エベネプールが総合Vに前進、ブエルタ・ア・エスパーニャ区間2勝目

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月8日、トルヒーリョ〜アルトデルピオルナル間の192kmで第18ステージが行われ、首位のレムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)が総合2位エンリク・マス(スペイン、モビスター)を振り切って優勝。第10ステージに続く今大会2勝目を挙げた。

首位エベネプールが総合2位マスを突き放してゴールスプリント ©Unipublic Sprint Cycling Agency

エベネプールはこの日マスに2秒差をつけるとともに、区間1位のボーナスタイム10秒を獲得。マスのボーナスタイムは6秒で、2選手の差は2分01秒から2分07秒に開いた。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency

山岳賞は第8ステージからトップに位置していたジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)がこの日の序盤に落車負傷してリタイア。リチャル・カラパス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)が1位になった。

第10ステージの個人タイムトライアルに続いて2勝目を挙げたエベネプール ©Unipublic Sprint Cycling Agency
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©Unipublic Charly López

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
マイヨルナレス(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)

引退を表明しているアレハンドロ・バルベルデがラストイヤーとなる2022ブエルタ・ア・エスパーニャを走る ©Unipublic Sprint Cycling Agency

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ウランが初優勝、総合争いはエベネプール対マス【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月7日、アラセナ〜モナステリオ・デ・テンテュディア間の162.3kmで第17ステージが行われ、EFエデュケーション・イージーポストのリゴベルト・ウラン(コロンビア)が初優勝。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスを含めたグランツール全てでステージ優勝した。

ウランが第17ステージで優勝 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

史上初の大会4連覇をねらうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)は前日のゴール前に落車して負傷し、第17ステージをスタートせず。レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)が首位を守り、モビスターのエンリク・マス(スペイン)が2分01秒でこれを追う。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©Unipublic Charly López

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)

ログリッチがリタイアして、総合優勝はエベネプールとマスとの争いとなった ©Unipublic Sprint Cycling Agency

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ログリッチが前日の負傷でブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ不出走

ユンボ・ビスマチームは、ブエルタ・ア・エスパーニャで史上初の4連覇に挑んでいたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が8月7日の第17ステージに出走しないことを発表した。

ログリッチが落車。傷つきながらも自転車に乗り直してゴールを目指す ©Unipublic Charly López

ログリッチは第16ステージの残り2.7kmからアタック。総合1位のレムコ・エベネプールに揺さぶりをかけ、5選手と第1集団を形成してゴール勝負へ。残り100mでフレッド・ライト(バーレーンビクトリアス)の後輪に接触して転倒。負傷した。

ログリッチ落車、エベネプールがパンク…波乱のブエルタ・ア・エスパーニャ第16S

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月6日、サンルカル・デ・バラメダ〜トマレス間の189.4kmで第16ステージが行われ、2019年の世界チャンピオン、マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)が5人のゴール勝負を制し、第13ステージに続いて優勝した。大会通算2勝目。

ゴール手前75mで単独落車したログリッチがチームメートに背中を押されながらゴールを目指す ©Unipublic Charly López

史上初の大会4連覇をねらうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)はゴール手前でアタック。ピーダスンら4人とスプリント態勢となったところで単独落車した。ケガを負って大きく遅れてゴールしたが、ルール適用によりピーダスンと同ライムでのゴール扱い。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©Unipublic Charly López

一方、首位のレムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)は残り2.5kmでパンク。トップと8秒遅れのメイン集団と同じゴールタイムがルールによって与えられた。首位を守ったエベネプールと総合2位ログリッチとの差は1分34秒から1分26秒に縮まった。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©Unipublic Charly López

大会の医療速報は、ログリッチが肘、股関節、膝、肋骨の表層部に擦過傷を負ったと発表。ユンボ・ビスマチームは翌日の7日にログリッチが競技を続けるかどうかを発表する。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©Unipublic Charly López
ピーダスンが第16ステージで優勝 ©Unipublic Charly López

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)

ログリッチが落車。傷つきながらも自転車に乗り直してゴールを目指す ©Unipublic Charly López

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アレンスマンV、総合でログリッチが詰め寄る【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月4日、マルトス〜シエラネバダ間の152.6kmで第15ステージが行われ、DSMのテイメン・アレンスマン(オランダ)が初優勝。序盤に形成された第1集団に加わり、最後の山岳シエラネバダで独走し、有力選手の追い上げから逃げ切った。

テイメン・アレンスマン(オランダ)がシエラ・ネバダを制した ©Unipublic Sprint Cycling Agency

史上初の大会4連覇をねらうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)は最後の上りでアタック。首位のレムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)は前日に続いて着いていくことができなかった。ログリッチは1分44秒遅れの区間5位でゴール。エベネプールはさらに15秒遅れたが、前日までの貯金で首位を守った。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©Unipublic Cxcling
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©Unipublic Charly López
マイヨロホのエベネプールを追いかけるログリッチ ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©Unipublic Cxcling

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)

マイヨロホを死守したエベネプール ©Unipublic Cxcling

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カラパス2勝目、ログリッチが区間3位で反撃【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月3日、モントロ〜シエラデラパンデラ間の160.3kmで第14ステージが行われ、第1集団の中から単独で抜け出したリチャル・カラパス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)が優勝。第12ステージに続く2勝目。

東京五輪ロードで金メダルを獲得したカラパスが第14ステージ優勝 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

史上初の大会4連覇をねらうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)はシエラデラパンデラの上りでアタック。首位のレムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)はこれに着いて行けなかった。ログリッチは48秒差と区間3位のボーナスタイム4秒を獲得し、首位を守ったエベネプールとの差を1分49秒にした。

ビンチェンツォ・ニバリ(左)とアレハンドロ・バルベルデ ©Unipublic Cxcling
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ ©Unipublic Cxcling
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ ©Unipublic Cxcling

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)

カラパス(左)やルイスレオン・サンチェスらが第1集団を形成 ©Unipublic Cxcling

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