7月12日 第6ステージ ブレスト〜ミュールドブルターニュ 181km

ブルターニュの激坂でマーティンが3年前の雪辱を果たす

ステージ優勝するダニエル・マーティンは勝負どころまで大集団の中で待機 © ASO

【ミュールドブルターニュ(フランス)山口和幸】UAEエミレーツのダニエル・マーティン(アイルランド)がゴール手前の激坂で抜け出して優勝。2013年以来の大会通算2勝目を飾った。総合1位のマイヨジョーヌを着るBMCのグレッグ・バンアベルマート(ベルギー)は3秒遅れの小集団のなかでゴールして、その座を守った。
5度目の総合優勝をねらうスカイのクリストファー・フルーム(英国)は8秒遅れ。優勝候補のロマン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアル)とトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)は最後の坂で機材故障に陥り、それぞれ31秒、53秒遅れた。

ブルターニュの壁を2回上るレイアウト
「ミュール」は壁という意味で、直訳すれば「ブルターニュの壁」。距離こそ短いが激坂が待ち構える難関ステージ。しかも一度通過してからもう1周するという設定だ。過去に2011年と2015年にコースに組み込まれ、近年のツール・ド・フランスにおける名所となりつつある。

2015年に5秒遅れの区間2位だったのがマーティンだ。この日は最後まで集団の中に潜んで体力を温存。積極的に逃げを見せた選手らを大集団がすべて吸収し、最後の上りにさしかかると残り1.5kmからマーティングがアタックを見せた。
「1回目の通過の時に、みんな限界ギリギリだと見抜いていた。すでにチームメートは1人も残っていなかったので、アタックして勝負してみようと考えた」とマーティン。

このところ好調を維持していたマーティンは前日もアタックをしかける気持ちがあったが、上りの勾配がそれほど厳しくなかったので自重。この日のミュールドブルターニュを待っていたのだ。
「総合成績でも今年はいい位置にからめる予感がする。でも区間1勝はこれだけで今年の成功をもたらしてくれたよ」

世界チャンピオンのアルカンシエルで表彰式を待つペテル・サガン © ASO

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)グレッグ・バンアベルマート(ベルギー、BMC)
マイヨベール(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)トムス・スクインシュ(ラトビア、トレック・セガフレード)
□マイヨブラン(新人賞)ショーレン・クラー(デンマーク、サンウェブ)

ブレストのナント運河 © BOURCIER Simon
2008年のツール・ド・フランスはブレストで開幕した

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2011年のミュールドブルターニュでアルベルト・コンタドールがガッツポーズしたが、写真判定の結果カデル・エバンスが区間優勝 © ASO

🇫🇷PDF形式のコース詳細・通過時間

ここが地の果てブレスト © LE MEN Nicolas

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