スポーツ界のアカデミー賞は大坂なおみが最有力候補

グラウンドの内外でスポーツがもたらす素晴らしさを称えるローレウス世界スポーツ賞が「プレー・アカデミー with大坂なおみ」への支援を拡大している。

ローレウス世界スポーツ賞は、これまではスポーツ界のスター選手が華々しい序章式に登場することから「スポーツ界のアカデミー賞」ともよばれてきた。22回目を迎える今回は新型コロナウイルス感染症対策として、今後数カ月の間に新しくバーチャル形式で発表される。史上初となるデジタル形式の授賞式で、スポーツの素晴らしさ、そしてアスリートが社会にもたらした影響力を称える。

ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団が主催する賞では過酷な一年となった2020年以降、新型コロナウイルス感染症の流行に対応すべく尽力してきたスポーツに関わる人々の、印象的なストーリーを紹介している。

2020年のスポーツ界で最も偉大な功績を称えるだけでなく、幅広い問題に対して影響力のある立場を利用して強い影響力を発揮したスポーツ選手たちの活動も評価され、ローレウスが新たな戦略的方向に進むための一助とする。

ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーのチェアマンを務めるショーン・フィッツパトリックは、「ローレウス世界スポーツ賞の候補者および受賞者は、スポーツが人を勇気づけ意欲をもたらすものであることを思い出させてくれる」とコメント。

モーゼス、大坂なおみチームへのMUFGによる参加を称賛

オリンピックのレジェンドであるエドウィン・モーゼスは、ローレウスのグローバルパートナーであるMUFGの支援のもと、3度のグランドスラムタイトルを持つテニス女王である大坂なおみ、ナイキ、ローレウスが協力し、スポーツの力を用いて日本の女の子たちのスポーツの場を拡充させる活動に取り組み、その「パートナーシップの力」を称賛している。

楽しく前向きなスポーツ参加に投資し、ジェンダーインクルーシビティ(包摂性)の訓練を受けたコーチたちと協働することで、「プレー・アカデミー with大坂なおみ(PANO)」)は、女の子たちが前向きなロールモデルになれるよう支援する。

ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団のチェアマンであるモーゼスは、「大坂なおみ選手によるプレー・アカデミー創設は、一流スポーツ選手が、単にロールモデルになるのではなく重大な問題や原因に対し影響力を用いることで、若者の生活を変えることを示しています」と語る。
「プレー・アカデミーに参画するMUFG、そして活動を支援するナイキとその他パートナーは、素晴らしいチームワークの手本となっています」

新型コロナウイルスでスポーツ選手の2割が不安

2021年2月に発表された報告書によると、新型コロナウイルス感染症の流行により、開発のためのスポーツ分野に関わる人の5分の1以上が、将来に不安を感じていることが判明した。この統計では、資金不足や長引くロックダウン規制による重大な問題が明らかになった。

しかし前向きに考えると、調査を受けた団体の75%が、財政面で新型コロナウイルスから立ち直ることができるかという質問に対し、生き残りのカギとなる革新や新たな財源があれば、「ややそう思う」または「とてもそう思う」と回答している。

オークスコンサルタンシーによるこの研究は、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団、スポーツと開発に関する国際プラットフォーム、streetfootballworldの協力により実現した。この調査は世界の100を超える団体に対し実施された。調査では、パンデミックが収入、募金活動、緊急時対応計画にもたらす影響に焦点を当てている。

「特別」な関係を称賛 

20年間にわたり、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団は、親密なパートナーシップのもと、スペシャルオリンピックスの支援を続けている。現在、スペシャルオリンピックスは220もの国・地域で570万人を超えるアスリートを擁し、スポーツを用いて障害をもつすべての人のための包括的な世界を創出している。

最近では、ローレウスは女性の社会的地位向上やスキルフォーライフのためのカリキュラムに始まり、就学年齢の子どもたちを社会に参加させることを目指した団結プログラムに至るまで、中国、日本、ロシア、ナイジェリア、韓国のスペシャルオリンピックス・プロジェクトに支援を行っている。

ローレウスアカデミーのメンバーであるナディア・コマネチは、「ローレウス、そしてスペシャルオリンピックスを通じて出会った方々の愛と情熱に、いつも心を震わせています。スポーツは間違いなく皆さんの生活を変え、たくさんの重要なことを教えてくれます」と

