テロ対策特殊装備展にミリタリーアイウエアのESS出展

「テロ対策特殊装備展’19(SEECAT)」が2019年10月2日(水)から4日(金)までの3日間、東京ビックサイトで開催され、ミリタリーアイウエアのESSが出展。来場者の関心を集めた。

テロ対策特殊装備展(SEECAT)は、自衛隊・警察・テロ対策が必要な企業などの治安関係者に入場を制限したクロ ーズドショー。官民問わず、改めて見直されているテロ対策に必要な特殊資機材・システム・サービス・コンサルティングなどが一堂に集結する年に一度開催される展示会だという。2020年東京オリンピック・パラリンピックを目前に控え、来場者(約7400 人)からはテロに対する危機意識が強く感じられた。

ESSブースでは、CROSS シリーズ(CROSSBLADE、CROSSBOW)、ゴーグルシリーズを中心に展示。来場者からは、ブランド背景、納入実績、目を保護する耐衝撃性レンズ、よりよく見える高解像度レンズ、特に CROSSBLADE、CROSSBOW、全ゴーグルシリーズに採用されている究極に曇りづらい防曇コーティング「シングルフローコート」にはミリタリースペックの高さを称賛された。

また自衛隊、警察関係者からは訓練、警備、被災地などでESS製品を使用をしているという声も非常に多く、ESS製品の必要性、各現場での「目の保護」、「視界の確保」の重要性が例年以上に認識されていたことが特徴。

●ESSの公式サイト(関連ページ)

計測精度と再現勾配を強化…エリートのディレートX

ホームトレーナーのパイオニア「ELITE」が、インタラクティブホームトレーナーDIRETOの計測精度と自動負荷機能をアップデートし、その優れたコストパフォーマンスにさらに磨きをかけた「DIRETO X(ディレート X)」を販売した。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

ZWIFT認定トレーナーで1年間無料利用ライセンス付き

クラストップの正確性と信頼性を備える光学トルクセンサー式パワーメーターの計測精度は上位モデルに迫る誤差±1.5%にアップし、計算値ではないリアルな数値を計測する。さらに最大再現勾配は18%にまで達し、同価格帯において圧倒的なレベルまでブラッシュアップされた。

後輪を取り外し、直接自転車を固定するダイレクト・トランスミッション方式のDIRETO Xは、双方向通信機能を備えた負荷調整ユニットを内蔵していて「ZWIFT」などのバーチャルライドをパーフェクトに楽しむことが可能。

双方向通信と自動負荷調整装置、ダイレクト・トランスミッション方式でパワーメーター内蔵といった現在のホームトレーナーシーンのトレンドを完全網羅しながらも、求めやすい価格でコストパフォーマンスに優れ、バーチャルライドの裾野を広げる一翼を担ったDIRETOの登場から2年。メガヒットインタラクティブトレーナーの性能をさらにブラッシュアップしたニューモデルがDIRETO X。

DIRETO X(ディレートX)

本体に内蔵された光学トルクセンサー式パワーメーターは精度をさらに増し、誤差±1.5%という上位モデルに迫る高精度でのパワー値計測を実現。光学トルクセンサー式パワーメーターは、モーターなどの電子機器の計算値ではなく実測のリアルな数値をアウトプットし、一般的なパワーメーターによく用いられる歪みセンサーのように気温の影響を受けにくいため、パワーメーターとして最も理想的といえる特性を備えている。

ELITEではホームトレーナーの個体差を防ぎ、より数値の正確性を確かなものにするため、出荷時に製品全台に対して1台1台キャリブレーションを実施。DIRETO Xで測定される測定値は同価格帯のホームトレーナーの中では圧倒的な正確性と信頼性を有する。

ロングゲージプーリーに対応した新型の筐体

さらにダイレクト・トランスミッションホームトレーナーならではの非常に優れた静粛性は、ドライブトレインの改良によりさらに強化。日本国内の集合住宅でも周囲の環境を気にすることなくいつでも使用可能。さまざまな通信規格に対応する双方向通信機能を備え、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my-E-Training」やサードパーティ製の「ZWIFT」、「TrainerRoad」などアプリを使ったさまざまなトレーニングが可能。

DIRETO Xの電子制御マグネティック負荷ユニットは100Vで駆動し、低ケイデンス・高負荷に対応。動作速度は自然で非常に滑らかな反応で、バーチャルライドでも実走と遜色のないリアルな走行感を見事に再現。最大18%の自動再現負荷はインターバル・トレーニングや、さまざまなバーチャルライドでもホームトレーナーということを忘れさせるほどの強力な負荷を再現する。

