アレハンドロ・バルベルデが2018最優秀自転車選手賞のベロドールを初受賞

スペインのアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)が2018年の自転車最優秀選手として「ベロドール」を初めて受賞した。38歳で世界選手権ロードを初めて制したのをはじめ、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャで積極果敢な走りを見せた。

アルカンシエルを着用したアレハンドロ・バルベルデ © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

ベロドール(Vélo d’Or)。ベロは自転車、オールは金という意味のフランス語で、直訳すれば「金の自転車」。サッカーの「バロンドール」がフランスのサッカー専門誌「フットボール」が企画した最優秀選手賞であることは知られているが、「ベロドール」は自転車専門誌「ベロマガジン」の企画。そしてこの両誌はフランスのメディアグループ「ASO」が発売元となる。

ASOはツール・ド・フランス主催組織であり、ブエルタ・ア・エスパーニャの運営にも参画する。そのためベロドール賞をツール・ド・フランス総合優勝者が受賞することが多いのだが、バルベルデに限ってはグランツールでの総合優勝争いから世界チャンピオンを目指す戦いまで常にキーとなる選手で居続け、だれも異論は唱えない。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージを走るバルベルデ © Luis Ángel Gómez

同賞は1992年に始まったが、それ以前にも同じような最優秀選手賞は存在した。「シュペールプレスティージュ・ペルノー」という名称で、1958年から1988年までシーズン最優秀選手を選出して表彰した。ペルノーはパスティス酒のメーカーで、スポーツイベントに酒造会社が協賛できなくなったことで同賞も消滅。その後はUCI(国際自転車競技連合)がロードレースW杯の総合優勝者を最優秀選手とした時代があり、現在のベロドールにいたる。また1958年をさかのぼればツール・ド・フランス創始者のアンリ・デグランジュの名前を冠した最優秀賞もあった。

アルカンシエルのアレハンドロ・バルベルデ © LaPresse -GM D’Alberto

過去のベロドール受賞者
1992 ミゲール・インデュライン(スペイン)
1993 ミゲール・インデュライン(スペイン)②
1994 トニー・ロミンゲル(スイス)
1995 ローラン・ジャラベール(フランス)
1996 ヨハン・ムセウ(ベルギー)
1997 ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)
1998 マルコ・パンターニ(イタリア)
2002 マリオ・チポッリーニ(イタリア)
2005 トム・ボーネン(ベルギー)
2006 パオロ・ベッティーニ(イタリア)
2007 アルベルト・コンタドール(スペイン)
2008 アルベルト・コンタドール(スペイン)②
2009 アルベルト・コンタドール(スペイン)③
2010 ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
2011 フィリップ・ジルベール(ベルギー)
2012 ブラッドリー・ウィギンス(英国)
2013 クリストファー・フルーム(英国)
2014 アルベルト・コンタドール(スペイン)④
2015 クリストファー・フルーム(英国)②
2016 ペテル・サガン(スロバキア)
2017 クリストファー・フルーム(英国)③
2018 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
1999、2000、2001、2003、2004受賞のランス・アームストロングは薬物使用のためはく奪。丸囲み数字は複数受賞数

アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)

プロジェクトKが新型カーボンロードフレーム、015PhantomDuoを発売

サイクルコミュニティーProject-K(千葉県市原市)は、新型カーボン製ロードフレーム、015 PhantomDuo(ファントム デュオ)の販売を開始する。

015PhantomDuo

015 PhantomDuo
素材 カーボンファイバー(T700)
重量 フレーム:1080g フォーク:390g
展開サイズ XS(390) S(460) M(490) L(520) XL(550)
BBサイズ BB86
内容品 フレーム+フォーク+シートピラー+交換エンドほかアクセサリー類
価格 16万円(税別)

フレーム+フォーク+シートピラー+交換エンドなどアクセサリー含めて16万円(税別)

