ロペスがコロンビア最終日にアラフィリップを逆転し総合優勝

ツアー・コロンビア2.1が2月12日から17日まで全6ステージで開催され、最終日にアスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)が総合成績でドゥクーニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)を逆転して総合優勝した。

ミゲルアンヘル・ロペスが地元コロンビアで総合優勝 ©Maximiliano Blanco/Getty Images

同大会はスカイのエガン・ベルナル(コロンビア)が総合優勝した2018年まで、コロンビア・オロイパスという大会名で開催されていたが、UCIレースとなり名称が変更された。前年2位のナイロ・キンタナ(モビスター)、同3位のリゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト)らコロンビアの強豪選手が登場するとともに、コロンビアでトレーニングを続けていたクリストファー・フルーム(英国、スカイ)もエントリー。

レースは最終日前日の第5ステージで、アラフィリップがロペスを制して区間勝利。アラフィリップが首位に立ち、ロペスは23秒遅れの総合3位に。フルームは調子が上がらず、34分36秒遅れの総合90位と低迷した。

そして頂上ゴールとなった最終ステージは上りを得意とする地元コロンビア勢が総攻撃。キンタナが優勝し、ロペスは8秒遅れの区間3位でゴール。区間15位までは10位のナルバエズ(エクアドル)を除いてコロンビア勢が相次いでゴール。アラフィリップは2分遅れの16位でゴールし、ロペスが逆転優勝した。

「とてもハードなレースだったが、チームメートの援護もあってスマートな戦いができた。最適な位置からアタックして、ゴールで目標としていた総合優勝をゲットできた。母国コロンビアの大会で総合優勝したことは格別な思いがある」とロペス。

第4ステージで区間5位に入ったNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの中根英登は、第5ステージ序盤の集団落車に巻き込まれて負傷。自転車に乗って再出走したが、ケガの状態が思わしくなく途中リタイア。シーズン序盤から好調だっただけにアクシデントが悔やまれる。