清水一輝と岩崎美智恵が全日本選手権ダウンヒルで連覇

第33回全日本自転車競技選手権マウンテンバイク(ダウンヒル競技)が11月7日に富士見パノ ラマリゾート(長野県富士見町)で行われ、男子エリートで清水一輝(BLAZE A TRAIL)、女子エリートで岩崎美智恵(TRIPCYCLE GLOBAL RACING)が優勝。ともに2連覇。

岩崎美智恵が2年連続でダウンヒルの全日本を制す ©日本自転車競技連盟

新型コロナウイルス感染症対策も講じて行われ、ダウンヒルの公式戦は本レースのみとなったため、開催を待ちに待った選手が全国から集まり、熱いライディ ングで盛り上がりを見せた。

清水一輝がダウンヒルの全日本チャンピオンに ©日本自転車競技連盟
清水一輝 ©日本自転車競技連盟

ダウンヒル競技男子エリート
優勝:清水一輝(愛知)BLAZE A TRAIL 2:11.642
2位:泉野龍雅(愛知)自転車道 2:11.794
3位:井本はじめ(兵庫)SRAM/Santacruz 2:13.184

清水一輝を中央に左が2位泉野龍雅、右が3位井本はじめ ©日本自転車競技連盟

ダウンヒル競技女子エリート
優勝:岩崎美智恵(神奈川)TRIPCYCLE GLOBAL RACING 2:42.967
2位: 松本璃奈(長野)TEAM SCOTT JAPAN 2:48.454
3位: 富田敬子(奈良)Acciarpone racing 2:48.869

岩崎美智恵を中央に左が2位松本璃奈、右が3位富田敬子 ©日本自転車競技連盟

8日のクロスカントリーでは、東京オリンピック代表の山本幸平と今井美穂が出走する。ともに大会連覇がかかっている。

●日本自転車競技連盟のホームページ

杉浦佳子が個人パーシュートと500mでともに日本新

自転車競技パラサイクリングの日本一を決める「2019日本パラサイクリング選手権トラック大会」が2019年9月22日に静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所JKA250mバンクで開催され、男子は川本翔大が、女子は杉浦佳子が出場したカテゴリーで優勝した。

女子パラサイクリングで優勝した杉浦佳子 ©2019 JCF

個人パーシュート 3km WB
1位 山口乃愛(北海道札幌視覚支援学校) 3:56.912
パイロットは山本さくら(Ciel Bleu 鹿屋)

個人パーシュート 3km MC2-3
1位 川本翔大(大和産業) 3:46.460
2位 藤田征樹(藤建設) 3:47.659
3位 相園健太郎(全日本空輸) 4:18.420

男子パラサイクリングで優勝した川本翔大 ©2019 JCF

個人パーシュート 3km WC2-3
1位 杉浦佳子(楽天ソシオビジネス) 4:08.696 ※大会新・日本新
2位 藤井美穂(楽天ソシオビジネス) 4:23.433

女子パラサイクリングの個人パーシュートと500mタイムトライアルで優勝した杉浦佳子(右)。左は藤井美穂 ©2019 JCF

1kmタイムトライアル WB/WB
1位 木村和平・倉林巧和 1:05.104 ※大会新
2位 大城竜之 ・中川誠一郎 1:07.159
3位 山口乃愛・ 山本さくら 1:07.253

1kmタイムトライアル MC4-5
1位 石井雅史(イナーメ信濃山形) 1:10.544
2位 小池岳太(JTBコミュニケーションデザイン) 1:12.196  ※大会新・日本新
3位 沼野康仁(uspSPLENDOR) 1:25.485

1kmタイムトライアル MC2-3
1位 川本翔大(大和産業) 1:14.514
2位 藤田征樹(藤建設) 1:15.302
3位 相園健太郎(全日本空輸) 1:17.117

男子パラサイクリングの個人パーシュートと500mタイムトライアルで優勝した川本翔大(中央)。左が2位藤田征樹、右が3位相園健太郎 ©2019 JCF

500mタイムトライアル
1位 杉浦佳子(楽天ソシオビジネス) 41.650 ※大会新・日本新
2位 藤井美穂(楽天ソシオビジネス) 44.365

●同日開催の2019 全日本自転車競技選手権大会オムニアム
●日本パラサイクリング連盟のホームページ

オムニアムの全日本チャンピオンに岡本隼と梶原悠未

自転車トラック競技のオムニアム種目の日本一を決める「2019 全日本自転車競技選手権大会オムニアム」が2019年9月22日に静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所JKA250mバンクで開催され、男子は岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が、女子は梶原悠未(筑波大学)が優勝した。

