アンナ・ファンデルブレッゲン二冠…東京五輪の大本命に

オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンが9月26日にイタリアのイモラで開催された世界選手権エリート女子ロードレースで、残り41.5km地点から単独で抜け出し優勝。2年ぶり2度目の世界チャンピオンとなるとともに、2日前に獲得したエリート女子タイムトライアルと合わせて二冠を達成した。

アンナ・ファンデルブレッゲンが2年ぶり2度目の世界チャンピオンに ©Massimo Fulgenzi/Isolapress – Imola2020

ファンデルブレッゲンはボエルスドルマン所属。身長167cm、体重56kg。長身ぞろいのオランダチームの中では小柄なほうだ。しかし近年の実績は随一。2016リオ五輪の女子ロード金メダリスト。フレッシュワロンヌでは2015年から5連覇中(2020年大会は9月30日開催)。2017年と2018年にリエージュ〜バストーニュ=リエージュ、2018年にツール・デ・フランドルでも優勝している。

2020世界選手権エリート女子ロード ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

2020年9月11日から19日まで行われたジロローザで3年ぶり3度目の総合優勝を獲得したばかり。このレースで2019世界選手権優勝のアンヌミエク・ファンフレウテン(オランダ)が右手首を負傷し、この日のレースでは絶対的エースとしては起用されなかった。世界選手権でも2018年1位、2019年2位の実績があるファンデルブレッゲンはこの日の5周回のレースのなかで、残り2周の上りでアタックすることがオランダチームの中で決まっていた。

独走するアンナ・ファンデルブレッゲン ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

「私はイモラから2つのジャージを家に持ち帰るとは思ってもみなかった」とファンデルブレッゲンがフィニッシュ後に感激の表情を浮かべながらコメント。

「私にとってこの3日間はまさに夢心地でした。美しい上りとおいしいゴハンがあるイタリアが大好きなんです。私に多くの喜びを与えてくれたこの地域とレースコースは永遠に私の心の中に残ります」

最終周回はすべての選手が疲労の中で走っていることから、上りで決定的なアタックを決めるのは難しいと予感していたという。だから残り2周で勝負を仕掛けた。

「ゴールまではとても長かった」という。

アンナ・ファンデルブレッゲンが残り41.5kmから独走勝利 ©Ilario Biondi/BettiniPhoto©2020

2年前に優勝した2018世界選手権インスブルック大会と同様、早めの仕掛けによる独走状態となったときも、「2年前のことは考えないようにした。ここは平たんもあるし状況がまったく違うから。後続とのタイム差も伝えないでほしいと言った。自分の持っている力を考えながらゴールを目指したかったので」という。

「次の大きなレースは6連覇がかかる9月30日のフレッシュワロンヌですが、今は考えてません。今はこの本当に素晴らしい瞬間を楽しもうと思います」

イタリアのエリサ・ロンゴボルギーニが追走するがアンヌミエク・ファンフレウテンがしっかりとマーク ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020
オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンを中央に左が2位アンヌミエク・ファンフレウテン、右が3位エリサ・ロンゴボルギーニ ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

●世界選手権エリート女子ロード結果
1) van der BREGGEN Anna (Netherlands) km 143 in 4:09:57 (average speed: 34.327 km/h)
2) van VLEUTEN Annemiek (Netherlands) +1:20
3) LONGO BORGHINI Elisa (Italy) +1:20
4) VOS Marianne (Netherlands) +2:01
5) LIPPERT Liane (Germany) +2:01
6) DEIGNAN Elizabeth (Great Britain) +2:01
7) NIEWIADOMA Katarzyna (Poland) +2:01
8) LUDWIG Cecilie Uttrup (Denmark) +2:41
9) BRENNAUER Lisa (Germany) +3:08
10) REUSSER Marlen (Switzerland) +3:08
21) 与那嶺恵理(日本)+3:08

IOCのバッハ会長が2020東京のイメージ構築のため来場

国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長はこの日イモラを訪問。アンナ・ファンデルブレッゲンに拍手を送った後、27日に開催されるエリート男子ロードで最後の虹色ジャージ、アルカンシエルを獲得する選手を見届ける。
「Imola2020のサイクリングチャンピオンはすでに東京2020を見ています」とバッハ会長。

2020世界選手権エリート女子ロードをIOCのバッハ会長(右から2人目)が訪問 ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

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地元の期待を一身に背負ったエリサ・ロンゴボルギーニだが3位。世界チャンピオンを祝福する ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