スペシャルオリンピックス、団結プログラムを通じて世界の子どもたちとつながる

かけずにまとう新感覚サングラスEYEGLE GRAVITY日本発売

台湾の新型特許を取得したかけずに纏(まと)う新感覚サングラス、EYEGLE GRAVITYが応援購入サービスMakuake(マクアケ)で1月28日より限定販売を開始した。超早割で3650円(税込み)。

取り扱いは千葉県白井市のReshe。今回発売するのは台湾で新型特許を取得した日本未発売の製品。 2月27日18時まで購入できる。 

サングラス全体が顔を覆うようなリングデザイン構造なので驚くほどのフィット感を実現
通常のサングラスよりも顔を覆うカバー力と安定性に非常に優れているので、スポーツやアクティビティに威力を発揮する。耳にかけるのではなく身に纏(まと)うような感覚があるという。

テンプル(コメカミから耳の後ろ)部分が伸縮するので耳にかけることなく装着
テンプルの長さは自分で自由に調節できるので、男性はもちろんサイズが合わなかった女性や子供まで幅広い層に使用できる。

テンプルの先端に磁石が付いているので先端同士の磁石をつけることでカバンなどにかけられる
テンプルの先端にある強力なマグネットにより、首やバッグ・ギアなどにかけることができるので、 どんなアウトドアシーンでも気軽に持っていける。

●Makuake(マクアケ)のホームページ

SDエイバル武藤嘉紀も絶賛。トレーナー、アスリート、スポーツ医学界の話題本

サッカー日本代表で活躍し、現在スペインのSDエイバルに所属している武藤嘉紀が推薦する『コンカレントトレーニング〜最高のパフォーマンスを引き出す「トレーニング順序」の最適解』が東洋館出版社から2021年2月3日に発売される。

あらゆるトレーニングにおける最新研究をもとに、体力とスポーツパフォーマンスの向上に関するコンカレントトレーニングの概念について明確にした翻訳書。

「最高のパフォーマンスを引き出すための最新の科学的エビデンスが満載です! 」と武藤。

「競技種目ごとに行うべきコンカレントトレーニングの内容も大きく異なります。PART5では、どのような量や強度、トレーニング順序が望ましいか? 実際の競技パフォーマンス向上につながるのか?ということに対し、具体的なトレーニングプログラムを解説しています。指導に携わるコーチやトレーナー、アスリートが効果的なトレーニングプログラムを実践する上で心強いバイブルになることでしょう」

筋トレの効果、 最大化できていますか?

原書である『Concurrent Aerobic and Strength Training』では、コンカレントトレーニングの数ある研究をもとにエビデンスを明確にし、持久性トレーニング、レジスタンストレーニングをどのように構成するべきか、相互干渉作用はどのような際に起こるのかについて述べられている。

この内容が、日本でもスポーツトレーナー、アスリート、スポーツ医学界で話題となり、ついに邦訳版を刊行することになった。

コンカレントトレーニングにおける栄養学的な考察、各年代におけるコンカレントトレーニングの影響、サイクリスト、ランナー、水泳選手、サッカーなどのパフォーマンスに対するコンカレントトレーニングについての最新の知見を紹介している。

SDエイバルの武藤嘉紀

【送料無料】 コンカレントトレーニング 最高のパフォーマンスを引き出す「トレーニング順序」の最適解 / 稲見崇孝 【本】

価格:6,050円
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なぜ今、コンカレントトレーニングが注目されるのか? 
多くのアスリートは限られた時間で効率的にトレーニングを行い、筋力と持久力を高め、最大限の力を発揮することが求められる。例えば水泳やサッカーにおいては、瞬間的に筋力やスピードを必要とする場面がある一方、持続した中でパフォーマンスを発揮することが求められる。

「Concurrent」とは、「同時に」という意味。コンカレントトレーニングとは持久性トレーニングとレジスタンストレーニングを同時に行うトレーニング法のことだという。健康志向の高まりからアスリートだけでなく広く一般の人からも効率的なトレーニング法として注目されている。
持久性トレーニング :持久系の能力を高める。主にランニング、サイクリングなど
レジスタンストレーニング :筋発揮の能力を高める。「筋トレ」やスクワットんど

コンカレントトレーニングを実施する上でのポイント
コンカレントトレーニングには、「良い面」と「悪い面」が存在する。筋力と持久力を高めたい人にとって双方の能力を効果的に高めることができる一方、その効果を抑制してしまうことがあるのだ。

