漫画「茄子」の自転車チーム「パオパオ」アイテム発売

黒田硫黄原作のコミック「茄子」の登場人物ペペベンネヘリが所属する、ビールメーカーがスポンサーの自転車チーム「パオパオ」デザインのアイテムを自転車ウエアメーカーのパールイズミが発売する。

2020年の「アンダルシアの夏」に続き、2021年は「スーツケースの渡り鳥」のウェアをリリース。半袖ジャージ、パンツ、サイクルキャップ、そして日常でも使えるハンドタオルやマフラータオルまで幅広く展開している。各商品は4月中旬にサイクルショップやスポーツ用品店で数量限定販売される。

P621 / プリントジャージ

背面

【カラー】 2. パオパオ
【価格】 1万4300円(税込)
【サイズ】 XS, S, M, L, XL, 3L
【商品特徴】 ■3バックポケット ■脇メッシュ素

P263-3DR / プリントパンツ

【カラー】 2. パオパオ
【価格】 1万3750円(税込)
【サイズ】 S, M, L, XL、3L
【商品特徴】 ■【3D-アール】3層構造のクッションを適所に配置してあらゆる乗車姿勢に対応するオールラウンドパッド

P471 / プリント サイクル キャップ

【カラー】 2. パオパオ
【価格】 4180円(税込)
【サイズ】 FREE

PT-01 / プリント ハンドタオル

【カラー】 2. パオパオ
【価格】1210円(税込)
【サイズ】 約20cm × 20cm ※プリントは表面のみ

PT-02 / プリント マフラータオル

【カラー】 2. パオパオ
【価格】 2530円(税込)
【サイズ】 約110cm × 21.5cm ※プリントは表面のみ

●パールイズミのホームページ

シマノがツール・ド・フランスのニュートラルアシスタンスに

2021年3月に創業100周年を迎える大阪府堺市の自転車パーツメーカー、シマノツール・ド・フランスのニュートラルメカニックを担当することになった。これまでフランスのマビック社がこれを務めていたが、2021年からニュートラルカーは黄色から水色に変わる。

シマノはすでにブエルタ・ア・エスパーニャでのニュートラルアシスタンスを務めているが、今回のシマノとASOの合意によりツール・ド・フランスはもとより、パリ〜ルーベ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、フレッシュワロンヌ、パリ〜ツールなどの有名なクラシック、さらには一般参加イベントのエタップ・デュ・ツールなどASOが運営するすべての自転車レースやイベントをシマノがサポートすることになった。    

シマノは1921年、堺の町工場として自転車のギヤ製造を始めた。1970年代から欧州ロードに打って出て、日本人メカニックをロードレースの本場に派遣。カンパニョーロ社などの伝統メーカーに苦戦しながらも、得意とする機能路線で世界最強の自転車メーカーに成長していく。

今回のパートナーシップでシマノは、20年にわたるニュートラルサポート経験とノウハウを活用して、出場選手が使用するパーツブランドに関係なく、ASOが運営するレースのすべての選手を公平にサポートし、バイクのトラブルに対応していく。

シマノの象徴的なイメージカラーは水色(ブルー)で、すべてのASOワールドツアー、コンチネンタル大会、ウィメンズレースでニュートラルサポートカーのボディを飾り、クラッシュやメカニカルトラブルが発生した場合に、選手ができるだけ早くレース復帰できるように支援するのが任務となった。 

●ツール・ド・フランスのホームページ

東京五輪の自転車競技に16選手…略歴と競技日程・会場

2020東京五輪の自転車競技に出場する日本代表16選手が決まった。これまでの五輪自転車で日本選手が獲得したメダルは銀1、銅3で、すべてトラック男子によるもの。自国開催となる今回は女子や新種目のBMXフリースタイルにも期待がかかる。国内自転車界悲願の金メダル獲得を目指してそれぞれが練習を積み重ねている。

2020東京五輪のピクトグラム(フレームタイプ)

