レッドブルxホンダ限定缶発売…グッズが当たるキャンペーンも開催

エナジードリンクブランドのレッドブルは、レッドブル・レーシング(Aston Martin Red Bull Racing)が2019シーズンよりHondaのパワーユニットを搭載してF1(FIAフォーミュラ・ワン)世界選手権へ参戦することと、2006シーズンから引き続きレプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)としてFIMロードレース世界選手権 MotoGPクラスに参戦することを記念し、マックス・フェルスタッペンのF1マシンとマルク・マルケスのMoto GPマシンをあしらったレッドブル x ホンダ限定缶を3月初旬より随時、全国のコンビニ、スーパー、大学生協他で数量限定販売する。

レッドブル x ホンダ限定缶
容量・価格:185ml/190円:250ml/241円(税別、希望小売価格)

レッドブル・モータースポーツグッズが当たるキャンペーンも

レッドブル x ホンダ限定缶の発売開始に合わせ、レッドブル・レーシング所属ドライバーのマックス・フェルスタッペンまたはピエール・ガスリーの直筆サイン入り限定キャップや、レッドブルが6本入ったV6エンジン型スペシャル BOX、公式ミニチュア(ヘルメット、F1マシン、MotoGPマシン)、オリジナルステッカーなどが当たるキャンペーンを3月8日(金)〜3月28日(木)で行う。

公式ミニチュア

レッドブル x ホンダ限定缶発売記念 「夢に翼を。」 プレゼントキャンペーン
応募期間:3 月 8 日(金)から 3 月 29 日(金)23:59 まで ※レシート有効期間:3 月 8 日(金)から 3 月 28 日(木) 23:59 まで
対象店舗:全国のレッドブル取扱い店舗
対象商品:レッドブル・エナジードリンク 185ml/250ml/330ml/355ml レッドブル・シュガーフリー 185ml/250ml レッドブル・エナジードリンク・アルミボトル 330ml オーガニックス・バイ・レッドブル シンプリーコーラ 250ml オーガニックス・バイ・レッドブル ビターレモン 250ml オーガニックス・バイ・レッドブル ジンジャーエール 250ml ※レッドブル x ホンダ限定缶以外のレッドブルも対象商品 ※オーガニックス・バイ・レッドブルは一部店舗でのみ取り扱い

ドライバー直筆サイン入り限定キャップ

賞品
A賞 ドライバー直筆サイン入り限定キャップ…8本購入 ・マックス・フェルスタッペン ×2名 ・ピエール・ガスリー ×2名 ※応募1口につきいずれか一つに応募可
B賞 V6 エンジン型スペシャル BOX 50 名様… 5本購入 (レッドブル・エナジードリンク 250ml×6 本付き)
C賞 公式ミニチュア 計1000名… 3本購入 ・RB14 1/43 サイズ ・STR13 1/43 サイズ ・Honda Repsol 1/12 サイズ ・マックス・フェルスタッペン モデル ヘルメット 1/8 サイズ ・ピエール・ガスリー モデル ヘルメット 1/8 サイズ ※全5種類。応募1口につき上記のいずれかを選択
D賞 先着でもらえる!オリジナルステッカー ・レッドブル・レーシングチーム ロゴ ・スクーデリア・トロ・ロッソチーム ロゴ ※なくなり次第終了

V6エンジン型スペシャルBOX

Red Bull⽩⿓⾛が6月16日開催…参加募集は2月22日から

エナジードリンクブランドのレッドブルが、6⽉16⽇(⽇)に熊本県下益城郡美⾥町で、⽇本⼀の⻑さを誇る3333 段の⽯段を駆け上がるレース「Red Bull ⽩⿓⾛(レッドブル・ハクリュウソウ)」を開催する。

© Jason Halayko/Red Bull Content Pool

この⼤会は北海道から沖縄まで全国各地から多くの参加者が集まる人気レース。エキスパート部⾨で優勝すると褒賞として男⼥それぞれの優勝者の名前が、ゴール地点に建てられている⼤会記念碑にそのタイムとともに刻まれる。

⽇本⼀⻑い⽯段3333段を含む、総距離3333mの上り坂レースは2015年の初開催から5 年⽬を迎える。2018年同様、レース前⽇の6⽉15⽇(⼟)に⾼校⽣・⼤学⽣を対象とした1チーム4名によるチーム戦も開催される。6⽉16⽇(⽇)の個⼈戦への参加者999⼈と、6⽉15⽇(⼟)の学⽣限定チーム戦への参加33チーム132名を、2⽉22⽇(⾦)12時より募集開始。