それは「相互干渉作用」と言われるもので、PART2では、その急性や慢性的な反応のメカニズムを生理学的な観点から詳細に説明している。

そのため、コンカレントトレーニングを計画する上ではトレーニングの量、強度、様式、頻度、運動を実施する順序、セッション間の回復時間などを考慮する必要があるのだという。

PART3では、スポーツパフォーマンスを向上し、成功へと導くための秘訣を実践的な視点から紐解いている。「コンカレントトレーニングをどのように計画するべきか?」「トレーニングの実施順序はどのように決めればいいのか?」「トレーニングセッション間にはどの程度の回復時間が必要か?」「トレーニングに対する適応を最適化するための栄養およびリカバリー戦略は何か?」。これらの現場に即した疑問に答える内容となっている。

コンカレントトレーニングは生活習慣病の予防などにも効果的 
コンカレントトレーニングは筋力・持久力の向上以外にも、生活習慣病の予防、高齢者の生活の質を維持・向上するのに大きく貢献する。コンカレントトレーニングを長期にわたって行うと、筋量の増大と脂肪量の減少を同時に引き起こしうるため、体脂肪率の減少のための理想的な選択肢であると考えられている。

特に持久性トレーニングとレジスタンストレーニングを別日に行うようにすると大きな脂肪量の減少効果を持つことが示されており、肥満を予防および治療するためのより効果的な手法と言われている。

しかし、ここでも年代や性別ごとにトレーニング量や強度、順序などを変化させ、最適なものにしなくてはいけない。PART4では、「各年代の目標達成のために最適なコンカレントトレーニングは何か?」「年代・性別ごとに注意すべき点は何か?」という疑問に答えていて、健康維持増進のためにトレーニングする人にとっても必読の内容。 

コンカレントトレーニング〜最高のパフォーマンスを引き出す「トレーニング順序」の最適解
著者:モリーズ・シューマン/ベント・ロンネスタッド
監訳:稲見崇孝
訳者:峯田晋史郎/山岸卓樹/山口翔大
判型:A5
ページ数:548
発売日:2月3日
価格:5500円
ISBN:978-4-491-04157-5
発行元:東洋館出版社

自転車競技は前年よりも潔白に? 薬物違反は8位に後退

ドーピング違反を告発して信頼される自転車競技を目指す国際団体、MPCC(Le Mouvement pour un cyclisme crédible)が2020年に発表された各競技のドーピング違反件数を発表。自転車競技は2019年の5位から8位に後退した。

4位のEQUESTRIANは馬術、5位のMMAは総合格闘技。クリックすると拡大します

最もドーピングが多かったのは陸上競技で、これに続いて重量挙げ。

新型コロナウイルス感染拡大により、アンチドーピング検査が例年に比べて実施しにくい状況に逢ったという。

世界アンチドーピング機関(WADA)と各スポーツの国際統括団体は、とりわけ「競技会外」の検査に関して、これまでほど多くのドーピング防止検査を実施できなかったとした。2020東京五輪など数多くの大会がキャンセルまたは延期されたため、「競技中」のテスト数も論理的に減少した。

そのため2020年に公表された症例数が前年と比較して大幅に減少したという。2019年と比較して18.6%、2018年と比較してほぼ30%減少した。

陸上競技の違反は113。野球は19例のみで、近年の米国スポーツでは60〜108例は報告されていたことから、新型コロナウイルス感染拡大のため予定されていたMLB(メジャーリーグ)162試合が60試合に減少したことが原因とされる。

米国は、12月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)によって今後2年間のすべての主要イベントの出場禁止が命じられたロシアを上回って、5年連続でランキングのトップにとどまっている。欧州ではイタリアと英国が多い。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたスポーツはドーピング件数が減少する傾向にある、自転車競技は2019年に32件が報告されていたが、2020年は全カテゴリー合わせて18件。

ドーピング事件のうちワールドチームまたはプロチームに所属しているのは3人の男子選手。2019年は8選手だった。15年前のワールドツアーの創設以来、減少傾向にあるという。

●MPCCのホームページ

コロナ禍の国際スポーツ選手賞…候補に大坂なおみとポガチャル

2021年のローレウス世界スポーツ賞が、新型コロナウイルス感染拡大に大きく影響されたスポーツ界のなかでも活躍したアスリートを選出しようと各国のノミネーションパネルによる候補選手選考を始めた。

