エラダが大会通算3勝目、クスが首位堅持【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年9月6日、レルマ〜ララグナネグラ・ビヌエサ間の163.5kmで第11ステージが行われ、コフィディスのヘスス・エラダ(スペイン)が優勝。2年連続、大会通算3勝目。

ヘスス・エラダがゴール前で抜け出して優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

総合成績では首位セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)がその座を守った。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
マイヨロホのクスを先導するログリッチ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

総合1位を守ったセップ・クス ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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個人タイムトライアルでガンナ初優勝、クスが首位を死守【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年9月5日、バリャドリードで第10ステージとして距離25.8kmの個人タイムトライアルが行われ、イタリアチャンピオンのフィリッポ・ガンナ(イネオスグレナディアーズ)がトップタイムで優勝。ブエルタ・ア・エスパーニャでの初勝利を飾った。

トップタイムを叩き出したイタリアチャンピオンのガンナ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

この種目の世界チャンピオン、レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)は16秒遅れの2位。それでも総合優勝のライバルであるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)に20秒差をつけ、首位まで1分09秒差の総合3位に浮上した。

タイムトライアルの世界チャンピオン、エベネプールがスタート前にバイクを入念にチェック ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

首位セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)は1分29秒遅れの13位だったが、前日までの貯金でその座を守った。

エベネプールはガンナから16秒遅れの2位 ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
ログリッチはガンナから36秒、エベネプールから20秒遅れた ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023
ステージ優勝のガンナを祝福するツール・ド・フランス5連覇の実績を持つミゲール・インデュライン ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
イタリアチャンピオンのガンナが第10ステージの個人タイムトライアルを制す ©Unipublic

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

第10ステージの個人タイムトライアルでチーム内のトップタイムを出したログリッチ ©Unipublic

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レナード・ケムナがグランツールで全勝利【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年9月3日、カルタゲナ〜カラバカデラクルズ間の184.5kmで第9ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのレナード・ケムナ(ドイツ)が初優勝。ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスに続いてこのブエルタ・ア・エスパーニャでもステージ優勝を果たした。

ケムナがジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスに続いてブエルタ・ア・エスパーニャで優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

総合成績では、前日に首位に立ったセップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)がその座を守った。

マイヨロホを着用するセップ・クス ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
第9ステーで仕掛けた選手たち ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
ログリッチとビンゲゴーがクスを牽引 ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
ベルギーチャンピオンのエベネプール ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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ログリッチ区間V、首位はアシスト役のクスに【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年9月2日、デニア〜ショレトデカティ間の165kmで第8ステージが行われ、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチがスーダル・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)ら精鋭を抑えて優勝。大会通算11勝目を飾った。

精鋭たちのゴール勝負を制したログリッチ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

総合成績では、8秒遅れの2位につけていたセップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)が首位に。グルパマFDJのレニー・マルティネス(フランス)からマイヨロホを奪った。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023
マイヨロホのマルティネス ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
エベネプール、ログリッチ、ビンゲゴー ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
ログリッチ、エベネプールに続いて3位に入ったフアン・アユソ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023
これまでアシストを務めてきたセップ・クスが初めてのマイヨロホ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)

スペインチャンピオンのオイエル・ラスカノ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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35歳のスープがスプリントで初勝利【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年9月1日、ウティエル〜オリバ間の201kmで第7ステージが行われ、トタルエネルジーのジョフレ・スープ(フランス)がゴール勝負を制して、35歳にしてグランツール初優勝を挙げた。

ジョフレ・スープが自分自身も驚く初優勝 ©Unipublic

総合成績では、前日に首位に立ったグルパマFDJのレニー・マルティネス(フランス)がその座を守った。

ベルギーチャンピオンジャージを着るエベネプール ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
スープ(右端)がゴール勝負を制して初優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023
マイヨロホを着用して走るマルティネス ©Unipublic

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)

インタビューを受けるマイヨロホのマルティネス ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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クスが4年ぶり勝利…マルティネスが最年少のリーダーに【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年8月31日、ラバイドゥイショーからハバランブレ天文台までの183.5kmで第6ステージが行われ、ユンボ・ビスマのセップ・クス(米国)が独走勝利。2019年以来となる通算2勝目を挙げた。

アシストとしてグランツール全出場のクスが4年ぶりのステージ優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

総合成績では、前日まで17秒遅れの総合3位につけていたグルパマFDJのレニー・マルティネス(フランス)が26秒遅れの区間2位に入って首位に。レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)は3分24秒遅れの区間24位とブレーキ。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

ボクは総合優勝するためでなく、ステージで勝つためにいるんだ

「信じられないほど難しいステージだった。クイックステップをテストするためだけにブレイクアウェイに挑戦した。コントロールするのが難しい日になるだろうと分かっていたので、それが第一の目的だった」とクス。

クスはディラン・ファンバーレとともに第1集団に加わった。ヤン・トラトニクとアッティラ・バルテルも協力した。

「彼らの仕事にとても感謝しなければならない。一日中、とても​​いい気分でした。いつ行くか、いつ試すかだけを考えていた。アタックしてからゴールまでの上りの間ずっと、ブエルタ・ア・エスパーニャをただ楽しんでいた。それはいつも特別なレースだ。もちろんボクはブエルタ・ア・エスパーニャに勝つためにここにいるわけではない。ボクはステージで勝つためにここにいるんだ」

アシスト選手に引っ張られて走るマイヨロホのエベネプール(中央) ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

マルティネスは3代すべてプロ自転車選手の系譜

総合1位に立ったマルティネスは今季グルパマFDJからプロデビューしたばかり。20歳と51日でマイヨロホを着用したが、これまでのミゲール・インデュラインの記録を塗り替えてブエルタ・ア・エスパーニャ史上最年少のリーダーとなった。

父のミゲールは2000年のシドニー五輪マウンテンバイク・クロスカントリーの金メダリスト、同年のマウンテンバイク・クロスカントリー世界チャンピオン。さらに祖父のマリアノは1978ツール・ド・フランスの山岳王で、1978年と1980年にツール・ド・フランスで各1勝している。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

「私にとって本当に信じられないことだ。レースのスタート時には、ジャージを獲得できたら素晴らしいだろうと思っていたが、今日それが実現した。チームのおかげで、彼らは長い間とても力強い走りを見せてくれた」とマルティネス。

「逃げの集団に幸運にも加わることができた。最後の上りに入ったところで大きなリードがあったので、計画を変更した。総合順位のためにボク自身がタイムを稼ぎ出して、ステージ優勝とリーダージャージを争う。ルディ(モラール)とマイケル(ストーラー)のおかげだ。彼らは自らの選択肢を犠牲にして一日中一生懸命走ったので感謝したい。このジャージを手に入れることができてとてもうれしいが、これはチームレースだ。なにが起こっているのかまだ理解できないけど、素晴らしいレースだった」

最後の上りでアタックしたログリッチが後方のビンゲゴーらを確認する ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)

大会史上最年少の20歳で首位に立ったマルティネス ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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