ロードレース観戦に役立つ選手名鑑…チクリッシモが3月4日発売

ロードレースマガジン『ciclissimo』(チクリッシモ)の2019年第1弾、 No.59「プロチームガイド&選手名鑑号」が3月4日(月)に八重洲出版から発売される。A4ワイド判。1296円(税込み)。

豪州で開催されたツアー・ダウンアンダーを皮切りに、すでに2019シーズンの闘いは始まっているが、本格化する海外ロードレースの観戦(視聴)には、この「プロチームガイド&選手名鑑2019」があれば便利。

ciclissimo誌恒例の同企画は今回、計43チームを収録。所属全選手の顔写真や最新プロフィール&戦績データを掲載している。選手名索引も付いているので手元にあると各チーム所属選手の特徴が検索しやすく、レースをより深く観戦できる。

2006年創刊のciclissimoは、海外ロードレースを軸とする自転車専門誌。2017年の誌面刷新を機に、欧米のサイクル文化のテイストが漂う装本とボリュームを増したコンテンツが相まって、さらにパワーアップしたグラフィック誌へと生まれ変わっている。

●総力特集 プロチームガイド&選手名鑑2019
〜ロードレース観戦に即役立つ保存版データベース〜
UCIワールドチーム全18+プロフェッショナルコンチネンタルチーム全25の計43チーム掲載!
第2回 プロチーム&選手 総選挙 結果発表
ファン投票による人気ランキング! 今回、ナンバーワンに輝いたのは…?
●プロライダーに聞きました! 選手が憧れる選手たち
●選手語録2018-2019 〜プロ選手が発した名言集

トラック世界選手権が2月27日開幕【大会競技日程掲載】

2019UCIトラック世界選手権大会が2月27日(水)から3月3日(日)まで、ポーランドのプルシュクフで開催される。このトラック世界選手権は、2020年東京オリンピックの国別出場枠を決める得点配分が最大で、日本にとって重要な大会となる。

2018トラック世界選手権の男子ケイリン。左から2位河端朋之、優勝ファビアンエルナンド・プエルタス、3位レビ ©Takenori WAKO/JCF

また、この大会が終了するタイミングは、2020年東京オリンピック出場に関わるオリンピックランキングのポイント加算対象大会のうち、半分が終了するタイミングとなり、日本選手の東京オリンピック出場可否の目安が見えてくる。

日本代表の注目選手として、男子短距離では2018年の同大会ケイリンで銀メダルを獲得した河端朋之、2018-2019トラックワールドカップ第1戦ケイリンで金メダルを獲得した脇本雄太、女子短距離では2018-2019トラックワールドカップ第3戦ケイリンで銅メダル、2019アジア選手権ケイリンで金メダルを獲得した小林優香、中距離では2017-2018トラックワールドカップで2度金メダルを獲得した梶原悠未など、2020東京オリンピックでのメダル獲得が期待できる選手が出場。

●日本代表派遣選手団と見どころ

●大会スケジュール

ルワンダが2025世界選手権ロード招致へ…実現すればアフリカ大陸初

アフリカ大陸にあるルワンダが2025年の世界選手権ロードの大会招致に乗り出した。実現すればアフリカ大陸初開催となる。2月24日に開幕したナショナルステージレースのツール・ド・ルワンダ初日に同国自転車連盟会長が言及した。

ツール・ド・ルワンダ第2ステージでエリトリアのメルハウィ・クドゥスが優勝 ©Tour du Rwanda

ルワンダは20世紀終盤に紛争や虐殺などで混乱したが、国際社会の協力があって、近年は経済情勢を含めて急成長。2009年に同国の代表的なステージレース開催を始めた。ロードレース開催には適さなかった道路事情も、年を追うごとに環境整備を続け、こどもたちへの自転車啓蒙活動も展開してきた。正式の大会招致立候補を受けて、UCI(国際自転車競技連合)も調査を開始する。

2月24日から3月3日まで開催されるツール・ド・ルワンダは、エリートカテゴリーとしては同国唯一の国際レースで、UCIアフリカツアーの第1クラスにランクされる。自転車の普及と選手育成に果たしてきた役割は大きい。2012年の大会では当時18歳だったエリトリアのメルハウィ・クドゥスが活躍。同選手は2019年の大会にアスタナチームとして参戦し、第2ステージを制している。

ルワンダに自転車文化を持ち込んだのは米国選手として初めて1981年のツール・ド・フランスに出場したジョナサン・ボイヤーだ。それまではオランダのPDFチームの広報を務めていたが、2006年にはアフリカ大陸に渡って自転車文化を根づかせる活動を継続してきた。今回の世界選手権ロード立候補はこうした人物がまいた種が結実した証拠だ。

ホワイトデー平均予算は義理で500〜999円…さて本命は?

