青学大出身の田村健人がウルトラトレイルマウントフジKAIで優勝

トレイルランナーの田村健人(たむらけんと)が4月22日、富士山麓の静岡県から山梨県にまたがるトレイルコースで行われたウルトラトレイルマウントフジ2023のKAI(距離69.4km)で2022年の記録を大幅に上回る6時間45分15秒で優勝をした。

田村健人

4月21日から30日の間、富士山麓のトレイルコースで行われる大会は4年ぶりに海外選手も受け入れ、2つのレース、FUJI(164.7km )とKAIを合わせて3452選手(うち海外246選手)が参加。過去最多数を記録した。

大会期間中にメイン会場となった「富士急ハイランドコニファーフォレスト」ではEXPO会場が開かれ、大会参加選手、応援者、家族などで賑わった。

田村健人がウルトラトレイルマウントフジ2023で優勝

田村のアイウエアをサポートするESS ブースでは、今季よりサポートを開始した鏑木毅が着用する「ESS CROSSBLADEシリーズ」、国内外で最も注目されているトレイルランナー上田瑠偉」シグネチャーモデルなどを展示。

田村健人

特に「ESS ハイデフブロンズレンズ」が薄暗い樹林帯の中でも木の根、岩などのトレイル特有の悪路が鮮明に見えると好評だった。大会の実行委員会会長の鏑木毅が急きょESSブースに登場し、レースを完走するためのポイントなどを話すトークショーを行うなど出走者にエールを送った。

箱根駅伝は走れなかったが青学大寮長として3連覇、大学駅伝三冠に貢献

ESS がサポートするトレイルランナー田村健人は、2回目の開催となるKAIに出場して2022年の記録を大幅に上回るタイム6時間45分15秒で優勝を勝ち取り、「ニューヒーロー賞」も受賞した。

田村は1994年5月22日生まれ、鳥取県出身、身長171cm。青山学院大学の陸上競技部出身。在学時は関東インカレハーフマラソンにチーム代表として出場、全日本大学駅伝の登録メンバーにも2度選ばれた。自身の出場は叶わなかったものの、4年時には寮長としてチームをまとめ、箱根駅伝3連覇、大学駅伝三冠に貢献。

卒業後は一般企業で働いた後、2020年1月から大学時代の1学年先輩であり、現在はプロランナーとして活躍する神野大地のマネジメント会社へ入社。当時の体重は現役時代よりプラス15kgだったが転職をきっかけにランニングを再開。知り合いのトレイルランナーから山での走りをほめられたことをきっかけにトレイルランナーに興味を持った。

2022年からトレイルランニングに本格参戦すると、奥信濃100-50kmの部で優勝、2023年ハセツネ30Kで3位など頭角を現す。現在は国内主要レースでの優勝と、日本代表として海外レースで活躍することを目標に掲げる。

●田村健人インスタグラム

薄暗い樹林帯の中でも明るく鮮明にトレイルが見える

田村が採用するESSクロスブレイドは「レンズの光学性能」「視界の広さ」「ずれない抜群のフィット感」「究極に曇りづらい強力な曇り止め加工(レンズ内側)」など、スポーツファッションブランドではパスをすることのできないミリタリーグレードの最高水準の製品。

●ESSのホームページ

サロモンの新たなランニングベースが高尾山にオープン

トレイルランニングとウィンタースポーツ用品において世界をリードするサロモンは、高尾山の麓にある山好きのためのベースキャンプ「Mt. TAKAO BASE CAMP(通称:高尾ベース)」内に、トレイルランニングの情報発信拠点「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」をオープンさせた。

SALOMON RUNNING BASE TAKAO

高尾山を訪れる人に最新のトレイルランニングシューズとバックパックのレンタルを実施(レンタル料金:100円+税)しながら、さまざまなコンセプトのコミュニティーイベントも開催させ、トレイルランニングの魅力を伝えていく。

