歴史的軍用機カラーで登場のESSヘリテージコレクション

ノーベルアームズは、日本代理店事業を行う米国ESS(Eye Safety Systems)より、“CDI”、“CDI MAX”、“5B”、“CROWBAR”の新色のフレームカラー〝ESS HERITAGE COLLECTION”を2020年4月末より発売を開始する予定。

HERITAGE COLLECTION

ESS HERITAGE COLLECTION は全米軍(陸、海、空)で使用されるた歴史的軍用機にインスパイアされたマットカラーを取り入れた新色のフレームカラーになる。

米海兵隊が愛用するスライド式レンズ交換が可能な〝 CDI / CDI MAX“。 機能性とファッション性を兼ね備えた〝5B”。ハーフリムで視界が広く、独自の Lens Gateシステムによりレンズ交換が可能な〝CROWBAR”。各アイテムから「Matte Olive / Matte Navy」カラーを発売する。

●ESSのホームページ

1964東京五輪銅・円谷幸吉氏の出身地福島でマラソン代表チームが決意

東京オリンピック男女マラソン日本代表に内定した男女6選手のうち4選手、同補欠選手4名が3月12日、1964年の東京五輪男子マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉さんの墓前で「2020東京五輪マラソン」での活躍を誓った。

円谷幸吉メモリアルホールで ©日本陸上競技連盟
円谷幸吉氏の故郷である須賀川市を訪ね、全員で墓参りを行った ©日本陸上競技連盟

円谷さんの墓参りは日本陸上競技連盟が企画。地元五輪の重圧の中で快走した故人の熱い思いを共有し、56年ぶりとなる東京五輪での活躍を期そうと、マラソン男女代表選手が福島県須賀川市の十念寺を訪れた。

日本陸上競技連盟強化委員会の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー ©日本陸上競技連盟

2017年夏から2年半以上の期間をかけて実施した東京オリンピック男女マラソン日本代表選考レースが3月8日に終わった。かねてより代表内定選手確定直後に実施を計画していた研修会の日程の一環として実施された。

円谷幸吉氏の故郷である須賀川市を訪ね、全員で墓参りを行った ©日本陸上競技連盟

1964年東京オリンピック男子マラソンで銅メダルを獲得した円谷さんの出身地である福島県で開催された研修会には、所属先の新型コロナウイルス感染拡大防止対策の方針により欠席した中村匠吾(富士通)、新型コロナウイルス感染防止を理由に欠席した大迫傑(Nike)の2選手を除く補欠選手を含めた代表8選手が参加。

前田穂南。市内交流会で ©日本陸上競技連盟

研修は、1日目にオリンピックまでの強化方針や注意事項を確認するミーティング、1964年東京オリンピック男子マラソンに出場した君原健二さん、寺沢徹さんによる講話を実施。2日目の午前には、円谷さんの故郷である須賀川市を訪ね、全員で墓参りを行ったのちに、円谷幸吉メモリアルホールを訪問。その後、郡山市内のホテルに移動して記者会見が行われた。

市内交流会で中学生に言葉をかける鈴木亜由子 ©日本陸上競技連盟

各選手のコメント

トヨタ自動車の服部勇馬(25)
「東京五輪は夢の舞台。自分自身の最高のパフォーマンスが発揮できることだけを考えて、冷静に自分のペースで走っていきたい」

天満屋の前田穂南(23)
「長い距離を走って脚造りをしてから、徐々にスピードをつけていきます。いつもの走りをしっかりとすることです。どんなレース展開になろうとも、自分の走りを最後までやりたいです」

日本郵政グループの鈴木亜由子(28)
「日本代表としての重みを感じていますが、チャレンジングなことに向き合えていけることに誇りと喜びを持って、本番でしっかりと自分の力が発揮できるように、日々覚悟を持って取り組んでいきたいと思います」

ワコールの一山麻緒(22)
「日本代表として出場するだけではなく、しっかりと勝負できるような力をつけて臨みたい」

一山麻緒。市内交流会で ©日本陸上競技連盟

ダイハツの松田瑞生(24)
「内定とはなりませんでしたが、内定した選手と同じ気持ちで最後まで戦っていきたいと思っています。正直なところ、まだ気持ちの整理がついていませんが、精一杯気持ちの整理をつけて新しいチャレンジを… 」

九電工の大塚祥平(25)
「(もし走ることになった場合は)まずは自分の持てる力を100%出せる状態にして、スタートラインに立つこと。暑いなかでのレースになるので、最後まで粘り強いレースをできたらと思います」

GMOインターネットグループの橋本崚(26)
「MGCの開催が決まってから夏に選考レースがあることで調整していき、候補選手になることができました。東京五輪に向けても同じように調整していきたいと思います」

円谷幸吉メモリアルホールを訪問した東京五輪マラソン代表チーム ©日本陸上競技連盟

天満屋の小原怜(29)
「代表候補選手として、日本代表チームの一員としての自覚をしっかり持ち、また、さらなる飛躍をするチャンスだと思って気を引き締めて取り組んでいきたいと思っています」