前後エンドを交換すれば12mmスルーアクスルと従来のクイック方式が選択できる
ディスクブレーキとスルーアクスル過渡期の現在において多様な組み合わせができる

特徴
1:空気抵抗の軽減を目的としたエアロフレーム形状。前方からの空気の流れだけではなく、斜め前方からの空気の流れを考慮したフレーム形状を採用している
2:ディスクブレーキとキャリパーブレーキ(RはBB下ダイレクトマウント方式)を選んで組み立てることが可能
3:前後エンドを交換することにより12mmスルーアクスル(12X100 12X142)と 従来のクイック方式(9X100 10X135)の選択が可能。これにより、ディスクブレーキおよびスルーアクスル過渡期の現在において、多様な組み合わせでバイクを組み立てることが可能に
4:メカニカルシフト&Di2・EPSコンパチブル
5:カラー・デザインオーダー可(アップチャージあり、応相談)

●サイクルコミュニティーProject-K

015PhantomDuo

「生まれ故郷がゴール」バルデ、「リスクと可能性が共存」ラトゥールが2019コースを分析

フランスのAG2Rラモンディアルに所属するロマン・バルデとピエール・ラトゥールが2019ツール・ド・フランスのコース発表を受けて、それぞれの見解を発表した。

2018ツール・ド・フランス新人王のピエール・ラトゥール

●ピエール・ラトゥール
200km以上の長いステージが多く、難易度の高いステージもある。全般的に峠も多い。つなぎとなるステージも長距離で、なにが起こるか分からない。チャンスを失うリスクもあるし、夢をつかむ可能性もある。ファンにとっては興味深いコースになったが、毎日注意を怠らないで走らないとすべてを失ってしまいそうだ。

●ロマン・バルデ
とても美しいコースで、印刷物で地図を見る限りではとても難しい。そこそこの難易度の山岳が中程度の山岳ステージにあるけど、かなりトリッキーなのでどんな結果になるかは不確かだ。
イゾアール、ツールマレー、ガリビエ、イズランといった標高の高い神秘的な峠が集められた。有力選手の間であっという間にタイム差が開いていきそうな予感がする。
タイムトライアルはレースの早い段階に設定されていて、最終日前日に設定された前回のように総合成績を確定させるものではなくなった。

ロマン・バルデ

うれしいのはボクがいつも使っていた道をレースが通過すること。とりわけ生まれ故郷のブリウドにゴールするなんて、熱心なサイクリストが多いこのオーベルニュ地方の大きな喜びだ。2年前もそうだったけど、ボクの庭でレースをするんだからいいパーティーになりそうだ。

⚫関連ニュース

2019ツール・ド・フランスのコース発表【動画を追加しました】

⚫最新ニュースへ

アスタナが2018シーズンをフィニッシュ…33勝、表彰壇上に62回

アスタナチームが10月21日に開催されたツアー・オブ・広西の最終日をもって2018シーズンを終えた。シーズン通算で33勝。そして表彰台に合計62回登壇することになり、まずまずのシーズンとなった。

ツアー・オブ・オマーンではアレクセイ・ルツェンコが総合優勝 © Luca Bettini/BettiniPhoto

アスタナチームとしての優勝は30。アジア競技大会にカザフスタンのナショナルチームとして出場し、優勝したアレクセイ・ルツェンコらの3勝を加える。

最も輝かしい優勝は7月のツール・ド・フランス。第14ステージをオマル・フライレ(スペイン)が、第15ステージをマグヌス・ニールセン(デンマーク)が連勝したこと。ツール・ド・ロマンディではヤコブ・フルサング(デンマーク)とフライレがステージ優勝した。またコロンビアのミゲルアンヘル・ロペスがジロ・デ・イタリアで総合3位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位と躍進した。

UCIワールドツアーではチームランキング6位。またUCIアジアツアーランキングでもカザフスタンの1位を後押しした。

コスプレ参加可の第8回ワイズカップ彩湖エンデューロがエントリー開始

日本最大級のスポーツサイクル専門店Y’s Road(ワイズロード)を展開するワイ・インターナショナルが、2018年12月1日(土)に埼玉県彩湖で「第8回ワイズカップ彩湖エンデューロ、同時開催第16回Sports Bike Demo2018 in埼玉」を開催。スポーツエントリーでエンデューロの一般参加者募集を開始した。初心者にやさしい、初心者大歓迎のレースだ。