また、オープンを記念してトレイルランニングのマナー啓蒙活動を行う「高尾マナーズ」とコラボレートしたノベルティープレゼントキャンペーンも実施。

SALOMON RUNNING BASE TAKAOの内観

【Mt. TAKAO BASE CAMP】
高尾山口駅徒歩3分、高尾山の麓にある登山者のための宿泊施設、カフェ&バー。高尾山の自然を一日中楽しみたいとき、登山やトレイルランのきっかけがほしいとき、山行を終えてホッとしたいときなど、ここに寄ることで、高尾山登山がもっと充実したものになる。

日帰りシャワー&ロッカーを備えるほか、登山ガイドや自然ガイド、アスリート、アウトドアメーカーなどのさまざまな企画者によるハイク・トレイルランのイベントツアー発信基地としての役割も担うほか、山と街の接点である立地を生かし、自然豊かな山の麓で仕事や散策をしながら気楽に過ごすライフスタイル「山小屋リモートワーク」も展開中。

SALOMON RUNNING BASE TAKAOのカフェスペース

所在地:東京都八王子市高尾町1799-3 
TEL::0426-73-7707 
URL:https://takaobc.com/
施設利用料:ロッカー利用300円/シャワー利用400円/シャワーロッカー利用600円(すべて税抜)

SALOMON RUNNING BASE TAKAOのカフェスペース

サロモン特製シューズケースのプレゼントも

Mt.TAKAO BASE CAMPをスタート/ゴールに、サロモントレイルランニングシューズorバックパックをレンタルして、高尾マナーズが推奨する全8コースのいずれかを走った人先着100名に、サロモン特製シューズケース(非売品)をプレゼント。

高尾山トレイルマップ

推奨コース紹介とGPXのダウンロードデータはこちら
【キャンペーン参加条件】
・Mt.TAKAO BASE CAMPの利用
・サロモントライアルシューズorバックパックのレンタル(1回100円+税)
・高尾マナーズのWebサイトで紹介されているマナーを守って走る
・走行後レジで走行ログ(GPSデータ)を提示
※高尾マナーズ推奨8コースの実装ログ(GPSデータ)を記録できるスマートウォッチ、もしくはスマホアプリを用意。
開催期間:10月17日(土)~ ※なくなり次第終了

高尾マナーズとは
高尾の山を誰もが、気持ちよく安全に遊べるように《トレイルで人と出会ったら、歩いてすれ違いましょう》などマナーを提唱しているトレイルランニング団体。

SALOMON RUNNING BASE TAKAOのコンコース

【SALOMONについて】
1947年にフランス・アルプスで創業して以来、山岳スポーツの限界に常に挑戦し、可能性を広げてきたサロモン。革新的な製品の開発を通じて、さまざまな人たちにアウトドアスポーツを楽しみ、上達し、自身に挑戦する機会を提供してきた。現在では高機能フットウェア、ウィンタースポーツおよび山岳スポーツ用具、ハイキング用品、アパレル製品の製造、販売を行っている。製品開発が行われるアヌシー・デザインセンターはエンジニア、デザイナー、そしてアスリートの共同作業の場となり、自然を大きな遊び場として楽しむ全ての人に貢献する革新的な技術を生み出すため、日々研究開発を進めている。

最新ゴアテックス採用…防水性を持ちながら軽くて柔らかいトレランシューズ

サロモンを取り扱うアメアスポーツジャパンが、疲労や怪我の原因になる走行中の振動を吸収するVibeテクノロジーをソール前面に配備し、またゴア社の最新テクノロジーであるゴア・インビジブルフィットを採用し、通常のメッシュアッパーと変わらないフィット感と軽量性を実現したトレイルランニング用シューズSENSE RIDE GORE-TEX INVISIBLE FIT(センスライド・ゴアテックス・インビジブルフィット)をサロモン直営店並と全国のサロモン取扱店で発売した。

センスライド・ゴアテックス・インビジブルフィット(女性用)

