ツール・ド・ラブニールは日本勢惨敗…小出樹が唯一の完走

全9ステージの激闘を繰り広げるU23版ツール・ド・フランス、ツール・ド・ラブニールが8月13日から22日までフランスで開催され、日本ナショナルチームはレース途中でリタイア選手が続出。小出樹が1時間21分24秒の73位で完走した。総合優勝は双子の兄弟として出場したノルウェーのトビアス・ヨハネッセン。

完走を果たした小出樹を抱きかかえる(左から)山田拓海、川崎三織、留目夕陽、蠣崎優仁、平井光介

日本からはEQADSに所属する留目夕陽蠣崎優仁山田拓海平井光介小出樹川崎三織が日本ナショナルチームとして出場した。

序盤の平たん区間はオランダ勢が上位を独占したが、山岳に突入した第6ステージで、1999年生まれ、双子のアンデルス&トビアス・ヨハネッセン兄弟がワンツーフィニッシュするなど実効支配。最終ステージでUCIワールドチームのイネオス・グレナディアーズに所属するカルロス・ロドリゲス(スペイン)が70kmを逃げ切り優勝。一時は総合成績で逆転したが、最終的にトビアス・ヨハネッセンがわずか7秒の差で総合首位を守った。

U23版ツール・ド・フランスに6選手からなる日本チーム出場

●EQADSのホームページ

U23版ツール・ド・フランスに6選手からなる日本チーム出場

23歳以下の選手が出場するツール・ド・ラヴニールが8月13日から22日までフランス東部で開催され、日本からはEQADSに所属する6選手が日本ナショナルチームとして出場する。出場するのは留目夕陽蠣崎優仁山田拓海平井光介小出樹川崎三織

ツール・ド・ラヴニールは、世界29カ国の精鋭ばかりU23選手が一堂に集い、9ステージの激闘を繰り広げる。ツール・ド・フランスを主催するASOが後援し、U23版ツール・ド・フランスとも呼ばれる。

世界中の選手代理人がレース視察に訪れ、ここでステージ優勝をすれば翌年のプロ契約への可能性が高まることから、選手の必死さ、攻めの激しさでは世界一のレースといえる。

過去の優勝者にはフェリーチェ・ジモンディ(イタリア)、ヨープ・ズートメルク(オランダ)を筆頭に、ミゲール・インデュライン(スペイン)、ローラン・フィニョン(フランス)、近年ではエガン・ベルナル(コロンビア)、タデイ・ポガチャル(スロベニア)などのビッグネームが名を連ねる。

●ツール・ド・ラブニールのホームページ