ビンゲゴーが復帰レースのクロアチアで最終日に落車逆転負け

6日間のステージレース、ツール・ド・クロアチアが10月2日に最終日を迎え、バーレーンビクトリアスのマテイ・モホリッチがユンボ・ビスマのヨナス・ビンゲゴーを1秒差で制して総合優勝した。

2022ツール・ド・フランス総合優勝のヨナス・ビンゲゴー ©LaPresse – Fabio Ferrari

ビンゲゴーは第3ステージで優勝して首位に立つと、総合3位のモホリッチに2秒差をつけて最終日へ。残り2kmで落車し、規定により記録はトップと同タイムとなったが、最後のゴール勝負に加われなかった。

モホリッチはゴール勝負で2位となり、ボーナスタイムを獲得。わずか1秒ながらビンゲゴーを逆転した。

ツール・ド・フランス総合優勝のあと、個人的に不調を経験したというビンゲゴー。この大会で元気な姿を示してくれたことが収穫だった。このあとはイル・ロンバルディアに出場し、11月6日にはツール・ド・フランスさいたまに参加するために来日する。

ツール・ド・フランスさいたまが10月5日正午に特別アナウンス

世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスの名称をつけた注目の国内イベント、J:COM presents 2022ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月6日(日)、さいたま新都心駅周辺で開催されるが、そのスペシャルアナウンスメントが10月5日(水)正午に行われる。

2022ツール・ド・フランス総合優勝のヨナス・ビンゲゴー ©A.S.O. Charly Lopez

開催まで1カ月となる日程のため、今大会の出場選手に関する発表が行われると想定される。すでに2022ツール・ド・フランス総合優勝のヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)、ツール・ド・フランス最多勝利記録を持つマーク・カベンディッシュ(英国、クイックステップ・アルファビニル)の参戦が発表されている。

発表内容は公式サイトを参照。

●J:COM presents 2022ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

ツール・ド・三陸がアプリを使って陸前高田エリアを巡る無料イベントに

サイクリングアプリ「ツール・ド」を使って、岩手県陸前高田市・大船渡市・住田町エリアを舞台にしたオリジナルコースを走ることでオリジナル記念品がもらえるキャンペーン「第11回 ツール・ド・三陸 2022 アプリライド編」が2022年10月1日(土)~11月30日(水)の2カ月間限定で実施される。

全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンとツール・ド・三陸実行委員会が主催。陸前高田市と一般社団法人グッド・チャリズム宣言プロジェクトが共催。

東日本大震災から立ち上がろうという思いで震災翌年の2012年から1DAYイベントとして開催してきた「ツール・ド・三陸」が、2022年は期間分散型に形を変えて開催される。

◆コース紹介

【1】食/まちと一本松コース(20km)

陸前高田市の中心地を巡りながらこのエリアの「食」を楽しむことができるコース。立ち寄りスポッ トのほかにも、食べきれないグルメが待っているので、おなかを空かせて走りに行こう。
●詳細コース

【2】山/住田・気仙川コース(60km)

陸前高田市の北部から住田町を巡り、このエリアの「山」を楽しむことができるコース。里山風景と常に川と並行するように走るコースは、少し苦しくも心地よいこと間違いなし。
●詳細コース

【3】海/大船渡・広田コース(65km)

陸前高田市中心部から東部と大船渡市南部を巡りながらこのエリアの「海」を楽しむことができるコース。海の要素も、漁港・展望台・砂浜などエリアによって違った魅力を見ることができる。
●詳細コース

完走特典
キャンペーンオリジナル3コースのいずれかを完走した人は、ツール・ド・三陸finisherの証オリジナル手ぬぐいをプレゼント。また、3コースをすべて完走した人を「ツール・ド・三陸マイスター」に認定。オリジナル認定証を進呈。ぜひ3コース制覇にチャレンジしよう。

