漁網を再利用したボトルケージをボントレガーが発売

トレック・ジャパンは、ボントレガーのロングセラー製品、Bat Cageをリニューアル。新しくなったBat Cageのユニークさは、性能や軽さではない。新モデルでは漁網からリサイクルされたペレットに素材を変更した。

漁網は、海に漂うプラスチックごみの約10%を占めている。さらに悪いことに、海洋環境に他のいかなるプラスチック汚染より4倍もの悪影響を与えるのだ

トレックは過去22年間で数十万個ものBat Cageを製造してきた。このケージはシンプルで軽く、丈夫で保持力が高く、プロにも長年愛されているが、今回から素晴らしい特長が加わった。

トレックは環境団体NextWaveとの提携を通じて、投棄された漁網に新たな使い道を求めるBureo社を知ることになった。Bureo社は、投棄された漁網を集めて細かいペレットにリサイクルし、射出成型プラスチック製品の材料に役立たせている。

ボントレガーのBat Cageは、投棄された漁網に新たな命を吹き込み、海洋ごみを減らして、役立つ製品に形を変えたもの

現在、8600万トン以上ものプラスチックが海に存在し、その量は毎年800万トンずつ増えている。漁網は、海に漂うプラスチックごみの約10%を占めているという。さらに悪いことに、他のプラスチック汚染より4倍もの悪影響を与える。

リサイクルしたナイロン製Bat Cageの1年分の販売量は、海から取り出した漁網約4000平方mに相当する

リサイクル素材を使ったBat Cageの1年の生産量は、投棄された漁網の約4000平方メートル分に相当。トレックは、世界中で愛されるベストセラー製品の素材を見直すことで、地球環境の保全に貢献していきたいという。

毎年、180億ポンドものプラスチックが海に流れ込み、世界各地の砂浜や運河を汚している