デニス・テン選手を追悼する喪章をつけてツール・ド・フランス区間優勝

ツール・ド・フランス第14ステージでアスタナのオマール・フライレ(スペイン)が、強盗に刺殺されたカザフスタンの英雄デニス・テン選手を悼むため左腕に黒い喪章をつけて走行。ゴール前の激坂で先行していた選手を逆転して初優勝した。

フライレはカザフスタンの英雄デニス・テン選手を悼む喪章を左腕につけて走行。© ASO

デニス・テン選手は2014年ソチ冬季五輪のフィギュアスケート銅メダリスト。25歳。悲報を受けてカザフスタンチームは7月21日に行われたツール・ド・フランス第14ステージで所属選手全員が左腕に喪章をつけた。

最後の激坂を上るオマール・フライレ © ASO

フライレが所属するカザフスタン登録のアスタナチームはこの日、喪章をつけて走った。
「ボクたちはデニス・テンを追悼するため黒いリボンをつけて走った。スポーツ界でこれだけ悲しいストーリーはない。この勝利はカザフスタン国民に捧げたい」とフライレ。

フライレが第14ステージを制した © Luca Bettini/BettiniPhoto

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