F1のポールリカールでジルベール優勝…プロバンス第3ステージ

ツール・ドラプロバンス第3ステージが2月16日に開催され、 ドゥクーニンク・クイックステップ のフィリップ・ジルベール(ベルギー)が22人のゴール勝負を制して優勝。総合成績ではアスタナのゴルカ・イザギレ(スペイン)が首位を守った。

ツール・ドラプロバンス第3ステージでプロ通算75勝目を挙げたフィリップ・ジルベール © 2019 SHIFT Active Media

この日はF1フランスグランプリで使用される国際サーキットとして知られるポールリカールとその周辺を周回し、最後にサーキット内にゴールするステージ。2012年の世界チャンピオンであるジルベールは少人数のゴール勝負を制して、プロ75勝目を挙げた。

トレック・セガフレードの別府史之は10分31秒遅れの区間109位。総合成績では20分08秒遅れの106位。

フランス南部のプロバンス地方を舞台として、4日間の日程で行われる大会は17日が最終日となり、アビニョンからエクサンプロバンスまでの173.5kmを走る。

F1サーキットのポールリカールでロードレースが開催された © 2019 SHIFT Active Media

LLサンチェスがバルベルデを同タイムの僅差で制してムルシア2連覇

スペインで開催された2日間のステージレース、ブエルタ・ムルシアは2月16日に第2ステージが行われ、アスタナのルイスレオン・サンチェス(スペイン)が世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)を制し、2年連続で総合優勝した。

ブエルタ・ムルシアで総合優勝のルイスレオン・サンチェス(中央)。左が2位バルベルデ、右が3位ビルバオ @Jose Breton/Getty Images

前年の覇者であるサンチェスは第1ステージで3秒遅れの3位。バルベルデも同タイムの4位に入った。そして第2ステージでサンチェスは同タイムながらバルベルデを抑えてステージ優勝。総合成績でタイム差なしとなったが、2日間の着順の差でサンチェスが総合1位になった。

同大会は2018年も30代のベテラン、サンチェスとバルベルデの一騎打ちとなり、サンチェスが大接戦を制していた。

「バルベルデをコントロールするのはとても難しかったが、チームメートのアシストがあったので彼を逃がすことなくゴールまで走ることができた。シーズン序盤で勝利できたことは重要で、ボクのホームタウンであるだけに喜びも人一倍だ。一番いいことはチーム全体が機能していたこと。いいシーズンにしたい」とサンチェス。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージはUAEエミレーツのクリストフが優勝

ツアー・オブ・オマーンが2月16日に同地で開幕。第1ステージはUAEエミレーツに所属するアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)がゴール勝負を制して優勝し、総合成績でも首位に立った。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージはクリストフ(左)が優勝 ©Muscat Municipality / A.S.O. / K.D. Thorstad

10回目の開催となる同大会は、ツール・ド・フランス主催者のASOが運営。全6ステージで争われる。シーズン序盤の足慣らしとして欧州を拠点とする強豪チームが出場することが多い。平たんステージが連続し、スプリンターの活躍が見られる。

初日のステージはスプリント力のあるクリストフがブライアン・コカール(ビタルコンセプト)とナセル・ブアニ(コフィディス)のフランス勢を撃破。バーレーン・メリダの新城幸也もタイム差なしの48位でゴールしている。