ゴア・インビジブルフィットテクノロジー
防水・防風・透湿機能を備えながら、通常のトレイルランニングシューズと同等レベルのフィット感と履き心地を実現。その最大の理由は構造にある。従来のシューズアッパーとゴアテックスメンブレンが別々のブーティー構造ではなく、シューズアッパーと同じ形に切り抜いたゴアテックスメンブレンを圧着する構造となっている。

路面状況の変化に応じたグリップ力を提供

圧着によるメリット
・アッパー生地とメンブレンの隙間ができないため吸水性を抑え速乾性を50%向上。
・内部で生じるシワや折り目、生地の重なりを取り除き局地的な圧力を大幅に軽減し高いフィット感を実現。
・最大18%の軽量化に成功。
・トゥボックスが広くなり、つま先の自由を阻害する事がなくなる。
・走行時のきしみやごわつきがなく、しなやかで非常に静か。

シューズアッパー布の下にゴアテックスを重ねている

まさに防水透湿シューズ

センスライド・ゴアテックス・インビジブルフィット
疲労や怪我の原因になる走行中の微振動を吸収する、Vibeテクノロジーをソール全面に配備。また最新ゴア・インビジブルフィットテクノロジーを適用することで、通常のメッシュアッパーシューズと変わらないフィット感と軽量性を実現した。防水性・防風性・透湿性も抜群。過酷な環境下でも足をドライで快適に保つ。

男性用と女性用があり、価格はどちらも1万9000円(税別)。

●サロモンのホームページ

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ESSクロスブレイドに世界トップレベルのトレイルランナー上田瑠偉モデル

マラソンや登山を楽しんでいる人たちがその延長として両方の長所を楽しめると近年ブームになりつつあるトレイルランニング。国内で数々の優勝に輝き、海外でもトップクラスのランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)が、究極性能のサングラスESS「CROSSBLADE(クロスブレイド)」とタッグを組んだ。

クロスブレイドを愛想するトレイルランナーの上田瑠偉

究極性能のサングラスを開発するアイウエアブランドとして世界的に知られるESSの日本総代理店、ノーベルアームズが、「CROSSBLADE 上田瑠偉モデル」(税込み2万2680円)を6月28日(木)より全国発売する。ESSブランドでアスリートモデルを一般販売するのは初めてとなる。

クロスブレイド上田瑠偉モデル

「CROSSBLADE 上田瑠偉モデル」はスカイブルーのフレームカラーにイエロー色のESSのロゴが刻印される。セット内容はフレーム(スカイブルー)、レンズ(スモークグレー)、マイクロファイバーケース。販売は全国の眼鏡専門店、スポーツ眼鏡店、アウトドアショップ、バイク・カーショップ、サイクルショップ、セレクトショップなど全国180店舗。

上田が主戦場とするのは標高2000m以上の高所山岳などを走る通称「スカイランニング」と呼ばれる競技。2020年に行われるスカイランニングの世界選手権での優勝を目標に掲げていることから、フレームカラーを空のイメージ=スカイブルーとした。

ESSは米国をはじめ全世界の軍隊、警察、消防、レスキューなど過酷な現場で活躍する人の装備品として知られるアイウエアブランド。紫外線をカットする、まぶしくないなどの基本的なサングラスの機能だけではなく、ショットガンなどから目を保護する耐衝撃性、裸眼よりも解像度が鮮明な視認性、息を吹きかけても曇らない防曇性などに優れている究極性能のサングラスをラインナップする。

レンズはポリカーボネートを強化したミリタリーグレードのバリスティックレンズ

中でも「CROSSBOW(クロスボウ)」とその後継モデル「CROSSBLADE」は、ビーチバレーの坂口佳穗(マイナビ/KBSC所属)や、オフロードレーシングドライバー塙郁夫、トライアスリート一本松静香など数多くのアスリートに商品提供され、愛用者が多い。

