写真家オリビエロ・トスカーニがジロ・デ・イタリアを撮影…父の遺志を継ぐ

まだ無名だったベネトンを世界的ブランドに押し上げたイタリアの写真家オリビエロ・トスカーニがジロ・デ・イタリアの開幕地であるイスラエルのエルサレムを訪問し、初めて自転車レースを撮影する。父のフェデーレはかつてジロ・デ・イタリアに帯同していたカメラマンで、ファウスト・コッピやジーノ・バルタリといった名選手と親交があった。

オリビエロの父であるフェデーレ・トスカーニ(左)とイタリアの伝説的自転車選手ファウスト・コッピ

「1950年代、ボクの父はジロ・デ・イタリアを追うカメラマンだった。コッピやバルタリと友だちだったようで、いつか父のように自転車レースに関わりたいと願っていた。それが現実となったよ。現代のコッピやバルタリを撮影したい」とトスカーニ。

エルサレムでは広告キャラバン隊に交じって、選手から沿道のファンのために働くスタッフらを撮影していくという。レースがイタリアに渡ったのちもアッシジ、トレント、ベナリアレアレ、ローマでジロ・デ・イタリアに合流する予定だという。

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