ヤコブ・フルサンがイル・ロンバルディアで独走優勝

アスタナヤコブ・フルサン(デンマーク)が8月15日にイタリアのベルガモ〜コモ間の231kmで行われた第114回イル・ロンバルディアで独走勝利した。終盤にユンボ・ビズマのジョージ・ベネット(ニュージーランド)と抜け出し、突き放した。3位はアスタナのアレクサンドル・ウラソフ(ロシア)。

フルサンがイル・ロンバルディア優勝 ©LaPresse – Marco Alpozzi
マスク着用で表彰台に上ったフルサン ©LaPresse – Marco Alpozzi

「とても暑い1日だったので、もう全力で走った。調子がよかったが、3日前のグランピエモンテで優勝しているベネットも同じであることは分かっていた。ラッキーなことにボクにはチームメートのウラソフがいた。彼は今日のチャンピオンのように強かった」とフルサン。

ベルガモからコモ湖までの231kmで争われた ©LaPresse – Fabio Ferrari

「ベネットとのゴールスプリントを想定していたが、サンフェルモの丘でアタックを試した。後ろをふり向いたら独走していることが分かったので、フィニッシュラインまで全力で走った」

サイクリストを祀ったマドンナデルギザロ教会を通過 ©LaPresse – Fabio Ferrari
晩秋ではなく、盛夏のロンバルディア地方を行く ©LaPresse – Fabio Ferrari
ヤコブ・フルサン(左)とジョージ・ベネットが最終アタック ©LaPresse – Fabio Ferrari
観客もまばらなイル・ロンバルディアのゴール地点 ©LaPresse – Fabio Ferrari

●イル・ロンバルディアのホームページ

フルームが勝ち抜きバトル参戦…1回戦はバルギルと対決

自転車ロード界の最強16選手が5月23、24日にバーチャルレース「チャレンジ・オブ・スターズ」に挑戦する。ジロ・デ・イタリア主催者のRCSスポルトがインドアサイクリングのBKOOLとコラボして、時計のティソとイタリア電力公社のエネルを公式パートナーとしてレースをバーチャル開催。その模様はSNSで配信される。

自宅でトレーニングするクリストファー・フルーム

バーチャルレースはトスカーナ地方の仮想コースを走るスプリンター部門と、ステルビオ峠を上るスプリンター部門に分かれ、それぞれ8人のトップ選手が勝ち抜き形式で優勝を目指す。

「新型コロナウイルス感染拡大によって私たちがレースに参加できない時に、テクノロジーを使ったチャレンジ・オブ・スターズイベントに参加し、サイクリングファンにエンターテイメントをもたらすことは素晴らしい」とイネオスのクリストファー・フルーム(英国)。

「この新しいタイプのチャレンジを、このスポーツのトップライダーを相手にチャレンジすることを楽しみにしている」

チャレンジ・オブ・スターズのクライマー部門組み合わせ

出場選手
●クライマー

ヤコブ・フルサン(アスタナ)
ジュリアノ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
ビンチェンツォ・ニーバリ(トレック・セガフレード)
シモン・ゲシュケ(CCC)
ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)
トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
クリストファー・フルーム(イネオス)
ワレン・バルギル(アルケア・サムシック)

4月18日から5月10日まで7ステージで争われたジロ・デ・イタリアバーチャルで総合優勝したアスタナの一員、ヤコブ・フルサン(デンマーク)は、「確かに現在の状況を考えると、多くのレースがキャンセルされたり延期された状況で、屋内サイクリングは実際の道路の上でレースができるのを待っている間、トレーニングとして優れた代替手段だ」と語り、今回もエントリー。

「私たちは、新しい国際カレンダーに設定されたレースに出場することができるのを楽しみにしている。チャレンジ・オブ・スターズのように、ライバル選手と真剣バトルを味わうことができるのは素晴らしいことだ」

チャレンジ・オブ・スターズのスプリンター部門組み合わせ

出場選手
●スプリンター/ルーラー

パスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)
ナセル・ブアニ(アルケア・サムシック)
ファビオ・ヤコブセン(ドゥークニンク・クイックステップ)
マッズ・ピーダスン(トレック・セガフレード)
カレブ・ユアン(ロット・スーダル)
ティム・メルリエ(アルペシン・フェニックス)
マッテオ・トレンティン(CCC)
フィリッポ・ガンナ(イネオス)