●Red Bull ⽩⿓⾛の参加者募集サイト

3333段の⽯段は、1200年の歴史を持つ釈迦院の表参道の御坂に1980年から8年かけて作られたという。完成当時は⽯段を上空から⾒ると、まるで⽩⿓がうねり昇る姿に⾒えたため、記念碑には「⽩⿓が昇るが如し⽯段は3333 段で⽇本⼀」と刻まれている。

日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるRed Bull白龍走 © Hirotada Arimori / Red Bull Content Pool

第5回Red Bull ⽩⿓⾛
会場: 美⾥町 ⽇本⼀の⽯段 (熊本県下益城郡美⾥町坂本)
エントリー⽅法:redbull.com/hakuryusou で申し込む(2/22 12:00〜エントリー開始予定)
エントリー締め切り:5⽉24⽇(⾦) 学⽣限定・個⼈戦ともに定員チーム数、⼈数に達し次第締め切り
主催: Red Bull ⽩⿓⾛ 実⾏委員会
後援: 美⾥町
協⼒: Universal Field

■学⽣限定チーム戦
開催⽇時: 6⽉15⽇(⼟) 13:00スタート (受付 10:00-11:30)
内容:  ⽇本⼀の⽯段3333段を含む3333mを駆け上がるチームリレーのタイムレース。各ランナーにチップを付け、スタート通過からゴール通過のタイム計測。チーム合計タイムで順位を決定。カットオフタイムはなし。
特典: 完⾛証、佐俣の湯⼊浴券
表彰: チーム1〜3位、個⼈1〜3位
定員: 33チーム132人(1チーム4名)
参加資格: ⾼校⽣、専⾨学校⽣、⼤学⽣(未成年の場合は保護者の同意が必要)
参加費: 1チーム4444 円(税込み、スポーツ障害保険含む)

■個⼈戦
開催⽇時: 6⽉16⽇(⽇) (受付8:30-10:30)
12:00スタート(⼀般男⼥)、13:00スタート(エキスパート男⼥)
内容:  ⽇本⼀の⽯段3333段を含む3333mを駆け上がる⼀⻫スタートのタイムレース。各ランナーにチップを付け、スタート通過からゴール通過のタイムを計測。カットオフタイムは60分
特典: 完⾛証、佐俣の湯⼊浴券
表彰: 男⼦と⼥⼦それぞれの1〜3位
エキスパート男⼥1位の名前とタイムを⽯段の横に建つ⼤会記念碑に刻印
定員: 999⼈(男⼥先着順)
参加資格: ⼀般:16歳以上の健康な男⼥(未成年の場合は保護者の同意が必要)
エキスパート:男⼦(過去実績35分以内)、⼥⼦(過去実績45分以内)
参加費: 4444円(税込み、スポーツ障害保険含む)

© Jason Halayko/Red Bull Content Pool

吉田安里沙17歳。レッドブル・クラッシュドアイスは第1章が終わったばかり

女子高生ながらインラインスケート全日本選手権2位の実力を持つ吉田安里沙が過激なウインタースポーツ、レッドブル・クラッシュドアイスに挑んだ。初の海外連戦で常に紙一重の予選落ち。その中でなにかをつかみかけ、このスポーツを突き詰めていこうと決意を固める。

決勝進出にタイムトライアル順位でひとつ届かなかった吉田安里沙

17歳の高校2年生。特設された氷のスロープを、アイスホッケーあるいはバイクモトクロスのような防具に身を包んだ4人が一斉にスタートし、2位までが勝ち上がる。クォーターファイナル、セミファイナルと選手が強豪ばかりに絞り込まれ、生き残った4選手が頂点をかけてファイナルに挑む。

吉田は小学3年生からインラインスケートを始める。この世界のスーパースターである安床ブラザーズ(安床エイト、武士)の指導のもと、現在JASPA(アグレッシブインラインスケート全日本選手権)女子2位の実力者に。さらには女子高生でありながらインラインスケートのインストラクターもしている。師匠である安床兄弟からのすすめで、レッドブル・クラッシュドアイスに挑戦することになった。

吉⽥安⾥沙 © Lisa-Marie Reiter / Red Bull Content Pool

2018年12月にアジアで初開催となる横浜大会が実現し、それに合わせて参入を目指す選手らがトレーニングを積み重ねた。日本代表選考で吉田は、アイスホッケー選手の佐藤つば冴に次ぐ女子2位で初出場を決めた。そして本番ではこの世界の第一人者である山本純子とともに予選を突破。ファイナル1回戦で敗退したものの、高い順応性を見せつけた。

