滝川陽希がさいたま那須サンブレイブ・ウィメンズとして活動開始

女子プロロードレースチームのライブガーデンビチステンレと、UCIコンチネンタルチームのさいたま那須サンブレイブが統合し、さいたま那須サンブレイブ・ウィメンズとなって活動することが発表された。

滝川陽希

所属選手となる滝川陽希はJBCF(一般社団法人全日本実業団競技連盟)Jフェミニンツアーを主戦場として、全日本選手権や国体、ジャパンカップ女子オープンなどに参戦を予定する。

ライブガーデンビチステンレは、国内における女子プロロードレース選手の地位を確立すべく積極的な活動を行ってきたが、コロナ禍における活動休止などを経て、チームとしての活動を一時休止。

世界的には男女の競技機会の均等がより強く語られるようになって久しくある中で、日本国内における女子チームの活動は貴重なものであり、複数地域連携型として新たな活動領域を模索するさいたま那須サンブレイブが、多様な方法を用いて女子アスリートのキャリアサポートを行うことができると統合。

現在の女子ロードレース選手が競技者としてのキャリアを継続させるためには、収入の源となる職を持ちながらも競技に関わり続けることができるデュアルキャリア型の競技環境の整備 を強く進める必要があると考え、今回の運営管理と活動の統合によって、より多様なキャリアや特性を持った選手の受け入れが可能になっていくものと期待される。

さいたまディレーブと那須ブラーゼン統合…12年後にツール・ド・フランス目指す

プロサイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」と「那須ブラーゼン」がレーシングチームとしての活動を統合し、共同で複数地域連携型の国際チームとして「さいたま那須サンブレイブ」を発足させた。

さいたま那須サンブレイブ

12月13日 11 時にさいたまと那須の両地域で新チーム発表の記者会見が行われた。さいたまディ レーブの鈴木卓史監督と選手の桂慶浩、那須ブラーゼン運営会社の若杉厚仁代表取締役、鈴木真理コーチが出席し、両会場をzoomで繋げる形でチーム概要や所属選手の発表をした。

SAITAMA/NASU SUNBRAVE名称の由来

さいたま那須サンブレイブ。日本国内では初めて誕生する「複数地域連携型プロサイクルロードレースチーム」への思いを込めて、それぞれの地域名(SAITAMA・NASU)と、「団結する。連立する」=「United」 の頭文字を集めた「SUN」。「BLASEN」の「B」と「DRAVE」の「RAVE」を組み合わせた。

「SUN」=「太陽」が新たな挑戦を照らし続ける象徴であり、那須地域の思いを込めた「B」とフランス語で「夢」を意味する「Rēve」の組み合わせである「BRAVE」=「勇気」には大きなチャレンジに常に強い想いと勇気を持って踏み出すという思いを込める。

さいたま那須サンブレイブの所属選手
さいたま那須サンブレイブの所属選手

統合チーム発足の背景は

自転車チームの運営には多くの予算が必要な他、選手スタッフともに慢性的な人材不足という問題を抱えている。複数拠点型のチームとすることで、人的・資金的課題を解決しながらより規模の大きな活動の実現と強く安定したチーム運営を可能とする。

両チーム代表取締役・若杉厚仁コメント
新たな取り組みとなる複数地域連携型チームとして「さいたま那須サンブレイブ」 を発足しました。未だ数多くの課題を抱えるプロサイクルロードレースチームの新たなモデルへのチャレンジとなります。この取り組みにより、より一層安定した強いチームの構築を行います。

また、地域間のコラボレーションにより、今まで以上に大きな取り組みを行っていきます。各地域での活動は今までと変わらず行ってまいりますので引き続き私たち のチャレンジを見守っていただけますと幸いです。