クラストップの誤差±1.5%という高精度な測定値を実現する光学トルクセンサー式パワーメーターを内蔵

双方向通信機能を備えたダイレクト・トランスミッショントレーナーとしては非常に軽量で重量は約15kg。本体の大きなハンドルは握りやすく、簡単に持ち運びが可能。

DIRETO Xには、ELITE純正の高機能トレーニングアプリ「my E-Training」を1年間無料で利用できるライセンスが付属する。大幅なアップデートを行った「my E-Training」では、任意のパワーを継続できるようケイデンスに合わせて負荷を自動で調整する「パワーモード」、任意で好みの負荷に調整できる「レベルモード」、ELITEが提案する数十種類のトレーニングプログラムを選ぶことで、そのプログラムに合わせて負荷が変化する「プログラムモード」などのトレーニングモードの他に、自身のFTP(FUNCTIONAL THRESHOLD POWER)を正確に測定できる「FTP test」や、ペダリング解析(アプリ内課金が必要)といった評価プログラムも利用可能となった。

大きな持ちやすいハンドルを備え、ダイレクトドライブ式としては非常に軽量で容易に持ち運びが可能

DIRETO X(ディレートX)
設置サイズ:840×650mm
収納サイズ:300×650×550mm
重量:約15kg
自動負荷・最大再現勾配18%
付属品:ライザーブロック
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、パワー値を送信)
光学センサー式パワーメーター内蔵(誤差±1.5%)
130-135mmQR、135-142mmTA 対応
my E-Training:1年間無料利用ライセンス付き
税抜定価:11万2400円

●カワシマサイクルサプライのホームページ

伊豆大島往復4000円のオトクな130周年切符発売開始

首都圏から気軽に行ける自転車パラダイスとして人気の伊豆大島に、期間限定で大きくディスカウントされた大型客船往復キップが東海汽船から販売された。実施期間は2019年10月3日(木)夜発から2020年1月23日(木)帰着のうち除外日を除いた期日。おとな往復2等料金4000円・こども2000円(税込み)。

伊豆大島の最北端に近い野田浜

前回は期間中の特定の日しか割り引き料金とならなかったが、今回は対象外となる日を除いた期間中なら特別料金が適用されるという規定に戻った。また、従来は「サイクルきっぷ」という名称が使用されていたが、今回は東海汽船創立130周年記念として「島島(しましま)きっぷ」となった。自転車は輪行袋に入れれば手荷物料金なし。片道1500円で自転車をそのまま持ち込めるサービスもある。

波浮港の家並みを行く

伊豆大島往復の大型客船は毎日出港。東京の竹芝客船ターミナルを、この時期は夏場よりも1時間早い22時に出航し、大島には夏よりも1時間早い翌日午前6時に到着。午後2時30分に帰路の便が大島を出航し、平日午後7時・土日午後7時45分に竹芝に到着。土日は途中で横浜港の大桟橋にも着岸するので、ここで下船することも可能。伊豆大島の滞在時間は8時間ほどで、大島一周46.6kmを走っても、温泉で汗を流し、食事をする余裕がある。

大型客船は早朝に伊豆大島に着岸。午後2時過ぎの東京行きまで存分に走り回れる

往路は夜行、復路は午後から夜にかけての大型客船となるが、2等リクライニングシート限定となる。夜行となる往路は貸し毛布無料の特典付き。要予約で電話で簡単に申し込める。また宿泊希望者は大島温泉ホテルを1泊2食付き1万円=2名以上の場合=で利用できる。

クルマに自転車を積んで竹芝桟橋に行く場合、これまでは隣接駐車場の料金割り引きがあったが、その提携が終了してしまったので要注意。東海汽船ホームページを参照のこと。

(クリックすると拡大します)
2等リクライニングシート限定だが、土曜日夜発でもごらんのように空いていた

Bianchiのあさひ70周年記念クロモリはネット注文限定

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは、創業70周年を記念した「あさひ70th anniversaryプロジェクト」として、Bianchi(ビアンキ)社製クロモリロードバイク「Campione d Italia あさひ70周年特別モデル」を数量限定特別価格で発売する。

クラシカルなフレームワークに最新のシマノ社製のCLARIS/R2000シリーズが採用されている

今回のバイクは、伝統あるBianchiのクラシッククロモリフレームにSHIMANO社製のエントリーライダー向けコンポーネントのCLARISシリーズを採用した、街乗りやロードバイク初心者にも最適な自転車。Bianchiを代表するチェレステカラーに塗られたクロモリフレームはBianchiのイタリア本国がデザインを手がけ、70周年を記念して作られた、あさひ特別限定モデル。