自転車競技はトラック、ロード、MTB、BMXの4種目

東京五輪で開催される自転車競技は大きく分けてトラック、ロード、MTB、BMXの4つがある。トラックは男女ともに6種目が行われ、そのうち3種目がスプリント系の短距離レース。日本はすべてこのカテゴリーで男子選手が五輪メダルを獲得してきた実力があり、悲願の金メダルも十分に期待できる。バンクと呼ばれる自転車競技場は会場ごとに特性があるので、五輪の舞台となる伊豆ベロドロームで長期的な強化合宿を積む日本勢は地の利が行かせる。

ただし今回の金メダル最有力はトラック中距離の女子。2020年2月に行われた世界選手権女子オムニアムで優勝した梶原悠未(かじはらゆうみ)だ。トラック日本女子では初、男子を含めても33年ぶりの世界チャンピオンだ。オムニアムは1日で4種目を行い、その合計で競う複合種目。世界選手権よりも五輪のほうが参加選手数が絞られるため、ライバルの数も少なくなる。梶原が順当なレース展開を見せれば金メダル獲得も夢ではない。

梶原悠未がオムニアム出場時に使用するアルカンシエルデザインバイク

コロナ禍による大会延期も「強くなるために練習する時間が持てた」と梶原。「日本代表としての誇りをもって必ずオムニアムで金。有言実行を胸に臨みたいです」

新種目として採用されたBMXフリースタイルでは中村輪夢(なかむらりむ)に期待。20インチ車輪の自転車に乗り、人工セクションを使って宙返りするなど、いかに難易度の高い技を決めて高得点をたたき出すかなどで争われる。世界大会での表彰台の常連だけにメダル圏内。

「悔いのない走りをしたい。それができればメダル獲得という成績もついてくると信じています」と中村。

中村輪夢 ©Eisa Bakos/Red Bull Content Pool

MTB女子代表の今井美穂は群馬県前橋市立新田小の教員を務めながら、平日の夜と週末に練習を続ける。

「応援してくれる子どもたちがいなかったら、五輪なんてあきらめていたかも知れません。その恩返しとして子どもたちになにかを伝えられたら」と意気込む。

日本勢の五輪メダルは銀1個、銅3個

今井美穂は東京五輪代表リモート記者会見も小学校から参加した ©JCF

日本自転車選手の五輪メダルは過去に4個で、すべてトラック短距離種目。1984年ロサンゼルス大会の個人スプリントで坂本勉が銅、1996年アトランタ大会の1kmタイムトライアルで十文字貴信が銅、2004年アテネ大会で長塚智広・伏見俊昭・井上昌己の日本チームが銀、2008年北京大会のケイリンで永井清史が銅。

2020東京五輪 自転車競技の日本代表16選手

◆トラック短距離
新田祐大
(ドリームシーカー)

◆トラック短距離
脇本雄太
(ブリヂストンサイクリング)

◆トラック短距離
小林優香
(ドリームシーカー)

◆トラック中距離
橋本英也
(ブリヂストンサイクリング)

◆トラック中距離
梶原悠未
(筑波大大学院)

◆トラック中距離
中村妃智
(日本写真判定)

◆ロード
新城幸也
(バーレーンビクトリアス)

◆ロード
増田成幸
(宇都宮ブリッツェン)

◆ロード
与那嶺恵理
(ティブコシリコンバレーバンク)

◆ロード
金子広美
(イナーメ信濃山形)

◆MTBクロスカントリー・オリンピック
山本幸平
(ドリームシーカー)

◆MTBクロスカントリー・オリンピック
今井美穂
(CO2bicycle)

◆BMXレーシング
長迫吉拓
(日本写真判定)

◆BMXレーシング
畠山紗英
(日本体育大)

◆BMXフリースタイル・パーク
中村輪夢
(ウイングアーク1st)

◆BMXフリースタイル・パーク
大池水杜
(ビザビ)

