ドライブレコーダーの新製品DRY-SV2050dがユピテルから発売

ユピテルからドライブレコーダーの新製品としてDRY-SV2050dが発売された。HDR&FULL HDで高画質記録が可能。GPS&Gセンサー搭載。駐車中に動きを検知すると記録する動体検知機能を搭載(オプション対応)。オープン価格。

ドライブレコーダー DRY-SV2050d

特許取得のレンズ部可動式システムはブラケット一体でフロントガラス上部にスマートに取り付けできるのが特徴。別売の駐車記録用オプションを接続すると、駐車中も一定時間記録を行い、いたずらや当て逃げなどにも対応する。動きを検知した時だけ自動で記録する動体検知機能を搭載しているので手間がない。

200万画素CMOSで高画質記録。もしもの時もしっかり記録にはGPS、Gセンサー搭載。HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載で、これまでより鮮明な映像を記録。LED式信号機もしっかり記録、東日本・西日本それぞれの周波数に対応。地デジノイズ対策済 地デジ・カーナビに影響を与えないノイズ低減設計。タイムズクラブロードサービス「カーレスキュー」の利用が1年間無料。

ブラケット一体型なので視界の妨げになりにくい
ドライブレコーダー DRY-SV2050d

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世界で最もスムーズかつ超軽量なXCフォーク、LEFTY OCHO登場

キャノンデールから8世代目のXCフォーク、LEFTY OCHOが発表された。ライダーのことを最優先に考えたデザインにより、多くの新機能を搭載した新型LEFTY OCHOは、世界中で最も滑らかで最先端の超軽量クロスカントリーサスペンションフォークだという。27.5インチと29インチのホイールのいずれにも対応する。読み方は「レフティ・オーチョ」。OCHOはスペイン語で「8」のことで、八代目のLEFTYという意味。

世界で最もスムーズかつ超軽量XCフォーク、LEFTY OCHO

既存のアイデアやサードパーティー規格を疑い、己の信じるベストを追求し続けた結果、最初のLEFTYサスペンションフォークがキャノンデールから登場して以来18年以上が経った。そして、新しく生まれ変わったLEFTY OCHOはもう一度、既成概念へのチャレンジをした。世界初のシングルクラウン、シングルサイドサスペンションフォークであるだけでなく、これまでに作られたなかで最も進歩した、最もスムーズで、最も正確なハンドリングを実現する超軽量XCフォークだという。

「LEFTY OCHOでさらなる性能を追求するためには、すべてを白紙にしてから開発を始めなければなりませんでした」とキャノンデール サスペンションテクノロジーディレクターのジェレマイア・ブーバー。
「LEFTYをクロスカントリーレースのルーツに戻す必要があり、クラウン部分の開発から始めて全体の構造を考え直す必要がありました」

LEFTY OCHOの開発シーン

新しいシングルクラウン設計は、従来のLEFTY CARBONよりも250g以上も軽く、世界で最も軽量なXCサスペンションフォークの一つでありながら、あらゆる超軽量フォークのなかで最高レベルの剛性を実現している。必要な個所に最適な味付けを施すことにより、さまざまなセクションで必要な剛性が発揮され、トレイルを飛ぶように駆け抜けることができる。

「LEFTY OCHOのスムーズさは際立っています」
今回から三面の接点となった新しいデルタケージニードルベアリングを備え、他社フォークにありがちな摩擦を生むシールとブッシングが少なく、しなやかな新しいチャンバーダンパーをもつLEFTY OCHOは今までに作られたなかでも最高に滑らかなフォークだ。どんなに荷重がかかり、どんな状況でも、ねばつきも引っかかりもなく、振動や抵抗もない。これまで以上にコントロール性を向上させ、サスペンションとしてのパフォーマンスを余すことなく発揮する。

しなやかな新型チャンバーダンパーをもつLEFTY OCHO

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最も速く最も高性能のハードテイルMTB、キャノンデール新型F-SiがW杯投入へ