上田は2017年から「CROSSBOW」と「CROSSBLADE」の提供を受け、レースに参加してきた。「顔にぴったりフィットし、曇らない。長時間かけていても痛くならない」などのメリットを感じ、2018年3月に正式に同社とスポンサー契約を結んだ。

レンズ内側はESSが開発した最上級の防曇レンズコーティングが施される

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世界で最も過酷な400m走に挑んだ! 反中祐介のRed Bull 400参戦記

どうも、反中祐介です。
5月12日(土)に北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催された、Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)に初めて参加してきた。当大会は日本初開催となった2017年に続き2回目の開催。この大会、別名“世界で最も過酷な400m走”とも言われている。そんなの気にならないわけがない。

札幌市街に背を向けてひたすら大倉山ジャンプ競技場を上る © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

数字で見るRed Bull 400のコースプロフィールは以下のとおり。

■距離:400m
■累積標高:133m D+
■平均斜度:35度
■最大斜度:37度
■大倉山ジャンプ競技場リフト:約6分

レーススタート © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull 400は国によって規格が違うため、大会によってコースプロフィールは変わるのだが日本大会はざっとこんな感じ。数字ではなかなか伝わらないですよね。

華やかな会場の雰囲気、たくさんのオーディエンス。参加者は統一のTeeで出走するのでフェスのような一体感もあり、テンションはアガりっぱなし。若い層や普段ランニングをしていない人も多数参加しており、一般的なランニングの大会とは違った雰囲気。そんな独特な雰囲気がとても心地いいと感じたのは私だけではないはず。

男子は全5ヒート。各ヒートトップ通過者5名+タイム上位者55名(各ヒートトップ通過者を除く)の60名が決勝に進むことができる。
ヒートは年齢の高い順に出走。後半のヒートほど予選終了してから決勝までのインターバルが短くなるので若さでのアドバンテージがなくなる仕組みになっているのだ。なるほどなるほど。

立ったままでは登れない最大斜度37度のスロープ © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

私は第4ヒートに出走。
アガるMCのカウントダウンでスタート。スタート直後はブレーキングトラックを逆走するので緩やかなくだりだ。唯一疾走感のあるセクションなのだが、足場が長めの人工芝なのでかなり沈み込む。スピードを出すほどに不安定で足先のコントロールが難しい。

100m過ぎるとランディングバーンを一気に登っていく。このセクションは人工芝の上に格子状の網(通称:ラーメンネット)が張り巡らされている。人工芝は滑るため、綱にシューズのグリップをひっかけていくとパワーロスを抑えて効率的に登ることができる。

K点(赤ライン)では二足走行が辛い状態になってくる。このあたりから二足走行で粘るのか四つん這いにシフトするのかに悩むところ。早めに四つん這いにシフトすることを強くオススメする。

P点(青ライン)をすぎると最大斜度37度に到達。急斜面すぎてコースの先がほとんど見えない。ほとんどクライミング状態。いかに上半身を使って登れるかがポイントだ。
ランディングバーン後半は徐々に斜度が緩やかになっていき、視野が広がってくる。
ランディングバーンとカンテ(踏み切り台)のギャップを埋めるために設置された木段をクリアするとレッドブルのゲートがお出迎え。

レッドブルゲートをくぐり、はるか遠くに見えるフィニッシュゲートを目指しアプローチ(助走路)を上る。

長野五輪ラージヒルで個人と団体2つの金メダルを獲得している船木和喜さんが大倉山ジャンプ場でまさかの解説 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

■第4ヒート:1着 4’14″30 総合2着で決勝へ

余力を残して予選を通過することに成功。あとは決勝までのインターバルでリカバリーするかが勝負の決め手。私はゴール直後すぐに補食を摂った。すぐエネルギーに変わる糖質系エネルギーとじっくりと長く効果の出る脂質系エネルギーをそれぞれ摂取。少量で高カロリーな脂質系エネルギーを少し多めに摂るのがポイント。今回のような負担の大きい種目でもハイパフォーマンスを持続させることができるのだ。ちなみに、脂質系エネルギーは『Trail Butter』、糖質系エネルギーには『Sato Coffee Energy Jelly』『MEDALIST ENERGY GEL』をそれぞれ摂取。どれも美味しいのでストレスなく摂取可能。あとはプラスで『MEDALIST AMINO DIRECT 5500』をダイレクトチャージ。筋疲労の激しいときにはアミノ酸とクエン酸は必須。疲労の回復がかなり早まる。

