AG2Rは出場、CCCは回避…パリ〜ニース3月8日開幕

フランスのAG2Rラモンディアールが、3月8日から15日まで開催されるパリ〜ニース出場メンバーを発表。ロマン・バルデ、ピエール・ラトゥールら主力選手が参戦する。一方でCCCは新型コロナウイルス懸念で出場を回避した。

AG2Rラモンディアールのパリ〜ニース出場メンバー

AG2Rラモンディアールは3月にイタリアで開催予定だった2レースを健康懸念で回避した。

「イタリアでの2レースに参加したいと思っていた。どちらもとても楽しみだった」とコメントしたバルデは、「パリ〜ニースに出場できるのはうれしい。私のキャリアの中で6回目の出場で、2019年に総合5位に入ったことは、実績をなかなか挙げられなかった私にとってはありがたいことだった」と言う。

「息子が誕生して2週間ほどあわただしかったので、昨年のようなパフォーマンスではない。でもここでいい走りをすることで残りのシーズンに効果が発揮できると思う。総合力のある選手が多いので、しっかりと走りたい」とバルデ。

CCCはストラーデビアンケが新型コロナウイルスによる中止を受けて、ティレーノ〜アドリアティコとパリ〜ニースも選手やスタッフの健康を守るために欠場することを発表した。

「自転車競技はステージレースとして日常的に町から町へ移動し、毎晩異なるホテルに滞在し、ほとんど規制されていない環境で一般の人々と接触するというユニークなスポーツ。選手、スタッフ、一般市民の健康が優先事項であり、ステージレースでどのような対策ができるかについて多くの未知数があり、撤退は正しい決定であると考えている」とチームの専属医師。

●パリ〜ニースの公式サイト

アスタナが15日間のレース撤退…新型コロナウイルス懸念のため

カザフスタンのアスタナプロチームはCOVID-19ウイルスのためにレースから一時的に撤退すると3月5日に発表した。チームは3月20日までどの競技にも参加しない。この決定は、チームの経営陣とその医師によって慎重に検討した結果だとした。

2019ブエルタ・ア・エスパーニャのアスタナチーム ©Photogómez Sport

「この措置により、我々は選手とスタッフの健康を守り、さらに新型コロナウイルスをさせないという社会に対する責任を負うことを選択した」とゼネラルマネージャーのアレクサンドル・ビノクロフ。

「もちろん、これからのレースに参加したかったが、今のところは安全第一。他の多くの重要なレースはまだ長いシーズンの先にある。簡単な決断ではなかったが、私たちはサイクリングファミリーと自分の家族を守らなければならない」

この決定により、アスタナプロチームは、ストラーデビアンケ、パリ〜ニース、ティレーノ〜アドリアティコに参加しない。

有力チームが相次いでレース活動停止

自転車レース界でも、ストラーデビアンケ(3月7日)、ティレーノ〜アドリアティコ(3月11〜17日)、ミラノ〜サンレモ(3月21日)が開催されるイタリアで新型コロナウイルスが流行していることが大問題となっている。

オランダのユンボ・ビスマが自国外務省からの勧告を受けてイタリアで開催されるレースを回避。ミッチェルトン・スコットも新型コロナウイルス対策として男女ともにレース出場を取りやめた。英国のイネオスはニコラ・ポルタル監督が心臓発作で死去したこともあって当面のレース出場を見送った。

さらにフランスのグルパマFDJは参加スタッフが観戦したUAEツアーで選手やスタッフが現在も検疫隔離措置を受けていることから、選手やスタッフがそろわないとしてイタリアで開催されるレースを見送った。

●アスタナのホームページ

ミラノ〜サンレモやティレーノは延期開催が最後の望み

イタリアの閣僚理事会の決定が2020年3月4日に通達され、ミラノ〜サンレモなどの自転車レースを運営するRCSスポルトは、3月8日に予定されていた一般参加イベント、グランフォンド・ストラーデビアンケを中止したことを即日発表した。

