中根英登が骨折の新城幸也に代わってアジア競技大会ロード代表に

アジア版のオリンピックとして開催されるアジア競技大会の男子ロードレース日本代表に、負傷した新城幸也(バーレーン・メリダ)に代わりNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登が選出された。男子ロードレースは8月23日にインドネシアのジャカルタ近郊で開催される。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登

4年に一度のアジア大会。18回目となる今回は8月18日から9月2日までインドネシアのジャカルタとパレンバンで開催される。そして今回は2020年の東京オリンピック前、最後のアジア競技大会となるため、例年以上に大きな注目を集めている。

自転車競技はMTB、ロードレース、BMX、トラックの各種目が開催される。ロードレースは個人タイムトライアルを含め、8月22日から24日までジャカルタ郊外のスバン(Subang)を拠点としたコースで行われ、男子ロードレースは23日10時スタート、150kmのコースで競われる。150kmのコースは平坦基調だが、フィニッシュ地点に向けてゆるく登っていくのが特徴。

日本からは別府史之(トレック・セガフレード)と新城が代表選手に決定していたが、新城が8月13日にオランダで開催されたビンクバンクツアー初日に落車し、ヒジを負傷。アジア競技大会への参加を見送る形となり、代わりに中根が代表選手に選出された。

中根は1月にミャンマーで開催されたアジア選手権にも日本代表として選出されていたが、体調不良によりレースに出走できなかった悔しさもあり、「今度こそは日本代表として日本の勝利のために全力を尽くして戦いたい」という。

アジア競技大会における日本人選手の成績は、近年では1998年タイ・バンコク大会で飯島誠、2010年中国・広州大会で宮澤崇史がそれぞれ銀メダルを獲得。日本人選手による優勝は1951年、1978年の2回。

中根英登のコメント

中根英登

急きょ、アジア競技大会の参戦が決まりましたが、まずはじめに、新城選手の早期回復を願っています。4年に1度のアジア大会で日本代表選手として戦えることを光栄に思います。また日本代表のエース・新城選手の代わりとして自分がレースを走るということに大きなプレッシャーを感じていますが、そのプレッシャーを力に変えて、自分の持ち味を発揮する準備はできています。日本代表チームが優勝できるよう頑張ります!

第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)
開催期間/2018年8月23日(木)ロードレース男子
開催国/インドネシア
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