2020ツール・ド・フランスの開幕地はニースに

2020年ツール・ド・フランスの開幕地が南フランス、地中海に面したニースに決まった。最後にツール・ド・フランスが訪問したのは2013年の第100回大会のときで、初日から3日間を地中海に浮かぶコルシカ島で過ごした後、大会4日目にニースに移動している。

©Atout France/Emmanuel Valentin

ニースのあるアルプマリティーム県をツール・ド・フランスが訪問したのは36回。1906年に、のちの総合優勝者ルネ・ポチエがステージ優勝した。開幕地となったのは1981年で、世界チャンピオンのアルカンシエルを着用したベルナール・イノーがスタートした。

2020年といえば東京オリンピックがある。毎年7月に23日間の日程で開催されるツール・ド・フランスが日程重複しないかが問題になる。東京オリンピックの開会式は7月24日(金)。25日(土)から29日までロード競技が行われて、男子ロードは最初の決勝種目として定着しているので25日。例年のように7月第1週にツール・ド・フランスが開幕すると、有力選手のほとんどは東京五輪に出られない事態となる。

今回の2020年ニース開幕の発表において、主催者ASOは開幕日を発表していないが、主催者系スポーツ紙のレキップWEB版は有料コンテンツで6月27日(土)開幕としている。おそらくはツール・ド・フランスが東京オリンピックに譲歩して開催期間を1週間前倒しすることが想定される。

2019年に開催される第106回ツール・ド・フランスはベルギーのブリュッセルで開幕。2018年のツール・ド・フランスは7月7日にフランス西部、ビスケー湾に面したノワールムーティエアンリルで開幕する。

©Atout France/Jean François Tripelon−Jarry

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