世界で最も過酷な400m走「RED BULL 400」が5月18日に大倉山ジャンプ場で開催へ

最高斜度37度の壁を駆け上がれ! 世界17カ国で開催される「RED BULL(レッドブル)400」が2017、2018年に続いて日本で行われることが決まった。2019年5月18日(土)に北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催されることになり、その参加者募集が2月16日に始まった。

ゴールは視線の先にある © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

個人フルディスタンス男女それぞれの勝者は7月にカナダのウィスラーで開催されるRED BULL 400世界選手権に招待される。

K点の壁では心拍数がほぼMAX

世界で最も過酷な400m走と言われるレースは、スタートから100mを過ぎたあたりからスロープの斜度が30度を超え、立ったまま登ることが困難になりはじめる。その後に待ち構える最高斜度37度に達するK点の壁では心拍数がほぼMAXに。高さ3mを超えるジャンプの踏み切り台とのギャップを埋めるために設置されたスロープをクリアして最後の100mへ。

立ったままでは登れない最大斜度37度のスロープ © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

【RED BULL 400エントリー情報】
・個人フルディスタンス400m男子
・個人フルディスタンス400m女子
・男子400mリレー(男子4名)
・オープン400mリレー(男女混合または女子のみの4名)
・学生対抗400mリレー(4名全員が高校生・大学生・専門学校生、男女問わず)
・自衛隊隊員対抗400mリレー(4名全員が自衛隊員、男女問わず)
各カテゴリー定員に達し次第受け付け終了

【参加資格】16歳以上の健康な男女。20歳未満は保護者の承諾が必要。
【参加料】
・個人フルディスタンス(一般) 6000円/人
・個人フルディスタンス(学生) 3500円/人
・学生対抗リレー 1万円/チーム
・その他リレー 1万4000円/チーム
(税込み・スポーツ傷害保険含む) 【問い合わせ】Red Bull 400 大会事務局
070-3622-0001(平日10:00~18:00)info@deporte.jp
【協賛】SALOMON
【ルール】スキージャンプ競技場のスロープを一番上まで駆け上がるタイムレース
【定員】1000名
【参加特典】
・イベントロゴ入りオリジナルTシャツ
・イベントロゴ入りオリジナルナップサック
・完走メダル(完走者のみ)
・ランチ付き
・無料ボディーケアサービス(スポーツマッサージ/鍼灸)

レッドブル400の詳細・エントリーページ

レッドブル400の参戦記をレポートしてくれた反中祐介さん © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

XSサイズのVerve+ Lowstepは小柄な人にピッタリのeバイク

トレックジャパンは、大好評のeバイク(電動アシストスポーツバイク)の新モデルとして、Verve+ Lowstepを追加した。クロスバイクタイプのeバイクであるVerve+をベースに、トップチューブの形状を工夫することで乗り降りを容易にしたもので、初めてのスポーツバイクの乗り降りに不安を感じる人に特におすすめ。

Verve+ Lowstep

フレームサイズはトレックのeバイクとして初めてXSサイズを採用。身長150cm以下の小柄な人でもジャストサイズで乗れる数少ないeバイクとなっている。全国のトレックeバイク取扱店で注文を受け付けている。   

モデル名:Verve+ Lowstep(ヴァーヴプラス・ローステップ)
価格:23万1000円(税別)
サイズ:XS(適合身長147cm~156cm)

PowerPack Performance 300Wh バッテリー

Verve+ Lowstepは電動アシストクロスバイク。通勤やサイクリングを快適に行えるようデザインされている。最高で時速24kmまでアシストされるBoschのアシストユニットを採用し、一体型ライト、フェンダー、キックスタンドといったアクセサリーを全て標準装備している。最もお求めやすい価格のeバイクであり、走りがもっと楽しくなるパワーを手に入れたい方に最適だ。

またぎやすいステップスルーの軽いアルミフレーム、時速24kmまでのアシスト機能、250ワットのBosch Active Line Plus ミッドドライブモーター、PowerPack Performance 300Wh バッテリー、ハンドルバーに搭載された見やすいコントローラー。

また、一体型ライトシステム、反射性サイドウォール採用の安定性に優れたボントレガー H5 Hard-Case Ultimate 42c タイヤ、あらゆる天候下で高い制動力を発揮するシマノ製油圧ディスクブレーキ、フェンダー、キックスタンドなど、通勤に必要な装備をすべて搭載する。

Verve+ Lowstepの一体型ライトシステム
テールライトもバッテリーを電源として点灯する

中根英登がスプリントで区間5位…ツアー・コロンビア2.1

ツアー・コロンビア2.1の第4ステージが2月15日(現地時間)にコロンビア第2の都市メデジンで開催された。登坂区間で60名ほどに絞られた集団からボブ・ユンゲルス(ドゥクーニンク・クイックステップ)がカウンターアタックを仕掛けて優勝。好位置につけていたNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの中根英登が後続スプリントで区間5位、今季2回目のトップ10リザルトを残した。