カリスマコスプレイヤーも登場

第8回ワイズカップ彩湖エンデューロ
主催:スポーツバイクデモ実行委員会(株式会社ワイ・インターナショナル)
開催日時:2018年12月1日(土) 8:30~13:00 (受付開始7:00〜)
開催場所:彩湖・道満グリーンパーク 埼玉県戸田市
※募集枠に達し次第、募集は終了

1チームの参加人数は10名までというエンデューロ

ワイズカップの舞台は、都心からのアクセスも車で30分と良好な『埼玉県戸田市彩湖・道満グリーンパーク』。人造湖の彩湖を巡る一周約5kmの周回コースを4時間の制限時間内にどれだけ多く周回できたかを競う。
「レースって興味はあるけど、何だか敷居が高くて」
「競うことよりも、エンジョイできるレースがいいなあ」
というサイクリストも多いはずだが、ワイズカップは『楽しんだ者勝ち』のエンジョイレース。

ワイズカップの舞台は都心からのアクセスもいい彩湖・道満グリーンパーク

●特徴その1:気軽に参加できる!
参加費は破格の1チーム2名1万円から、8名以上は3万円で均一ととってもお得な設定。1チームの参加人数は10名まで。「ワイズロードご愛顧のみなさまに日ごろの感謝を込めてのバリュープライスでの設定」という。より多くの人に参加してもらうため、1チーム2名以上の募集。

●特徴その2:全チームが表彰対象!豪華賞品!がもらえちゃう!
ワイズカップっていうくらいだから、「ワイズロード」主催のレースイベント。ということは小売店主催。つまり取引先の自転車メーカーからたくさんの協賛品=賞品が集まるということ! 2018年も全チームが表彰対象で、もちろん上位入賞者も表彰されるがレースが早くなくても豪華景品がもらえるチャンスがどのチームにもある。なにが当たるか、内容は順次ホームページにて発表。

●特徴その3:近い!都心から車で30分!
レース会場は人里離れたところにあるのが常だが、ワイズカップは違う! 都心からわずか30分の埼玉県戸田市の荒川沿い、彩湖道満グリーンパークで開催される。「東京外環自動車道」なら「美女木八幡交差点」から1km、「新大宮バイパス」なら「美女木交差点」から0.6km。

■第8回ワイズカップ彩湖エンデューロ エントリーサイト

競うことよりもエンジョイできるレース

第16回Sports Bike Demo2018 in埼玉の実施概要
開催日:平成30年12月1日(土)7:00~15:00 雨天決行
会場:埼玉県戸田市彩湖・道満グリーンパーク多目的広場 埼玉県彩湖周遊道路 全長約5km
主催:株式会社ワイ・インターナショナル スポーツバイクデモ実行委員会
予定来場者数:7000人
■Sports Bike Demo埼玉ブログ
■ワイズロードのポータルサイト
■店舗情報
■彩湖・道満グリーンパーク(開催会場)案内サイト

ワイズカップは楽しんだ者勝ちのエンジョイレース

⚫最新ニュースへ

人気のRENEGADE EXILEに新色が登場…ジェイミスのアドベンチャーバイク

ジェイミスのRENEGADE EXILE(レネゲード・エグザイル)に新色が登場。2015年の発売以来、爆発的な人気を誇るRENEGADEシリーズの末っ子RENEGAE EXILEに新色ANO PALLADIUMが追加された。

RENEGAE EXILEに新色ANO PALLADIUMが登場

RENEGADEとは
遠くのトレイル、河川敷、街中のちょっとした悪路。アドベンチャーは日常のちょっとしたところにも存在する。RENEGADE(レネゲード)ならあらゆる路面をそのまま走ることができる。36Cの太いタイヤ、天候に左右されない制動力を持つディスクブレーキ。これらの性能は走破性の高い走りを実現。キャリアやラックを取り付けるダボも標準装備されていて、さまざまなオプションが取り付けられる。カーボン、クロモリ、アルミと3素材、8モデルから選択できるのも魅力。

●RENEGADEはあなたのアドベンチャーを切り拓く

今回追加されたのは、RENEGADE EXILE(9万9900円)。RENEGADEシリーズの末っ子だ。入門機ながら、5ボトルケージ台座、36Cタイヤなど基本的な装備は上位機種と同じ。カラーは新色のANO PALLADIUM。これにより全3色の展開になる。秋の小春日和をRENEGADEでサイクリングするのもいい。