ゴールは視線の先にある © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

さあ、そしていざ決勝戦へ
決勝戦らしいピリッとした緊張感のある雰囲気の中でスタート。スタート直後はほとんど団子状態。K点あたりから3、4人の争いに絞られてきた。現時点で私は3番手。P点を超えて斜度もキツくなってきたところで4番手に後退。前との差はほとんどない。
レッドブルゲートをくぐり、ラスト100m。先頭集団が団子状態、なんて刺激的な展開なんだ。心肺もテンションも最高潮に。

アプローチは観戦者との距離が近いので声援を間近に受けることができる。そんなの頑張らないわけがない。しかし、全身の疲労も心肺もピークに達したカラダは思うようには動かない。腿周りはパンパン、一度止まったらしばらく動けなくなるであろう状態。そんなカラダを気力とほとんど残っていない体力で前に運ぶ。疾走感こそ一切ないが淡々と歩を進める。なんとか前をまくろうとスパートを仕掛けるも前の選手も譲らない。気持ちの仕掛けあいを何度か繰り返したが結局順位は変動せず。そのままフィニッシュ。脇のマットに倒れこんだ。

■決勝:4位 4’01″96

1位と10秒差、2位と4秒差、3位と1秒差。完敗だ。僅差ではあるが、届きそうで届かず。最後の最後は気持ちで負けたんだろうな。悔しさしかないのだがとても充実した400mであった。

大倉山ジャンプ台を上り切った! © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

実際に参加して感じたRed Bull 400の攻略ポイントをまとめてみた。

■シューズはトレランシューズがベスト。特にSalomonのトレランシューズがオススメ。アウトソールのグリップパターンがこのコースとの相性抜群で確実にグリップしてガシガシ登れる。シューズのタイプはハイグリップ、ロードロップがポイント。アウトソールのグリップがゴツくて、ミッドソールの前足部の厚みと後足部の厚みの差が少ないもの。私が今回着用した『Salomon S-LAB SENSE ULTRA 6 SG』もこのタイプの一つ。今回のようなコースでのパフォーマンスはもちろんトレイルランニングレースでも幅広く使える。私以外にも女子1位と2位の選手も着用。

■ほとんど四つん這いの体勢なのでグローブは着用すべし。ロープを強く握ったときに手のひらがかなり擦れる恐れあり。ランニング用ストレッチグローブよりは手のひらが補強されているタイプがオススメ。

■レース前の補給食は大事。脂質系のエネルギーと糖質系のエネルギーをしっかり摂取しよう。少量で高カロリー、美味しいものが摂取時のストレスがない。

■斜度がきつくなったときは無理せずできるだけ早く四つん這いになったほうがいい。下肢の負担を減らし効率的に登ることができる。いかに上肢をうまく使うのかがポイント。

■この種目に必要なの力は「全身持久力」「集中力」「気力」。特にカンテからのラスト100mは気持ちでタイムが大きく変わる。ポジティブな気持ちを大切に!