イタリアのガンナが世界選手権タイムトライアルでチャンピオン

イタリアのフィリッポ・ガンナが9月25日にイタリアのイモラで開催された世界選手権エリート男子タイムトライアルで優勝した。所属チームはイネオス・グレナディアス。距離31.7kmを35分54秒10、平均時速52.978kmで走破した。

フィリッポ・ガンナのスタート ©Ilario Biondi/BettiniPhoto©2020

2位は26秒72遅れでベルギーのワウト・ファンアールト、3位は29秒80遅れでスイスのシュテファン・キュング。

ガンナはトラック競技の個人パシュートで4回の世界チャンピオンとなった実績があるが、ロード競技での世界チャンピオンはこれが初めて。

イネオス・グレナディアスに所属するガンナ ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

●世界選手権エリート男子タイムトライアル
1) GANNA Filippo (Italy) km 31.7 in 35:54.10 average speed 52.978 km/h
2) van AERT Wout (Belgium) +26.72
3) KUNG Stefan (Switzerland) +29.80
4) THOMAS Geraint (Great Britain) +37.02
5) DENNIS Rohan (Australia) +39.76
6) ASGREEN Kasper (Denmark) +47.13
7) CAVAGNA Remi (France) +48.35
8) CAMPENAERTS Victor (Belgium) +52.81
9) DOWSETT Alex (Great Britain) +1:06.38
10) DUMOULIN Tom (Netherlands) +1:14.06

ベルギーのワウト・ファンアールト ©Dion Kerckhoffs/CV/BettiniPhoto©2020
スイスのシュテファン・キュング ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

祝福は後回し。ジロ・デ・イタリアではトーマスをサポート

「このアルカンシエルは私にとって夢だった」と新世界チャンピオンは、表彰式後に家族と抱き合った後、興奮して言った。

「この成果を祝いたいけど、今は(来週開幕する)ジロ・デ・イタリアに集中し続ける必要がある。私は第1ステージをターゲットにし、その後は総合成績のエースであるゲラント・トーマスを助けたい」

フィリッポ・ガンナを中央に左が2位ワウト・ファンアールト、右が3位シュテファン・キュング ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

ガンナはティレーノ・アドリアティコが終わるとすぐに高地トレーニングを行った。非常に重要なプログラムで、信号がなく、ポケットに入れたスマホはほとんどWi-Fiに接続せず、ソーシャルメディアのフィードを読むことができなかったという。この日の大本命であるガンナは、それがプレッシャーを抑えるのに役立った。

「今日はどうしてもうまくやりたいと思った。昨夜、イタリアのカッサーニ監督に『明日は勝ちたい』と伝えるテキストを送った。その結果に達し、本当に幸せだ。今日の優勝候補はファンアールトのような素晴らしいチャンピオンで、ほんの数日前に彼はチームをツール・ド・フランスのトップに近づけた。この勝利をだれに捧げますか? 私の愛する人たちに。ロックダウンという困難な時期に、一歩を踏み出すのはあなたの考え方次第だと、両親は私が子供の頃から教えてくれた」

アルカンシエルを着たガンナ ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

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表彰式後に家族と感激の抱擁。2020世界選手権エリート男子タイムトライアル ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

2位4回のファンデルブレッゲンがタイムトライアル世界女王

オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンが9月24日にイタリアのイモラで開催された世界選手権エリート女子タイムトライアルで優勝した。同選手は女子版ジロ・デ・イタリアの2020ジロローザ総合優勝、2018世界選手権エリート女子ロードのチャンピオンだが、タイムトライアルでは過去4回2位だった。

タイムトライアルの世界チャンピオンとなったアンナ・ファンデルブレッゲン ©Ilario Biondi/BettiniPhoto©2020

30歳のファンデルブレッゲンは距離31.7kmを40分20秒14(平均時速47.154km)で走り、マーレン・ロイセール(スイス)を後半に逆転した。

2019年の覇者クロエ・ダイガートは第1チェックポイントを1位のタイムで通過したが、コース中盤の下りコーナーでパンク。制御不能となってガードレールに激突してコースアウトしゴールできなかった。

アンナ・ファンデルブレッゲン ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020
アンナ・ファンデルブレッゲンが後半に逆転した ©Massimo Fulgenzi_Isolapress – Imola2020

「とても特別な年です。世界選手権のタイムトライアルは4回挑戦して2位。ようやく世界チャンピオンになれたのだから本当にクレイジー。満足しています」とファンデルブレッゲン。

まだ勝っていなかったので、モチベーションが極めて戦った。2020年の初めは新型コロナウイルス感染拡大があっていつもとは異なる時間を過ごしたという。

「自転車に乗るということが大きな目標でした。今年はTTが楽しめるし、これまでとは異なるトレーニングを発見する時間があった。幸運なことにオランダでは非常に厳しいロックダウンではなかったので、外でトレーニングすることもできた」

