ログリッチがジロ・デ・イタリアバーチャル最終区に出場

ジロ・デ・イタリアバーチャルの最終区間となる第7ステージが5月9日から始まる。リアルのジロ・デ・イタリアではミラノで開催される第21ステージの個人タイムトライアルにあたり、距離15.7kmを選手それぞれの自宅で行う。アスタナが6ステージを終わって首位を守り、女子ではトレック・セガフレードが首位。

ジロ・デ・イタリアバーチャルに挑むプリモシュ・ログリッチ

レースは6区間を終えてアスタナがユンボ・ビズマに48分26秒差をつけている。ユンボ・ビズマは最終区間の個人タイムトライアルに2019ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、2019ジロ・デ・イタリア総合3位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)を起用した。

第7ステージ出場選手
●ジロ・デ・イタリアバーチャル

アスタナ=マヌエーレ・ボアーロ、ダビデ・マルティネッリ
バーレーン・マクラーレン=ドメン・ノバク、グレガ・ボーレ
ユンボ・ビズマ=プリモシュ・ログリッチ、トビアス・フォス
アンドローニジョカトリ・シデルメク=マッティア・ビエル、マッテオ・スプレアフィコ
バルディアーニCSFファイザネ=ビンチェンツォ・アルバネーゼ、マルコ・ベンファット
ビーニザブKTM=マッティア・ベビラクア、ベリコ・ストイニッツ
イタリアナショナルチーム=フィリッポ・ガンナ、ジョナタン・ミラン

アスタナのカティア・ラグーサ
Stage 21 – from Saturday 9 to Sunday 10 May CERNUSCO SUL NAVIGLIO > MILAN ITT TISSOT – (full stage, 15.7km – 30m vertical elevation)
ジロ・デ・イタリアバーチャルの開催日程

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト

新城幸也がツール・ド・フランスさいたまで初優勝

7回目の開催となるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムは10月27日、さいたま新都心周辺の特設サーキットでクリテリウムメインレースを開催し、バーレーン・メリダの新城幸也が終盤に単独アタックを成功させ、ツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を振り切って優勝した。

新城幸也がマイヨジョーヌのエガン・ベルナルとマイヨロホのプリモシュ・ログリッチェを振り切って優勝 ©Yuzuru SUNADA

日本勢がメインレースで優勝したのは初めて。新城はシーズン序盤に大ケガを負ったが、終盤戦にレース復帰。世界選手権にも出場し、この日は積極果敢な走りを見せつけて、悲願の優勝を果たした。

山岳賞ジャージのロマン・バルデ、世界ランキング3位のヤコブ・フグルサング ©Yuzuru SUNADA

支えてくれた人の顔が浮かんだ…新城幸也

残り2周で世界ランキング3位のヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)のスパートに反応した新城。先頭交代をしたときに後続との差を確認し、かなりの差があるとみて一気にアタック。フグルサングもあっという間に引き離していく。

「アタックが早すぎたので、うわー、ゴールまで長いなと後悔しましたよ」(新城)

遠藤の大歓声の中で残り1周を独走し、猛追してきたマイヨジョーヌのベルナル、マイヨロホのログリッチェを振り切ってガッツポーズで優勝した。

「安堵感とうれしさと一緒に、順番は覚えていませんが、支えてくださった多くの人たちの顔がたくさん、頭に浮かびました」と新城。

マイヨジョーヌのエガン・ベルナルと新城幸也 ©Yuzuru SUNADA

そしてわずかに及ばなかったベルナル。

「楽しかったし、コースもとても気に入った。観客のみなさんの雰囲気もとてもよかったですし、最終的に表彰台に上がれたので満足です」

来年の参戦予定をコメントするには時期が早いと言うが、「グランツールのどれか、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのどれかで2019年と同じような成績を残したい」と語った。

ブエルタ・ア・エスパーニャのマイヨロホを着用するプリモシュ・ログリッチェ ©Yuzuru SUNADA

そして常にレースを主導し、最後は3位に食い込んだログリッチェ。

「素晴らしかったです。スキージャンプ選手時代に長野に来ているので来日は2回目ですが、観客のみなさんが熱く応援してくださったことが、とてもよかった」

並み居る海外の強豪を制してスプリントレースで優勝した黒枝は、「まだ若いので、2024年のパリ五輪などでメダルを取れる選手になりたいと思う」と決意を語った。

新城幸也がエガン・ベルナルとプリモシュ・ログリッチェを制して初優勝 ©Yuzuru SUNADA

クリテリウムメインレース
優勝:新城幸也(ツール・ド・フランスジャパンライダー)
2位:エガン・ベルナル(イネオス)
3位:プリモシュ・ログリッチェ(ユンボ・スマ)
ポイント賞:マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)
山岳賞:ロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)
敢闘賞:ヤコブ・フグルサング(プロチーム)
新人賞:エガン・ベルナル(イネオス)
チーム賞:ミッチェルトン・スコット
日本人チーム賞:チーム右京