ノミネートが期待されるアスリートやチームとして、ラファエル・ナダル、ルイス・ハミルトン、レブロン・ジェームズ、ロベルト・レヴァンドフスキ、大坂なおみ、フェデリカ・ブリニョネ、タデイ・ポガチャル、FCバイエルン・ミュンヘン、ロサンゼルス・レイカーズ、メルセデスAMGペトロナス・フォーミュラワン・チームなどが挙げられる。

テニスの大坂なおみはスポーツ記者が選ぶAIPSアスリートオブザイヤーで2020年の女子最優秀選手に選出されているだけに、今回も最有力候補。

自転車界では2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア)の名前が挙げられている。前回の同賞では、2019ツール・ド・フランスを22歳で初制覇したコロンビアのエガン・ベルナルが最優秀賞を逃したものの、新人賞を受賞した。

ノミネート選手の選出は世界100カ国、計1200人を超えるスポーツジャーナリストやメディア関係者によって1月25日から2月3日までの投票により行われる。そのノミネート選手リストの中から最終的な受賞者を、スポーツ界のレジェンドらで構成されるローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーが選出する。

表彰はSNSなどを駆使して発表

大坂なおみ

依然として先行きが不透明ななか、中止や変更を余儀なくされた他のスポーツイベントと同様、ローレウス世界スポーツ賞も例年のような華々しい授賞式の開催を見送る。授賞式に代わってデジタルメディアを活用し、それぞれ安全な場所で、個別に受賞者の表彰を順次行う。

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大による混乱が生じた2020年。例年とは大きく異なる状況下で、アスリートらが残した数々の功績の表彰に加え、広く社会全体に与えた影響に敬意を表する特別賞の表彰も予定しているという。

また、ローレウスが世界40カ国で展開する社会貢献活動「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド」への関心の高まりに合わせて、今回ははパンデミックに不屈の精神で闘った人々のストーリーを紹介するほか、自身のポジションや影響力を生かし、スポーツ界を超えてさまざまな社会課題に対して強いインパクトをもたらしたアスリートらの活動やメッセージにも焦点を当てていく。

これまで授賞式の様子は、テレビ放映を通じて世界6億人以上、さらにデジタルチャンネルやSNSを通じて数百万人に届けられた。その規模を継続すべく、今回も授賞の様子やそのほかの関連コンテンツを世界各国のメディアに公開するとともに、ローレウスのSNSでも配信を予定している。

ポガチャルがスロベニア選手として初めてツール・ド・フランス総合優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet

ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーのショーン・フィッツパトリックチェアマン
「困難な1年を経て、私たちはローレウスを通じて世界中のアスリートの功績を称える重要性をかつてないほど実感しています。アスリートらは、無観客やこれまでとまったく異なる環境下で、想像を超える苦労の末にスポーツ界に戻ってきてくれました。本年のローレウス世界スポーツ賞のノミネート者および受賞者は、ロックダウンの最中でも、スポーツがいかに影響力をもち、人を奮い立たせるものであるかを思い出させてくれた選手になるでしょう」

●ローレウスのホームページ

第43回ダカールラリーはフランスのペテランセル優勝

自動車・二輪・トラックなどが砂漠や山岳地帯を走りどれだけ短い時間でゴールできたかを競う第43回ダカールラリーが、2021年1月3日から15日までの13日間、サウジアラビアで開催され、Xレイド・ミニJCWチームのステファン・ペテランセル(フランス)が総合優勝した。

フランスのペテランセル ©Eric Vargiolu / DPPI / Red Bull Content Pool
ステファン・ペテランセルの総合優勝を喜ぶXレイド・ミニJCWチーム ©Flavien Duhamel/Red Bull Content Pool

2輪部門ではモンスターエネルギー・ホンダのケビン・ベナバイス(アルゼンチン)が総合優勝した。

ダカールラリーの二輪部門 ©Eric Vargiolu / DPPI / Red Bull Content Pool

ツール・ド・フランスを運営するASOの主催で、当初はパリからアフリカのダカールを目指した。舞台は南米大陸に移し、2020年からサウジアラビアでの開催となった。今回は中東開催2年目となる。

カミオンも疾駆する ©Flavien Duhamel/Red Bull Content Pool

●ダカールラリーのホームページ