女子優勝は高村貴子。トレイルランのハセツネなどで優勝経験を持つ第一人者 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

普段ランニングとは無縁の人もフェスに行く感覚で楽しんでほしい。会場の雰囲気を体感したら不思議とやれる気しかしないだろう。そんなパワーがこの大会にはある気がする。

レッドブル400の参戦記をレポートしてくれた反中祐介さん © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

反中祐介(たんなかゆうすけ)
トレイルランナー。ランニングチームのランニングコーチとしてビギナーランナーからシリアスランナーまで幅広いレベルのランナーの指導を経てトレイルランニングを始める。大学在学時には健康運動実践指導者を取得。ランニング以外にも、自然を楽しみつくすべく様々なアクティビティを提案・発信している。北海道のSAPPORO EXPERIENCE BASEサロモンストアにアドバイザリースタッフとして勤務している。
[反中祐介のfacebook]
[反中祐介のInstagram]
[Sapporo Experience Base]

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トレイルランナー上田瑠偉がESSと契約…クロスブレイド特別モデル発売

近年ブームになっているトレイルランニング。国内で数々の優勝歴を持ち、海外でもトップクラスのランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)が、究極性能のサングラスブランドESSの「CROSSBLADE(クロスブレイド)」とタッグを組む。日本総代理店であるノーベルアームズとスポンサー契約。さらに契約を記念した新製品が登場する。

米国をはじめ全世界の軍隊、警察、消防、レスキューなど過酷な現場で活躍する人のアイウエアブランドESSは、アスリートモデルを一般販売するのは初めてとなる。上田が主戦場とする標高2000m以上を走る「スカイランニング」をイメージし、フレームカラーは空をイメージしたスカイブルー。そこに「Ruy Ueda」とESSのロゴが刻印される。6月28日(木)より「CROSSBLADE上田瑠偉モデル」として全国発売する。

ESSのクロスブレイド上田瑠偉モデル

海外でもトップクラスのトレイルランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)

■上田瑠偉選手について
上田は1993年生まれ、長野県出身。中学時代に長野県代表として都道府県対抗駅伝で当時の大会記録で優勝したメンバーの1人だ。その後、駅伝の名門校、佐久長聖高駅伝部に進学。同部のキャプテンを務めたが怪我の連続で3年間を送り、早稲田大時代は走ることを純粋に楽しみたいとの思いで陸上競技同好会に入った。その後トレランと出会い、2014年10月の日本最高峰のトレイルランニングレース日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)で驚異的な大会新記録で優勝し脚光をあびる。今や国内では敵なしと言えるほどの成績を残す。

トレイルランニング、スカイランニングで世界一を目指し、2020年の世界選手権での優勝を目標に掲げる。大学卒業後にコロンビアスポーツウェアジャパンに入社し、支援を受けながら社員兼所属アスリートとして活動。他にレッドブル、クオレからの支援を受け、4月からは新たにルノーの新型SUVカジャーのアンバサダーに就任する。2017年からESS製品のクロスボウ、クロスブレイドの提供を受け、レースに参加。「曇らない。長時間かけていても痛くならない」などのメリットを感じ、これからも使い続けたいという。

2018年9月、2年に1回の世界選手権がスコットランドで開催される。当面の目標はこれに参加していい成績を残したいという。さらに2020年東京オリンピック開催年に世界選手権が開催される(開催国未定)。この大会に優勝することも目標の一つ。東京オリンピックの後のパリオリンピックではトレイルランが新種目に加えられる可能性がある。当然そこへの参加も夢だ。そうしたことも見すえ、フランスに拠点を置くことも計画している。

ESS製品は衝撃に強く、ゆがみがなく、解像度が高く、極めて曇りにくく、また有害な紫外線を100%カットする。世界120カ国以上の国々の軍隊・警察・消防などあらゆる分野から、製品の品質と価値が認められ採用されている。ESSの製品づくりは、兵士など実際の危険な任務に従事する人への聞き取りにより、常に実際身に付ける人の特殊な要求に応えながら、製品を開発。
ノーベルアームズではESS製品の日常使いをアピールするためにスポーツ選手のサポートに注力。上田以外では、ビーチバレーの坂口佳穗(マイナビ/KBSC所属)、鈴木悠佳子(同)や、トライアスロンの一本松静香、さいたま市の地域密着型サイクルロードレースチーム「サイタマサイクルプロジェクト」などにスポンサード、または商品サポートをしている。

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