熱波襲来の予報。そして休息日はやっぱり疲れる

ツール・ド・フランス取材者日記。23日間の大会は国際規定によって定められた2日目の休息日へ。ボクが確信していることは、休息日って選手のためではなく、UCIコミッセールを含めてすべての関係者のためにあると思います。だって選手って、レースしない日があると調子が崩れるって言うし。

©ASO Thomas MAHEUX

ニームって暑いよねと言ったら「いつも暑いわよ」と言われた

充実して楽しかったピレネーから地中海沿岸を東に向かい、猛暑で知られるニームへ。日本でニームの観光局の人に会った時、「ニームって暑いよね」と軽く言ったら、「いつも暑いわよ」と言われました。それほどニームって暑いんです。しかもボクのホテルはさらに南のアルルです。

そしてこの日の移動距離が280kmであることに数日前に気づきました。大会全体地図を見たときに、2019年の休日は2日間とも大移動がなくてよかったなあと思いましたが、詳細地図で見るとそこそこあるんですね。最高速130kmの苦手な高速道路を使ってひたすら走ります。

気持ちいい朝の空気を満喫しながらテラスでごはん

さらに日本のサイトを見ていたら、時事通信のニュースに怖ろしいことが。

「フランスに過去最悪の熱波襲来へ」

フランスに過去最強クラスの熱波が襲来するそうです。いま南仏のど真ん中です。こわいよお…。わざわざエアコン付きのホテルにしたんですが、チェックインして部屋に入ってみると、ボクの部屋のエアコンは風しか出ません。

ホテルにチェックインしたとき、「○×が壊れているんでね、滞在税はなしにしておくよ」と言われ、それを理解しきれていなかったので「ヤター!」と喜んでしまいましたが、エアコンだったのね壊れてるのは。

フランスの天気予報で最高気温をチェックしてみたら、内陸部は40度。ニームはかなり南なのに地中海に近いからか32度くらいでした。ちょっと不安解消。だけどフランスにしては意外と湿度があり、窓を開けると蚊が入ってきます。

日中よりも夜の寝苦しさが不安です。あと2日でアルプスに逃げこめるんですが、アルプスも気温高そうです。

休息日になって疲れがたまっていることに気づきましたが、荷物の整理と書き終えてない原稿はルーティーン。ささいなもらいものですがプレゼントします。

ハンドルを握る腕が極度の筋肉痛なのでマイクロカレントでヒーリング

ツール・ド・フランス プレゼント第2弾!

●EルクレールのTシャツとカスケット(キャップ)のセットを1名に
競合ブランドのカルフールに代わって2019年から山岳賞のスポンサーとなったEルクレール。スーパーマルシェ(スーパーマーケット)よりもさらに巨大なイペールマルシェ(ハイパーマーケット)としてフランスでは各地にあります。プレゼントアイテムはかなりデカいTシャツとカスケットです。

EルクレールのTシャツとカスケット

●開幕地ブリュッセルのカスケット2点とLCL銀行のキャップをセットで1名に
ブリュッセルのカスケットはしっかりとした作りですが、LCL銀行のキャップは沿道の観客に大量にばらまくので糸のほつれなどがある安価な作りです。でも現地でしか手に入らないと思います。

開幕地ブリュッセルのカスケットとLCL銀行のキャップ

●応募方法: tdf2019present(アットマーク)pressports.com あてに「Eルクレールのプレゼント希望」あるいは「ブリュッセルとLCL銀行のプレゼント希望」とタイトルをつけて、本文にお名前(当選者発表で掲載するためニックネーム可)を明記して送信して下さい。
(アットマーク)部分を「@」に変えて下さい。
●第1弾の応募者も重複して応募可能です
●今回のプレゼントに重複応募可能です。ただし当選は1名につき1点
●応募期間:2019年7月25日から28日まで(日本時間)
●当選者の発表:2019年7月末に当ホームページで発表し、応募メールアドレスにご連絡し、プレゼント品の発送先などをうかがいます。ツール・ド・フランスさいたまにご来場する場合はおまけをつけて手渡しします。当選メール不達の場合は当選無効とさせてもらいます。pressports.comを「受信可」に設定お願いします。応募いただいた個人情報は当選者の連絡のみに使用し、お渡し完了後はすべて破棄します。