ダウンチューブにはBianchiのブランドロゴとイタリアチャンピオンを表す「Campione d Italia」の文字が入る

発売日は10月9日(水)を予定。あさひ公式自社ネット通販サイトの「ネットで注文・お店で受取サービス」を利用した販売のみでの扱いとなる。

トップチューブ上には70周年特別モデルであることを表す、特別感のある「Asahi 70th Anniversary」のロゴ

今回のプロジェクトのためだけに、特別に仕上げられた限定モデルは、あさひファンだけでなくBianchiファンにも、ぜひ手に入れていただきたいバイクに仕上がっている。

ヘッドチューブにはクラシカルなラグワークとともに、伝統あるBianchiのイーグルマークが貼られている

Campione d Italia あさひ70周年記念モデル

Bianchi Campione d Italia あさひ70周年特別モデル
販売価格  :9万9980円(税込)
カラー   :チェレステ
サイズ   :500/530mm
メインコンポ:SHIMANO CLARIS 16 SPEED
重量    :10.7kg(530mm)
発売日   :2019年10月9日より販売開始予定
購入方法  :あさひ公式自社ネット通販の「ネットで注文・お店で受取りサービス」を利用して、お買い求めください。
●サイクルベースあさひネット店
●サービス紹介

トップの部分に鋲打ちをイメージした金属製の小物があしらわれたサドル。その見た目とは違いスポーツ走行も可能な仕様を採用
28Cと少し太めのタイヤを採用することで、乗り心地のいいクロモリフレームをさらに乗り心地のよさを向上させている

さいたま参戦のコズネフロワがフランス杯で新人王に

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに初参戦するAG2Rラモンディアルのブノワ・コズネフロワ(フランス)がフランス国内の主要大会を集めたシリーズ戦、クプドフランスで新人賞部門の1位になった。同チームは団体優勝も獲得した。

AG2Rラモンディアルのブノワ・コズネフロワ

24歳のコズネフロワは2017年のU23世界チャンピオン。2019年はツール・デュ・リムザン総合優勝をはじめ4勝を挙げた。ツール・ド・フランスにも初出場し、新人賞部門で総合14位になっている。10月27日に開催されるツール・ド・フランスさいたまのメンバーとしても起用されている。

「クプドフランスの総合成績では1番になれなかったが、新人賞になれたことはうれしい。これいじょうのシーズンはないと思う」とコズネフロワ。

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

石上優大がデルコ・マルセイユ・プロヴァンスと契約

石上優大(いしがみまさひろ)が2020年度からフランスのUCIプロコンチネンタルチーム、デルコ・マルセイユ・プロヴァンス(運営会社:レインボー・プロ・サイクリング社、代表:フレデリック・ロスタン)へ移籍する。契約期間は2020年1月1日~2021年12月31日の2年間。

石上優大がデルコ・マルセイユ・プロヴァンスとチーム契約

石上は神奈川県出身の21歳(1997年10月20日生まれ)。小学生の頃よりMTBレースに親しみ、中学生から本格的にロードレースを開始。2011年からはEQADSに所属し、浅田顕監督の指導のもと、フランスを中心に欧州レースを転戦。日本においては各年代カテゴリーレースを総なめにし、日本代表選手として海外遠征も多く経験した。

2017年よりEQADSからフランス南部のトップアマチーム、AVCエクサン・プロヴァンスへと派遣。コンスタントに成績を挙げ、2019年夏にはUCIプロコンチネンタルチーム、NIPPOヴィーニファンティー二・ファイザネの研修生に抜てきされた。目下、ベテラン選手を相手に東京オリンピック出場枠争奪戦を繰り広げている若手日本人ロードレース選手の筆頭格。

石上優大の主な戦績
2018 全日本選手権ロードレース U23クラス 優勝(U23日本チャンピオン)
2018 COURSE DE PAIX(チェコ/U23ネイションズカップ) 個人総合 34位
2018 おおいたアーバンクラッシック(UCI1.2)優勝
2019 プルエバ・ビリャフランカ・デ・オルディシア (スペイン/UCI1.1)7位
2019 世界選手権ロードレースU23 (英国)32位
*JOCネクストシンボルアスリート(2019年4月認定)

石上優大選手のコメント
「この度、UCIプロコンチネンタルチーム『デルコ・マルセイユ・プロヴァンス』と契約できたことを大変うれしく思います。
現所属チーム『AVC AIX ENPROVENCE』と移籍先チームは同地域内にある関係で非常につながりが強く、今契約成立にあたっては両チームと地域関係者ら多くの方々のご支援をいただききました。本当に感謝しています。