男子オムニアムで優勝した岡本隼 ©2019 JCF
女子オムニアムで優勝した梶原悠未 ©2019 JCF

男子オムニアム最終結果
1位 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) 130p
2位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTON Cycling) 126p
3位 近谷涼(TEAM BRIDGESTON Cycling) 119p

男子オムニアムで優勝した岡本隼 ©2019 JCF

女子オムニアム最終結果
1位 梶原悠未(筑波大学) 187p
2位 中村妃智(日本写真判定) 131p
3位 鈴木奈央(JPCA) 128p

女子オムニアムで優勝した梶原悠未 ©2019 JCF

●同日開催の2019日本パラサイクリング選手権トラック大会

●日本自転車競技連盟のホームページ

チームパーシュートでブリヂストンサイクリングが日本新

自転車競技トラックレースの日本一を決める第88回全日本自転車競技選手権トラックレースは大会第3日目となる9月16日、男子エリートチームパーシュートが行われ、ブリヂストンサイクリング(今村駿介、橋本英也、窪木一茂、近谷涼、予選:沢田桂太郎)が3分57秒488の日本新記録で優勝した。

男子チームパーシュート優勝のブリヂストンサイクリング。前から近谷涼、窪木一茂、橋本英也、今村駿介 ©2019 JCF

男子ジュニア3km個人パーシュート決勝
1位 岡本勝哉 3:24.094
2位 西澤優聖 3:32.504
3位 安達光伸 3:25.251

女子チームスプリント決勝
1位 茨城県(梶原悠未・山口真未) 35.580
2位 順天堂大学(五味田奈穂・野寺楓) 37.393

男子エリートチームパーシュート決勝
1位 ブリヂストンサイクリング(近谷涼・窪木一茂・今村駿介・橋本英也) 3:57.488 ※日本新・大会新
2位 日本大学(兒島直樹・治田知也・中山駿・高橋舜)  OVT
3位 岐阜県(棚瀬義大・日比野丈・永田吏玖・三嶋陸斗)  4:18.586

男子エリートチームパーシュート1位はブリヂストンサイクリング、2位日本大、3位岐阜県 ©2019 JCF

男子エリートチームスプリント決勝
1位 Dream Seeker Racing Team(雨谷一樹・新田祐大・深谷知広) 43.799 ※大会新
2位 明治大学(荒川仁・甲斐俊祐・板倉玄京) 45.381
3位 鹿屋体育大学(岸田剛・黒瀬浩太郎・真鍋智寛) 46.576

男子チームスプリント優勝のドリームシーカー。前から雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©2019 JCF
男子エリートチームスプリント優勝はドリームシーカー。2位明治大、3位鹿屋体育大 ©2019 JCF

男子ジュニアポイントレース決勝
1位 中村栄杜 20p
2位 北宅柊麻 17p
3位 天野壮悠 14p

女子エリートポイントレース決勝
1位 梶原悠未 65p
2位 上野みなみ 35p
3位 鈴木奈央 19p

●日本自転車競技連盟のホームページ

新田祐大と小林優香がケイリンの全日本チャンピオンに

自転車競技トラックレースの日本一を決める第88回全日本自転車競技選手権トラックレースは大会第2日目となる9月15日、エリート男女のケイリン決勝が行われ、男子は新田祐大が、女子は小林優香が優勝した。

小林優香が女子ケイリンで優勝。左が2位太田りゆ、右が3位小泉夢菜 ©2019 JCF

男子エリートマディソン決勝
1位 TEAM BRIDGESTON Cycling B(窪木一茂・橋本英也) 127p
2位 TEAM BRIDGESTON Cycling A(近谷涼・今村駿介) 99p
3位 愛三工業レーシングチーム(渡邊翔太郎・草場啓吾)

