ゲイガンハート、ログリッチがノックダウンレースに参戦

ジロ・デ・イタリアを運営するRCSスポルトの主催による勝ち抜きバーチャルレース、チャレンジオブスターズが12月26日に開催され、ジロ・デ・イタリア総合優勝のタオ・ゲイガンハート(英国、イネオス・グレナディアス)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)らが出場する。

2020ジロ・デ・イタリア総合優勝のゲイガンハートがバーチャルレースに参戦 ©Fabio Ferrari/LaPresse

イベントにはクライマー部門8選手、スプリンター部門8選手が出場し、1対1の対戦でトーナメントを勝ち上がっていく方式。26日の欧州中央時間午後5時にスプリンター部門、午後7時にクライマー部門が始まる。日本時間は27日午前1時、同3時となり、公式facebookなどで視聴できる。

●チャレンジオブスターズのfacebook

ゲオゲガンハートが最終日に逆転優勝…ジロ・デ・イタリア

第103回ジロ・デ・イタリアは10月25日に23日間に及ぶ戦いのフィナーレへ。チェルニュスコスルナビーリオ〜ミラノ間で第21ステージとして距離15.7kmの個人タイムトライアルを行い、前日に首位と同タイムの2位に浮上したイネオス・グレナディアスのタオ・ゲオゲガンハート(英国)が逆転優勝した。

ミラノ大聖堂前でマリアローザを着用したタオ・ゲオゲガンハート ©Fabio Ferrari/LaPresse

ゲオゲガンハートは第20ステージでサンウェブのジェイ・ヒンドレー(オーストラリア)との一騎打ちを制して今大会2勝目を挙げるとともに、首位に躍り出たヒンドレーとタイム差なしの総合2位に。最終ステージで総合成績の1位と2位がタイム差なしで雌雄を決するのはツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを合わせたグランツール史上初の接戦となったが、ヒンドレーに39秒差をつけるタイムで逆転優勝した。

英国選手の総合優勝は2人目。2018年のクリストファー・フルーム以来となる。最終日までマリアローザを着用せずに総合優勝した選手としては大会史上初となる。

第21ステージの個人タイムトライアルは世界チャンピオンのフィリッポ・ガンナがトップタイム ©LaPresse

第21ステージの個人タイムトライアルを制したのはイネオス・グレナディアスのチームメートで、この種目の世界チャンピオンであるフィリッポ・ガンナ(イタリア)。3回の個人タイムトライアルに加えて第5ステージも制し、今大会4勝を挙げた。1選手が個人タイムトライアルで3勝したのは1995年のトニー・ロミンゲル(スイス)以来。

ジロ・デ・イタリア総合優勝のゲオゲガンハートを中央に、左が2位ヒンドレー、右が3位ケルデルマン ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

最終日までジロ・デ・イタリアに勝つとは思えなかった

「ジロ・デ・イタリアの勝者としてこのポジションにいるのは驚きしかない」とゲオゲガンハート。

当初のエースは2018ツール・ド・フランス総合優勝の実績があるゲラント・トーマス(英国)だったが、第3ステージで落車負傷し、翌日にはレースから去った。この思わぬアクシデントがなければ、アシスト役であるゲオゲガンハートが自らの成績のために走ることはなかっただろう。

「表彰台に一緒に登壇したジェイとウィルコ・ケルデルマンにおめでとうと言いたい。本当に素晴らしい戦いだった。最終日のミラノに着くまで、ジロ・デ・イタリアに勝つとは思わなかった。もうクレイジーとしか言いようがない」

「最後のフィニッシュラインを越える瞬間まで、いつものステージやサンデーライドと同じように走るだけだった。ボクの家族や友人がフィニッシュ地点で声援を送ってくれたので、会えると思う。世界中の誰にとっても奇妙な年だった。去年から家に帰っていないので、きょうだいに会えるのを楽しみにしている。チームというバブルを離れるのは奇妙な感じもする」

ポイント賞のマリアチクラミーノはグルパマFDJのアルノー・デマールに ©Massimo Paolone/LaPresse

残酷だけど美しいこのレースに戻ってきたい。総合2位ヒンドレー

「コースのレイアウトを頭の中にたたき込むなど、できる限りのことをした。その結果なんだからボクはそれを受け入れ、なにも後悔していない」と首位を陥落し、39秒遅れの総合2位となったヒンドレー。

「タイムチェックを受けられるように頼んだし、なにが起こっているのか知っていた。でもボクにできることはなにもなく、できる限り一生懸命走るだけだった。もちろん、今日の出来事の後はがっかりしているが、チームとしての走りをして、3週間の長丁場を戦ったこと誇りに思う。これはほんの始まりに過ぎない。確かにいまの最高のパフォーマンスの結果だが、うまくいけばさらなる成績をつかむための一歩となった。ここに戻って来たい。ボクはこのレースが大好きだ。それは残忍だけど、それはまた美しい。間違いなく戻ってくる」

山岳王はEFのルーベン・ゲレイロ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)タオ・ゲオゲガンハート(英国、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞) ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) タオ・ゲオゲガンハート(英国、イネオス・グレナディアス)