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第15ステージにもどる≪≪   ≫≫第16ステージにすすむ

フランスの心地よい夜のテラス席で心からリラックス

ツール・ド・フランス取材者日記。ピレネーの山岳ステージ最終日です。この日は3連泊のルルドをあとにして、走り慣れたA64高速を使ってフォワへ。高速の上を通るレンガ造りの橋をこの取材旅行で4回目の通過をしました。来年、またくぐれるかなあ?

フォワのランチはカヌー競技の渓流沿い

日本で自転車の国際大会の業務委託や一般イベントの運営を担っている人たちが視察に訪れていますのでツール・ド・フランスの現場を3日間見てもらっています。スタートやゴールの設営物、関係車両の取り回し、会場や沿道の警備。そして交通規制にともなう迂回路の計画など。

もちろん日本とは街の作りや道路環境がまったく異なるので、これをそのまま適用しても無理があることは承知。そして自転車レースに対する社会的価値観はほぼ正反対。生活道路が半日封鎖されても看板に「ツール・ド・フランス!」と理由を書いてあればフランス人はだれも文句を言わないのです。

フォワのホテルは予約時と名称が変わっていたが、もともとはよく利用するカンパニールホテルで居抜きをしたみたいだ

レースの熱狂ぶりも肌で感じ、「人生の中で一番忘れられない日になりました」と充実した視察だったことを語ってくれました。「この経験を日本に持ち帰り、よりよい大会作りにきちんと反映したいです」

フォワはカヌー競技場のある渓流沿いにサルドプレスがあって、そこでピクニック的なお昼ごはんをいただくので大好きです! この日に予約したホテルはコースとなっている中心地とは渓流の反対側、つまり交通規制なしで向かえるので、それを計算尽くで予約しました。

夏らしい気候になったのでようやく短パンです

仕事を片付けて早めに入り、視察団の到着を待って一緒に夕ごはん。ルルドの最終日は街中にくり出しましたが、このホテルは結ったりしたテラス席があるので、みんなで打ち上げ的にお食事。チェックイン時に同僚カメラマンの名前を言われたので、彼が同宿であることは知っていて、店内で原稿を仕上げていた同僚に声をかけて途中から合計6人で楽しく飲みました。

ようやく短パンになれるような夏の気候になり、夜遅くまで外の空気の心地よさを感じながら過ごせるのはフランスならでは。あと何回、こんな時間を楽しめるかな?

2019ツール・ド・フランス第15ステージ ©ASO Alex BROADWAY

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第14ステージにもどる≪≪   ≫≫休息日にすすむ

ツール・ド・フランスのサルドプレス、久々に盛り上がる

ツール・ド・フランス取材者日記。巡礼地、死に絶えた町、そして毎年3連泊はするルルドをベースにしてツールマレー峠まで出勤。コースのアルジュレガゾストまでは自動車専用道で15分ほど。そこからツールマレー峠までは20kmなので、さすがにボクはクルマなんですが、ルルドに泊まって峠までサイクリングで行く人も多いのです。

2019年は珍しくツールマレー峠を西麓から上った。左奥の稜線上に立つのがピックデュミディ天文台

ピレネーのツールマレー峠は毎年のように通過しますが、2019年はゴール地点に設定されたというのが異例。狭い峠に大がかりな設備が置けるはずがなく、異例の厳戒態勢です。ラッシュ時のホームのようなおびただしい数のサイクリストを避けながら峠の頂上まであと800m。ハンドルを握る腕の筋肉がもはや限界。数日間、高速道路を時速130kmで何時間も走ったので、大胸筋がけいれんし始めています。でも頂上をクリアして反対側を下山すれば3.4kmでサルドプレスがあるので一息つけます。

