海外旅行でよく迷子になる人はGPSデバイスの帰巣機能を使おう

Garmin(ガーミン)をはじめとした各社GPSスポーツウォッチは、継続的に運動することのモチベーションとなって健康ライフをサポートしてくれる。腕時計タイプのガジェットだが、その中には使い切れないほどの機能が搭載されていて、スポーツだけではもったいない。じつは海外旅行など見知らぬ土地で思わぬ威力を発揮する。

ボクが愛用しているのはGARMIN社のfenix 5 Sapphire

GPSを起動すれば海外旅行の足跡を記してくれる

GPSデバイスを海外旅行に持っていくととても便利だ。旅の足跡を簡単に記録することができる。歩いたルートだけでなく、高度変化やそのときのドキドキ感(心拍数です)。高度変化は気圧計のついたABCウォッチ(Garminならfenixシリーズ)でなくとも、GPS搭載のライフログバンドならその地点の高度を後追いで追記するので、気圧計がなくとも高低表が作成される。温度変化もGarmin fenixシリーズレベルならデータ収集されるのだが、装着している人の体温に影響を受けるので、こればかりはあまり当てにならない。

でも歩いたところがあとで確認できるのだから、これほどありがたいことはない。あの日はどこに行って、あそこまで何分かかったかなどが克明に記録されているのだ。

さあ、困ったぞ。カルカッソンヌの旧市街で迷った…

さて、これだけ高精度に位置情報が収集されるのだから、もっとスゴい活用方法があるんじゃないかと考えてみた。それが今回フランスで実験した「帰巣機能」だ。もちろんGarmin商品のマニュアルにそんな項目はありませんよ。正しく言うと「スタートに戻る」機能だ。出発したホテル、ツアーバスの停車している場所に戻る。そんなことができるのだ。

もちろん、「迷子になっちゃった。じゃあGarminに頼ろう」といってできるものではない。条件としてはランやサイクリング、ウォークやスイムでもなんでもいいのでアクティビティを起動させたこと。例えば、「これから歩き始めよう」という際、おもむろにアクティビティ項目から「ウォーク」を選び、スタートボタンを押してGPSを起動させるというアクションがないと、帰るポイントが分からない。

日本でなら勝手知ったる町の作りである程度は来た道が分かる。ところが海外は歴史や文化が異なるので道路の張り巡らせ方が日本の感覚とは一致しない。とりわけ環状交差点は一瞬のうちに方角の感覚をマヒさせる。海外で道に迷うのは本当に簡単だ。

カルカッソンヌは一方通行の路地ばかり。環状交差点も方角が分からなくなる存在

ホテルを出発するときにアクティビティをオンにする

今回は「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」のフランス南部、カルカッソンヌで迷子の実証実験をしてみた。本当に迷子になったら困るので、「ここに帰ってこよう」という地点で、アクティビティの「ウォーク」を起動。入り組んだ旧市街を散策し、ほどよくここはどこ?的になったところでアクティビティを終了。

ここでとても重要なことがある。迷子になった人に「落ち着いて!」といっても効果はないと思うが、まずここでスタートから迷子になった時点までのアクティビティを終了させ、デバイス内に「保存」することが必要。要するに保存していないと、帰り道のデータが取得できていないのだ。

実際のナビゲーション
まずウォッチフェイスページ(いつもの基本画面)で右上の実行キーを押す(Garmin fenixシリーズの場合)。いくつかの選択肢の中から「ナビ」を見つける。さらにいくつかの選択肢が出てくるので、「スタート地点」を見つける。ここで「トラックバック」と「直行」が選択できるので、自分の気持ちを確かめよう。コースを正確に逆戻りしたい場合は前者でいいのだが、たいてい早く帰りたいので「直行」でいいはず。

帰巣機能を使うにはなにかのアクティビティを実行していないと起動しない。道に迷いそうなときはアクティビティをオンにしておこう
「ナビ」を表示して右上ボタンを押すと「スタート地点」と表示されるのでこれを選択

唯一の弱点は「電池ギレ」

どうですか。たいしたものです。ボクはこの機能の存在を知ってから海外では我が物顔にあちこち散策できるように。朝のジョギングも林道などにちゅうちょなく入り込めます。唯一注意したいのは電池切れ。こればかりはもう完全に迷子になります。

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