第110回ミラノ〜サンレモはアラフィリップが優勝 ©LaPresse/Marco Alpozzi

プロレースのストラーデビアンケ(3月7日)、ストラーデビアンケ女子エリート(3月7日)、ティレーノ〜アドリアティコ(3月11〜17日)、ミラノ〜サンレモ(3月21日)、イルジロ・デ・シチリア(4月1〜4日)に関して、RCSスポルトは今後数日間で最新情報と詳細を伝えたいという。5日の朝にシエナ県との会合を開いて、延期開催を視野にイタリア当局と調整していく。

イタリア語で「白い道」という意味のストラーデビアンケ ©LaPresse – Fabio Ferrari

イタリアでは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、コンテ首相が国内全ての学校を閉鎖することを4日に決めた。一方、国際自転車競技連合(UCI)は「いかなるレースも中止しない」と発表した。RCSスポルトはミラノ〜サンレモなどの伝統レースを中止ではなく、延期する方向を模索する。

●ミラノ〜サンレモのホームページ

カブトが至極のフラッグシップモデルIZANAGI(イザナギ)新発売

高性能を融合し、至極のフィーリングを実現したフラッグシップモデル「IZANAGI(イザナギ)」をカブトが新発売する。価格は3万3000円(税別)。

イザナギ(グリッターグリーン)

さまざまな条件下で行われるサイクルレースにおいて、特定の性能に特化し用途に応じて、最高のパフォーマンスを発揮するKabuto独自の開発オペレーション「Kabuto CONCEPT(カブトコンセプト)」。IZANAGIはその三大要素「冷感」「軽量」「空力」を融合し、至極のフィーリングを実現。過酷な環境で頂点に立つための実戦型ヘルメットとなる。

イザナギ(グレーイエロー)

最高の空冷効率とフィット感を最大に引き出すテクノロジー
高温多湿な日本の夏に最高のパフォーマンスを発揮するため”最高の空冷効率“と手のひらで包み込むような”フィット感“を最大に引き出すテクノロジーを数多く採用。

●空冷とフィット感、2つの要素を最大に引き出す「フローティング構造」のインテリアデザイン
フロントパッドとアジャスターを連結。頭部全体からヘルメットを浮かせたフローティング構造により、エアフローを妨げずに広い面でのホールドを可能に。均一な締め付けが手のひらで頭を包み込むような”極上”のフィット感を実現。

●大型エアインレット採用。効率のよいエア導入と強度を両立するレインフォースメント・ブリッジ採用
大きなエアインレットの面積確保に伴って生じてしまうヘルメット自体の強度不足をこの”レインフォースメント・ブリッジ“によって補強。ハイレベルな剛性を確保することで大量のエア導入を可能に。

●Kabutoが考える、高温多湿な日本の夏を考慮した、エアルートデザイン
年々厳しくなる高温多湿な日本の夏を考慮し、ヘルメット内部に熱気が滞留しないようエアインレット/アウトレットを徹底研究。効率よく冷気を取り込むエアインレットポジション、形状、開口サイズの採用によるエアルートの確保により、Kabuto歴代の空冷モデルに匹敵する優れた冷却効果を発揮。

イザナギ(マットブラック)

●Boaフィットシステムを搭載した「KBF-2」アジャスターを採用
頭部のフィットにきめ細かな調整と均一な締め付けを可能にする“Boaフィットシステム”を搭載。指掛かりのいいデザインの大型調整ダイヤルにより、状況に応じて瞬時に片手での調整が可能。

●両サイドへの2段階調整が可能な新機構・ヘッドレスト&「上下8段階」調整機能
ヘッドレスト部の幅を2段階で調整でき、締め付けの強弱度合いだけではなく個人差の大きい後頭部形状に合わせたフィッティングを可能にする新発想のサポートシステム(特許出願中)。また、頭頂部から後頭部にかけてのアジャスターアームは上下8段階に調整可能。新機構ヘッドレストの幅調整機能としなやかなアジャスターアームも相まって、きめ細やかでなおかつ”極上”のフィット感をもたらす。


イザナギ(メタリックブルー)

