井上亮がアタック一発で独走勝利…KINAN AACA CUP 2018 最終戦

キナンサイクリングがホストを務める東海地区のロードレースシリーズ「KINAN AACA CUP」は、10月27日に2018年シーズンの最終戦にあたる第11戦を実施。メインレースの1-1カテゴリーは、前半に形成された4選手による逃げグループが着々とリードを広げ、そのまま優勝争いへ。最終周回に入り、残り3kmを切ったタイミングでアタックを決めた井上亮(Magellan Systems Japan)が独走に持ち込んで優勝を決めた。

井上亮がアタック一発で独走勝利 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

今シーズンは悪天候による2度の中止があり、急きょ10月の追加開催が決定。新たにレース機会が設けられたことも幸いし、トップの1-1からビギナーでも参戦できる1-4カテゴリー、さらには個人TTと、多くのライダーがエントリー。東海地区のロードレースシーンのレベルアップを主目的としつつも、プロ・アマ、年齢・性別を問わずチャレンジできるレースが今回も繰り広げられた。

シリーズ主会場の長良川沿いのコースで実施されたレースに、キナンからは椿大志、塚本一樹、中西健児、山本大喜、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の7選手が出走。11月上旬に控える国際レース、ツール・ド・おきなわ(UCIアジアツアー1.2)を視野に調整段階にある国内プロチームからは、マトリックスパワータグも参戦。安原昌弘監督自ら“選手”としてレースに臨むなど、注目度の高い一戦となった。

前夜から降り続いた雨はスタート時に上がったものの、北からの風が強まり、周回前半が向かい風、後半は追い風というコースコンディション。それも関係してか、レース序盤は集団内での出入りが繰り返される状態。追い風を利用してスピードに乗せるも、向かい風区間で集団に戻されるなど、逃げ狙いの選手たちが悪戦苦闘する姿が目立つ。一時、椿を含む4選手がリードしたが、これも逃げグループ形成までは至らなかった。

その流れに変化が生まれたのは、6周回目。力のある4選手が集団から飛び出すと、後続との差を徐々に広げていく。リードする4人は、井上のほか、安原大貴(マトリックスパワータグ)、筧五郎(ロードレース男子部)、さらにキナンから中島。その差は最大で1分50秒近くにまで拡大した。

快調に飛ばす4人に対し、後続ではレース中盤に入って追走狙いの動きが散発。単独でのアタック、数人単位での追走グループ形成など、次々と選手たちが追撃を試みるがいずれも局面打開にはつながらない。

協調体制を保った先頭の4人は、後続とのタイム差を維持し、やがて逃げ切りが濃厚となる。十分なリードを持って残り1周を迎えると、最終周回の鐘と同時に安原がアタック。これを筧のみがチェックできず、優勝争いは3選手にゆだねられる。アタックを繰り返す安原に中島がすかさず対応。少し遅れて井上が追いつくといった構図。

そして、決定打は追い風となる周回後半に入った直後に訪れた。安原・中島が見合う隙を突いて井上がアタック。反応が遅れた2人を置き去りに、追い風を生かした井上がスピードに乗せる。プロ選手が多く参戦し、ハイレベルとなったレースを制したのは、最後の最後に独走に持ち込んだ井上だった。その後ろでは安原が中島を引き離し、井上を追い上げるも届かず。中島は3位、メイン集団から抜け出した選手たちによる追走は、ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が単独となり、最終的に4位でフィニッシュした。

優勝した井上は2018年の全日本選手権ロードレースで8位に入った実力者。普段はエンデューロなどで力を培っているといい、「これまで目立ったリザルトはなかったが、今回優勝できてうれしい」と笑顔。今後も実力派ホビーレーサーとして注目を集めそうだ。

中止分も含め、全11戦で争われた2018年のシリーズ総合成績では、中島が前節で年間1位を確定させていて、今回の3位で獲得した分も合わせてポイントを伸ばしている。年間総合表彰は、12月16日に開催されるサイクルエンデューロイベント「ヴェロフェスタ2018 in モリコロパーク」内で行われる。

そのほか、この日はキナンのサプライヤー企業のブースも複数出展。YONEXブースでは先ごろ発表されたエアロロードアイク「AEROFLIGHT」、MINOURAブースでは新作ハイブリッドローラー「FG542」といったニューモデルの展示が行われた。スポーツサプリメントの「ATHLETUNE」ブースではアイテム紹介のほか、各カテゴリーでの優勝の副賞出品などで協賛。

