北京冬季五輪の取材者総数は9388人…女性は23%

2022年北京冬季オリンピックを取材した取材者総数は9388人だった。国際オリンピック委員会(IOC)が2022年2月21日に発表した。

このうち記者やカメラマンをはじめ、技術者を含む合計1952人が、許可された520メディアとNOC(各国・地域のオリンピック委員会)公認の50社に所属して大会を報じた。

プレスカテゴリーの資格認定者数
E(ジャーナリスト)1091
EP(カメラマン)603
ET(テクニシャン)97
EC(MPCサポートスタッフ)19
ENR(ノンライツテレビ局)142
合計1952
MPC=メディアプレスセンター

男女別では77%(1509人)が男性、23%(443人)が女性だった。

プレスカテゴリーの男女比詳細

男性女性男性%女性%
E801290109173%27%
EP5238060387%13%
ET811169784%16%
EC1361968%32%
ENR915114264%36%
合計1509443195277%23%

権利保有放送局に与えられた取材資格者は3607人。

ホスト放送局認定の総数は3829人。

●AIPSの詳細ページ

フィギュアのコストナーらイタリア女性選手がジロ・デ・イタリア大使に

五輪や世界選手権で活躍したイタリアのアスリートたちが2020ジロ・デ・イタリアのアンバサダーに就任。大会初日のカロリーナ・コストナー(フィギュアスケート)を皮切りに最終日ミラノのベベ・ビオ(車椅子フェンシング)まで各ステージに登場することになった。

カロリーナ・コストナー(フィギュアスケート) ©Daniele Badolato – LaPresse

ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトとCONI(イタリアオリンピック委員会)は、スポーツがイタリア文化にどのように根ざしているかを示すために、各スポーツ界のチャンピオンとコラボすることになった。

フェデリカ・ペレグリーニ(競泳) ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
アリアンナ・フォンタナ(スケート・ショートトラック) ©LaPresse/Marco Alpozzi
ベベ・ビオ(車椅子フェンシング) ©Stefano Colarieti / LaPresse
射撃のキアラ・カイネロ ©AP Photo/Sergey Ponomarev/LaPresse
ドロテア・ウィエレル(冬季五輪バイアスロン)
エレオノーラ・ゴルドーニ(イタリアサッカー代表)
エリーザ・ディフランチェスカ(フェンシング)
フェデリカ・ブリニョネ(アルペンスキー)
フランチェスカ・ダラッペ(飛び込み競技) ©LaPresse/ Gian Mattia D’Alberto
ガイア・サバティーニ(陸上競技)
ジェシカ・ロッシ(射撃) ©LaPresse/ Alfredo Falcone
リザ・ビットッツィ(冬季五輪バイアスロン) ©Alessandro Trovati pentaphoto/Mate Image
マルタ・バッシーノ(アルペンスキー) ©EXPA/ Johann Groder
ミケラ・モイオリ(スノーボード) ©LaPresse/ Gian Mattia D’Alberto
ロッセーラ・フィアミンゴ(フェンシング) ©Piero Cruciatti/LaPresse
タニア・カニョット(飛び込み競技) ©LaPresse – Mauro Ujetto

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2020東京五輪まで500日…各競技のピクトグラム発表

東京2020組織委員会は2020年の東京五輪開幕まで残り500日となった3月12日、東京2020オリンピックスポーツピクトグラムを発表した。全33競技50種類のオリンピックスポーツピクトグラムを制作。

2020東京五輪のピクトグラム(フリータイプ)

スポーツピクトグラムは、それぞれの競技を正確に表すと同時に、コミュニケーションツールとして情報を伝える大切な役割がある。また、開催期間のみならず、後年にわたって人々の記憶の中に東京2020オリンピックを印象づけるものだ。