また9年もの間、EQADSの選手として活動させていただき、面倒を見て下さった浅田顕監督をはじめ、スタッフの方々にもこの場をお借りして、深くお礼申し上げます。
U23の4年間は、苦労という言葉では言い表せないことの連続でした。特にプロを目指す上で最も重要な時期に、3度も鎖骨骨折に遭いました。故障中は全く先のことを考えられませんでしたが、今振り返れば、全ては自身の成長にとって必要なことだったと確信しています。

今後は“プロフェッショナル”として、今までとは異なった世界で戦う事になりますが、決して満足する事はせずに、常に上のステージを目指していきます。引き続き応援宜しくお願いします」

デルコ・マルセイユ・プロヴァンス

デルコ・マルセイユ プロヴァンスチーム代表、フレデリック・ロスタンのコメント
「我が友である浅田顕が指揮を執るジャパンロードナショナルチームでもまれてきた“マザ”(メモ:石上優大のフランスでの愛称。仏語でMasaは“マザ”と発音する)は、我々チームが若手育成にて級力関係にある『AVCエクサン・プロヴァンス』チームにて素晴らしい活躍を見せてくれました。
マザのコンスタントな成長・育成に、我々チームも特別な興味を抱いています。彼の強靭な意志の強さは、彼を将来の成功へと導いてくれることでしょう」

AVCエクサン・プロヴァンスチーム代表、ジャン=ミシェル・ブルグアンのコメント
「大きな怪我を乗り越え、復活後にさらに強くなっていく“マザ”の意思の強さには感服している。度重なる骨折(9か月で3回)なんぞ、マザのプロになりたいという強い意思の前では大した問題ではなかったようだ。実際、戦線復帰のたびに骨折前より強くなって帰ってきて、数レース後には常に素晴らしい結果をチームに提供してくれた。
マザとのレース以外での交流において嬉しかったのは、毎度会うたびに新しいフランス語の言葉・フレーズを覚えて来て話してくれたことだね。
大いなる旅立ちの前に彼に言いたいことはただ一つ。今までは僕が彼にコーヒーをおごってきたけど、“プロ”になる2020年1月1日以降は、マザが我々におごる番だ!とね」

エキップアサダ/EQADS代表、浅田顕のコメント
「石上にとってはU23カテゴリーの3~4年目が勝負でしたが、三度の鎖骨骨折に泣いた試練のシーズンになってしまいました。
その中でも評価対象レースでの最低限の成績が評価されたことと、石上が所属する『AVCエクサン・プロヴァンス』と同地方のプロチームである『デルコ・マルセイユ・プロヴァンス』との選手強化協定による協力関係も後押しし、今回の契約が実現したと思っています。
また、研修生として所属する『NIPPOヴィーニファンティー二・ファイザネ』の大門宏監督が、日本人選手強化のために、このチームへNIPPOとして加入を決めていただいたことは今後なによりも心強いことだと心から感謝しております。

EQADSの唯一の目的であるプロ選手輩出実現にあたっては、本人の並外れた努力もさることながら、地味な水面下の活動に長年ご協力頂いている沢山の皆様のお陰です。この場をお借りして、心から感謝申し上げます。
13歳の彼が『ぼくは欧州でプロになりたいのでよろしくお願いします』と訪ねてきてくれたあの日がつい昨日のようです。
今後は、いよいよ勝負のスタートラインに立つ石上の成長と活躍を見守るとともに、これからも一人でも多くの本場で戦えるプロ選手輩出に努めてまいります。世界でたくましく活躍する日本人選手たちが集結しシャンゼリゼを目指せる日のために」

デルコ・マルセイユ プロヴァンスチームについて
『デルコ・マルセイユ・プロヴァンス(Delko MarseilleProvence)』チームは、フランス南部最大の都市であるマルセイユを拠点とするUCIプロコンチネンタルチーム。前身であるアマチュアチーム『ラ・ポム・マルセイユ』は1974年に設立、現トッププロであるダニエル・マーティン、ニコラス・ロッシュ、別府史之らが、アマチュア時代に所属していたことでも有名だ。
チームは目下、2022年の「ツール・ド・フランス」出場を最大の目標とし、着々とチーム力の強化を進めている。代表(チームマネージャー)は、フランス版の「諦めない男」である、フレデリック・ロスタン。*2020年度のチーム名は「Nippo・デルコ・マルセイユ・プロヴァンス(Nippo Delko MarseilleProvence)」になることが予定されている。
運営会社は「レインボー・プロ・サイクリング社」所在地:ジェムノ(マルセイユ近郊)、代表:フレデリック・ロスタン

●デルコ・マルセイユ・プロヴァンスのホームページ