キナンがクリテリウムとロードレースの2連戦で今季国内初勝利をねらう

キナンサイクリングは5月12、13日の両日、国内リーグ「J PROTOUR」のJBCF宇都宮シリーズ2連戦に出場する。

JBCF宇都宮クリテリウムに出場するキナンのメンバー ©︎KINAN Cycling Team

12日に行われる「JBCF宇都宮クリテリウム」には、山本元喜、山本大喜、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の5選手をセレクト。この大会は3月18日に開催された「JBCF修善寺ロードレース2日目」終了時のチームランキングによって各チームの出場枠が決定。この時点でJ PROTOUR不出場だったキナンはトップ10チームに与えられる6人の最大出場枠獲得はならず、下位チームに与えられる5人の出場枠で臨むことになった。数字上は不利な立場ではあるが、2017年のこのレースでは雨乞が2位となりトップシーンに躍り出た相性のいい大会。3kmのサーキットを20周回・60kmとスピード勝負必至のレースとあり、今回も雨乞を軸に戦術を組み立てていくことになる。

JBCF宇都宮ロードレースに出場するキナンのメンバー ©︎KINAN Cycling Team

13日の「JBCF宇都宮ロードレース」には、クリテリウムにエントリーしている5人に加え、椿大志、塚本一樹、中西健児がメンバー入り。チームにとっては今シーズンのJ PROTOURで初めて規定の最大出場人数である8人でレースに臨む。鶴カントリー倶楽部周辺に設けられる6.7kmのサーキットは、毎年10月に開催されるジャパンカップサイクルロードレースのコースと一部同じ。14周回・93.8kmで争われる。2017年は鶴カントリー倶楽部へと向かう上りでフィニッシュを迎えたが、2018年は逆回りとなり、周回残り約2.5kmからおおよそ1kmにわたる急坂が登場。いったん下り、再び急坂をこなした後、最後の1kmは緩やかなアップダウンを経てコントロールラインへ。優勝をかけた最終周回は、厳しい上りで絞り込まれた選手たちによる勝負となるものと思われる。

今回メンバー入りした選手のうち山本大喜はJ PROTOUR初参戦。2月にはミャンマーで行われたロードアジア選手権で、チームタイムトライアルとアンダー23(23歳未満)ロードレースの2冠を達成。その後は日本ナショナルチームの遠征でフランス・ベルギーを拠点に活動し、好調をキープしたままチームへと合流している。

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