イモラサーキットをスタート ©Marco Isola_Isolapress – Imola2020
2020世界選手権エリート女子タイムトライアル ©Marco Isola_Isolapress – Imola2020
アルカンシエルを着用したアンナ・ファンデルブレッゲン ©Roberto Bettini/BettiniPhoto©2020

まだできることはたくさん残っている

「優勝の花束リストをこれで終えるつもりはありません。本当に今はサイクリングを楽しんでいて、リラックスできているんです」

チェックポイントまでトップタイムでありながらクラッシュで連覇を逃したダイガートへの気遣いも見せた。

2019年の覇者クロエ・ダイガートはコースアウトでゴールできず ©Marco Isola_Isolapress – Imola202

「今日はすべての出場選手が可能な限り最善の準備をしてスタートしたと思います。私たちはこの日のために多くのことをしたし、昨年の世界チャンピオンだったクロエも。 彼女はまだ今年、十分なレースをしていなかった。起こり得る最悪の事態なので、私は本当に彼女に申し訳ないと思います」

2020世界選手権エリート女子タイムトライアル ©Matteo Marchi_Isolapress – Imola2020

2日後の26日に行われるロードレースにも意欲。オランダチームには2019年の世界チャンピオン、アンヌミエク・ファンフレウテンがいるが、手首に痛みがあるという。

2020世界選手権エリート女子タイムトライアル ©Matteo Marchi_Isolapress – Imola2020

「私はここが美しいサーキットだと思います。まだ試走はしていませんが、それが本当に難しいと聞いています。そして、アンヌミエク・ファンフレウテンと話していないので、彼女がケガをどのように感じているのか分かりません。誰もそれがどのように感じることができないので、彼女が自分で決定を下さなければならないと思います。本当に痛みなく登ることができれば連覇も可能だと思います。

そして、アンヌミエクがいなくても、オランダとして強いチームを持っています。だから、私たちは本当にやる気があります。私はまだ土曜日の準備ができていませんが、明日はしっかりと調整をしてレースを迎えるつもりです」

2020世界選手権エリート女子タイムトライアル ©Marco Isola_Isolapress – Imola2020

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ファンデルブレッゲンを中央に、左が2位マーレン・ロイセール(スイス)、右が3位エレン・ファンダイク(オランダ) ©Roberto Bettini/BettiniPhoto©2020

スロベニアはポガチャル&ログリッチ…世界選手権出場選手リスト

2020世界選手権ロードのイモラ・エミリアロマーニャ大会は9月26日にエリート女子個人ロードレース(143km/獲得標高2800m)、9月27日にエリート男子個人ロードレース(258.2km/獲得標高5000m)が開催される。スタート/フィニッシュ地点はF1レーサーのアイルトン・セナが事故死したイモラサーキット。

©Imola2020
2020世界選手権ロードのコースとなったイモラサーキット ©Imola2020

2020世界選手権ロードコース

2020世界選手権ロードコースは男女とも1周28.8kmのコースを使用する
女子ロードは5周回
男子ロードは9周回

●エリート女子ロードレース出場選手リスト

2020世界選手権エリート女子ロードレース出場選手リスト(画像をクリックすると拡大します)

●エリート男子ロードレース出場選手リスト

2020世界選手権エリート男子ロードレース出場選手リスト(画像をクリックすると拡大します)

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世界選手権ロード開幕…出場選手リストと3Dコース動画

●2020世界選手権ロード イモラ・エミリアロマーニャ大会日程
9月24日 エリート女子タイムトライアル(31.7km)
9月25日 エリート男子タイムトライアル(31.7km)
9月26日 エリート女子個人ロードレース(143km/獲得標高2800m)
9月27日 エリート男子個人ロードレース(258.2km/獲得標高5000m)
下線部のレースカテゴリーをクリックするとレースレポートに飛びます!

