ファンアーベルマートが2023シーズン限りでの引退を発表

グレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)が2023シーズンを最後に引退する。37歳。2016リオデジャネイロ五輪の金メダリスト。所属するAG2Rシトロエンが5月3日に発表した。

グレッグ・ファンアーベルマート ©Getty Images

「素晴らしい冒険が終わり、少し悲しい。この決断は非常に困難だったが、バックミラーを見ると自分の実績を非常に誇りに思う」とファンアーベルマート。

「後悔しないように、毎日最善を尽くした。私は自分の勝利だけでなく、それらに至るまでの道も楽しんだ。私を信じ、私のキャリアを通して私を助けてくれたすべての人に感謝したい。つらい時でもいつも応援してくれたファンに感謝している。

今こそ、妻と子供たちに身を捧げ、私の人生の新しい方向性を持つ時だ。私はこの新しいステップで同じ情熱を見つけたいと思っている。

シーズン終了までは、サイクリングを始めた日からやってきたように、チームのためにベストを尽くしてい結果を出したい」

2018ツール・ド・フランス、BMCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)が首位に立った © ASO

ファンアーベルマートとシェアーがAG2Rシトロエンに移籍

CCCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)とミヒャエル・シェアー(スイス)が2021年はフランスのAG2Rラモンディアル(2021シーズンはAG2Rシトロエン)に移籍することが発表された。ともに3年契約。

グレッグ・ファンアーベルマート(中央)がAG2Rラモンディアルに移籍する ©Getty Images, Vincent Curutchet

リオ五輪の金メダリストであるファンアーベルマートは35歳、シェアーは33歳。AG2Rラモンディアルは2021年にこれまでのエース格だったロマン・バルデ(フランス)を失うことから、実力選手の獲得が求められていた。

チームが変わっても目標はぶれることはない

2018ツール・ド・フランス、BMCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)が首位に立った © ASO

「新しい冒険を始めるのがうれしく、やる気がある。ジム・オショビッチ監督とともに10年を過ごし、新しい挑戦の機会をうかがっていた。移籍先のバンサン・ラブニュ監督が評価してくれたことがうれしい。素晴らしい結果を出すために全力を尽くしたい」とファンアーベルマート。

「クラシックを勝ち取るという目標を持って、オリバー・ナーセンと一緒に働きたい。考えただけでもエキサイティングだ。チームが変わろうとボクの目標は常に同じ。ツール・デ・フランドルとパリ・ルーベで勝つこと。そしてツール・ド・フランスのステージ勝利と、できるだけ長くマイヨジョーヌを着ることだ」

ミヒャエル・シェアー

●AG2Rラモンディアルのホームページ