キャノンデール・ジャパンがMTBクロスカントリーレースにおけるスピードへの要求をこれまで以上に高いレベルまで押し上げた。キャノンデールファクトリーレーシング(通称CFR)チームは、5月19・20日にドイツのアルプシュタットで開催されるUCI MTBワールドカップ(XCO)に向けて、キャノンデールがこれまでに作ったなかで最も速く最も高性能のハードテイルである新型F-Siを投入すると発表した。

最も速く最も高性能のハードテイルである新型F-Si

新しく生まれ変わったF-Si
2015年に導入された初代F-Siは、XCハードテイルにとても大きな革新をもたらした。それは年々厳しさを増しているワールドカップのコースレイアウトに対応するようデザインを見直した画期的なハードテイルだった。新型F-Siは、ライダーのパフォーマンスを最大限発揮させるアウトフロントジオメトリーと切れ味鋭い走りを実現する左右非対称のAi(Asymmetric Integration)リヤトライアングルなど、初代モデルから取り入れられているキーテクノロジーをよりブラッシュアップすることにより、さらにハイレベルなバイクへと進化させた。新型F-Siは、多くのXCレースハードテイルよりも軽く、スムーズさを持ち合わせ、より機能的でハイスピードな走行を手助けしてくれるという。エンスーなXCファンのための究極のレースマシンだ。

キャノンデールファクトリーレーシング(CFR)による実走チェック

クライミングを制す
わずか900gのF-Si Hi-MODフレームは、その先代モデルよりも80g軽くなり、ブランド史上最軽量のマウンテンバイクとなる。さらに、アップデートされたAiオフセットドライブトレインにより、427mmというスーパーショートチェーンステーを実現し、さらなる登坂力と俊敏性を発揮する。そして大きな2.35インチ(実測値58㎜)のタイヤをも飲みこむ十分なクリアランスが確保されている。

スプリントを制す
厳しく、激しい、そして高速化したレースを制すべく剛性を見直し、爆発的なスピードを生み出す剛性を持たせながらも、フレーム全体を通して衝撃を軽減し、バイクコントロールを向上させるよう改善を重ねた。

ダウンヒルを制す
LEFTY OCHOのユニークなフォークオフセットと、先代モデルよりもさらに寝かせた69度のヘッドアングルの組み合わせは、最先端のXCレースで必要なダウンヒルスピードを後押ししてくれる。そして言うまでもなく、その高速走行を実現させているのは新型LEFTY OCHOの比類なき性能だ。

レースを制するために必要な全ての要素を備えた新型F-Siは、XCライダーのニーズにぴったりと応えるように作られているという。

切れ味鋭い走りを実現する左右非対称のAiリヤトライアングル

キャノンデール・F-Si

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サム・ベネットが2勝目…ジロ・デ・イタリア第12ステージでイモラサーキットを制す

第101回ジロ・デ・イタリアは5月17日、オジモ〜イモラ間の214kmで第12ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのサム・ベネット(アイルランド)が残り400mから単独で抜け出し、第7ステージに続く2勝目を挙げた。総合成績ではミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ(英国)が首位を守った。

ジロ・デ・イタリア第12ステージ © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

モータースポーツでおなじみのイモラサーキットがゴールとなったステージ。レース終盤は土砂降りになり、そのなかをバーレーン・メリダのマテイ・モホリッチ(スロベニア)とモビスターのカルロス・ベタンクール(コロンビア)が抜け出してゴールを目指した。しかし追走集団も徐々に差を詰め、捕らえかけたところでベネットが単独でアタック。2人を追い抜くと後続にわずかの差をつけてゴールまで逃げ切った。

ジロ・デ・イタリア第12ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse
イモラサーキットのゴールを制したサム・ベネット © Fabio Ferrari – LaPresse

「モホリッチとベタンクールがすぐのところに見えたので単独でアタックした。2人に体力がどれだけ残っているか分からず、ゴールまでの残り距離も把握していなかったが、勝利をものにしたかった。ラッキーなことにボクは他の選手よりもいい脚が残っていた」とベネット。

