バンクリーグ〜トラックを利用した新しいレースが2019年本格始動

国内最高峰の自転車ロードレース「Jプロツアー」に参加するチームを中心に、自転車ファンの拡大と地域振興などを目的として、トラックを利用した新しいサイクルレース「バンクリーグ」が立ち上がった。同リーグの本格始動を目指して、2019年から参加チームによる国内各地競輪場でのテストレースを現在計画している。

宇都宮で開催されたTRACK FESTIVAL ’18 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

8月24日には栃木県の宇都宮競輪場で「トラックフェスティバル’18」(宇都宮市後援)と称して初のテストイベントが行われた。宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、ブリヂストンサイクリング、マトリックスパワータグ、キナンサイクリング、愛三工業レーシングの6チームが参加。

競技は周回ごとに先頭通過チームが1ポイント獲得し、5ポイント先取したチームが勝ちとなる「ファイブポイントゲーム」で実施された。

■来場者:のべ1000人(一般席950人、VIP席50人)
■YouTube LIVE視聴者数:1678
■SHOW ROOM 当日視聴数:3133人

8月24日に宇都宮競輪場でトラックフェスティバル’18と称して初のテストイベントを開催

競輪場で行うメリット
・競輪場をスポーツ文化の発信拠点にする
・競輪とサイクルスポーツ、自転車競技の融合
・競輪選手のブランドイメージの改善
・競輪場施設を市民の財産と感じてもらうこと
・競輪場の有効活用、地域活性化への取り組み
・自転車競技の向上、チームの育成強化
「バンクリーグ」が競輪界とロード界の未来につながる架け橋になる

バンクリーグ今後の展望
2019年以降のテストレース開催を踏まえて、将来的にはサッカーや野球のようにホーム&アウェイ方式にて国内各地の競輪場での開催を計画。レース会場は参加チームの「ホームバンク」となる競輪場を予定している。

また各チームのファンをはじめ、開催地域の市民がふれあえる楽しいイベントを同時開催し、まったく新しい参加型サイクルイベントとして盛り上げていきたいという。

バンクリーグの詳細、実施競技「ファイブポイントゲーム」のルールなどは公式ウェブサイトで確認できる。