イサギレ弟が初優勝…首位はカラパスへ…ブエルタ・ア・エスパーニャ第6S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月25日、新型コロナウイルス感染拡大によりフランスに入国するルートを修正。ビエスカスをスタートし、スペイン国内のサレントデガレゴにゴールする146.4kmに変更して第6ステージが行われ、アスタナのヨン・イサギレ(スペイン)が残り3kmから抜け出して初優勝した。

ヨン・イサギレが第6ステージ優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

フランスのツールマレー峠にゴールする予定だったステージは、同国の新型コロナウイルス感染拡大により直前でコース変更。激しい雨にも見舞われた混戦は、ヨン・イサギレが制した。この日はチームメートで2歳年上の兄ゴルカが2度にわたって単独先行したが、ゴールまで逃げ切れず。追走集団の中で抑え役を務めていた弟が勝負を決めた。

「最後はとてもツラくてアタックすることにためらいがあったが、兄が勇気をくれた」と弟。

冷たい雨のためログリッチもレインウエアを着用した©PHOTOGOMEZSPORT2020

総合成績では首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が脱落。13秒遅れの総合3位につけていたイネオス・グレナディアスのリチャル・カラパス(エクアドル)が、この日ログリッチに43秒差をつけて首位に立った。

「大会はまだ長いが、チームはとても強いので最後までこの座を守っていきたい」とカラパス。

ヨン・イサギレがメイン集団からアタック ©PHOTOGOMEZSPORT2020
冷たい雨の中ゴールにたどり着いたカラパスをマルク・ソレルがその健闘をたたえた ©PHOTOGOMEZSPORT2020

大会連覇をねらうログリッチは第5ステージまで首位を走ったが、ピレネー山脈の山岳で遅れ、30秒遅れの総合4位と一歩後退している。
「勝つ時もあれば負ける時もある。調子を落としたわけじゃないのでまだファイトできる」とログリッチ。

メカニックトラブルで足を使ってしまい最後に遅れたログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

リチャル・カラパスが総合1位に ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第5ステージにもどる≪≪   ≫≫第7ステージにすすむ

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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ウェレンス初V、ログリッチ首位を維持…ブエルタ・ア・エスパーニャ第5S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月24日、ウエスカ〜サビニャニーゴ間の185.5kmで第5ステージが行われ、逃げ屋の異名を取るロット・スーダルのティム・ウェレンス(ベルギー)を含む3選手が100km以上のアタックを決め、ウェレンスがゴールスプリントを制して初優勝を挙げた。

ロット・スーダルのティム・ウェレンス(ベルギー)が第5ステージ優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

山岳賞争いでも1位に立ったウェレンスは第1ステージでも長い逃げを見せて区間優勝を目指したが、このときは後続集団に吸収された。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

「ツール・ド・フランス開幕前に落車による負傷をしてしまい、難しいシーズンだった。チームの目標はまず1勝だったから、これでストレスがなくなった。最終日までのびのびと走って自分やチームメートの勝利をつかみたい」とウェレンス。

首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)は総合成績の上位選手らとタイム差なしの大集団の中でゴールし、その座を守った。

マイヨロホのプリモシュ・ログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
山岳賞ジャージを着るリチャル・カラパス ©PHOTOGOMEZSPORT2020
2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第4ステージにもどる≪≪   ≫≫第6ステージにすすむ

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ベネット区間優勝、ログリッチ首位をキープ…ブエルタ・ア・エスパーニャ第4S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月23日、ガライ〜エヘアデロスカバレロス間の191.7kmで第4ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)が大集団によるゴール勝負を制した。2019年の区間2勝に続く大会通算3勝目。

