中島康晴は悔しい5位…ツアー・オブ・タイランド第2ステージ

ツアー・オブ・タイランドは4月2日、チャンタブリーからアランヤプラテートまでの173kmで第2ステージが行われ、キナンサイクリングの中島康晴が5位に入った。

ツアー・オブ・タイランド第2ステージで中島康晴が5位に入った ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

2日目は、初日ゴール地点のチャンタブリーから北上し、カンボジア国境近くのアランヤプラテートまでの173km。コース序盤の38km地点に4級山岳、73km地点と124km地点に中間スプリントが設定される。4級山岳以外にもうねるようなアップダウンが続くが、レースを大きく変化させるような厳しい登坂区間はない。

2日目は前日とうって変わって朝から晴れ。気温は30度を超える暑さの中でのレースとなった。

最初の4級山岳に向けて3人が先行。ミン・キョンゴ(韓国、ソウルサイクリングチーム)が先頭通過する。その後3人は吸収され、新たな逃げが形成されたが中盤までに再び吸収される。レース終盤の2回目の中間スプリントを前に、シマノレーシングチームの入部正太朗を含む4人の逃げ集団が新たに形成され、メイン集団との差は2分まで開く。メイン集団はフィニッシュに向けて追走し数秒差まで迫るが捕らえきれず、逃げ切った3選手でのスプリントを制した入部がステージ優勝を果たした。

キナン勢はメイン集団のスプリントで中島が5位フィニッシュ。あと少しのところで吸収しきれず、悔しさを露わにした。

ツアー・オブ・タイランド第2ステージ結果(173km)
1 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 3時間55分7秒
2 ジョージカミロ・カスティブランコ(コロンビア、チーム イルミネート) 0秒
3 サラウット・シリオンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム)
4 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) +4秒
5 中島康晴(KINAN Cycling Team)
6 パク・ソンベク(韓国、KSPO・ビアンキアジアプロサイクリング)
49 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
55 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
92 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 8時間14分4秒
2 サラウット・シリオンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム) +4秒
3 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +5秒
12 中島康晴(KINAN Cycling Team) +14秒
30 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +15秒
83 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
91 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)

スプリント賞
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 31pts
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) 25pts

マルコス・ガルシア

マルコス・ガルシアのコメント
今日は平坦なステージで、上りがなかったからあまり走りの感覚がよくなかった。調子はよくはないけれど、明日は頂上フィニッシュになるので、今日とは違うレースをしたい。

中島康晴

中島康晴のコメント
ちょっと危ない場面もあったけれどうまくまとめて、「最後のスプリントは今日は中島でやるぞ」とトマ(・ルバ)たちに言われたので、やるからにはしっかりやろうとスプリントに臨んだ。早めにコントロールしようかとトマに言われたけれど、チームは4人しかいないので待ってもらって、ラスト10kmからポジション確保を開始。残り5kmでは他に引くチームがなかったので、トマとサルバドール(・グアルディオラ)に引いてもらって、他チームが前方へと集まってきた残り3kmからはそれをサバいて前のポジションをキープしてスプリントに備えた。もし逃げていた3人を捕まえられたらトップ3に入れたので、悔しい。
明日は頂上フィニッシュなので、山に強いチームメイトが動きやすいように努めたい。自分はポイント賞2位なので、中間スプリントを逃げて取れればと思っている。

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