また、キナンの選手が講師を務める「レーススキルアップ講座」では、中西をメインに体幹トレーニングをテーマに実施。レベル向上を目指すサイクリスト以外にも、ファミリーでの参加など、誰もが気兼ねなく取り組むことのできるメニューを体験した。

ボートの全日本選手権男子エイトはNTT東日本が3年連続12回目の優勝

第96回全日本選手権の決勝が10月28日(日)に埼玉県戸田市の戸田ボートコースで行われ、各種目で優勝者・チームが決まった。男子エイトはNTT東日本が3年連続12回目の優勝を果たした。男子ダブルスカルはアイリスオーヤマが7年連続11回目の優勝と連覇を伸ばした。女子ではクォドルプルに日本代表選手が多くエントリ―したが、関西電力小浜が2年連続2回目の優勝を果たし、明治安田生命やデンソー、明治大学を抑えた。

●記録は決勝進出クルーのタイムと、クルーのシート順、出身校を記載。Sはストローク、Bはバウ、Cはコックス。

【女子シングルスカル】
1着 大石綾美(アイリスオーヤマ) 早稲田大 7分56秒74

2着 榊原春奈(トヨタ自動車) 早稲田大 8分00秒13

3着 坂井理夏(日本体育大学) 沼津東高 8分06秒61

4着 廣内映美(大阪市立大学) 関西大学第一高 8分18秒93

【女子舵手なしペア】
1着 立命館大学 7分48秒16
S 高野晃帆 日田三隈高
B 上京未来 鹿屋高

2着 戸田中央総合病院RC 7分53秒27
S 澤地栞莉 学習院大
B 浜田美咲 早稲田大

3着 富山国際大学 8分02秒54
S 佐伯美空 由利工業高
B 日高彩乃 妻高

4着 立教大学 8分12秒26
S 鈴木成美 石狩翔陽高
B 木下早苗 田辺高

【男子シングルスカル】
1着 荒川龍太(NTT東日本)一橋大 7分03秒95

2着 武田匡弘(関西電力美浜)美方高 7分15秒41

3着 大河原敦史(明治安田生命) 慶応義塾大 7分16秒41

4着 遠山秀雄(日本体育大学) 伏見工業高 7分20秒14

【女子ダブルスカル】
1着 トヨタ自動車 7分27秒56
S 福本温子 唐津商業高
B 川本藍 日本体育大

2着 鹿屋体育大学 7分31秒56
S 四方美咲 朱雀高
B 谷口智佳子 宇和島東高

3着 明治安田生命 7分37秒34
S 加藤笑 立教大
B 木野田沙帆子 早稲田大

4着 今治造船 7分42秒46
S 杉原参智 今治北高
B 小原有賀 筑波大

【女子舵手なしクォドルプル】
1着 関西電力小浜 6分49秒16
S 納田麻妃 若狭高
3 河原孝多 若狭東高
2 冨田千愛 明治大
B 白井里咲 美方高

2着 明治安田生命 6分51秒39
S 土屋愛 早稲田大
3 首藤多佳子 今治北高
2 上田佳奈子 慶応大
B 領木暦 関西大

3着 デンソー 6分51秒87
S 庄司祐美子 日本体育大
3 中条彩香 津商業高
2 山領夏実 熊本大
B 上総香子 神戸大

4着 明治大学 6分54秒69
a 瀧本日向子 館林女子高
3 成瀬歩美 恵那高
2 西田結惟 加茂高
B 高島美晴 米子東高

【男子舵手なしペア】
1着 チョープロ 7分07秒42
S 小野紘輝 仙台大
B 中島希世紀 仙台大

2着 NTT東日本 7分12秒07
S 内田達大 早稲田大
B 西知希 大阪府立大

3着 東北大学 7分13秒70
S 植竹寛弥 国学院久我山
B 加部祐太 高崎高

4着 日本体育大学 7分19秒92
S 名取公甫 諏訪清陵高
B 高野亮介 猿投農林高

【男子舵手つきペア】
1着 日本大学 7分41秒53
S 河津蒼摩 日田林工高
B 阿部杏輔 黒沢尻工業高
C 三輪拓斗 清風高

2着 明治大学 7分49秒19
S 鎌原康陽 岡谷南高
B 梅木遼太郎 日田高
C 佐藤俊 中野八王子高

3着 仙台大学 7分53秒53
S 藤岡駿平 高鍋高
B 古賀健嗣 大村城南高