2020東京五輪 自転車競技の日程と会場

ロード
●開催日程=7月24、25、28日
●開催場所=東京都府中市〜富士スピードウェイ

MTB
●開催日程=7月26、27日
●開催場所=静岡県・伊豆MTBコース

BMX
●開催日程=7月29日〜8月1日
●開催場所=有明アーバンスポーツパーク

トラック
●開催日程=8月2〜8日
●開催場所=静岡県・伊豆ベロドローム

●2020東京五輪のホームページ

中高生の間でニーズが高まる電動アシスト自転車通学

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひが、あさひオリジナル電動アシスト自転車ブランド「ENERSYS(エナシス)」より、通学向けモデル「ENERSYS Me(エナシスミー)」を1月下旬から販売を開始する。

ダイレクトドライブユニット「PLUS-D」を採用。毎日の通学に最適なプログラム設計で、力強く、安定感のある走りを実現

毎日乗っても壊れない、長距離通学に最適

現在、電動アシスト自転車はシニアから主婦など子育て世代、そして学生へとますます活用ニーズの広がりをみせている。販売開始される、あさひオリジナル電動アシスト自転車「エナシスミー」は、毎日の通学用自転車に必要な丈夫さや、耐久性を備えたモデル。標準的なシティサイクルより太く、さらに日々の走行によるすり減りに強い耐摩耗タイヤを採用したことで、パンクを防ぎ、比較的走行距離の長い通学利用でも高い耐久性を発揮する。

また、ブレーキや変速のための機構が集まる後車輪の軸部分には強化パーツを採用するなど、故障の発生を抑制し、長く安心して使える仕様にしている。使用する中高生自身の使いやすさはもちろん、LED広角ライトや盗難に強いリング錠、強度の高いフレームやキャリアなど、保護者にとっての安心も考えた通学利用に最適なモデル。

スイッチパネルにはUSBポートを設けているので、ライトや携帯電話などへの充電が可能

ENERSYS Meは税込み10万9800円

走行距離が長い、屋外での駐輪が多い、天候に関わらず使用するといった、自転車通学ならではの環境を想定して設計された電動アシスト自転車。幅が太く、荒れた道路でも安定した走行ができる26インチ径×1.95インチ幅の耐摩耗タイヤや内装三段強化ハブを採用した後車輪など、耐久性の高いパーツを採用した。

鍵をキャリア後部に取り付け、差込口を上向きに設けることで、狭い場所でも施錠・開錠操作がしやすいよう設計。操作性を高めることで、無施錠での盗難リスクを軽減
安定感のある太いタイヤで、ちょっとした段差も気にせず走行できる。耐摩耗タイヤを採用しているので耐久性にも優れている

小物が落ちにくく軽くて丈夫な樹脂バスケット、上向きに鍵の差込口を設けることで操作のしやすいリング錠を採用するなど、使いやすさにこだわった装備も特徴。

太めの枠が空洞になっている軽量で丈夫な樹脂バスケット。底面はカバンの紐や小物が落ちにくい設計に

ENERSYS Me(エナシスミー) 
販  売 日:2021年1月下旬
販売価格:10万9800円(税込み) 
カラー: マットブルー/マットオレンジ/マットオリーブ/マットブラック
フレーム:アルミ製
キャリア耐荷重:27kg(クラス27)
サイズ/適応身長:26型/150cm~
変速:内装3段変速
重量:26.0kg
充電時間:5~6時間
バッテリー:リチウムイオンバッテリー 36v×10.3Ah (25.2V換算 14.7Ah相当)
走行距離:エコモード約85km/標準モード約60km/パワーモード約50km
購入方法:全国のサイクルベースあさひおよびサイクルベースあさひ公式オンラインショップ
     ※一部店舗でお取り寄せ。

中高生のハードな使用を考慮した強化ハブを採用することで、トラブルを軽減し長い期間安心して使用できる

●あさひの詳細ホームページ

コロナ禍の国際スポーツ選手賞…候補に大坂なおみとポガチャル

2021年のローレウス世界スポーツ賞が、新型コロナウイルス感染拡大に大きく影響されたスポーツ界のなかでも活躍したアスリートを選出しようと各国のノミネーションパネルによる候補選手選考を始めた。