男子エリートケイリン決勝
1位 新田祐大
2位 中野慎詞
3位 河端朋之

男子ケイリン決勝、残り1周の新田祐大 ©2019 JCF
男子ケイリンで新田祐大が優勝 ©2019 JCF

女子エリートケイリン決勝
1位 小林優香
2位 太田りゆ
3位 小泉夢菜

小林優香が女子ケイリンで太田りゆを制して優勝 ©2019 JCF

男子ジュニアスプリント決勝
1位 中岡海
2位 片野樹

女子ジュニアスプリント決勝
1位 阿部セラ
2位 河内桜雪

男子ジュニアスクラッチ決勝
1位 中村凌輔
2位 松岡優馬
3位 渡邊諒真

女子ジュニアスクラッチ決勝
1位 太郎田水桜
2位 岩元杏奈
3位 石田唯

男子エリートポイントレース決勝
1位 窪木一茂 47p
2位 今村駿介 40p
3位 近谷涼 38p

男子ジュニア1kmTT
優勝 松本秀之慎
女子ジュニア500mTT
優勝 田中夢菜

男子ジュニア1kmタイムトライアル決勝
1位 松本秀之慎 1:06.260
2位 宇田川塁 1:06.274
3位 竹下寛人 1:07.139

男子マディソンはブリヂストンサイクリングの窪木一茂と橋本英也が優勝 ©2019 JCF

女子ジュニア500mタイムトライアル決勝
1位 田中夢菜 36.979
2位 岩元杏奈 36.995
3位 飯田風音 37.717

女子エリートスクラッチ決勝
1位 中村妃智
2位 吉川美穂
3位 古山稀絵
1着入線の鈴木奈央は降格

窪木一茂が個人パーシュートで日本新…全日本トラック

自転車競技トラックレースの日本一を決める第88回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが9月14日に開幕し、男子個人パーシュートの予選で窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)が4分15秒889の日本新記録を樹立。決勝でも近谷涼(ブリヂストンサイクリング)を制して、2年連続3度目の優勝を達成した。

男子4km個人追い抜きを制した窪木一茂。予選では4分15秒889の日本新 ©2019 JCF

女子個人パーシュートの予選では梶原悠未(筑波大)が3分33秒740の日本新記録を樹立。決勝でも先着して4年連続で優勝した。

女子エリートスプリント決勝
1位 小林優香(ドリームシーカー)
2位 太田りゆ(ブリヂストンサイクリング)
3位 尾方真生(日本競輪選手養成所)

女子スプリントを制した小林優香 ©2019 JCF
女子スプリント優勝の小林優香。左が2位太田りゆ、右が3位尾方真生 ©2019 JCF©2019 JCF

男子エリートスクラッチ決勝
1位 橋本英也(ブリヂストンサイクリング)
2位 安彦統賀(日本体育大)
3位 草場啓吾(愛三工業)

女子エリートマディソン決勝
1位 強化A(梶原悠未・中村妃智) 63p
2位 Live GARDEN Bici Stelle(鈴木奈央・吉川美穂) 29p
3位 日本体育大学(古山稀絵・中村愛花) 18p

女子エリート3km個人パーシュート決勝
1位 梶原悠未(筑波大) 3:42.236
2位 古山稀絵(日本体育大) 3:50.059
3位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋) 3:42.658

女子個人追い抜き優勝の梶原悠未 ©2019 JCF
女子エリート3km個人パーシュート優勝の梶原悠未。左が2位古山稀絵、右が3位上野みなみ ©2019 JCF

男子エリート1kmタイムトライアル決勝
1位 沢田桂太郎(ブリヂストンサイクリング) 1:02.590(大会新)
2位 村田祐樹(日本体育大) 1:03.138(大会新)
3位 一丸尚伍(シマノ) 1:03.244(大会新)
沢田桂太郎コメント
「最近までロードの練習がメインだったので回転数が上がらなくなっていて、去年優勝した時よりギアを重めに設定して挑みましたが、それがぴったりハマったという感じです。ベストタイムも0.6秒くらい更新できてよかったです」

女子エリート500mタイムトライアル決勝
1位 吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ) 36.025
2位 野寺楓(順天堂大) 37.937
3位 小泉夢菜(早稲田大) 38.124
吉川美穂コメント
「思ったようなタイムではありませんでしたが、都道府県大会で出した35秒台がまぐれではなかったかなというくらいのタイムは出せたので、これからもっと練習して日本記録も更新できるくらい良いタイムを出せるようになりたいです」

男子エリートスプリント決勝
1位 河端朋之(JPC)
2位 新田祐大(ドリームシーカー)
3位 深谷知広(ドリームシーカー)

男子エリートスプリント優勝の河端朋之。左が2位新田祐大、右が3位深谷知広 ©2019 JCF

男子エリート4km個人パーシュート決勝
1位 窪木一茂(ブリヂストンサイクリング) 4:22.343
2位 近谷涼(ブリヂストンサイクリング) 4:26.421
3位 橋本英也(ブリヂストンサイクリング) 4:23.681

男子エリート4km個人パーシュート優勝の窪木一茂。左が2位近谷涼、右が3位橋本英也 ©2019 JCF