C 兒玉紘明 高鍋高

4着 京都大学 7分58秒80
S 鈴木康太 浜松北高
B 若林陸 川越高
C 岩田健吾 巣鴨高

【男子ダブルスカル】
1着 アイリスオーヤマ 6分38秒68
S 西村光生 仙台大
B 大元英照 仙台大

2着 新日鐵住金 6分45秒80
S 佐藤翔 日本大
B 奈良和紀 日本大

3着 日本大学 6分55分85
S 福井修聡 清風高
B 嘉屋春樹 宮島工業高

4着 今治造船 7分00秒10
S 越智寛太 筑波大
B 岡部政憲 立命館大

【男子舵手なしフォア】
1着 関西電力美浜 6分37秒34
S 荒木祐作 日本大
3 長田福馬 小浜水産高
2 武田和樹 小浜水産高
B 田中雅人 美方高

2着 仙台大 6分39秒60
S 一瀬卓也 長崎明誠高
3 松浦大河 相生産業高
2 信夫涼 宮古高
B 渡部湧也 西会津高

3着 NTT東日本 6分40秒81
S 伊藤駿汰 日本大
3 杉崎高久 日本大
2 赤木貴昭 東北大
B 松尾昂太 中央大

4着 明治大学 6分42秒25
S 松木健汰郎 熊本学園大学付属高
3 木村奨 今治西高
2 古田直輝 米子工業高
B 茂見輝 熊本学園大学付属高

【男子舵手なしクォドルプル】
1着 日本大学 6分29秒83
S 野村大貴 潮来高
3 高橋創丸 新田高
2 春名祐希 桜宮高
B 江畠凜斉 青井高

2着 仙台大学 6分30秒37
S 阿部亮平 今治南高
3 齊藤渉 高石高
2 大嘉田拓実 宇和島東高
B 佐竹洸紀 阿賀黎明高

3着 日本体育大学 6分37秒32
S 小野寺紘都 佐沼高
3 六平人 東郷高
2 日田駿 熊本学園大学付属高
B 森田駿 宇和島東高

4着 同志社大学 6分45秒22
S 小島佑太 熊本学園大学付属高
3 西村雅親 膳所高
2 清水諒 宇部高
B 安藤優作 城南高

【男子舵手つきフォア】
1着 戸田中央総合病院RC 6分49秒69
S 田立健太 中央大
3 勝又晋一 立教大
2 根本拓海 立教大
B 小林雅人 日本大
C 立田寛之 日本大

2着 新日鐵住金 6分58秒29
S 中村拓磨 日本体育大
3 山本学人 日本体育大
2 原田拓馬 東海大
B 兼平隆次 日本大
C 山口順大 日本大

3着 仙台大学 7分00秒40
S 池田光輝 富士河口湖高
3 野口潔太 田名部高
2 佐々木海晟 宇和島水産高
B 小林克裕 長崎明誠高
C 松浦充孝 富士河口湖高

4着 明治大学 7分10秒33
S 菊池渉太 猿投農林高
3 佐々木心 田名部高
2 小野田実 越ケ谷高
B 蓮沼隆世 会津高
C 立野勝輝 猿投農林高

【女子エイト】
1着 立命館大学 7分06秒88
S 佐野ゆりな 中京大附属中京高
7 上京未来 鹿屋高
6 高野晃帆 日田三隈高
5 鈴木伶奈 酒田光陵高
4 木戸ひかり 桜宮高
3 伊関法子 宇和島東高
2 福原萌意 廿日市高
B 楠菜々子 美方高
C 佐藤美月 日田三隈高

2着 富山国際大学 7分11秒91
S 佐伯美空 由利工業高
7 日高彩乃 妻高
6 中島茉莉愛 大村城南高
5 鈴木里都 加茂高
4 佐藤愛実 日田三隈高
3 杉田さくら 宮崎商業高
2 中田楓 石狩翔陽高
B 吉田結友 長崎明誠高
C 浦川可奈子 大村城南高

3着 北陸電気工業 7分12秒86
S 高橋かほ 日本体育大
7 坂井理夏 沼津東高
6 大西花歩 大津高
5 鈴木亜由子 一橋大
4 滝澤明日花 富山国際大
3 飯星衿香 熊本学園大付属高
2 水谷愛 浜松湖南高
B 木佐貫あすか 富山国際大
C 田口美里 本荘高

4着 早稲田大学 7分23秒18
S 木下弥桜 和歌山北高
7 北村綾香 膳所高
6 米川志保 旭丘高
5 三浦彩朱佳 青森高
4 青木華弥 本所高
3 宇都宮沙紀 今治西高
2 尾嶋歩美 南稜高
B 南菜月 新潟南高
C 澤田夏実 小松川高

