NIPPOの初山翔、小林海、西村大輝がツール・ドラプロバンス参戦

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの2018シーズン2戦目、ツール・ドラプロバンスが南フランスのマルセイユ近郊を舞台に2月8日から4日間の日程で開催される。初山翔、小林海、西村大輝の日本人3選手が出場する。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの「ツールド・ラプロバンス」出場選手

同大会は2018年で3回目という新しいレースで、初日はプロローグとして5.8kmの個人タイムトライアル、3日目の第2ステージは山頂フィニッシュ、翌第3ステージはアップダウンに富む丘陵ステージとバリエーションに富んだステージ構成となっている。参加チームはフランス籍の2つのUCIワールドチームを筆頭に、8つのプロコンチネンタルチーム、合計16チームが出走する。

現役最後のシーズンを迎えるダミアノ・クネゴ

NIPPOは出走する7選手全員が今季初戦。チームキャプテンのダミアノ・クネゴと、司令塔を務めるアラン・マランゴーニがチームの柱となり戦っていく。日本人3選手に加え、エーススプリンターとなるエドアルド・グロスはチームでのトレーニングキャンプ終了後もスペインのカルぺで自主トレーニングを積み、コンディションをあげてきた。西村とダミアノ・チーマは研修生期間を経て、この大会がプロデビュー戦となる。

バレリオ・テバルディ監督とタッグを組む福島晋一監督にとって、プロバンスは現役引退後2年間過ごした馴染みの深い土地。土地勘を生かした采配が期待される。

初山翔

初山翔のコメント
長いシーズンの初戦。自分がどこまで走れるか若干の恐怖感もあるが、久しぶりにレースを走れることの楽しみのほうが大きい。レースレベルも高いので、まずは自分がどのくらいの位置にいるか再確認した上で、自分のできることを全うしたいと思う。

小林海(まりの)

小林海のコメント
長いようであっという間に終わるシーズンがまた始まる。1戦目はいつも不安だが楽しみでもある。レース中は今までよりも一歩踏み込み、チームの役に立つ走りをしたい。

西村大輝

西村大輝のコメント
2018シーズンの初戦を迎える。昨年、研修生としてレースを走られせてもらっていたが、チームと正式に契約をしてからは今回のレースが初となる。どのレースもハイレベルなのは当然だが、春先のレースは特に厳しいと聞いているので、監督やチームメイトの指示、アドバイスをしっかりと聞き、与えられた役割を果たせるように全力で走りたい。

福島晋一監督のコメント
参加する選手たちにとってはシーズン最初のレースになる。ポールリカールサーキットを一周するプロローグはマランゴーニとグロス、チーマにも期待したい。第1ステージは横風区間を経た後のスプリント。グロスを中心にチーム一丸となって勝利を狙いたい。第2ステージは山頂ゴール。クネゴはもちろん好調の小林にも期待したい。第3ステージは起伏にとんでいるが決定的なものではなく、スプリントになる可能性もある。西村、初山にも積極的に動いて見せ場を作れればと思っている。充実したカルぺでのトレーニングキャンプ後のレース。各選手のコンディションやチームワークが機能するか、よく見ていきたい。