優勝の新城幸也を中央に左が2位エガン・ベルナル、右が3位プリモシュ・ログリッチェ ©Yuzuru SUNADA

チームタイムトライアルレース
優勝:シマノレーシング

チームタイムトライアルはシマノレーシングが優勝。左から個人ロードのナショナルチャンピオンジャージを着る入部正太郎、一丸尚伍、中井唯晶 ©Yuzuru SUNADA

スプリントレース
優勝:黒枝咲哉(シマノレーシング)

スプリントレース決勝で黒枝咲哉が沢田桂太郎を制して優勝 ©Yuzuru SUNADA

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

ブエルタ・ア・エスパーニャ覇者、世界1位のログリッチェ来日

2019ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝者、UCI(国際自転車競技連合)世界ランキング1位のプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が、10月26・27日に開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに急きょ参戦することが発表された。

テレマークポーズを取る元ジャンプ選手のログリッチェ ©Massimo Paolone/LaPresse

モビスターに代わってユンボ・ビスマが来日することになった。ログリッチェ以外の3選手は現在調整中とのこと。

●世界ランキング(2019年10月22日現在)
1 プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)4705.28
2 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥークニンク・クイックステップ)3569.95
3 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)3572.5
4 エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス)3346.75
5 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)3297
太字はツール・ド・フランスさいたま出場選手

ツール・ド・フランスさいたまで盛り上がる5つの裏技

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

ログリッチェ、ポガチャル…2019年はスロベニア勢台頭

グランツールと呼ばれる三大ステージレースの最後を飾る第74回ブエルタ・ア・エスパーニャが8月24日から9月15日までスペイン全土で開催され、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチェが総合優勝。スロベニア勢としてのグランツールも初制覇だったが、総合3位と新人王も同国のタデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)が獲得した。

先行するポガチャル、それに追従するマイヨロホのログリッチェ ©Photogómez Sport

南米勢のグランツール全制覇を阻止

5月のジロ・デ・イタリアはエクアドル選手、7月のツール・ド・フランスはコロンビア選手。どちらも大会史上初の優勝者国籍だった。迎えたブエルタ・ア・エスパーニャも開幕前はコロンビア選手の総合優勝が濃厚という大方の予測。2018年は英国勢がグランツールを完全制覇したが、今季は南米勢が席捲するのでは言われていた。

その予測通り、初日はコロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ)が首位に。2日目はコロンビアのナイロ・キンタナ(モビスター)が区間勝利。ロペスは7日目までに3度も首位に躍進し、そして大会9日目の山岳でついにキンタナが首位となった。

総合優勝のログリッチェを中央に左が2位バルベルデ、右が3位と新人賞を獲得したポガチャル ©Photogómez Sport

最初の休息日を過ごした翌日、第10ステージの個人タイムトライアルで圧勝したのがログリッチェだ。5月のジロ・デ・イタリアでは開幕にピークを合わせ、初日の個人タイムトライアルに勝って首位に。ところが23日間の長丁場という戦いで、終盤に調子を落として優勝争いから脱落した。ジロ・デ・イタリアで疲れ果てたログリッチェは、ツール・ド・フランスを回避。ブエルタ・ア・エスパーニャをパスすることも選択肢のひとつだったが、将来に向けて経験値を積むことを選んだ。

現在29歳のログリッチェはもともとスキーのジャンプ選手。ジュニア時代の世界選手権では団体種目で金メダルを獲得している。21歳の時に自転車競技に転向した。ジャンプ選手時代から瞬発力と持久力のバランスに優れていて、集団走行に慣れるとすぐに好成績をマークしていく。2017、2018年とツール・ド・フランスの終盤ステージで各1勝。2018年は総合4位に。ジロ・デ・イタリアでは個人タイムトライアルで2016年に1勝、2019年に2勝した。

タデイ・ポガチャルが第20ステージで2019ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝目 ©Photogómez Sport

「今年のジロ・デ・イタリアでは総合優勝を争っていた終盤に失速してしまったが、それ以外は最終週に好成績を挙げている。今回のブエルタ・ア・エスパーニャも最後に調子を上げるつもりで調整した」とログリッチェ。第10ステージの個人タイムトライアルで首位に立つと、鉄壁のアシスト陣の援護もあって最終日までコロンビアやスペイン勢の攻撃をしのいだ。

さらにスロベニア勢はポガチャルが区間3勝と大活躍し、いきなりの総合3位に。第9ステージで初勝利したときは、「最終日の表彰台でログリッチェの隣に立てたらうれしい」と夢を語ったが、それを実現してしまった。