レースの模様はベルギーのテレビ局「スポルザ」で独占中継されるが、日本では視聴できない。世界中のファンはTwitter、facebook、Instagramでチェックできる。

●チャレンジ・オブ・スターズのTwitter
●チャレンジ・オブ・スターズのfacebook
●チャレンジ・オブ・スターズのInstagram
🇮🇹ジロ・デ・イタリアの特集サイト

アスタナが初開催のジロ・デ・イタリアバーチャル総合優勝

カザフスタンのアスタナが初めて開催されたジロ・デ・イタリアバーチャルで総合優勝した。全7ステージを終えたアスタナは、ステージ勝利2回、2位と3位が3回という成績で、2位に49分57分差をつけた。初日に獲得したマリアローザを最終日まで守った。

アスタナがジロ・デ・イタリアバーチャルで優勝

4月18日から5月9日まで、毎週水曜日と土曜日に選手たちは自宅でマリアローザのためにオンライン上で対戦した。設定された7ステージは、リアルのジロ・デ・イタリア各ステージの最終部分だった。

©Astana Pro Team

「たとえそれが仮想的なものであったとしても、ボクたちは総合優勝に本当に満足している。チームは初日にマリアローザを手に入れ、最後までそれを保持することができた、それは素晴らしい」とヤコブ・フルサン。

「もちろん、道路を走るジロ・デ・イタリアとは全く違う。ステージは短かったかもしれないが、超強烈だったので、素晴らしいトレーニングになった。今後のトレーニングスケジュールにそれを含めたが、やっぱり道路の上でレースがしたい。しかし、厳しいトレーニングに耐え、困難な時代にチームを支えてくれるスタッフやスポンサーを見る絶好の機会だった。チームとして一緒に働き、WhatsApp(欧州版LINE)でチームメイトやコーチのサポートを受け、お互いにモチベーションを上げ合った」

「全体として素晴らしい経験だったし、組織は素晴らしい仕事をしたし、ボクたちはメインパートナーであるSamruk-Kazynaを世界中の私たちのファンに知らせることができた」

イタリアナショナルチームのフィリッポ・ガンナが最終日のトップタイム。写真はトラック世界選手権のもの。©Davy Rietbergen/CV/BettiniPhoto

「ジロバーチャルで優勝できたのはいいことだ。それは仮想レースだったかもしれないが、それにもかかわらず、簡単なレースではなかった。ステージは短いが強烈だった。私たちのライダーは全力を尽くし、私たちはみな一緒に働き、参加することを真剣に受け止めた」とチームマネージャーのドミトリー・フォフォノフ。

「バーチャルレースはスポンサーを見せる絶好の機会であり、ライダーはレース感覚のようなものを持っていた。また、ジロ・デ・イタリア主催者も素晴らしいレース運営をしてくれた。組織は完璧だった」

ピンクレースを制したトレック・セガフレード

女子のピンクレースはトレック・セガフレードが初日からトップに立ち、最終日まで一度も首位を譲ることなく総合優勝した。

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ジロ・デ・イタリアバーチャル第6Sはフルサン優勝…アスタナ首位堅持

ジロ・デ・イタリアバーチャルの第6ステージが5月6日、出場選手それぞれの自宅で行われ、アスタナのヤコブ・フルサン(デンマーク)がトップタイム。チームメートのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)も3位で、総合成績でアスタナが首位を守った。

ヤコブ・フルサンの自宅にはトレーニングルームがあるようだ

リアルのジロ・デ・イタリアではアルプスのフランス国境を越え、セストリエーレにゴールする第20ステージにあたり、その一部である距離31.5kmをバーチャルで走った。

女子のピンクレースはアスタナのカティア・ラグーサがトップタイム。総合成績ではトレック・セガフレードが首位を守った。

大会は5月9日が最終日となり、首都ミラノでの15.7km個人タイムトライアルが行われる。初めての試みとして企画されたバーチャルレースの総合優勝チームが決定する。

一方、リアルのジロ・デ・イタリアは10月3〜25日の日程で延期開催されることが発表された。欧州では一部の地域で限定的にアウトドアでのトレーニングが許可されるようになり、わずかながら通常レースに向けての明るい兆しも見え始めた。

トップタイムを出したカティア・ラグーサ

ジロ・デ・イタリアの主催者が企画するバーチャルレースは、必要な機材をそろえればだれでも自宅から参加できる。すでに9000人以上の一般サイクリストが登録してペダルを回している。●参加方法

