ジロ・デ・イタリアが雪崩直撃で29人の犠牲者を出したリゴピアノホテルで献花

ジロ・デ・イタリアは2回目の休息日となった5月14日、地震で発生した雪崩が直撃し、宿泊客と従業員の29人が死亡したリゴピアノホテルを訪問。地元出身のバルディアーニCSFのジュリオ・チッコーネ(イタリア)らが雪崩事故の犠牲者に献花した。事故は2017年1月18日に発生した。15日に行われる第10ステージで事故現場近くを通過する。

バルディアーニCSFのジュリオ・チッコーネが雪崩事故の犠牲者に献花した © Marco Alpozzi – LaPresse

アブルッツォ州にあるグランサッソ山で流れが発生し、ふもとのファリンドラ町にある4つ星の豪華ホテルを直撃した。屋根の一部が崩落し、猛吹雪によって救援隊の到着も難航した。ローマの北東に位置するこのあたりは大地震が発生することもあり、2016年には震災で298人が死亡している。

「雪崩が発生した山はいつもトレーニングで走っていた。時には立ち止まってカラダをリフレッシュするために休憩したこともある。事故の発生を聞いたときは、自宅からほんの少しでいけるところでこんなことが起こるとは信じられなかった」とチッコーネ。
「あの事故以来、ボクはこの場所に来ていなかったが、明日のステージでは犠牲者の冥福を祈るために全力で走りたい」

雪崩の直撃で29人が死亡したリゴピアノホテルをジロ・デ・イタリア関係者が訪れた © Marco Alpozzi – LaPresse

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