ポイント賞のマリアチクラミーノを着るスプリンター、エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)は横風の影響で分断された後方集団にいて、一時はメイン集団に復帰したものの最後は再び脱落。ゴール勝負に加われなかった。

「ビビアーニが後方に置いていかれたと聞いた。そして再び戻ったとも聞いた。彼がどこにいるのか分からなかったので、集団スプリントに挑むよりもロングスパートをしかけたほうがいいと判断した。今後はマリアチクラミーノを獲得できるように走りたい」とベネット。

Foto Fabio Ferrari – LaPresse

「英国人にとっては得意とする天候だった。そしてアイルランドのベネットにとってもね」と悪天候にもかかわらずマリアローザを守ったイェーツ。
「こんなに荒れたコンディションになるとはみんな思ってなかったと思うし、ボクもその1人だった。最後はうまくまとめられてホッとしている」

イェーツがジロ・デ・イタリア第12ステージでマリアローザを守った © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

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●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)

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ツアー・オブ・ジャパンに松田祥位、草場啓吾らヤングジャパン

5月20日に開幕する8日間のステージレース、ツアー・オブ・ジャパンに日本代表として若手主体の6選手が出場する。5月17日に日本自転車競技連盟が発表した。

アジア選手権男子U23個人タイムトライアルで3位になった松田祥位 ©Kenji NAKAMURA/JCF

松田祥位(EQADS)=2017世界選手権タイムトライアル(ジュニア)20位。2018アジア選手権チームTT優勝。トラック3kmでジュニア日本記録を更新した逸材。初出場/18歳
草場啓吾(日本大)=2017国体ロードチャンピオン。出場2回目/21歳
武山晃輔(日本大)=2017インカレ&学生選手権チャンピオン。初出場/20歳
冨尾大地(鹿屋体育大)=2017ツール・ド・北海道山岳賞。初出場/21歳
中川拳(早稲田大)=初出場/20歳
佐藤健(日本大)=初出場/18歳
監督は日本自転車競技連盟ロード強化コーチの浅田顕。
「目標は各ステージの成績。高校を卒業したばかりの若手を含む初出場の選手ばかりなので、チャレンジャーとしてできることを追求しつつ、東京まで走り切ることで世界へつなげたい」という。

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ツアー・オブ・ジャパンに国内ラストレースとなるNIPPOのクネゴ出場

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ツアー・オブ・ジャパンに国内ラストレースとなるNIPPOのクネゴ出場

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが5月20日(日)に大阪府堺市で開幕する国内最高峰のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)」に参戦する。同大会がチームにとって待ち望んだ日本での今季初戦となる。

ツアー・オブ・ジャパンに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニの6選手

2018年で21回目の開催を迎えたツアー・オブ・ジャパンは、大阪から東京まで8日間かけて、本州を横断するようにして連日熱戦を繰り広げていく。8日間の総走行距離は764kmと長くはないが、総獲得標高は約1万3000mと非常に厳しいもので、登りに大きな比重が置かれたステージレースとなる。

特に第6ステージの富士山須走口五合目にフィニッシュするヒルクライムステージをはじめ、第5ステージの南信州、第7ステージの伊豆は厳しい登坂区間が設定され、個人総合成績を決定づけるだけでなく、レース展開によってはサバイバルレースの様相となる。

2018年ツアー・オブ・ジャパン
5/20(日)第1ステージ 【堺】2.6㎞(個人タイムトライアル)
5/21(月)第2ステージ 【京都】 105.0㎞
5/22(火)第3ステージ 【いなべ】 127.0㎞
5/23(水)第4ステージ 【美濃】 139.4㎞
5/24(木)第5ステージ 【南信州】 123.6㎞
5/25(金)第6ステージ 【富士山】 32.9km
5/26(土)第7ステージ 【伊豆】 120.8㎞
5/27(日)第8ステージ 【東京】 112.7㎞