2020ジロ・デ・イタリアの栄冠はアシスト役として起用されたゲオゲガンハートの手に渡った ©Fabio Ferrari/LaPresse

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グランツール初! 1位と2位が同タイムで最終ステージへ

第103回ジロ・デ・イタリアは10月24日、アルバ〜セストリエーレ間の190kmで第20ステージが行われ、2日前と同様にイネオス・グレナディアスのタオ・ゲオゲガンハート(英国)とサンウェブのジェイ・ヒンドレー(オーストラリア)の2人がゴール勝負。15秒遅れの総合3位ゲオゲガンハートが12秒遅れの総合2位ヒンドレーを制して雪辱。第15ステージに続く今大会2勝目を飾った。

ローハン・デニスが役目を終え、ヒンドレーとゲオゲガンハートの一騎打ちに ©Fabio Ferrari/LaPresse

総合成績ではマリアローザを着用していたサンウェブのウィルコ・ケルデルマン(オランダ)が遅れ、ヒンドレーとゲオゲガンハートが同タイム。これまで2回行われた個人タイムトライアルのコンマ以下の所要時間の差でヒンドレーが首位となった。

2020ジロ・デ・イタリア第20ステージはフランス国境に近いアルプスで行われた ©Fabio Ferrari/LaPresse

最終ステージはミラノで距離15.7kmの個人タイムトライアルが行われるが、総合成績の1位と2位がタイム差なしで雌雄を決するのはツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを合わせたグランツール史上初。

ゲオゲガンハートに続いて新人賞のヒンドレー、マリアローザのケルデルマンが走る ©Fabio Ferrari/LaPresse
ローハン・デニスに続いてゲオゲガンハートとヒンドレー、マリアローザのケルデルマンがここで脱落した ©Fabio Ferrari/LaPresse
ゲオゲガンハートがヒンドレーを制して 2日前の雪辱を果たす ©Massimo Paolone/LaPresse
初めてマリアローザを獲得したヒンドレー ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ジェイ・ヒンドレー(オーストラリア、サンウェブ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞) ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ジェイ・ヒンドレー(オーストラリア、サンウェブ)

ゲオゲガンハート(左)とヒンドレーがタイム差なしで最終日へ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

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ゲオゲガンハートV、アルメイダ脱落も15秒差で首位守る

第103回ジロ・デ・イタリアは10月18日、バセアエレアリボルト〜ピアンカバッロ間の185kmで第15ステージが行われ、イネオス・グレナディアスのタオ・ゲオゲガンハート(英国)がウィルコ・ケルデルマン(オランダ)とジェイ・ヒンドレー(オーストラリア)のサンウェブ勢を振り切って、三大大会で初優勝した。

ジェイ・ヒンドレー、タオ・ゲオゲガンハート、ウィルコ・ケルデルマンがスパートするとマリアローザのアルメイダが遅れた ©Fabio Ferrari/LaPresse

第3ステージで首位に立ち、マリアローザを着続けているドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)は56秒遅れの総合2位ケルデルマン、同10位ヒンドレー、11位ゲオゲガンハートのスパートについていけずタイムを失った。しかしケルデルマンに15秒差をつけてからくも首位を死守。

2020ジロ・デ・イタリア第15ステージのスタートはイタリア空軍基地 ©Massimo Paolone/LaPresse

ゲオゲガンハートは急逝ポルタル監督に勝利の報告

英国のイネオス・グレナディアスは総合優勝をねらったゲラント・トーマス(英国)が負傷してリタイアしたが、フィリッポ・ガンナ(イタリア)が第1、5、14ステージ、ジョナタン・ナルバエス(エクアドル)が第12ステージを制していて、今大会の勝利数は5となった。

2020ジロ・デ・イタリア第15ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

「ゲラント・トーマスがいい仕上がりをしていたので、チームは明確な目標を掲げてジロ・デ・イタリアに参戦した。シチリアの第3ステージのニュートラルゾーンでトーマスがクラッシュしてしまい、チームが想定したようにはいかなかったが、残されたレースを最大限に活用しようと考え方を変えた」とゲオゲガンハート。

「チームメートはみな、このジロ・デ・イタリアで私に素晴らしいインスピレーションを与えてくれている。総合成績のことはまったく考えていない。このレースのビッグネームが最終週に壮大ななにかを試みることを知っているからだ」

ゲオゲガンハートは3月に心臓発作により40歳で他界したニコラ・ポルタル監督についても言及。
「誰もがニコポルタルがチームに与えた大きな影響を知っている。特に私はその気持ちが人一倍強い。私たちは毎日レースをしながら、彼を思い出している」

先頭からヒンドレー、ゲオゲガンハート、ケルデルマン。マリアローザのアルメイダが小さくなっていく ©Fabio Ferrari/LaPresse

どこまで首位で行けるか残り6ステージが楽しみとアルメイダ

マリアローザのアルメイダは「最後の上りで一瞬、失うと思っていたマリアローザを維持できたことがうれしい」と安堵の表情。

「全体的にきょうはポジティブなステージだった。かなりいい走りができたけど、私よりも強いライダーがいただけだ。ジロ・デ・イタリアの残り6ステージで、私はどこまで首位を行くことができるか楽しみにしている。こんな長いレースをしたことがない。でも、まず明日の休養日を楽しもうと思う」

アルメイダは37秒遅れの区間4位で、マリアローザを15秒差で守った ©Massimo Paolone/LaPresse
タオ・ゲオゲガンハートが三大大会で初優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞) ジョバンニ・ビスコンティ(イタリア、ビーニザブKTM)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

タオ・ゲオゲガンハートが山岳ステージを制した ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

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