瀬古利彦(日本陸上競技連盟強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)
「いよいよ東京オリンピックが始まる。選手たちが自分の力を100%出せれば、きっといい結果が出るのではないかと思う。いい結果を出して、また円谷さんに報告に来たいと思っている」


富士通の中村匠吾コメント(記者会見欠席)
「男女3名の代表選手が決定し、いよいよ本番に向け、気持ちを新たにしています。MGCが終わって半年が経ち、ここまで順調に準備を進めることができています。これからも愚直に練習に取り組み、スタート地点に立つまでにできる限りの準備をしてレースに臨みたいと思っています。
これまでと変わらず『オリンピック当日に持てる力を発揮すること』が目標です。そのためには一日一日、練習を積み重ねていくことが大事であり、その先に自分が満足できる結果がついてくることが理想です。オリンピックまで、一歩ずつ地道に進んでいこうと思います」

Nikeの大迫傑コメント(記者会見欠席)
「オリンピックマラソン代表になれたことで、今までと変わらずレースに向けて準備をし、万全の体調で臨みたいと思います」 

市内交流会で ©日本陸上競技連盟

●日本陸上競技連盟のホームページ

東京五輪マラソン日本代表が震災犠牲者に黙とう…福島の研修会で

ワコールの一山麻緒(22)ら東京五輪マラソン代表と補欠選手が3月11日、福島県郡山市で行われた日本陸上競技連盟の研修会に出席。9年前に東日本大震災が発生した午後2時46分に黙とうをささげた。

東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げる。東京五輪マラソン代表の研修会で

1964年の東京五輪男子マラソンに参加した君原健二さん、寺沢徹さんが銅メダルを獲得した円谷幸吉さんの思いなどを研修会で講話。12日には円谷さんの墓参りをする予定で、墓前で「2020東京五輪マラソン代表」となったことを報告するとともに、8月に北海道札幌市で開催される東京五輪マラソンでの活躍を誓うという。

12日正午からは郡山市内で記者発表が行われ、日本陸上競技連盟の公式サイトでその模様がライブストリーミングされる。大迫傑と中村匠吾は欠席。

●日本陸上競技連盟のホームページ

ベルギーは自転車レース断行…世界のスポーツイベントはいま

世界各国のスポーツジャーナリストで構成された団体、国際スポーツプレス協会(AIPS)は、急速に広がる新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中のスポーツイベントにどのような影響を与えているかを定期的に更新している。

国際スポーツプレス協会のホームページでは世界各国のスポーツ大会の情勢がアップデートされる

大会のキャンセルから延期、無観客試合まで2020年のスポーツカレンダーは新型コロナウイルスのために大きな打撃を受けている。東京五輪・パラリンピック開催を前に予断を許さない情勢が続く。

アルジェリア
アルジェリアの国内サッカーリーグの試合は無観客開催

アルゼンチン
アルゼンチンでのスポーツイベントは中断されていないが、ヨーロッパと中国からの選手に入国制限を実施

オーストラリア
F1オーストラリアグランプリは、新型コロナウイルスの懸念にもかかわらず開催

オーストリア
オーストリアのアイスホッケーリーグ決勝が中止

ベルギー
スポーツを前進させる意志。ツール・デ・フランドルなどの伝統的な自転車レースを開催へ

カナダ
国際アイスホッケー理事会によりカナダで開催予定だったアイスホッケー女子世界選手権を中止

中国
海南省の三亚市は新型コロナウイルスの発生がなく、2020アジアビーチゲームズ開催へ。スポーツイベントにわずかな希望の光

クロアチア
最大1000人の観客ならスポーツイベントを開催

キプロス
マラソンやサイクリング大会の開催可否は結論が出ず

フランス
サッカーのリーグ1(アン)は無観客試合

ドイツ
各スポーツで別々の対応

英国
スポーツイベントは通常通りの開催

インド
インドの罹患者は56人に増加し、スポーツイベントに影響も

イラン
すべてのイランのスポーツイベントが中止

イタリア
イタリアは4月3日まで検疫を全土に拡張。サッカーを含むすべてのスポーツは中止

日本
主要スポーツの早期中断の後、日本のプロ野球も新シーズンのスタートを遅らせる

ケニア
クリケットのACAアフリカT20カップ、ラグビーのU20バルテストロフィー中止

マレーシア
クアラルンプールでアジアサッカー連盟(AFC)の関係者がFIFAと会談予定。2020年3月と6月に予定されているFIFAワールドカップカタール2022とAFCアジアカップ中国2023アジア予選の状況について話し合う