【男子エイト】
1着 NTT東日本 6分06秒10
S 高野勇太 中央大
7 大塚圭宏 日本大
6 中溝朝善 日本大
5 梶谷嶺 明治大
4 渡邉勝裕 仙台大大学院
3 三浦友之 仙台大
2 坂上煕英 日本大
B 林靖晴 中央大
C 佐々野大輝 東北大

2着 東レ滋賀 6分08秒50
S 志賀巧 日本大
7 福井康 洲本実業高
6 福田海人 仙台大
5 青松載剛 早稲田大
4 齋藤慶太郎 東北大
3 石田尚也 日本大
2 杉嶋俊幸 日本大
B 平井駿一 一橋大
C 寺坂和満 宇和島水産高

3着 トヨタ紡織 6分08秒57
S 阿部大貴 仙台大
7 池田裕紀 日本大
6 山尾圭太 山口大
5 塚本章良 明治大
4 澤田研太 小浜水産高
3 河津俊亮 中央大
2 安井晴哉 龍谷大
B 山口健太 日本大
C 藤原貴裕 大阪工業大

4着 中央大学 6分09秒20
S 宮浦真之 小松明峰高
7 岡田直樹 清風高
6 石塚慎之助 田村高
5 石橋圭二郎 清風高
4 久保如竹 保谷高
3 柏木裕葵 洲本高
2 塩田義峰 熊本学園大学付属高
B 是谷有輝 酒田東高
C 小島発樹 熊本学園大学付属高

アレハンドロ・バルベルデが2018最優秀自転車選手賞のベロドールを初受賞

スペインのアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)が2018年の自転車最優秀選手として「ベロドール」を初めて受賞した。38歳で世界選手権ロードを初めて制したのをはじめ、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャで積極果敢な走りを見せた。

アルカンシエルを着用したアレハンドロ・バルベルデ © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

ベロドール(Vélo d’Or)。ベロは自転車、オールは金という意味のフランス語で、直訳すれば「金の自転車」。サッカーの「バロンドール」がフランスのサッカー専門誌「フットボール」が企画した最優秀選手賞であることは知られているが、「ベロドール」は自転車専門誌「ベロマガジン」の企画。そしてこの両誌はフランスのメディアグループ「ASO」が発売元となる。

ASOはツール・ド・フランス主催組織であり、ブエルタ・ア・エスパーニャの運営にも参画する。そのためベロドール賞をツール・ド・フランス総合優勝者が受賞することが多いのだが、バルベルデに限ってはグランツールでの総合優勝争いから世界チャンピオンを目指す戦いまで常にキーとなる選手で居続け、だれも異論は唱えない。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージを走るバルベルデ © Luis Ángel Gómez

同賞は1992年に始まったが、それ以前にも同じような最優秀選手賞は存在した。「シュペールプレスティージュ・ペルノー」という名称で、1958年から1988年までシーズン最優秀選手を選出して表彰した。ペルノーはパスティス酒のメーカーで、スポーツイベントに酒造会社が協賛できなくなったことで同賞も消滅。その後はUCI(国際自転車競技連合)がロードレースW杯の総合優勝者を最優秀選手とした時代があり、現在のベロドールにいたる。また1958年をさかのぼればツール・ド・フランス創始者のアンリ・デグランジュの名前を冠した最優秀賞もあった。

アルカンシエルのアレハンドロ・バルベルデ © LaPresse -GM D’Alberto

過去のベロドール受賞者
1992 ミゲール・インデュライン(スペイン)
1993 ミゲール・インデュライン(スペイン)②
1994 トニー・ロミンゲル(スイス)
1995 ローラン・ジャラベール(フランス)
1996 ヨハン・ムセウ(ベルギー)
1997 ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)
1998 マルコ・パンターニ(イタリア)
2002 マリオ・チポッリーニ(イタリア)
2005 トム・ボーネン(ベルギー)
2006 パオロ・ベッティーニ(イタリア)
2007 アルベルト・コンタドール(スペイン)
2008 アルベルト・コンタドール(スペイン)②
2009 アルベルト・コンタドール(スペイン)③
2010 ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
2011 フィリップ・ジルベール(ベルギー)
2012 ブラッドリー・ウィギンス(英国)
2013 クリストファー・フルーム(英国)
2014 アルベルト・コンタドール(スペイン)④
2015 クリストファー・フルーム(英国)②
2016 ペテル・サガン(スロバキア)
2017 クリストファー・フルーム(英国)③
2018 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
1999、2000、2001、2003、2004受賞のランス・アームストロングは薬物使用のためはく奪。丸囲み数字は複数受賞数

アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)

プロジェクトKが新型カーボンロードフレーム、015PhantomDuoを発売

サイクルコミュニティーProject-K(千葉県市原市)は、新型カーボン製ロードフレーム、015 PhantomDuo(ファントム デュオ)の販売を開始する。

015PhantomDuo

015 PhantomDuo
素材 カーボンファイバー(T700)
重量 フレーム:1080g フォーク:390g
展開サイズ XS(390) S(460) M(490) L(520) XL(550)
BBサイズ BB86
内容品 フレーム+フォーク+シートピラー+交換エンドほかアクセサリー類
価格 16万円(税別)

フレーム+フォーク+シートピラー+交換エンドなどアクセサリー含めて16万円(税別)

前後エンドを交換すれば12mmスルーアクスルと従来のクイック方式が選択できる
ディスクブレーキとスルーアクスル過渡期の現在において多様な組み合わせができる

特徴
1:空気抵抗の軽減を目的としたエアロフレーム形状。前方からの空気の流れだけではなく、斜め前方からの空気の流れを考慮したフレーム形状を採用している
2:ディスクブレーキとキャリパーブレーキ(RはBB下ダイレクトマウント方式)を選んで組み立てることが可能
3:前後エンドを交換することにより12mmスルーアクスル(12X100 12X142)と 従来のクイック方式(9X100 10X135)の選択が可能。これにより、ディスクブレーキおよびスルーアクスル過渡期の現在において、多様な組み合わせでバイクを組み立てることが可能に
4:メカニカルシフト&Di2・EPSコンパチブル
5:カラー・デザインオーダー可(アップチャージあり、応相談)

●サイクルコミュニティーProject-K

015PhantomDuo

「生まれ故郷がゴール」バルデ、「リスクと可能性が共存」ラトゥールが2019コースを分析

フランスのAG2Rラモンディアルに所属するロマン・バルデとピエール・ラトゥールが2019ツール・ド・フランスのコース発表を受けて、それぞれの見解を発表した。

2018ツール・ド・フランス新人王のピエール・ラトゥール

●ピエール・ラトゥール
200km以上の長いステージが多く、難易度の高いステージもある。全般的に峠も多い。つなぎとなるステージも長距離で、なにが起こるか分からない。チャンスを失うリスクもあるし、夢をつかむ可能性もある。ファンにとっては興味深いコースになったが、毎日注意を怠らないで走らないとすべてを失ってしまいそうだ。

●ロマン・バルデ
とても美しいコースで、印刷物で地図を見る限りではとても難しい。そこそこの難易度の山岳が中程度の山岳ステージにあるけど、かなりトリッキーなのでどんな結果になるかは不確かだ。
イゾアール、ツールマレー、ガリビエ、イズランといった標高の高い神秘的な峠が集められた。有力選手の間であっという間にタイム差が開いていきそうな予感がする。
タイムトライアルはレースの早い段階に設定されていて、最終日前日に設定された前回のように総合成績を確定させるものではなくなった。

ロマン・バルデ

うれしいのはボクがいつも使っていた道をレースが通過すること。とりわけ生まれ故郷のブリウドにゴールするなんて、熱心なサイクリストが多いこのオーベルニュ地方の大きな喜びだ。2年前もそうだったけど、ボクの庭でレースをするんだからいいパーティーになりそうだ。

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2019ツール・ド・フランスのコース発表【動画を追加しました】

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アスタナが2018シーズンをフィニッシュ…33勝、表彰壇上に62回

アスタナチームが10月21日に開催されたツアー・オブ・広西の最終日をもって2018シーズンを終えた。シーズン通算で33勝。そして表彰台に合計62回登壇することになり、まずまずのシーズンとなった。

ツアー・オブ・オマーンではアレクセイ・ルツェンコが総合優勝 © Luca Bettini/BettiniPhoto

アスタナチームとしての優勝は30。アジア競技大会にカザフスタンのナショナルチームとして出場し、優勝したアレクセイ・ルツェンコらの3勝を加える。

最も輝かしい優勝は7月のツール・ド・フランス。第14ステージをオマル・フライレ(スペイン)が、第15ステージをマグヌス・ニールセン(デンマーク)が連勝したこと。ツール・ド・ロマンディではヤコブ・フルサング(デンマーク)とフライレがステージ優勝した。またコロンビアのミゲルアンヘル・ロペスがジロ・デ・イタリアで総合3位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位と躍進した。

UCIワールドツアーではチームランキング6位。またUCIアジアツアーランキングでもカザフスタンの1位を後押しした。