●Garminバーチャルライドのホームページ

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ジロ・デ・イタリアバーチャルは勝負のセストリエーレへ

ジロ・デ・イタリアバーチャルの第6ステージが5月6日から始まる。リアルのジロ・デ・イタリアではアルプスのフランス国境を越え、セストリエーレにゴールする第20ステージにあたり、その一部である距離31.5kmが使用される。アスタナが5ステージを終わって首位を守り、女子ではトレック・セガフレードが首位。

2008年の世界選手権チャンピオン、アレッサンドロ・バッラン

全7ステージで争われるバーチャルレースはいよいよ天王山の山岳ステージへ。獲得標高1180mを上ってスキーリゾートのセストリエーレにフィニッシュする。首位を走るアスタナは全ステージに続いてヤコブ・フルサン(デンマーク)が出走する。

5月3日に行われた第5ステージのレジェンドレースでは、2008年の世界チャンピオンアレッサンドロ・バッラン(イタリア)がトップタイムを記録した。

ヤコブ・フルサンの自宅にはトレーニングルームがあるようだ

第6ステージ出場選手
●ジロ・デ・イタリアバーチャル

アスタナ=ヤコブ・フルサン、アレクセイ・ルツェンコ
バーレーン・マクラーレン=ソンニ・コルブレッリ、ドメン・ノバク
ユンボ・ビズマ=アントワン・トールク、ローレンス・デプルス
アンドローニジョカトリ・シデルメク=ルーカ・キリコ、マッテオ・スプレアフィコ
バルディアーニCSFファイザネ=ジョバンニ・カルボーニ、フィリッポ・ザナ
ビーニザブKTM=アンドレア・バルトロッツィ、エドアルド・ザルディーニ
イタリアナショナルチーム=ファウスト・マスナダ、ケビン・コッレオーニ

トレック・セガフレードのエリサ・ロンゴボルギーニ。スマートトレーナーはチーム契約「サリス」の前ブランド名「サイクルオプス」

ジロ・デ・イタリアの主催者が企画するバーチャルレースは、必要な機材をそろえればだれでも自宅から参加できる。すでに9000人以上の一般サイクリストが登録してペダルを回している。●参加方法

ジロ・デ・イタリアバーチャルの開催日程

●Garminバーチャルライドのホームページ

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フルサン対クライスバイク…ジロ・デ・イタリアバーチャル第5S

ジロ・デ・イタリアバーチャルの第5ステージが5月2日から始まる。リアルのジロ・デ・イタリアではドロミテ山塊を走る第18ステージにあたり、その一部である距離30kmが使用される。アスタナが4ステージを終わって首位を守り、女子ではトレック・セガフレードが首位。

ヤコブ・フルサンの自宅にはトレーニングルームがあるようだ

首位を走るアスタナはエースのヤコブ・フルサン(デンマーク)とヨン・イサギレ(スペイン)を起用。ユンボ・ビズマもステフェン・クライスバイク、ロベルト・ヘーシンクのオランダ勢で逆転を狙っていく。

第5ステージ出場選手
●ジロ・デ・イタリアバーチャル

アスタナ=ヤコブ・フルサン、ヨン・イサギレ
バーレーン・マクラーレン=未定
ユンボ・ビズマ=ステフェン・クライスバイク、ロベルト・ヘーシンク
アンドローニジョカトリ・シデルメク=ニコラ・ベンキアルッティ、ルーカ・キリコ
バルディアーニCSFファイザネ=アレッサンドロ・モナコ、ファビオ・マズッコ
ビーニザブKTM=エティエンヌ・ファンエンペル、アレッサンドロ・イアッキ
イタリアナショナルチーム=サミュエレ・バッティステッラ、ガブリエレ・ベネデッティ

トレック・セガフレードのルシンダ・ブラント

ジロ・デ・イタリアの主催者が企画するバーチャルレースは、必要な機材をそろえればだれでも自宅から参加できる。すでに9000人以上の一般サイクリストが登録してペダルを回している。●参加方法

Stage 18 – from Saturday 2 to Tuesday 5 May PINZOLO > LAGHI DI CANCANO (Stelvio National Park) – (from Bocca del Braulio, final 30.0km – 710m vertical elevation)
ジロ・デ・イタリアバーチャルの開催日程

●Garminバーチャルライドのホームページ

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