ところが「峠は封鎖されているからUターンして別の道から行け」と非常な宣告。なんで? ここから引き返して別ルートで行ったら100kmあるじゃんと講義しましたが、「ゴメン」とひとこと。これもツール・ド・フランス。一度言ったら彼らは考えを変えません。選択肢は唯一Uターン。

ところが15km戻ったところでテットドクルスと呼ばれる先導隊と鉢合わせして「逆走するな」と。「さっきUターンしろって言われた…」なんてまったくきく耳を持たず、順コースでツールマレーを超えることに。おかげでツールマレー峠を2回登れましたよ。

今日は行ったり来たりを指示されてピンポン玉の気持ちがよく分かりました。

普段はゴール地点で設営されるVIP用観覧スタンドが8kmも手前に

ツールマレー峠を西麓から上った今回は標高2800m超の尾根に建設されたピックデュミディ天文台がはるか彼方に小さく見えました。天文学者の研究施設は予約をすれば2食付きで宿泊できます。研究用の天体望遠鏡ものぞかせてもらえますよ。

●そのときの宿泊体験コラムはこちら

フランス人が熱い! 「アレ!フィリップ」

地元フランス選手が調子いいので現地のゴール地点に設営されるサルドプレスは例年以上に大盛り上がりしていました。記者はもちろん、大会スタッフもモニターテレビに釘付け。ツールマレー峠でティボー・ピノが勝利すると大きな拍手。そしてジュリアン・アラフィリップがライバルを突き放して2着でゴールすると驚きのどよめきがわき起こっていました。

フランス勢のワンツーフィニッシュを見届けるとスタッフは足早に持ち場に戻っていきます。みんな小鼻をふくらませて興奮しているようでした。コイツらが自転車好きなのを初めて知りましたよ。普段はだれが勝とうとあまり興味を示さないのに。 自由・平等・博愛の国。彼らは意外と愛国心があるようです。沿道のファンもアラフィリップ人気で一気に増えた感じがします。やはりフランスが強くなければこのレースは盛り上がらないんです。

ゴール後は東麓を下る。峠から14kmほどにあるサントマリードカンパンにウジェーヌ・クリストフの像がある
【ツール・ド・フランス物語】
ピレネー山麓の鍛冶屋で生まれた伝説

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第13ステージにもどる≪≪   ≫≫第15ステージにすすむ

巡礼地ルルドで健康でいることの幸せを再確認する

ツール・ド・フランス取材者日記。ポーはパリに続いてツール・ド・フランスがよく訪問する都市です。この避寒地がゴールやスタートになること、今回で71回目。40kmほど離れたタルブやルルドが発着点となったときもチームや関係者の多くが宿泊するのはポー。それだけ自治体としても裕福であり、自転車競技に好意的な町なのです。

イネオスのチームスタッフがタイムトライアルの準備中

で、ボクはポーには宿泊せず、30年前から40kmほど離れたルルドに宿を取ります。ルルドは世界中からカトリック信者が集まるのでホテルにはこと欠きません。毎年2〜3泊はしているので、最終日に1泊しかしないパリの滞在よりも多いですね。

これまでは駅近くのイビスホテルか、ちょっと離れたルーブル系の大手チェーンを利用していましたが、1年前に案なりこだわる必要もないなと考え直して、グロット(奇跡の泉がわき出る教会)の近くにある4つ星ホテルに変更。イタリア系のホテルで、レストランの食事もフランス国内のイタリアンにしてはそれほど悪くない味です。

洗濯しながら原稿を書いてます。なんと小銭不要でカードが使えた。コインランドリーはフランス語でラブリー

今回のポーのステージは大会唯一の個人タイムトライアル。ポーがゴールになるときはプラスボーモンにある劇場が必ずサルドプレスになります。歩いていけるホテルにはイネオス(旧スカイ)が必ず宿泊。個人タイムトライアルのスタート地点に近いので、直前まで部屋にいられたりして有利ですよね。

