新刊「俺たちはみんな神さまだった」…野蛮で非人道的な冒険だった大戦後2度目のツール・ド・フランス

書籍「俺たちはみんな神さまだった」が12月8日、翻訳物の自転車書籍を取り扱う未知谷(みちたに)から出版された。ベンヨ・マソ著、安家達也翻訳。2500円(税別)。

第二次世界大戦後2度目、1948年のツール・ド・フランスが舞台。レース形態は現在のツール・ド・フランスとほぼ同じものに定着していたが、当時はより野蛮で非人道的な冒険だった。この年のジーノ・バルタリ(イタリア)の完璧な総合優勝は敗戦国の政治的混乱まで鎮めた。

じつに人間臭く自由奔放なフランス一周、しかも大きな社会的影響力を持った旅。この特別なレースを、1ステージごと分析するドキュメンタリー。

著者のベンヨ・マソは1944年オランダ生まれ。専門は社会学。11世紀から13世紀の中世ヨーロッパの宮廷文化研究で博士号取得。自転車競技にも強い関心を持ち、本書は「自転車ファンのマソと社会学者のマソの合作」と高く評価され、自転車競技の古典的書物と見なされている。

訳者の安家達也(あんけたつや)は1956年東京生まれ。中央大非常勤講師。専攻はドイツ文学。著書に『ツール100話』、『ツール伝説の峠』、『ジロ・ディ・イタリア 峠と歴史』、訳書に『ロード競技トレーニング』、『トレーニング日誌』(いずれも未知谷)がある。

◆◆俺たちはみんな神さまだった / ベンヨ・マソ/著 安家達也/訳 / 未知谷

価格:2,700円
(2017/12/15 23:20時点)
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