東京2020オリンピックスポーツピクトグラムは、1964年の東京オリンピックで生まれたスポーツピクトグラムの考え方を継承するだけでなく、さらに発展させ、躍動するアスリートの動きを魅力的に引き出すデザインとなっている。グラフィックデザイナーである廣村正彰らで編成される開発チームが、全33競技50種類のオリンピックスポーツピクトグラムを制作した。

2020東京五輪のピクトグラム(フレームタイプ)

東京 2020 オリンピックスポーツピクトグラムのコンセプト

東京1964オリンピック競技大会のスポーツピクトグラムは、世界中の人々が言語を問わず誰でも理解ができるように、「情報伝達」という点を重視して作られた。東京2020オリンピックのピクトグラムは、その情報伝達という考え方を継承するだけでなく、さらに発展させ、躍動するアスリー トの動きを魅力的に引き出す設計で開発された。これにより、大会競技を彩る装飾としての機能もかなえるピクトグラムが誕生した。
“Innovation from Harmony”という東京2020のブランドプロミスに基づき、1964年のピクトグラムを先人へのリスペクトともに継承・進化させ、新しい時代の革新的なピクトグラムとなっている。

東京2020オリンピックスポーツピクトグラムの展開

東京2020オリンピックピクトグラムは2種類で展開される。一つは、ピクトグラム単体で表現される「フリータイプ」。もう一つは東京2020エンブレムをイメージする“円型”の中におさめられた「フレームタイプ」。フリータイプは、主にポスター、チケット、ライセンス商品などに用いられる。また、フレームタイプは地図表記、サイン類、ガイドブック、Webサイトなどで競技に関する情報伝達のために用いられる。

また、東京2020スポーツピクトグラムは、大会ブランドの一貫性を大切にするため、エンブレムブルーを基本カラーとしている。加えて、東京2020大会の大会ルックに用いられる、紅(くれな い)、藍(あい)、桜(さくら)、藤(ふじ)、松葉(まつば)のコアグラフィックスカラーをサブカラ ーとして設定している。

自転車競技は5種類。これはロードレース

東京2020公式ライセンス商品の発売

東京2020オリンピックスポーツピクトグラムの展開例の一つとして、公式ライセンス商品が挙げられる。3月12日より東京2020オフィシャルショップ各店舗と東京2020オフィシャルオンラインショップなどでスポーツピクトグラムを活用した第一弾の商品を発売。Tシャツは3500円(税別)。

グラフィックデザイナーの廣村正彰が制作

東京2020オリンピックスポーツピクトグラム開発チームデザイナー、廣村正彰

廣村正彰(ひろむら まさあき)
1988年に田中一光デザイン室を経て、廣村デザイン 事務所設立。グラフィックデザインを中心に、美術館 や商業、教育施設などの CI(コーポレートアイデン ティティ)、VI(ビジュアルアイデンティディ)計画、 サインデザインを手がけている。多摩美術大学客員教授、一般社団法人ジャパンクリエイティブ代表理事。近著『デザインからデザインまで』(ADP)他。

■ 代表的な仕事(受賞歴含む)
日本科学未来館 横須賀美術館 9hナインアワーズ、すみだ水族館、東京ステーシ ョンギャラリー そごう・西武、ロフトのアートディレクションなど。主な受賞歴:N.Y.ADC 9th International Annual Exhibition 銀賞、KU/KAN 賞、毎日デザイン賞受賞、グッドデザイン賞金賞、SDAサインデザイン大賞など

廣村正彰のコメント
東京2020オリンピックスポーツピクトグラム開発チームデザイナー
「今回、東京2020スポーツピクトグラムのデザインに携われることになり大変光栄です。1964年の東京大会で日本のデザイン界の先駆者たちが生み出してくれたレガシーを出発点に、躍動するアスリートの美しさを各競技のスポーツピクトグラムに表現させていただきました。その完成には実に2年近い年月がかけられており、多くの関係者の思いが込められています。この東京2020スポーツピクトグラムが、大会前から各競技への期待を膨らませ、東京2020大会本番を彩ってくれることを願っております。