■IZANAGI(イザナギ)

価格:3万3000円(税別)
破損交換登録店で2020年春より発売開始。一部店舗のみ。
カラー:ホワイト、マットブラック、メタリックレッド、メタリックブルー、グリッターグリーン、グレーイエロー
サイズ:XS/S、S/M、L
<JCF(公財)日本自転車競技連盟公認>
<ヘルメット破損交換制度対象>

イザナギ(メタリックレッド)

イザナギの特徴を箇条書きにすると…

・”高性能を融合し “至極”のフィーリングを実現したフラッグシップモデル。
・空冷とフィット感、2つの要素を最大に引き出す「フローティング構造」のインテリアデザイン。
・大型エアインレット採用。効率のよいエア導入と強度を両立するレインフォースメント・ブリッジ採用。
・Kabutoが考える、高温多湿な日本の夏を考慮した、エアルートデザイン。
・Boaフィットシステムを搭載した「KBF-2」アジャスターを採用。
・両サイドへの2段階調整が可能な新機構・ヘッドレスト&「上下8段階」調整機能。
・瞬間消臭繊維MOFFに撥水をプラスしたあごひも。
・用途に合わせて選べる実用性の高い3種類の内装。
・額から目への汗の浸入を防ぐ「ウルトラスウェットパッド-03」同梱。
・アイウェアをしっかりキープするノンスリップラバー同梱。
・”ヘルメット破損交換制度”の対象。

●イザナギの詳細サイト

カリマーを着る2020春夏シーズンをイメージしてみよう

英国発祥のアウトドアブランド『karrimor(カリマー)』は、2020年春夏シーズンに向けた最新のシーズンビジュアルが公開された。

●カリマーの2020年春夏シーズン特集サイト

2019年9月にデビューしたカリマーのファッションレーベル「aspire(アスパイア)」は、アルピニズムに最も重要である道具としての“実用性”  と相反する“着こなしの美しさ”という2つの要素を繋ぎ合わせたレーベル。

第2弾となる今シーズンはカリマー発祥の地、英国ンドンで撮り下ろしたスペシャルなビジュアルに仕上がっていて、「リュックサックを背負う姿の美しさ」を追い求めたアスパイアのコンセプトをファッショナブルに表現している。

サイクルベースあさひ千鳥橋店が2025大阪万博開催エリアにオープン

自転車専門店のあさひは、2020年3月5日(木)に「サイクルベースあさひ千鳥橋店」(大阪市此花区)をオープンさせる。2025年大阪万博の開催地としても注目の集まる大阪市此花エリアに最新のあさひが誕生する。

サイクルベースあさひ 千鳥橋店

豊富な品揃えで「わくわく」、確かな技術による点検・整備と修理で「安心」を、そして充実のサービスで「便利」を提供していきたいという。

オープンを記念して千鳥橋店では2020年3月5日(木)から3月15日(日)まで、下記3つのクーポンが利用できるオープニングセールを実施する。
 ①  電動アシスト自転車購入時に使える3000円OFFクーポン
 ②  自転車購入時に使える1000円OFFクーポン
 ③  スポーツサイクル購入で3000円までのパーツがサービスとなるクーポン
 ※クーポンの金額は全て税込み。クーポン券は特設サイトから入手できる

また、セール期間中に新しい電動アシスト自転車を購入する際、所有の電動アシスト自転車を下取りに出すと、買取価格を50%アップする乗り換えキャンペーンを実施。

●サイクルベースあさひ千鳥橋店のサイト

サイクルベースあさひ千鳥橋店
住 所 :〒554-0011 大阪府大阪市此花区朝日2-18-5
営 業 :10時~20時営業(2月21日~5月20日の期間)
     ※その他の期間は平日11時~20時、土日祝日10時~20時営業
定休日 :不定休
TEL  :06-4804-6720
売場面積:約117坪(約387㎡)
駐車場 :6台
アクセス:電車:阪神なんば線「千鳥橋駅」東側すぐ
               車:  北港通「千鳥橋交差点」すぐ