横浜大会の最終結果は15位。年が変わってシリーズ第2戦となるユバスキュラ(フィンランド)へ。さらにロシアのイゴラで規模の小さい大会にも参戦。そして最終戦のボストンにすべてを懸けた。

「ロシアのイゴラとユバスキュラは氷面がボコボコだったのに対して、ボストンは氷がきれいなのにビックリしました。氷を見ただけでテンションが上がりました。普段からやっているインラインスケート寄りのコースだったので、滑っていて楽しかったです」と吉田。

しかし予選のタイムトライアルであと一歩の差で本戦に進めない。4人で一斉にスタートする本戦に出場することは、経験値の少ない吉田にとっては貴重な練習を兼ねる。それがタイムカットで経験することさえ阻まれる。

ユバスキュラは結局25位。ボストン(米国)では21位。最終的に世界選手権2018-19シーズンの女子総合18位という記録だけを残した。

吉田安里沙は初出場の横浜大会で予選を突破。日本女子選手で2人だけというファイナル進出を遂げた ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「氷の上での練習はなかなかできませんが、それだけにその部分はまだ伸びしろになるんじゃないかなと思います。普段のインラインスケートと靴が変わるだけで、まったく違う動きが求められるので、(好成績を修めるのは)簡単じゃないと思います」

「この遠征で参戦した3つの大会すべてLCQ(本戦出場を目指す敗者復活戦)一歩手前で予選落ち。これが今の自分の実力なんやなってのが凄く分かりました」と自身のツイートでも自己分析。自分が出場できなかったレースを見ていて悔しさがこみ上げたという。それでも遠征を続けていくうちに確かな感触をつかむことができるようになり、最終戦ボストンでは一番いい滑りができたという。

「もっとこの世界で戦えるように、この遠征で学んだことを生かしてこれからも練習頑張っていきたいと思います!」

山本純子(左)と吉田安里沙

世界で最も過酷な400m走「RED BULL 400」が5月18日に大倉山ジャンプ場で開催へ

最高斜度37度の壁を駆け上がれ! 世界17カ国で開催される「RED BULL(レッドブル)400」が2017、2018年に続いて日本で行われることが決まった。2019年5月18日(土)に北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催されることになり、その参加者募集が2月16日に始まった。

ゴールは視線の先にある © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

個人フルディスタンス男女それぞれの勝者は7月にカナダのウィスラーで開催されるRED BULL 400世界選手権に招待される。

K点の壁では心拍数がほぼMAX

世界で最も過酷な400m走と言われるレースは、スタートから100mを過ぎたあたりからスロープの斜度が30度を超え、立ったまま登ることが困難になりはじめる。その後に待ち構える最高斜度37度に達するK点の壁では心拍数がほぼMAXに。高さ3mを超えるジャンプの踏み切り台とのギャップを埋めるために設置されたスロープをクリアして最後の100mへ。

立ったままでは登れない最大斜度37度のスロープ © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

【RED BULL 400エントリー情報】
・個人フルディスタンス400m男子
・個人フルディスタンス400m女子
・男子400mリレー(男子4名)
・オープン400mリレー(男女混合または女子のみの4名)
・学生対抗400mリレー(4名全員が高校生・大学生・専門学校生、男女問わず)
・自衛隊隊員対抗400mリレー(4名全員が自衛隊員、男女問わず)
各カテゴリー定員に達し次第受け付け終了

【参加資格】16歳以上の健康な男女。20歳未満は保護者の承諾が必要。
【参加料】
・個人フルディスタンス(一般) 6000円/人
・個人フルディスタンス(学生) 3500円/人
・学生対抗リレー 1万円/チーム
・その他リレー 1万4000円/チーム
(税込み・スポーツ傷害保険含む) 【問い合わせ】Red Bull 400 大会事務局
070-3622-0001(平日10:00~18:00)info@deporte.jp
【協賛】SALOMON
【ルール】スキージャンプ競技場のスロープを一番上まで駆け上がるタイムレース
【定員】1000名
【参加特典】
・イベントロゴ入りオリジナルTシャツ
・イベントロゴ入りオリジナルナップサック
・完走メダル(完走者のみ)
・ランチ付き
・無料ボディーケアサービス(スポーツマッサージ/鍼灸)

レッドブル400の詳細・エントリーページ

レッドブル400の参戦記をレポートしてくれた反中祐介さん © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

あとに続く道を作っておきたい…レッドブル・クラッシュドアイスに挑んだ鈴木雅仁

元プロアイスホッケー選手、35歳の鈴木雅仁がレッドブル・クラッシュドアイス最終戦ボストン大会に参戦。83位という成績を残し、2018-19世界選手権シリーズで男子総合35位になった。