出場チームは、新城幸也をエースとしたバーレーン・メリダが唯一のUCIプロチームとして出場。以前、チームNIPPOで活躍したグレガ・ボレ(スロベニア)もエントリーしていて、新城と強力なタッグで優勝候補に挙げられる。プロコンチネンタルチームはNIPPO・ヴィーニファンティーニのほかに、現在ジロ・デ・イタリアにも参戦しているイスラエルサイクリングアカデミーが初出場。コンチネンタルチームは、オーストラリアのベネロング・スイスウェルネスやアメリカのチームイルミネートが海外勢の有力どころ。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは2017年の同大会で区間3勝とポイント賞を獲得したマルコ・カノラを軸にしたメンバー構成となり、外国人選手は6月をもって競技の第一線からの引退を表明しているクライマーのダミアノ・クネゴ、初来日となるオールラウンダーのシモーネ・ポンツィが出場。来日回数の多いクネゴだが同大会にはポンツィとともに初出場となる。


登坂能力に優れる日本人トリオ、初山翔、伊藤雅和、中根英登がチーム力を大きく底上げしている。初山は2017年の大会にブリヂストンアンカーから出場し、全ステージで逃げに乗る活躍をみせ、日本人選手としては快挙となる山岳賞を獲得した。また伊藤と中根も2017年に引き続いての出場となるが、伊藤は2017年の南信州ステージの落車で大腿骨骨折の大ケガを負い、好調なシーズンが一転、辛い治療やリハビリに直面することに。今大会でのリベンジを誓う。中根は2017年、カノラの区間3勝に大きく貢献。南信州ステージの終盤、先行していた選手を追走して吸収し、集団ゴールスプリントの展開に持ち込むなど、素晴らしい走りを披露した。

3選手ともに充実したオフトレーニングや、ヨーロッパやアジアの国際レースでの実戦を重ねての参戦となり、2017年よりもさらにレベルアップした走りで、チーム一丸となって勝利をねらう。

初山翔

初山翔のコメント
今年はチームも変わり、ツアー・オブ・ジャパンの見え方も去年までに比べるとだいぶ変わると思う。それでも日本最大級のレースで、ベストのパフォーマンスを出したいと思う気持ちだけは変わらない。

伊藤雅和

伊藤雅和のコメント
今年もツアー・オブ・ジャパンに選出され、出場することができてうれしく思います。去年大腿骨を骨折した思い出深いレースで、1年後にしっかり帰ってこられてうれしいです。今年もかなりいいメンバーで挑むことになるし、自分もしっかり調整してきたので、チームの歯車になって全員で成績を出していきたいと思います!

中根英登

中根英登のコメント
チームのスケジュールやトレーニングメニューのおかげで昨年より確実に自分自身の力を付けることができている。ツアー・オブ・ジャパンは他のレースとは違う厳しさ、難しさがあると感じているが、必ずいい結果につなげたい。チーム一丸となって勝ちにいきます。応援よろしくお願いします!

大門宏監督のコメント
日本人メンバーは個々の総合力を重視して選んだ。イタリア人メンバーもそうだが、一人ひとりの持ち味を引き出すことが、監督として自分に課せられた役割。責務を全うしたい。カノラは昨年日本で走った全ての大会で活躍しただけにマークは厳しくなるのは避けられないが、マークされることをポジティブにとらえながら、少しでも有利な展開に持ち込みたい。
ツアー・オブ・ジャパン初参加をシーズン初めから楽しみしていたクネゴだが、先週末から体調が優れず心配していた。リザーブ(補欠)に入れ検査を繰り返しながら体調を見守っていたが、昨晩ドクターからも許可がおり、来日を決めた。彼は来月いっぱいで引退することを公表しているので、日本では現役で走る最後の大会となる。昔から応援していただいている大勢のファンとともに、初めてのツアー・オブ・ジャパンを思う存分楽しませたい。

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