今村駿介が男子オムニアムで3位【スーパー世界選手権】

UCI自転車世界選手権英国グラスゴー大会は4日目の8月6日にトラック競技男子オムニアムが開催され、今村駿介が3位になった。

世界選手権の男子オムニアムで今村駿介が3位 ©日本自転車競技連盟

暫定8位で迎えた最終のポイントレース。今村は終始前方でレースを進め、スプリントポイントとラップポイントを積み上げ、総合3位まで順位をあげてフィニッシュした。

オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目を1日で行い、それぞれの順位を所定のポイントに換算して合計の獲得ポイントで順位を決定する種目。

「メダル圏内の選手がひしめきあっていて、どうしても自分から仕掛けるということではなく、付いていくだけといったレ―スになってしまった。ラップするシーンも遅れ気味の部分があったので、そこは体力的にまだまだだなと思うシーンがありました。終わってみたら、力の差は順位以上にあったと思いますが、メダルという形に残るものが獲れてよかったです。去年は6位でメダルを獲りたいと言っていたのですが、なんとか有言実行できてよかったです」と今村。

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梶原悠未が世界チャンピオン仕様のスペシャルバイク公開

2020年UCI世界選手権大会女子オムニアムで優勝した梶原悠未が、機材サポートを受けるブリヂストンサイクルから世界チャンピオンの証であるアルカンシエルデザインのスペシャルバイクを提供された。

梶原悠未がオムニアム出場時に使用するアルカンシエルデザインバイク

梶原悠未のコメント

「ブリヂストンフレームのクールなブラックにアルカンシエルカラーがりりしくデザインされていて、とてもカッコよかったです。苦しくて顔を下げた時、目に入るフロントフォークのアルカンシエルデザインが、自身を奮い立たせ、世界チャンピオンとしての自覚と責任を強く再認識させてくれます」

ブリヂストンサイクルのデザイン担当コメント

「フロントフォークにアルカンシエルを配したスペシャルデザインで、アルカンシエルジャージのデザインとの一体感を表現しました。また、走行中も体に隠れることなく、世界チャンピオンであることを常にアピールできるようにしています」

梶原は今後出場するオムニアムをこのアルカンシエルデザインバイクで戦う予定。機材の開発は競輪の補助を受けて実施された。

●梶原悠未インタビュー記事

梶原悠未がオムニアム世界チャンピオン…日本女子初

梶原悠未(筑波大)が2月28日にドイツのベルリンで開催されたトラック世界選手権のオムニアムで1位になった。日本の女子選手が世界チャンピオンとなったのは初めて。5色の虹色ジャージ、アルカンシエルを1年間着用する。

オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目を1日で行い、獲得ポイントで競う。梶原はスクラッチ1位で暫定1位に立つと、テンポレース2位、エリミネーション3位で首位を死守。最後のポイントレースで8位となり逃げ切った。

●国際自転車競技連合のホームページ

梶原悠未がトラックW杯で2大会連続優勝…NZ大会オムニアム

梶原悠未(筑波大)が12月8日にニュージーランドのケンブリッジで行われた2019-2020トラックワールドカップ第4戦の女子オムニアムで優勝。第3戦香港大会に続いて2大会連続の金メダルを獲得した。

トラックワールドカップ第4戦女子オムニアム。優勝の梶原悠未を中央に左が2位ジェニファー・バレンテ(米国)、右が3位アリソン・ベバレッジ(カナダ) ©JCF

梶原悠未のコメント
2連覇とか金メダルを獲ったことではなく、バレンテ選手やベバレッジ選手たち、今までかなわなかった選手たちと一緒に戦って勝てたことがうれしいです。キツい練習をしてきて一段一段階段を登ってきて、やっとここまで来られたこと、それがうれしいです。

女子オムニアムで梶原悠未が第3戦香港大会に続いて2大会連続の優勝 ©JCF

女子スプリント
13位:太田りゆ(日本)
20位:小林優香(ドリームシーカー/日本)

女子ケイリン
8位:小林優香
17位:太田りゆ

女子オムニアム
優勝:梶原悠未
2位:ジェニファー・バレンテ(米国)
3位:アリソン・ベバレッジ(カナダ)

女子オムニアムを走る梶原悠未(筑波大) ©JCF

女子マディソン
9位:日本(梶原悠未、古山稀絵)

女子スクラッチ
12位:鈴木奈央(日本)

トラックワールドカップ第4戦の女子オムニアムで梶原悠未が優勝 ©JCF

●日本自転車競技連盟のTwitter (速報配信)

オムニアムの全日本チャンピオンに岡本隼と梶原悠未

自転車トラック競技のオムニアム種目の日本一を決める「2019 全日本自転車競技選手権大会オムニアム」が2019年9月22日に静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所JKA250mバンクで開催され、男子は岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が、女子は梶原悠未(筑波大学)が優勝した。

男子オムニアムで優勝した岡本隼 ©2019 JCF
女子オムニアムで優勝した梶原悠未 ©2019 JCF

男子オムニアム最終結果
1位 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) 130p
2位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTON Cycling) 126p
3位 近谷涼(TEAM BRIDGESTON Cycling) 119p

男子オムニアムで優勝した岡本隼 ©2019 JCF

女子オムニアム最終結果
1位 梶原悠未(筑波大学) 187p
2位 中村妃智(日本写真判定) 131p
3位 鈴木奈央(JPCA) 128p

女子オムニアムで優勝した梶原悠未 ©2019 JCF

●同日開催の2019日本パラサイクリング選手権トラック大会

●日本自転車競技連盟のホームページ

梶原悠未が完全勝利で3度目の優勝…全日本選手権オムニアム

自転車競技トラックレースのオリンピック種目・オムニアムの日本一を決める「2018全日本自転車競技選手権大会オムニアム」が10月6日、伊豆市の伊豆ベロドロームで開催され、梶原悠未(筑波大)が3種目で1位、最終種目のポイントレースも全ポイントを1位通過の完全勝利で3度目の優勝。

2018全日本自転車競技選手権大会オムニアム/マスターズを走る梶原悠未 ©2018 JCF

大会初日は女子エリートを実施。2017-2018シーズンのワールドカップで2勝をあげた梶原が圧倒的な実力差を見せつけた。2018年10月後半から始まる2018-2019シーズンに向けていいスタートを切った。

2018全日本自転車競技選手権大会オムニアム/マスターズ優勝の梶原悠未を中央に左が2位鈴木奈央、右が3位中村妃智 ©2018 JCF

梶原悠未のコメント
今大会で優勝する、という強い気持ちをもって挑んだ。1種目目のスクラッチから積極的なレースができたと思う。最初からパーフェクトをねらっていたわけではないが、レース展開的に8回全てが集団スプリントになったので、スプリントは全て1着を意識して走った。
10月からワールドカップシーズンが始まるので第2戦カナダ大会のオムニアムでメダル獲得を目標に挑む。シーズン最後の2月の世界選手権でもオムニアムでは、メダルの獲得に向けてしっかり準備していきたい。