アジア選手権初日はエリート男子チームスプリントで日本が優勝

第39回アジア自転車競技選手権大会が1月9日にインドネシアのジャカルタで開幕。男子エリート・チームスプリントで雨谷一樹、新田祐大、深谷知広(予選のみ渡辺一成)の日本がトップタイムで優勝した。

アジア選手権のエリート男子チームスプリントで優勝した日本チーム ©2018 JCF

1月9日、ジャカルタ・インターナショナル・ベロドローム(木製250m)でアジア選手権のトラック競技が開幕した。13日までの5日間で、ジュニアやパラサイクリングを含めてアジアのチャンピオンが争われる。初日は団体種目の予選とチームスプリントの決勝が行われた。

男子エリート・チームスプリントでは予選を2位で通過。決勝は雨谷、新田に加え、予選の渡辺から変わった深谷の3選手で出走。ワールドクラスの第1走者を持つ中国が先行する中、第3走者の深谷が残り半周で逆転して今大会最初の金メダルを獲得した。

アジア選手権エリート男子チームスプリント優勝の日本を中央に、左が2位中国、右が3位マレーシア ©2018 JCF

アジア選手権は オリンピックへ向けたポイント配点が世界選手権に次いで高く、オリンピック出場に向けて非常に重要な大会。初日の金メダル獲得でまずは男子短距離で大きな積み上げとなったが、翌日以降も気の抜けない戦いが続く。

10日はこの日の予選をともに2位通過した男女のチームパーシュート決勝などが実施される。

●深谷知広のコメント

リードされていることは走っているときは分からなかった。前からもらったスピードをうまく維持できた。優勝できたことはすごくうれしい。

エリート男子チームスプリントで優勝した日本。左から渡辺一成、雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©2018 JCF
エリート男子チームスプリントの日本。左から渡辺一成、雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©2018 JCF
エリート男子チームスプリントのメンバー。左端が短距離アシスタントコーチのジェイソン・ニブレット。右が短距離ヘッドコーチのブノア・ベトゥ ©2018 JCF