世界的に浸透しているバレンタインデーは西暦200年のローマ時代が起源とされるが、ホワイトデーの習慣が誕生したのは1970年代という。「キットカット」で知られるネスレ日本が発表した。

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ホワイトデーは日本発祥の文化

ホワイトデーは東アジアの一部を除けば世界的にも珍しいまさにメイドインジャパンの風習だという。ホワイトデーが始まった当初は、マシュマロやキャンディを贈るのが主流だった。

「君からもらったチョコレートをボクの優しさ(マシュマロ)で包んでお返しする」「真っ白な気持ちで包んで贈る」という意味を込めて、チョコ入りのマシュマロを販売したのがホワイトデー発祥の一説とされている。

そのホワイトデーギフトの主流は、マシュマロやキャンディからチョコレートへと変わりつつあるとネスレ日本。

ホワイトデーの平均予算は?

バレンタインのお返しとして、女性が期待するホワイトデーギフトの金額はYahoo!「1000人に聞いた!ホワイトデー本音調査」によると本命へのお返しは金額に差が出るが、義理へのお返しは500~999円が相場だ。

本命:「1000~3000円」「5000円以上」とアンケートによって回答が分かれる
義理:「500~999円」が一般的

「ボルカニックチョコレート」とは

2018年1月に世界で初めて「キットカット」として発売して以降、大きな話題を呼んでいるカカオ由来のピンク色のルビーチョコレートに続いて、2018年12月には火山島で育った、世界総生産量のわずか0.2%しかない希少なカカオから作られる「ボルカニックチョコレート」を、「キットカット」で発売し、好評を得ている。

火山島で育った、世界総生産量のわずか0.2%しかない希少なカカオ
希少カカオを使って作られるのがボルカニックチョコレートだ

ネスレ日本は、3月のホワイトデーに向けて、火山島で育った希少なカカオから作られる「ボルカニックチョコレート」を使用した「キットカット」を詰め合わせた、ホワイトデー限定パッケージデザインの「キットカット ショコラトリー サブリムボルカニック」アソートを、3月1日より、「キットカット ショコラトリー」の店舗と通販サイトで販売開始する。

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宇都宮ブリッツェンが伊豆合宿…3月2日にトークショー開催

ミヤタサイクルが運営するMERIDA X BASE(静岡県伊豆の国市)を拠点に、2018年シーズン日本一を獲得したプロロードレースチーム、宇都宮ブリッツェンが2019シーズンに向けたトレーニングキャンプを2月25日から3月6日の期間で実施している。

宇都宮ブリッツェンの合宿拠点となる伊豆

オリンピック自転車競技開催地にほど近い複合型道の駅「伊豆のへそ」でのプロロードレースチームのキャンプ実施は初めての試みで、キャンプ初日の2月25日には道の駅「伊豆のへそ」で宇都宮ブリッツェン歓迎セレモニーが行われた。

伊⾖の国市の⼩野登志⼦市⻑は「市⺠を代表して⼼より歓迎します。2〜3 ⽉は伊⾖の国市がもっとも綺麗。⾵光明媚な地でサイクリングに最適です。これからもベースキャンプ地として活⽤してもらいたい。城⼭は⻑嶋茂雄がトレーニングに使っていた。葛城⼭は伊⾖を⾒渡せ、狩野川をはじめとする⾃然がある。狩野川は30 年以上ライド&ライドの拠点にもなっていて、⾷材も豊富で腕⾃慢が多数。地域をあげて⾃転⾞を盛り上げていきたい。英気を養うとともに伊⾖を⾃転⾞で楽しんでもらいたい」とあいさつ。

⼩野登志⼦市長と清⽔裕輔・宇都宮ブリッツェン監督

宇都宮ブリッツェン トークショー
■トークショー開催場所 MERIDA X BASE内特設ステージ
(静岡県伊豆の国市田京195-2)
■日程 2019年3月2日(土)14:00~15:30(受付開始 13:30)
■内容 宇都宮ブリッツェン所属選手によるトークショー(入場無料)
・伊豆半島でのトレーニングキャンプについて
・2019シーズンに向けての抱負について
・2020東京オリンピックについて
■トークゲスト 宇都宮ブリッツェン所属選手(予定)
鈴木譲、阿部嵩之、小坂光、堀孝明、鈴木龍、小野寺玲、岡篤志

東京五輪出場枠をかけて日本短距離陣がトラック世界選手権へ

世界選手権トラック競技大会が2月27日から3月3日までポーランドのプルシュクフで開催され、日本から史上最強軍団が派遣される。同大会での成績は2020東京五輪の国別出場枠に大きくかかわる。外国人コーチを起用して直近の国際大会で3位以内を連発する日本短距離陣だけに、その先にあるのはだれも手にしたことのない金メダルしかない。

2018トラック世界選手権の男子ケイリンで2位になった河端朋之(左) ©Takenori WAKO/JCF

トラック競技だけ開催国出場枠がない!