RENEGADE EXILEの詳細サイト

RENEGAE EXILE ANO INFERNO
RENEGAE EXILE ANO BLACK

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レースはアルプスの最難関

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツールの2019年コースが発表された。世界トップクラスのプロ選手が走るツール・ド・フランスでは最終日前日の7月27日に開催されるアルベールビル〜バルトランス間の第20ステージがコースとなり、エタップ・デュ・ツールそのものは7月21日に開催される。日本からの参加者も受け付けを開始した。

© ASO/Manu MOLLE

エタップ・デュ・ツールは29回目の開催。1万5000人の一般参加者がプロ選手に先がけてアルベールビル〜バルトランス間135kmに挑むことになる。コースには標高1968mのコルメドロズラン、1190mのロンジュフォワの丘があり、最後は距離33km・平均勾配5.5%の上り坂を走って標高2365mのバルトランスにゴールする。

距離135kmで獲得標高は4563m。2019ツール・ド・フランス最終日前日の勝負どころだ

日本からはオフィシャル旅行エージェンシーの国際興業から参加申し込みができる。参加費は3万円。2018年までは「エタップ・デュ・ツール参戦ツアー」を催行していたが、参加者の多様なニーズに対応するため手配旅行形式へ変更した。航空券やホテルの手配、参戦アドバイスなど気軽に相談できる。
●国際興業のエタップ・デュ・ツールサイト

2019ツール・ド・フランスのコース発表【動画を追加しました】

2019ツール・ド・フランスのコースが10月25日、フランスのパリ国際会議場で発表された。第106回大会は7月6日に隣国ベルギーのブリュッセルで開幕。大会3日目にフランス入りし、反時計回りに一周。前半が中央山塊、中盤がピレネー、後半がアルプスとなる。

2019ツール・ド・フランスのコース

2019年は大会最多の5勝を誇るベルギーの英雄エディ・メルクスの大会1勝目からちょうど50年の節目となる。また2019年は総合成績の首位選手が着用する黄色のリーダージャージ、マイヨジョーヌが制定された1919年から100年となる記念の大会。

●2019ツール・ド・フランスのコース
7月6日 第1ステージ ブリュッセル(ベルギー) 192km
7月7日 第2ステージ ブリュッセル 27km(チームタイムトライアル)
7月8日 第3ステージ バンシュ(ベルギー)〜エペルネ 214km★
7月9日 第4ステージ ランス〜ナンシー 215km
7月10日 第5ステージ サンディエデボージュ〜コルマール 169km★
7月11日 第6ステージ ミュルーズ〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユ 157km★★★
7月12日 第7ステージ ベルフォール〜シャロンシュルソーヌ 230km
7月13日 第8ステージ マコン〜サンテティエンヌ 199km★
7月14日 第9ステージ サンテティエンヌ〜ブリウド 170km★
7月15日 第10ステージ サンフルール〜アルビ 218km
7月16日 休日
7月17日 第11ステージ アルビ〜トゥールーズ 167km
7月18日 第12ステージ トゥールーズ〜バニェールドビゴール 202km★★
7月19日 第13ステージ ポー〜ポー 27km(個人タイムトライアル)
7月20日 第14ステージ タルブ〜ツールマレー 117km★★★
7月21日 第15ステージ リムー〜フォワ 185km★★
7月22日 休日
7月23日 第16ステージ ニーム〜ニーム 177km
7月24日 第17ステージ ポンデュガール〜ガップ 206km★
7月25日 第18ステージ アンブリュン〜バロワール 207km★★★
7月26日 第19ステージ サンジャンドモリエンヌ〜ティーニュ 123km★★★
7月27日 第20ステージ アルベールビル〜バルトランス 131km★★★
7月28日 第21ステージ ランブイエ〜パリ・シャンゼリゼ 127km
★は難易度

2019ツール・ド・フランスのポイント
●イズラン峠 Col de l’Izeran (Alpes)

標高2770mのイズラン峠はクルマが越えられる峠としてはアルプス最高峰。ゴール地点は中継車両が駐車する広大なスペースが必要なので、イズラン峠にゴールが設定されたことはなく、過去の大会ではすべてコース途中に通過。山岳カテゴリーは超級。