手ぬぐいはなくなり次第終了。コース1&コース2:各先着250名ずつ、コース3:先着100名

finisherフォトコーナー

発着地点のフォトスポットで記念撮影ができる。ツール・ド・三陸finisherボードにチェキを貼って走った記念をfinisherボードに残そう。

第11回 ツール・ド・三陸 アプリライド編
期間:2022年10月1日(土)~11月30日(水)
コース:ツール・ド・三陸オリジナル3コース
持ち物:自転車、スマートフォン、自転車用スマホホルダー、スマホ用のモバイルバッテリー ヘルメット、グローブ、保険
主催:ツール・ド・三陸 2022 実行委員会
共催:陸前高田市、一般社団法人グッド・チャリズム宣言プロジェクト
事務局:ツール・ド・ニッポン事務局

●第11回 ツール・ド・三陸 2022アプリライド編のホームページ

中井飛馬がBMXレーシングワールドカップ第6戦で5位に

コロンビアのボゴタで開催されているBMX レーシング種目ワールドカップシリーズ第6戦は、男子Under23で中井飛馬が5位になった。

ワールドカップ第6戦(コロンビア)男子Under23の中井飛馬が5位 ©日本自転車競技連盟

前日に開催された第5戦に続き、晴天のベストコンディションの中でシリーズ第6戦が開催された。日本チームは前日の修正点を活かした展開が多く見られたが、中井の5位が最高位となり表彰台獲得には一歩届かず。

今シーズン最終戦にあたる第7−8戦が、次週に同会場で開催されるため、引き続き表彰台獲得に向けて調整を行っていきたいという。

7割以上が自転車事故を経験も6割近くは自転車保険に未加入

「自転車事故により高額な賠償事例が発生していることは、あまり知られていない」「自転車事故に備える保険への加入率は低い」。MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険は、20代~60代の男女1000人を対象に、自転車利用に関する調査を行った。

出典「三井住友海上火災保険」

保険加入率は20~30代が特に低い傾向、ヘルメット着用率は子どもも1割未満


自転車は子どもからお年寄りまで、誰もが自由に乗ることができる身近で手軽な移動手段として、国内の保有台数は6800万台と2人に1人が所有している。一方、死亡事故などによる高額賠償も発生していて、自転車事故に備える保険への加入を義務化する自治体も増えている。

しかし、今回の調査で「自転車事故により高額な賠償事例が発生していることは、あまり知られていない」「自転車事故に備える保険への加入率は低い」ことがわかった。

高額賠償判決事例は増えているものの…

自転車の交通ルール違反時に罰則が科されることについて、63.8%が知っている。しかし、自転車事故で高額賠償の判決事例が発生していることについて「知っている」人は23.7%に留まっている。

出典「三井住友海上火災保険」

 自転車事故の高額賠償判決事例のとおり、子どもが加害者となるケースも少なくなく、自転車事故は被害者だけでなく、加害者やその家族の人生にも大きな影響を与えてしまう。

7割以上の自転車利用者が事故を経験! 一方で6割近くが自転車保険に加入せず…

出典「三井住友海上火災保険」

男女ともに20~30代の保険加入率は3割と他の世代に比べて低い 

出典「三井住友海上火災保険」

罰金や罰則が定められている違反運転には気を付けているものの…

出典「三井住友海上火災保険」

欧州選手権は多様性を視野にエリート・ジュニア混合リレーや多国籍チームに

大陸別の自転車連盟の1つ、欧州自転車競技連盟(UEC)は2023年にオランダのドレンテで開催する欧州選手権ロードにジュニアカテゴリーのミックスドリレーを導入することを発表した。

2021欧州選手権ミックスリレーを制したイタリアチーム ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2021

グローバル化が進む世界に順応した革新ポイントとして、レースが包括的・平等になるように、国際自転車競技連合でグループ3と4に所属するナショナル競技連盟を多国籍チームとして出場させる方針も打ち出した。

さらに統合、社会化、相互尊重を促進させるためにジュニアとエリート選手がミックスドリレーする種目も取り入れていく方針。スポーツとしての自転車競技の感性の高さを示すメッセージであるとした。