こうして個人タイムトライアルは滞りなく終わり、帰路はもう何十回も通っている県道を走ってルルドのイタリア系ホテルへ。この日は日本から自転車イベントの関係者が4人視察にやって来ていたので、ホテルのイタリアンで夕ごはん。久しぶりにお一人様ディナーではなく、心の底から楽しめました。

深夜零時の閉門ギリギリに聖なる泉へ。不治の病に冒された人が神にすがる場所です

食事が終わったあとは巡礼の行われている大聖堂へ。24時閉門なのでギリギリでしたが、聖なる泉がわき出ているところには病魔の救いを求める人たちが集まり、祈りを捧げていました。24時ギリギリに門を出てホテルへ。 今年も自分の身ならず家族や友人を含めてみんなが健康で仕事やサイクリングを続けられることの幸せをかみしめたのです。

少女ベルナデットが聖母マリアを見たという岩の割れ目に奇跡の泉が出ています。健康であることのありがたさを確認

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商売道具忘れる! ちょっとの不注意でトホホの1日に

ツール・ド・フランス取材者日記。この日はトゥールーズからピレネーのふもとバニェールドビゴールへ。よく登場する町なのでゴールやサルドプレスの位置、ビュフェに用意される地元特産物のおいしさもよく知っている。移動距離も勝手知ったるA64高速を160km走れば到着する。意外と楽な1日のはずでした。

スタート地点は日本が初出場した1998サッカーW杯でチケット騒動のあったトゥールーズのサッカー場

はずでした…。いわあ、ほんのちょっとの不注意でトホホの1日になろうとは。

トゥールーズはピレネー山脈の玄関口という話は前日にご紹介しました。ポーやルルドに向かうとき、3日ほどしてポーやルルドから戻るとき、トゥールーズとポーを結ぶA64高速を使います。

高速道路がレンガ造りの橋をくぐる場所があって、それがとても印象に残っています。30年間で何回くぐったのだろう? 少なくとも年に2回。多いときはもっとですね。そして2019年、とある事態で1日にして3回くぐることに。そのわけは…。

この日は空港へのお迎えもあって、イタリア系ホテル到着後はカルボナーラだけ頼んで休肝日

関係車両でたまにゴールに背を向けて走ってくるクルマとすれ違うんですが、あれはいったいなにがしたいのかと不思議に感じていました。ところがボクがそれをするハメに。

スタート地点からA64高速を順調に160kmの距離を走ってゴールのサルドプレスに到着。さあ仕事をするかとパソコンなど一式が入ったバッグを探したら、いつもの後部座席にないんです! まさか盗難? 最後の望みであるトランクを開けるのですが、そこで見つからなかったときの絶望感。

なんか焦るというより放心状態に。落ち着いて考えてみたらホテル出発時にバッグを積み込んだ記憶がない。ホテルに忘れたことを確かめるために電話をかけたら「戻ってきなさい」という。クルマのトランクには予備のパソコンがあるのでそれでとりあえず原稿が書けるのではとも考えたんですが、やはりパソコンを手元に戻さないと落ち着かない。

バニェールドビゴールのスパ。こういうところでのんびりするはずだったのに ©Thébault

160kmを素直に折り返しました。自分の不注意なので文句も言えません。いつもホテルの部屋を出るときはベッドシーツをもとどおりにして、すべてを指さし確認して忘れ物がないかをチェックするんですが、この日はそのルーティーンが異なりました。

ホテルから離れたところの地下駐車場にクルマを置いていたので、そこまで荷物を運ぶのは大変。だからあらかじめ荷物をパッキングして、クルマでホテル前まで戻ってきて、部屋に荷物を取りに行ってチェックアウトしようと。ところが衣類の入ったバッグは持ったんですが、ベッドの上に置いた商売道具を忘れました。