ツアー・コロンビア2.1の第3ステージを走る中根英登 ©Dario Belingheri/BettiniPhoto

2月12日に開幕した6日間のステージレース。第4ステージは距離144km。24kmの周回コースを6周回するコースプロフィールで、10.9km地点に急な登坂区間となる4級山岳が設定されていた。

2周回目に入ると6名の逃げが形成され、3周回目でタイム差は2分ほど広がった。メイン集団はレースリーダーのリゴベルト・ウラン擁するEFエデュケーションファーストがコントロールし、最終周回の登坂区間を前に逃げを吸収すると、そこからは激しいアタックが繰り返される展開となり、集団は60名ほどに絞られた。

集団ゴールスプリントの場合、NIPPOはイメリオ・チーマのスプリントで勝負する作戦だったが、集団に残ったのは中根、アレハンドロ・オゾリオ、ルーベン・アコスタの3選手のみ。そして残り5kmを切ると地元選手で、2018年のツール・ド・ラブニールで山岳賞を獲得したオゾリオが果敢にアタックを繰り返した。その動きがあったため、中根は集団前方の好位置で脚をためながらフィニッシュラインをめざした。ラスト3kmから単独で先頭に立ったオゾリオ。逃げ切りの展開をめざして懸命にペダルを踏んだが、残り1kmをすぎるとカウンターアタックを仕掛けたユンゲルスに交わされて惜しくも集団に吸収。

後続は2位以下のスプリントとなり、集団前方からスプリントに挑んだ中根が集団内4位、区間5位でフィニッシュした。ピュアスプリンターは残っていなかったが、それでもワールドツアーで活躍するビッグネームが多くいる集団で、素晴らしい結果を残した。表彰台が見えていただけに悔しさが残る中根だが、1月28日に開催されたブエルタ・ア・サンフアン(アルゼンチン/UCIアメリカツアー2.1)第2ステージの区間10位に続く、今季2回目のトップ10入り。

ツアー・コロンビア2.1の第2ステージ、沿道では大勢の観客が選手たちに声援を送る ©Dario Belingheri/BettiniPhoto

同大会は残すところ2ステージ。ここから厳しい山岳ステージが始まっていき、17日に開催される最終ステージが1級山岳山頂フィニッシュのクイーンステージになっている。また17日はイタリアでもイタリア国内のシーズン開幕戦となる「トロフェオ・ライグエリア(UCI1.HC)」が開催され、初山翔や2018年覇者のモレノ・モゼールが出場する。

中根英登

中根英登のコメント
唯一の平坦基調なステージかと思いきや、急勾配の上りからUターンして一気に下る区間が存在した厳しいコースレイアウト。イメリオのスプリント勝負一択のオーダーだったので、毎周回彼のためにみんなで位置取りと補給を運び、中切れを埋めたりと動いた。最終周回の上り区間で当然のごとくペースが上がるがしっかり前方でクリア。先頭集団に残ったのはオゾリオ、アコスタ、自分の3人だった。

ラスト5kmを切ってからオゾリオが勝つためのアタックを連発。 彼が独走に持ち込み勝てるかと思ったがラスト1kmを切って吸収されてしまう。自分はオゾリオが逃げているので集団の前方で待機。今日の勝者ユンゲルスがアタックしたのには誰も付くことができず、最終コーナーを10番手くらいで通過。コーナーから立ち上がって集団が左に寄って微妙に速度が緩んだので、コーナーの立ち上がりで脚がつりかけていたが、踏んだ勢いを殺さないようにそのまま右側からスプリント開始。3位のアラフィリップには全く届かず、ゴールライン直前で1人にまくられてステージ5位だった。

標高が約1600mだったためか、今日は身体がしっかり動いた。スプリントする位置とタイミングは今までの中では好感触だったが、最後はやはり脚がなかった。 勝者が、ポディウムが、目の前に見えていただけにこの順位はかなり悔しい。残り2ステージも厳しいコースレイアウト。また明日も頑張ってきます!

伊藤雅和

伊藤雅和のコメント
毎周チームメートに調子などを聞きながら距離をこなしていった。今日はこれまでの調子が嘘のように踏めてた1日だった。最後の上りで遅れる選手たちに前をふさがれて、前との距離が開いてしまい、一人で大急ぎで追っかけて、頂上付近でフルームに追い付いたから大丈夫だと思ったらフルームが踏みやめて前との距離がもっと開いてしまった。安心した自分のミスだった。今日の脚なら前に残れたと思うのでふさがれた時にどかしたりそういう積極性が足りなかったと後悔している。前に残るチャンスを自分のせいでなくしてしまって、そしたらもっと最後の仕事を今日残った3人のアシストができたのにとすごく後悔している。でも脚の感覚はよくなってきたのでこのまま調子を上げていきたい。

ツアー・コロンビア2.1