネーとなる。全23日間、総距離3329km。賞金総額3億2000万円。

「とても難しいツール・ド・フランスだ」
2017年の大会で3年連続4度目の総合優勝を果たした英国のクリストファー・フルーム(スカイ)はコースの全容が発表されるとフランステレビジョンの取材にこう語った。2018年は大会最多タイとなる5勝目をねらう。主催者はそれを阻止するかのように、フルームの得意な要素をつぶしていったコース設計とも取れる。

「北西部のブルターニュ半島を走るのは初めてだけど、常に風が強いので警戒している。開幕から8〜9日間も山岳がないので、マイヨジョーヌをここでボクが獲得するのは至難の業だ。一歩間違えればツール・ド・フランスのタイトルを序盤で失うことになる」

初優勝した翌年の2014年、フルームは北フランスの石畳の悪路で落車して骨折危険。その悪夢を再現させるかのように、第9ステージは北フランスに向かい、アラス〜ルーベ間には石畳が波状的に出現する。
「ボクは石畳のコースも好きなのでいい結果になるかも知れないが、非常にリスキーだ。メカトラブルに気をつけたい」
さらにピレネーには距離65kmという短いステージが設定された。「なにが起こるか分からない。だれもがここに集中し、アグレッシブな戦いになるだろう」とフルーム。

最大のライバルとして5月のジロ・デ・イタリアで初優勝したオランダのトム・デュムラン(サンウェブ)の名が挙げられる。第4ステージにチームタイムトライアルが設定されたが、サンウェブはその種目の世界チャンピオン。そして大柄でガッシリとしたデュムランは風と石畳に強い。フランス期待のロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)は、「最終週に獲得標高が5000mもある山岳ステージが待ち構えている。得意の上りで一気に首位をねらっていきたい」と自信を見せた。

バッティングセンター日本一決定戦…レッドブルがユニークなイベント企画

レッドブルは、バッティングセンターで開催するベースボール・バッティングコンペティション大会、Red Bull Batting ManiaのJapan Finalをアディダス ジャパンのサポートのもと、12月3日に東京の明治神宮外苑バッティングドームで日本初開催した。

redbullcontentpool

この大会は、中学生以上の2名1チームでバッティングマシーンの球(球速90km)に1名25球×2回挑戦し、あらかじめ得点が設定さられたゾーンに打球が入った合計点を競うというもの。

11月から12月まで関西、中部、関東のバッティングセンターで開催した予選にはのべ300チーム以上が参加し、勝ち上がった10チームがジャパン・ファイナルに出場。「神奈川大学じゅんちゃんず」が初代日本チャンピオンに輝いた。

redbullcontentpool

「神奈川大学じゅんちゃんず」は大会後、オリックス・バファローズの中島宏之と東京ヤクルトスワローズの山田哲人のチームと対戦して実力を確かめた。