イモラの美しい町並みとサーキット場 ©Imola2020

個人タイムトライアルは男女とも距離31.7km

2020世界選手権タイムトライアルコースは男女とも距離31.7km
2020世界選手権タイムトライアルコース

●エリート女子タイムトライアル出場選手リスト

2020世界選手権エリート女子タイムトライアル出場選手リスト(画像をクリックすると拡大します)
2020世界選手権エリート女子タイムトライアル出場選手リスト(画像をクリックすると拡大します)

●エリート男子タイムトライアル出場選手リスト

2020世界選手権エリート男子タイムトライアル出場選手リスト(画像をクリックすると拡大します)
2020世界選手権エリート男子タイムトライアル出場選手リスト(画像をクリックすると拡大します)

●個人ロードのコース紹介と出場選手リストはこちら

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2020 UCIワールドツアー今後の日程
9月29〜10月3日 ビンクバンクツアー(オランダ、ベルギー)
9月30日ラ・フレーシュワロンヌ(ベルギー)
10月3〜25日 ジロ・デ・イタリア(イタリア)
10月4日リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)
10月10日 アムステルゴールドレース(オランダ)
10月11日 ヘント〜ベベルヘム(ベルギー)
10月14日 トラベルス・ラフランドル(ベルギー)
10月15〜20日 グリー・ツアー・オブ広西(中国)
10月18日 ロンド・ファン・フラーンデレン(ベルギー)
10月20〜11月8日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
10月21日 ドリダースブルージュ〜デパンヌ(ベルギー)
10月25日 パリ〜ルーベ(フランス)
10月31日 イル・ロンバルディア(イタリア)

優勝者はワイドオープン…世界選手権ロードをニバリ試走

自転車ロード界の世界チャンピオンを決める2020世界選手権ロードが9月24日から27日までイタリアのエミリアロマーニャ州にあるイモラで開催される。ツール・ド・フランスを欠場しているイタリアのビンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード)が9月15日、イタリア代表チームを率いるダビデ・カッサーニ監督とともにコースを視察した。

ビンチェンツォ・ニーバリ(左)。イタリアのダビデ・カッサーニ監督はeバイクを使用 ©Isolapress / Imola2020

当初の開催予定だったスイスが新型コロナウイルス感染拡大により政府通達で中止に。急きょイモラが代替開催地に名乗り出た。

2020年の世界選手権は9月20日に終了するツール・ド・フランスから1週間も経たずに開催するという異例のもの。しかも大会をコンパクト化し、エリート男女クラスしか開催しない。

●2020世界選手権ロード イモラ・エミリアロマーニャ大会日程

2020世界選手権ロードのコースとなったイモラサーキット ©Imola2020

9月24日 エリート女子タイムトライアル(31.7km)
9月25日 エリート男子タイムトライアル(31.7km)
9月26日 エリート女子個人ロードレース(143km/獲得標高2800m)
9月27日 エリート男子個人ロードレース(258.2km/獲得標高5000m)

モータースポーツのサーキット場として知られるイモラ ©Imola2020

ニバリと監督はエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ競技場を入念にチェック。スタート/フィニッシュ地点となるのはもちろん、女子5周、男子9周の周回コースに常にサーキット場を通過するという設定となる。

さらにサーキットを出てからのコース上にある過酷なマッツォラーノとガッリステルナの登り、そしてニバリが得意とするサーキット場までの長い下りを実走した。

イモラの美しい町並みとサーキット場 ©Imola2020

「コースは難しいが選択肢もある。2つの上り坂は短いが非常に厳しい。とりわけ2つ目のガッリステルナは本当に難しいが、その後にサーキットに戻る長い下りが続く。この上りで得たタイム差を生かすためにはチーム戦略が求められるとともに、最高のコンディションでレースに臨む必要がある」とニバリ。

「規模の大きい大会をほんのわずかな準備期間で開催にこぎつけた組織委員会の素晴らしい仕事ぶりにまずは敬意を表したい。彼らがすでにレースコースの90%を再舗装していることを見たので、ボクたち選手は最高の状態で挑むつもりだ。イタリア選手を応援するためにイモラに集まってくれるファンのために素晴らしいショーを見せたい」

©Imola2020

1968年のアドルニに続くイタリア勢優勝なるか

1968年の世界選手権イモラ大会ではイタリアのアドルニが優勝した ©Imola2020
イモラサーキットに独走でゴールしたアドルニ。広報のチームカーに乗るのがメカニックのエルネスト・コルナゴ ©Imola2020

アラフィリップ、ファンアールト、フルサン、サガン

「私はこの周辺をとてもよく知っている。私の練習コースだからね」とカッサーニ監督。

「山岳スペシャリスト向きではなく、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのようなクラシックレースを得意とする選手のためでもないと思っている。ジュリアン・アラフィリップ、ワウト・ファンアールト、ヤコブ・フルサンが有力だが、ペテル・サガンも要注意だ。ツール・ド・フランスからうまく照準を合わせてくれば上りがそれほど長いないから、彼の脚質には向いている。いずれにしても多くの選手に優勝の可能性がある」

2020世界選手権ロードのコース ©Imola2020

●世界選手権ロード イモラ・エミリアロマーニャ大会のホームページ