ノミネートが期待されるアスリートやチームとして、ラファエル・ナダル、ルイス・ハミルトン、レブロン・ジェームズ、ロベルト・レヴァンドフスキ、大坂なおみ、フェデリカ・ブリニョネ、タデイ・ポガチャル、FCバイエルン・ミュンヘン、ロサンゼルス・レイカーズ、メルセデスAMGペトロナス・フォーミュラワン・チームなどが挙げられる。

テニスの大坂なおみはスポーツ記者が選ぶAIPSアスリートオブザイヤーで2020年の女子最優秀選手に選出されているだけに、今回も最有力候補。

自転車界では2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア)の名前が挙げられている。前回の同賞では、2019ツール・ド・フランスを22歳で初制覇したコロンビアのエガン・ベルナルが最優秀賞を逃したものの、新人賞を受賞した。

ノミネート選手の選出は世界100カ国、計1200人を超えるスポーツジャーナリストやメディア関係者によって1月25日から2月3日までの投票により行われる。そのノミネート選手リストの中から最終的な受賞者を、スポーツ界のレジェンドらで構成されるローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーが選出する。

表彰はSNSなどを駆使して発表

大坂なおみ

依然として先行きが不透明ななか、中止や変更を余儀なくされた他のスポーツイベントと同様、ローレウス世界スポーツ賞も例年のような華々しい授賞式の開催を見送る。授賞式に代わってデジタルメディアを活用し、それぞれ安全な場所で、個別に受賞者の表彰を順次行う。

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大による混乱が生じた2020年。例年とは大きく異なる状況下で、アスリートらが残した数々の功績の表彰に加え、広く社会全体に与えた影響に敬意を表する特別賞の表彰も予定しているという。

また、ローレウスが世界40カ国で展開する社会貢献活動「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド」への関心の高まりに合わせて、今回ははパンデミックに不屈の精神で闘った人々のストーリーを紹介するほか、自身のポジションや影響力を生かし、スポーツ界を超えてさまざまな社会課題に対して強いインパクトをもたらしたアスリートらの活動やメッセージにも焦点を当てていく。

これまで授賞式の様子は、テレビ放映を通じて世界6億人以上、さらにデジタルチャンネルやSNSを通じて数百万人に届けられた。その規模を継続すべく、今回も授賞の様子やそのほかの関連コンテンツを世界各国のメディアに公開するとともに、ローレウスのSNSでも配信を予定している。

ポガチャルがスロベニア選手として初めてツール・ド・フランス総合優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet

ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーのショーン・フィッツパトリックチェアマン
「困難な1年を経て、私たちはローレウスを通じて世界中のアスリートの功績を称える重要性をかつてないほど実感しています。アスリートらは、無観客やこれまでとまったく異なる環境下で、想像を超える苦労の末にスポーツ界に戻ってきてくれました。本年のローレウス世界スポーツ賞のノミネート者および受賞者は、ロックダウンの最中でも、スポーツがいかに影響力をもち、人を奮い立たせるものであるかを思い出させてくれた選手になるでしょう」

●ローレウスのホームページ

OVEで自転車を借りて都心を気ままに走る…実質1000円

東京・南青山にシマノがプロデュースしたLIFE CREATION SPACE OVEも15周年。コロナ禍の現在は好きな時間を指定して3000円で自転車を借りて走る「ひとりで散走」を実施中。SNSに指定のハッシュタグをつけた上で投稿すると帰着後2000円返金される。

OVEの自転車に乗って自由気ままに「小さな出会い」を楽しみながら都心を散走してみようという企画。希望の日時をあらかじめ予約。利用時間は10:00 – 17:00で、オリエンテーション+3時間まで利用可、最終自転車返却時間は17:00。

参加費:3000円
実施中にSNSに指定のハッシュタグをつけた上で投稿すると帰着後2000円返金。

●OVEの詳細ホームページ