マルセル・キッテルがカチューシャとの契約返上…休みを取り今後のキャリア模索へ

カチューシャ・アルペシンとマルセル・キッテル(ドイツ)は、チーム契約をシーズン終わりを待たずに終了することに双方が同意。5月9日にチームがキッテルのコメントとともに発表した。

日本でも絶大な人気を誇るマルセル・キッテルだが…

「チームと私は相互とも、現在の契約の早期終了を決定した」とキッテル。
「人として、アスリートとしてどうしていきたいか、本当に重要なものについて自問自答した末の長いプロセスで決断した。

私はサイクリングを愛しているし、この美しいスポーツへの情熱は決して消えないが、そこで私が成功するためになにが必要であるかも知っている。

選手には長所も短所もあり、強くなったり成功するためにはチーム内でお互いに理解し継続的なプロセスが必要だと考えている。この2カ月間に、私は疲れ果てたような気がした。いま私は最高レベルでトレーニングし、レースすることができない。そんな理由から、私は休憩を取り、自分のために時間を取り、私の目標について考え、私の将来のために計画を立てることに決めた。

1年半にわたってサポートしてくれたチームに感謝したい。特にスタッフには心の底からお礼を́言いたい。私が今まで見た中で́最高の、最も困難な労働者であると断言できる。多くの勝利と結果で彼らの情熱をチャージさせられなかったことを申し訳なく思う。スポンサーやパートナーにも感謝したい。

この決断は、変化することが新しい道や機会につながるという私の経験に基づいて́いる。不安もあるが、私は最終的に新しいチャンスと課題を見つけることに自信を持って́いる。幸せや喜びとともに、私の将来を見つける方法を模索したい。なにが起こるのか非常に興奮して́いる。もう一度レースをして、この目標に到達できるような計画を立てていきたいと思う」

トロフェオパルマでシーズン初勝利を挙げたマルセル・キッテル @Justin Setterfield/Getty Images