マルタ
スポーツイベントはキャンセルされないが、屋内イベントの出席者数は750人に制限

モロッコ
新型コロナウイルス症例が発生すると、2つの主要なスポーツイベントに影響

オランダ
ノールブラバンツ州でのスポーツイベントは無期限に延期

パキスタン
イラン、アフガニスタン国境を閉鎖し、カイバー・パクトゥンクワU21大会で6000人の選手を迎える

パラグアイ
国内スポーツ環境に大きな影響なし

ルーマニア
検疫対策として集会に制限を設定

セネガル
バスケットボールアフリカリーグの開幕が延期

韓国
サッカーKリーグと野球が開幕延期。韓国のスポーツは大きな影響を受ける

スペイン
すべてのスペインのスポーツイベントは無観客試合

米国
ニューヨーク・ロードランナーズのNYCハーフが中止

●国際スポーツプレス協会のホームページ

青学大で箱根駅伝優勝の吉田祐也がGMOで現役続行

GMOインターネットは、世界で戦うNo.1アスリートの育成を行う「GMOアスリーツ」の選手として、男子陸上長距離の吉田祐也(青山学院大4年)の所属が内定しましたことを発表した。2020年4月1日入社予定。

左からGMOインターネット取締役副社長 兼 GMOアスリーツ部長の安田昌史、吉田祐也、GMOアスリーツの花田勝彦監督

吉田は、全日本大学駅伝2018年大会で5区区間賞、2019年大会で5区区間3位、2020年の箱根駅伝では第4区区間賞と区間新記録を樹立し、青山学院大の総合優勝に貢献した。さらに、2020年2月に開催された別府大分毎日マラソンでは、マラソン初出場ながら2時間8分30秒の好記録で総合3位(日本人トップ)という結果を残し、今後のさらなる活躍が期待されている。

「GMOアスリーツ」は、世界の大舞台での活躍を目指す吉田がこの先も競技活動に専念できるよう、GMOインターネットグループの総力を挙げて支援していきたいという。

責任感を持って愚直に取り組みたいと吉田

●吉田祐也のコメント
2020年度からGMOインターネットグループ(GMOアスリーツ)に所属し競技を続けることにいたしました。日々支え、応援してくださるみなさん、尊敬できる先輩方や監督とともに、2024年パリオリンピック、2028年ロサンゼルスオリンピックのマラソン日本代表を目指します。社会人として「走ることを楽しむ」気持ちに加え、「責任感」を持って、長い時間をかけ地道に愚直に取り組んでいきます。これまで同様、個人、チームともに応援のほどよろしくお願いします。

吉田祐也プロフィール
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■名前     :吉田祐也(よしだ ゆうや)
■出身地    :埼玉県
■生年月日   :1997年4月23日
■主な成績・記録:5000m公認:14分02秒18
         10000m公認:28分42秒58
         フルマラソン公認:2時間08分30秒
         2018年全日本大学駅伝:第5区走者・1位
         2019年全日本大学駅伝:第5区走者・3位
         2020年箱根駅伝:第4区走者・1位(区間新)
         2020年別府大分毎日マラソン:3位(日本人1位/学生歴代2位)

GMOアスリーツとは

GMOインターネットグループは多くの人の笑顔・感動を創造するべく、さまざまな文化・スポーツの活動支援・協賛を行っている。その一環として2016年4月1日に、「世界に通用するNo.1アスリートの育成」を目的に「GMOアスリーツ」を創設。現在は男子陸上競技(長距離)のアスリートを支援している。
公式サイトURL
公式選手プロフィールURL
公式Facebook
GMOアスリーツ紹介動画

大迫傑と一山麻緒が東京五輪へ…マラソン男女代表が決定

ワコールの一山麻緒(22)が、3月8日に行われたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジの名古屋ウイメンズマラソンで、日本女子歴代4位となる2時間20分29秒で優勝。東京五輪マラソン代表の座をつかんだ。

ナイキの大迫傑(左)とワコールの一山麻緒

また男子は、同日に行われたびわ湖毎日マラソンで、ナイキの大迫傑(28)が持つ日本記録2時間5分29秒を上回る選手がいなかったため、MGCファイナルチャレンジの東京マラソンでこの記録を出した大迫が東京五輪代表となった。

ナイキの大迫傑が2020東京マラソンで日本新記録
ナイキの大迫傑
22歳とMGC最年少の一山麻緒。東京五輪に「挑」と掲げた
一山麻緒はMGCで果敢に飛び出すが後半に失速した

●2020東京五輪マラソン男女日本代表
中村匠吾(26=富士通)
服部勇馬(25=トヨタ自動車)
大迫傑(28=ナイキ)
前田穂南(23=天満屋)
鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)
ー山麻緒(22=ワコール)

富士通の中村匠吾がMGCで優勝
天満屋の前田穂南がMGCで優勝
富士通の中村匠吾
MGCで服部勇馬が大迫傑を振り切って2位に
トヨタ自動車の服部勇馬

激闘のMGCがついにフィナーレ

2019年9月15日に行われたMGCで、男子優勝の中村匠吾(26=富士通)、2位の服部勇馬、女子優勝の前田穂南(23=天満屋)、2位の鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)を含め、男女各3選手の五輪代表が確定したことになる。

東京五輪のマラソンは男子が8月9日、女子はが8月8日、どちらも北海道札幌市で午前7時にスタートする。

MGC1位の前田穂南(右)と2位の鈴木亜由子
日本郵政グループの鈴木亜由子

●MGCのホームページ

2019年9月から2020年3月まで東京五輪マラソン代表を懸けたMGCシリーズが行われた