総合1位のログリッチェ(右)と新人賞のポガチャル ©Photogómez Sport

スロベニアの格下チームに所属していた2018年にアマチュア版ツール・ド・フランスと言われるツール・ド・ラブニールで総合優勝したのがポガチャルだ。今季になって現在のトップチームに移籍し、グランツールは初参戦だった。

スロベニアは自転車競技が盛んなイタリア北部に隣接することから、強豪国となる下地はあった。ジロ・デ・イタリアが国境を越えてスロベニアを訪問することもある。最新の世界ランキングは、個人でログリッチェが1位、国別でスロベニアが3つ順位を上げて8位に浮上している。

ブエルタ・ア・エスパーニャを終えて世界ランキング1位になったログリッチェ ©Photogómez Sport

●ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ

ログリッチェがスロベニア勢としてブエルタ・ア・エスパーニャ初制覇

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは最終日となる9月15日(日)、フエンラブラダ〜マドリード間の106.6kmで第21ステージが行われ、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチェがスロベニア選手として初めての総合優勝を達成した。2分33秒遅れの総合2位はモビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)。同3位はUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)で新人賞も獲得した。

ログリッチェがスロベニア選手としてグランツール初制覇 ©Photogómez Sport

レースは最初の9日間でのべ7選手が、総合1位の深紅のリーダージャージ、マイヨロホを着回すという混戦で前半戦を終えた。大会10日目にこの大会唯一の個人タイムトライアルがあり、第9ステージの過酷な山岳で6秒差の総合2位まで迫っていたログリッチェが圧勝。初めて総合1位に躍り出た。

ログリッチェはバルベルデを擁するモビスターの波状攻撃をかわし、徐々にタイム差を開いていく。第13ステージ以降は2分以上の差をつけ、チームメートの援護を受けて最終日のマドリードまでその座を死守した。

左から新人賞のポガチャル、山岳賞のブシャール、総合優勝のログリッチェ、ポイント賞の繰り上げジャージを着たキンタナ、総合2位のバルベルデ ©Photogómez Sport

グランツールにおけるスロベニア選手の過去最高順位は、ログリッチェ自身が2019年のジロ・デ・イタリアで記録した総合3位。今回はグランツールで初優勝するとともに、若手のポガチャルが3位に食い込んだ。

「ブエルタ・ア・エスパーニャで勝てるなんて素晴らしい気持ちでいっぱいだ。しかも、もう1人のスロベニア選手と一緒に表彰台に上ることができるなんて。ボクたちの国の自転車競技界にとってはいいニュースだ。ボクたちの歴史は書き始めたばかりで、ボクがレースをやめるころにどんな歴史を積み重ねているかと考えると、とても楽しみだ」とログリッチェ。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第21ステージ ©Photogómez Sport

最終ステージの優勝者はドゥークニンク・クイックステップのファビオ・ヤコブセン(オランダ)で、今大会2勝目。チームとしても今大会5勝と大暴れした。

スーパー敢闘賞はアスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)。

バーレーン・メリダの新城幸也は4時間13分18秒遅れの総合110位。3度目の完走を果たした。

第21ステージはファビオ・ヤコブセン(左)が2勝目 ©Photogómez Sport
総合優勝のログリッチェを中央に左が2位バルベルデ、右が3位と新人賞を獲得したポガチャル ©Photogómez Sport

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rラモンディアル)
□マイヨブランコ(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

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ポガチャルV3、ログリッチェがブエルタ・ア・エスパーニャ優勝確実に

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月14日(土)、アレナスデサンペドロ〜プラタフォルマ・デグレドス間の190.4kmで第20ステージが行われ、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が独走を決めて、第9、13ステージに続く今大会3勝目を挙げた。ポガチャルは総合成績でも5位から3位に浮上するとともに、新人賞でも1位に躍り出た。

タデイ・ポガチャルが第20ステージで今大会3勝目 ©Photogómez Sport

「多くのスロベニアファンがボクに声援を送ってくれた」とポガチャル。

「スタート後は積極的に行けるとは思えなかったが、みんなが冷たい雨に苦戦しているのを見てアタックした。区間3勝を挙げ、最終日の表彰台にスゴい選手たちと立てるなんて夢のようだ」

マイヨロホのログリッチェ。いよいよ最後の山岳に挑む ©Photogómez Sport
マイヨロホを着るログリッチェ。2019ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージ ©Photogómez Sport

大会最後の山岳ステージでは、同じスロベニアのプリモシュ・ログリッチェ(ユンボ・ビスマ)が堅実な走りを見せ、前日までの貯金を守ってゴール。全23日間の大会は残り1日となり、同国選手として初の総合優勝を確実にした。

総合2位のバルベルデがゴールを目指す ©Photogómez Sport

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rラモンディアル)
□マイヨブランコ(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

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