今中大介が日本人プロとして初出場した1996年は、第9ステージの勝負どころとしてイズラン峠越えが設定されていたが、寒波の襲来で季節外れの冠雪。選手は車両で峠を越え、距離を短縮してスタート。ところがその先のガリビエ峠も通行不能となり、ゴールまでわずか46kmという地点からレースが再々スタート。この常識外れのステージでアタックを成功させたビャルネ・リースが優勝。総合成績でも首位に立ち、そのときのアドバンテージを利して最終的に総合優勝した。

ラプランシュ・デ・ベルフィーユにゴールした2012年の第7ステージ。ウィギンスのアシストだったフルームが初優勝した

●ラプランシュ・デ・ベルフィーユ La planche des belles filles
ボージュ山地の国立公園内にあるスキーリゾート。かつてはラプランシュという炭鉱があり、その山の上にスキーで滑れる場所を作った。2019年で4度目のツール・ド・フランス登場となるが、2012年、2014年、2017年と常に大会前半の最初の山岳として登場し、すべてこのラプランシュ・デ・ベルフィーユの表彰台でマイヨジョーヌを着た選手が総合優勝している。

ラプランシュ・デ・ベルフィーユ。2014年の第10ステージはニーバリが優勝し、マイヨジョーヌ。そのままパリまで死守

2012年の第7ステージでは、ブラッドリー・ウィギンスのアシスト役だったクリストファー・フルームが初優勝。フルームがスパートしたのは残り300mで、それまでは献身的にウィギンスをけん引していたので、ウィギンスが首位に浮上し、マイヨジョーヌを獲得している。

2014年の第10ステージのときはビンチェンツォ・ニーバリが優勝し、マイヨジョーヌを獲得。ウィギンスもニーバリもそのままパリまで首位を死守している。

2017年の第5ステージはラプランシュ・デ・ベルフィーユ。アルーが優勝した

2017年の第5ステージはファビオ・アルーが優勝。フルームはわずかに遅れたものの、ここでチームメートのゲラント・トーマスからマイヨジョーヌを譲り受けた。その後いったんはアルーに首位を譲るが、最終的に総合優勝したのはフルームだ。

2017年第5ステージのラプランシュ・デ・ベルフィーユで、フルームはリッチー・ポートを抑えて先着。ここでマイヨジョーヌを獲得する
ラプランシュ・デ・ベルフィーユにゴールした2017年の第5ステージでフルームがマイヨジョーヌ。その後一度はアルーに譲るが最終的に総合優勝する

●ツールマレー峠 Col du Tourmalet (Pyrénées)
ツール・ド・フランスを世界最高峰の自転車レースとする転機となったのが、ピレネーにある標高2114mのツールマレー峠を採用したこと。1910年の第8回大会で当時の常識をはるかに超える4つの峠が設定された。その中で最過酷なのがツールマレー峠だ。周囲は針のように屹立した山岳が取り囲み、真夏でも天候が崩れれば降雪する。そんな過酷な条件が勝負どころとして定着し、大観衆が沿道を埋め尽くすようになった。ツールマレーはピレネーの重要な拠点であり、毎年のように登場することも人気の秘けつ。

ツール・ド・フランスにツールマレー峠ははずせない © ASO

普段はヒツジの鳴き声や牛の鈴が風に乗って聞こえてくるだけの美しい原野だ。1913年にフレームを欠損したウジェーヌ・クリストフが鍛冶屋に飛び込んで溶接したという集落サントマリー・ド・カンパンは東麓側に16.5km下ったところにある。

●プラダルビス Prat D’Albis (Pyrénées)
ピレネー山麓のアリエージュ県にある台地。標高1211mで、美しい大自然に囲まれ、ハイキングなどのアウトドアスポーツが盛ん。フォワからアクセスする。

⚫関連コラム
ツール・ド・フランスの全日程を現地で観戦するといくらかかる?

現地観戦してみようという人のために、2018ツール・ド・フランス取材時の観戦ノウハウを紹介した「記者日記」を🇫🇷2018ツール・ド・フランス特集ページに掲載しているのでぜひご覧ください。

🇫🇷ツール・ド・フランスを旅するテクを教えます…取材者日記スタート