ほんの少しの注意力があれば回避できたこと。武勇伝にもなりません。トゥールーズとポーを結ぶ高速を1往復半。レンガ造りの橋は3回くぐりました・この日は結局600kmを走って疲労困憊に。ホテルのお姉さんが見覚えのあるバッグを手渡してくれたときは本当にうれしかったことを考えて、クヨクヨしないことに決めました。

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カフェテリアを利用すれば夕ごはんはコスト1/3を実現

ツール・ド・フランス取材記者日記。アルビでのまさかの予約なし騒動を体験し、かなり郊外の宿にたどり着きました。この日は休息日なのでチームのプレスカンファレンスなどいろいろな動きが想定されたのですが、ここで無理すると長丁場に悪影響が生じるので、休息日はお休みすると割り切りました。

メイン料理のお皿の空きスペースにたっぷりと付け合わせ野菜を盛りつけた

いつものツール・ド・フランスでは休息日は500km以上の大移動があり、疲れ果てた末にプレスインタビューなどに出席するので、全日程の中でも一番忙しく、これまでの休息日にやすんだことはありません。今回の休息日2日はどちらもひとつの都市にとどまるので大移動はなし。ツール・ド・フランス取材で初めてまともなお休みをいただきました。

宿のご主人が「午前11時までいていいよ。でも畑の作業があるので、お会計はできればいま済ませてくれるかな」というので、清算して部屋に戻り、バスタブに日本から持ってきた「温泉のもと」を入れ、ゆっくりとお湯に入って疲れを癒しました。脚が多少重いと感じたので、この日はランニングもお休みしました。

とても居心地のいいビジネスマン向けレジデンス

ところでツール・ド・フランスってまだ折り返してないんだっけ?

ベッドの上でこの日のホテルをネット検索。翌日のゴールであるトゥールーズ近郊まで行ってしまったほうが、いろいろ便利かなと思ったので、環状線の近くにあるビジネスタイプのレジデンスに。田舎のホテルが続いたこと、スーパーなどが全くないエリアばかりだったことで、ちょっと近代的なところが恋しくなったのです。

この滞在型レジデンスは想像以上に快適。ガレージも予約したので安心完ぺき。部屋の中は学習教室みたいなので、シゴトに集中できました。休日なんですが、いくつかの原稿は出さないといけなかったので。こうしてすべての原稿を片付けて、開放感いっぱいの気分を楽しみながら歩いていけるスーパーマーケット「オシャン」へ。

部屋にはキッチンもあるんですが、夕食は買い出しするのではなく、カフェテリアのflunch(フランシュ)を見つけたので大喜びで店内へ。

サラダコーナーは選んだお皿の大きささで料金が変わる

連日のレストラン利用はお金もかかるし、フランス流の間の取り方にストレスを感じることもあるので、そういったときはショッピングモールのカフェテリアを利用することにしています。いつもならディナーは4500円ほどかかりますが、1500円に収まります。ただし安くあげるにはコツがあります。

最初にあるサラダコーナーは盛り付けるお皿の大きさで料金が異なりますが、無視しましょう。プラドショー(温かい皿=いわゆるメイン料理)を頼むと、付け合わせのレギューム(野菜)は取り放題放題なんです。

さまざまなお皿が並ぶが、こちらは有料

ということでワインを注ぐピッチャーの大きさを選んでメインをお願いすれば1500円で野菜不足が解消し、五大栄養素のバランスが取れたディナーになります。自分のペースでくつろいで、配膳をあとかたづけすればホテルに帰って寝るだけです。

ワインはカラフ(水差し)の大きさを選んで自分で注ぐというシステム

この日行ったカフェテリアはフランスならよくあるチェーン店で、たいてい大規模ショッピングモールに入っています。安価でくつろぎやすすぎて、毎日行かないようにしています。だって地方の味も楽しみたいので。

●フランシュ(カフェテリア)のホームページ

レギューム(付け合わせ)は温野菜やパスタ、お米もある

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