サム・ベネットがゴール勝負を制して優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

初日から異例の山岳3区間をこなした大会は、ようやく4日目に平たんステージを行い、

「追い風を受けてとても速いレースになった。最後のスプリントに備えて、チームメート2、3人にけん引してくれるように頼んだが、全員が加わってくれて頼もしかった」とベネット。ツール・ド・フランスでポイント賞を獲得しているスプリンターが実力を発揮。平たん区間ではさらなる勝利をねらっていく。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を含む総合成績の上位選手はタイム差なしの大集団の中でゴールし、ログリッチがその座を守った。

トム・デュムランがメイン集団をペースメイク ©PHOTOGOMEZSPORT2020
クリストファー・フルーム ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第3ステージにもどる≪≪   ≫≫第5ステージにすすむ

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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マーティンがログリッチを制して優勝…ブエルタ・ア・エスパーニャ第3S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月22日、ロドサ〜ラグナレグナ・デ・ビヌエサ間の166.1kmで第3ステージが行われ、9秒遅れの総合2位につけていたイスラエルスタートアップネーションのダニエル・マーティン(アイルランド)が、首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)をゴール勝負で制して9年ぶり2度目の優勝を遂げた。

ダニエル・マーティンがログリッチを制してステージ優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

マーティンはボーナスタイム10秒を獲得。区間2位のログリッチは6秒を獲得し、ログリッチが深紅のリーダージャージーを守ったが、2選手のタイム差は5秒に縮まった。

「これまであともうちょっとで優勝を逃していただけにきょうは勝ちたかった。妻も喜んでくれると思う。子どもが生まれてから初めての勝利だからね」とマーティン。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

例年より3日短い全20日間の日程で開催されている大会は開幕日から強豪選手が全開の走りが際立つ。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
マイヨロホを着るプリモシュ・ログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第2ステージにもどる≪≪   ≫≫第4ステージにすすむ

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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ソレルがモビスターの地元で勝利…ブエルタ・ア・エスパーニャ第2S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月21日、パンプローナ〜レクンベリ間の151.6kmで第2ステーが行われ、モビスターのマルク・ソレル(スペイン)が独走で初優勝した。

胸に手を当てて初勝利を祝うマルク・ソレル ©PHOTOGOMEZSPORT2020

初日を制して首位に立ったユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)は、この日も区間2位と好調。ボーナスタイムを獲得し、総合2位との差を5秒から9秒に広げた。

新型コロナウイルス感染拡大の防止策を徹底 ©PHOTOGOMEZSPORT2020
2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
ユンボ・ビスマのスーパーアシスト、セップ・クスが山岳賞ジャージを着る ©PHOTOGOMEZSPORT2020
リチャル・カラパスがアタック ©PHOTOGOMEZSPORT2020
深紅のリーダージャージを着るログロッチを援護するユンボ・ビスマ勢 ©PHOTOGOMEZSPORT2020
ベン・オコーナー(オーストラリア)がグランツール初制覇 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

ステージ2位でゴールしてボーナスタイムを獲得したログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第1ステージにもどる≪≪   ≫≫第3ステージにすすむ

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ログリッチ首位、フルーム脱落…ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月20日、イルン〜アラーテ間の173kmで第1ステージが行われ、前年覇者であるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が最後の坂で抜け出してステージ優勝。初日から深紅のリーダージャージを着用した。

ログリッチがブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージで優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

2011、2017年の総合優勝者、クリストファー・フルーム(英国、イネオス・グレナディアス)は11分12秒遅れ。区間2位に入ったリチャル・カラパス(エクアドル)は2019ジロ・デ・イタリアを制した実力者だけに、エース交代劇が見られそうだ。

大会は11月8日に首都マドリードにゴールする。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージで総合成績の上位進出が期待されていたEFのダニエル・マルティネス(コロンビア)がリタイア ©PHOTOGOMEZSPORT2020
ログリッチから1秒遅れでリチャル・カラパス、ダニエル・マーティン、エステバン・チャベスらがゴール ©PHOTOGOMEZSPORT2020
2019年の覇者ログリッチが初日から首位に立った ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

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