レッドブル・クラッシュドアイス最終戦ボストン大会で場進出を阻まれた鈴木雅仁

高校時代はインターハイ3連覇、大学でインカレ4連覇。アジアリーグでは日本、中国、韓国のチームに所属し、12シーズンで4回の優勝、米国NHLのトライアウト経験があるアイスホッケー界のエリートだ。昨シーズンまで韓国のアニャンハルラに所属していたが、一時は歩行困難になるほどのケガによりチームを離脱。新たな活躍の場としてレッドブル・クラッシュドアイスに挑戦した。

ボストン大会に日本からは、横浜で決勝に進出した山本純子、安床武士、山内斗真、吉田安里紗に加えて、横浜大会後にヨーロッパで開催されたATSX500、ATSX250、ATSX100の大会を転戦し、ポイントを獲得して出場権を獲得した鈴木が加わる。

ただし予選となるタイムトライアルでは2本ともミスでタイムが伸びない。LCQと呼ばれる敗者復活戦に最後の望みをかけて出走。最初のスタートはうまく決められたが、エッジが氷面に嫌われて後退。最後まで挽回できずに4人同走の4着で1回戦敗退した。

「やはりちょっと悔しいですけど、これが今の現実です。条件が整えばまた参加したいですが、フェンウェイパークという100年以上の歴史がある野球場で走れたということがいい思い出になると思います。ありがとうございます」と鈴木は公式インタビューで感謝の言葉を伝えた。

鈴木雅仁は2019年1月のATSX250オーストリア大会で4位になった ©Red Bull Content Pool

完敗の原因を「筋肉が弱いですね」と冷静に分析する。しかしそれは仕方ないことだ。プロのアイスホッケー選手として韓国リーグで戦っているときに、太ももの内側にある内転筋を断裂。普通の生活ができるようになったのは直前のことだ。

内転筋が切れてからも無理やりプレーをしていたというが、失意のうちに韓国から帰国し、リハビリに専念することを余儀なくされた。ところがリハビリの途中に今度は坐骨神経痛に見舞われ。歩行も困難になってしまう。

そんなとき、以前から興味があったレッドブル・クラッシュドアイスが横浜で開催されるニュースが舞い込んだ。

「いいタイミングでした。まあチャレンジしてダメだったらスポーツはあきらめようと思っていました」

練習会に参加し、徐々にアスリートとしてのキレを取り戻し、本大会の出場を果たすことになる。ただし初挑戦の横浜大会は本人としてふがいない成績に終わる。

アイスクロス・ダウンヒルは数年前から知っていたし、結構早い段階から興味もあった。

「ですけれど、アイスホッケー選手としてチームと契約していたし、やはりハイリスクです。もしケガをしたら企業もチームもそんな選手を雇うわけにはいかないですから」

ボストン大会の直前に行われた大会では日本勢男子で初めてファイナルに進出し、4位という好成績を修めた。だから最終戦のボストンにかける意気込みは強かった。それだけにファイナルを逃したことが悔やまれる。メジャーリーグの伝統ある野球場はファイナルが行われた大会2日目は盛り上がっていた。こんな最高の雰囲気の中を走りたかったのはいうまでもない。

「走りたかったですね。スタートがいいのは何戦か参加していくうちにまずまずだと分かっていた。あとは安定した走れないのが課題です」

練習時間がやはり強豪選手に比べて圧倒的に少ないという。練習できる環境に自分の生活を持っていけていない。アイスホッケー時代の貯金で遠征費を捻出し、スポンサー探しをするがそう簡単にはいかない。

「他選手は定職についてる人ばかりですが、ボクは無職。現実としてこのスポーツでプロアスリートとなれないのはわかっています」

鈴木雅仁はLCQ(敗者復活戦)で敗退し悲願のファイナル進出ならず

アイスホッケーほどスタミナが必要ではない。重要なのはそれよりもスキル、そしてそれを磨き上げる練習環境だ。当然、日本に常設アイストラックはない。

日本でアイスホッケーをやっている選手たちの現状も厳しいという。大学アイスホッケー部の所属選手も行き先を失い、社会人としては競技と離れた道を選択せざるを得ない。

「でも、これからの生き方ってもしかしたら違うかもしれません。クラッシュドアイスで若いうちからこれだけ世界中の選手と仲良くなれば、もしかしたらまた違ったチャンスに出会うことができ、これまでにない可能性がある。ボクは絶対そう思っています」

2018年10月に長男が誕生。ボストン大会の時点でまだ4カ月だ。 「父親として夢をあきらめたって言いたくはないですよ。ただ選手としてのボクはこの先、それほど長くないので、今は後身にいろんなこと残してあげられるように頑張っていきたい」

