新田祐大がわずかの差で金を逃す…アジア競技大会男子ケイリン

ジャカルタ・アジア大会は14日目、自転車競技の最終日となる8月31日に男子ケイリンが行われ、新田祐大(日本競輪選手会福島支部)が銀メダルを獲得。脇本雄太(日本競輪選手会福井支部)が5位になった。

アジア競技大会男子ケイリン ©2018 JCF

2選手は1回戦をそれぞれ首位、2回戦を新田が1組2位、脇本が2組1位で決勝へと勝ち上がり、決勝では最終周回に入って新田が先行。ゴールライン直前で勝者となるジャイ・アングスタサウイット(タイ)に抜かれ、僅差での2着となった。

アジア競技大会男子ケイリンで2位になった新田祐大(左) ©2018 JCF

新田祐大のコメント
今大会のチームスプリントで自己ベストが出たので、最終日のケイリンに向けて高いモチベーションをもっていた。決勝では落ち着いて、力を発揮することだけを考えて走った。思ったような展開にはならなかったが、残り1周回で自分の力を出そうと思っていて、それはうまくいったが、最後に抜れてしまった。ゴールライン直前で、抜き返すべくハンドルを投げたがわずかに届かなかった。今大会への出発直前に落車したが、コーチに「出たいと思っているなら出るべき」と言ってもらい、そう思ってくれる監督や、現地に来てから完璧な状態に調整していただいたスタッフ、ここに来れなかった仲間のためにも必ずメダルを取りたいと思っていた。

アジア競技大会男子ケイリンを走る新田祐大(右から2番目)と脇本雄太(左) ©2018 JCF

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