2020東京五輪で自転車競技はトラック、ロード、MTB、BMXの4競技が行われるが、この中でトラックのみが開催国出場枠がない。そのため2018年7月6日から2020年3月1日までの世界選手権、ワールドカップシリーズ、各大陸選手権での成績により、各国・地域に出場枠が割り当てられ、2020年3月2日に発表される。

世界の強豪国は現在、東京五輪出場を目指してその得点争いに集中しているわけだが、そのなかでも世界チャンピオンを決める世界選手権は配点が高いので最も重要となる。日本勢もここで着実に上位の成績を修め、取れるだけの東京五輪枠を確保していきたいのだ。

男子チームスプリントの雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©2019 JCF

自転車競技の五輪メダルは過去に銀1、銅3個。すべてトラック短距離男子による獲得だ。2004年のアテネ、2008年の北京は外国人コーチの功績によりメダルをゲット。ところがその後は契約問題がこじれて日本人コーチを起用する時代もあった。しかし東京五輪を見すえて実績のある外国人指導者と契約。短距離ヘッドコーチはブノア・ヴェトゥ、同コーチはジェイソン・ニブレット、中距離ヘッドコーチはイアン・メルビン。すべて五輪メダル請負人だ。

しばらく低迷を続けた日本短距離陣も近年は着実にパワーアップ。世界の強豪が集まるワールドカップでも3位までの表彰台に食い込み続けている。つまり現時点で東京のメダル圏内に日本選手はいるのである。

トラックワールドカップ第6戦の男子チームスプリントで2位になった雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©2019 JCF

注目の種目はチームスプリント

短距離男子で最も注目すべき種目はチームスプリントだ。3選手が1周ずつ先頭を分担し、3段ロケットのように脱落していき、最後の選手のゴールタイムで優劣をつける。アテネ五輪では日本自転車競技史上最高の銀メダルを獲得した得意種目である。

この種目の最終的な国別ランキングで8位までに入れば一気に3選手が東京五輪に出場できる。しかもその3選手は個人スプリントとケイリンに、それぞれ最大2選手がかけ持ち出場することができるというルールもある。1月に開催されたトラックW杯第6戦で日本は雨谷一樹、新田祐大、深谷知広を起用して2位。7年ぶりの表彰台をゲットして上り調子だ。

またケイリンでは同5戦で新田祐大が3位、6戦で河端朋之と女子の太田りゆが2位。さらに1月のアジア選手権ケイリンでも脇本雄太が優勝している。

これまで実績がなかった中長距離陣も躍進。複合競技のオムニアムで橋本英也と梶原悠未がアジア王者に。W杯でも成績を残しているだけに楽しみだ。

アジア選手権女子マディソンで優勝の梶原悠未(左)と古山稀絵 ©2019 JCF
アジア選手権男子オムニアムで橋本英也が優勝 ©2019 JCF

●日本自転車競技の五輪メダル
1984ロサンゼルス 坂本勉(スプリント)銅
1996アトランタ 十文字貴信(1㌔タイムトライアル)銅
2004アテネ 長塚智広・伏見俊昭・井上昌己(チームスプリント)銀
2008北京 永井清史(ケイリン)銅

●世界選手権日本代表選手
脇本雄太(JPCA JPCU福井)
河端朋之(JPCA JPCU岡山)
新田祐大(JPCA JPCU福島)
深谷知広(JPCA JPCU愛知)
雨谷一樹(JPCA JPCU栃木)
小林優香(JPCA JPCU福岡)
太田りゆ(JPCA JPCU埼玉/ブリヂストンサイクリング)
近谷涼(ブリヂストンサイクリング)
一丸尚伍(シマノレーシング)
橋本英也(JPCU岐阜/ブリヂストンサイクリング)
今村駿介(中央大/ブリヂストンサイクリング)
沢田桂太郎(日本大/ブリヂストンサイクリング)
中村妃智(日本写真判定)
古山稀絵(日本体育大)
橋本優弥(鹿屋体育大)
梶原悠未(筑波大)
吉川美穂(Live GARDEN Bici Stelle)