鈴木雅仁 ©Lisa-Marie Reiter / Red Bull Content Pool

地元米国のキャメロン・ナーズが優勝…レッドブル・クラッシュドアイス最終戦ボストン大会

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権ATSXIceCross DownhillWorld Championship。その最上位カテゴリーの大会、ATSX 1000 Red Bull Crashed Iceのシーズン第3戦が2月8(金)・9日(土)に米国ボストンにあるメジャーリーグ最古の球場「フェンウェイパーク」で開催された。

キャメロン・ナーズがスコット・クロクソールを決勝で振り切った ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool

前週に行われた第2戦ユバスキュラ大会(フィンランド)から1週間。早くも開催された第3戦のボストン大会にはユバスキュラ大会と同様に、日本歴代最多出場の山本純子、昨シーズンから参戦している安床武士に加え、横浜大会から参戦している元プロアイスホッケー選手の鈴木雅仁、同志社大アイスホッケー部所属の山内斗真、そして安床の愛弟子で現役高校生の吉田安里沙の計5名が出場。

初日にタイムトライアルが行われ、女子は一発決勝進出の4位まで、LCQ(Last Chance Qualifier)の出場枠20位までを争う。吉田は21位で敗退するも、山本は順当に準決勝まで駒を進めた。しかしレース序盤での転倒が響き、7位で大会を終えている。

予選上位64名が決勝進出する男子で日本勢は決勝進出こそならなかったが、ジュニア部門で山内が見事3位に輝き、日本人初の表彰台に上った。

男子のファイナルは前シリーズのワールドチャンピオンであるスコット・クロクソール(カナダ)と、一昨年のワールドチャンピオンであるキャメロン・ナーズ(米国)の対決。スタートでトップに立ったナーズは、圧巻の滑りでトップをキープ。2位の好位置につけていたクロクソールは終盤での転倒があり惜しくも3位に。終始危なげなくレース展開したナーズが今シーズン2度目の優勝を修めた。

大会の様子はRed Bull TVで視聴できる。

女子セミファイナルで山本純子は最後尾からアマンダ・トルンゾらを追撃 ©Lisa-Marie Reiter / Red Bull Content Pool

■ATSX 1000 Red Bull Crashed Ice(ATSX1000レッドブル・クラッシュドアイス)
アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスキークロスやスノーボードクロスの要素を取り入れた競技“アイスクロス・ダウンヒル”の大会。アイスホッケーのプロテクターを付けた選手が、最高時速80kmに達する中、街中に設置された高低差のある全長最大約600mの氷の特設コースを一斉に滑り降りる。

レースは1ヒート4選手で行い、選手たちがコース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら、猛スピードでコースを駆け抜ける。

2001年初開催、2010年より世界選手権として開催し、2018年12月に50回目の大会を横浜で開催(アジア初)。世界選手権はこれまでレッドブル主催のRed Bull Crashed Iceと選手主体で開催するRiders Cupの2カテゴリーで開催してきたが、今シーズンよりATSX(All Terrain Skate Cross)連盟のもと、Red Bull Crashed Iceを優勝者が1000 ポイント獲得できる最上位の大会ATSX1000 とし、その下の3カテゴリーATSX500、ATSX250、ATSX100を含めてATSX Ice Cross Downhill World Championship(ATSXアイスクロスダウンヒル・ワールドチャンピオンシップ)として開催している。

100年以上の歴史を持つフェンウェイパーク野球場にクラッシュドアイスの選手たちが集結 ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

■Red Bull Crashed Ice第3戦ボストン大会結果
男子

1位 キャメロン・ナーズ(米国)
2位 ルカ・ダルラーゴ(オーストリア)
3位 スコット・クロクソール(カナダ)
66位 山内斗真(やまうちとうま)
69位 安床武士(やすとこたけし)
83位 鈴木雅仁(すずきまさひと)

左から山内斗真、鈴木雅仁、安床武士

女子
1位 アマンダ・トルンゾ(米国)
2位 ミリアム・トレパニエ(カナダ)
3位 タマラ・ミュイッセン(米国)
7位 山本純子(やまもとじゅんこ)
21位 吉田安里沙(よしだありさ)

山本純子(左)と吉田安里沙

■ATSX 1000 Red Bull Crashed Ice日程と会場
2018年12月7(金)・8日(土)横浜(日本)・・・終了
2019年2月2日(土)ユバスキュラ(フィンランド)・・・終了
2月8(金)・9日(土)ボストン(米国)・・・終了