内野艶和と池田瑞紀が世界に爪痕を残す走り‥トラックネーションズ

自転車トラックネーションズカップ第3戦は大会最終日となる2024年4月14日に女子マディソンが行われ、内野艶和(楽天Kドリームス)が10位、池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)が13位になった。

女子オムニアムを走る池田瑞紀。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

暫定10位で最終のポイントレースを迎えた内野は、思うようにポイントを積み上げることができず苦しい展開となったが、最終のポイント周回で世界の強豪を相手に1着10点を積み上げて合計73ポイントの10位でフィ ニッシュ。

女子オムニアムを走る内野艶和。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

暫定18位で迎えた池田も、なかなかポイント争いに絡めない中、1ラップ獲得の好走を見せ順位を13位にまで押し上げてレースを終えた。

男子マディソンの今村駿介、窪木一茂。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

男子マディソンは今村駿介・窪木一茂ペアが6位、橋本英也・兒島直樹ペアが13位。日本は上位勢に対してなかなかポイント獲得争いに絡めない厳しいレース展開の中、今村・窪木ペアが 1ラップ獲得、一矢報いる形で20ポイントを加算して6位フィニッシュ。橋本・兒島ペアは13位でレースを終えた。

男子マディソンの橋本英也、兒島直樹。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

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内野艶和・垣田真穂のマディソンはネーションズカップで連勝ならず

自転車トラックネーションズカップ第3戦は大会2日目の2024年4月13日に女子マディソンが行われ、第2戦で優勝している内野艶和(楽天Kドリームス)と垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)のペアが出場。終始上位集団でレースを進めたが、強豪3チームを相手に思うようにポイントを獲得することができず5位でレースを終えた。

女子マディソンを走る内野艶和、垣田真穂。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)と水谷彩奈(楽天Kドリームス/日本体育大)のペアは12位。

女子マディソンを走る内野艶和。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF
女子マディソンを走る垣田真穂。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF
女子マディソンの池田瑞紀、水谷彩奈。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

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梶原悠未がネーションズ女子オムニアム優勝、内野艶和が2位

香港で開催されている2024UCIトラックネーションズカップ第2戦は大会3日目となる3月17日、女子オムニアムが行われ、梶原悠未(Team YUMI)が124点で優勝。内野艶和(楽天Kドリームス)が113点で2位になった。

女子オムニアム優勝の梶原悠未(右)と2位内野艶和。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

梶原は女子エリミネーションとともに大会二冠。

内野艶和と梶原悠未が女子オムニアムで優勝争い。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

3 種目を終えて全体1位となった梶原は最終のポイントレースでも堅実なレース運びで1位を死守して優勝した。同様に全体の3位でポイントレースを迎えた内野は、着実にポイントを積み重ね、逆転で2位になった。

梶原悠未が女子オムニアム優勝。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟
女子オムニアムの梶原悠未。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟
女子オムニアム2位の内野艶和。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

女子短距離は苦戦…佐藤水菜がケイリンで5位に沈む

女子ケイリンには佐藤水菜(楽天Kドリームス)、太田りゆ(ブリヂストンサイクリング)、梅川風子(楽天Kドリームス)、酒井亜樹(桃山学院教育大/楽天Kドリームス)が出場。1回戦では4選手とも上位に食い込めず、揃って敗者復活戦へ。太田と佐藤は2回戦へ進出。酒井と梅川はここで敗退。

佐藤水菜が女子ケイリンで5位。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

2回戦で佐藤は3位になって1-6位決定戦へ。太田は6位で7-12位決定戦に進出。太田は7-12位決定戦で3位となり、全体の9位でレースを終えた。

ネーションズカップ2戦連続で表彰台が期待された佐藤だったが、5位でレースを終えた。

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内野艶和と垣田真穂が最終周回で大逆転優勝…ネーションズ女子マディソン

香港で開催されている2024UCIトラックネーションズカップ第2戦は大会2日目となる3月16日、女子マディソンが行われ、内野艶和(楽天Kドリームス)と垣田真穂(早稲田大/楽天Kドリームス)からなる日本のエースコンビが優勝した。

内野艶和(左)と垣田真穂がトラックネーションズカップ第2戦女子マディソンで優勝 ©日本自転車競技連盟

250mバンクを120周する30kmで争われたレースは、強豪国ニュージーランドがリード。ポイントが倍になる最終周回、12 回目のスプリント勝負で内野が圧倒的なスピードで1着通過。ニュージーランドを1点差で大逆転した内野・垣田ペアが優勝した。

垣田真穂(左)と内野艶和が女子マディソンで逆転優勝。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟
内野艶和(左)と垣田真穂。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

池田瑞紀(早稲田大/楽天Kドリームス)、岡本美咲(京都・北桑田高)ペアは12位。

池田瑞紀、岡本美咲が女子マディソンで12位。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

女子スプリントは佐藤水菜が準々決勝敗退

女子スプリントには佐藤水菜(楽天Kドリームス)、太田りゆ(ブリヂストンサイクリング)、梅川風子(楽天Kドリームス)、酒井亜樹(桃山学院教育大/楽天Kドリームス)が出場。

女子スプリントを走る佐藤水菜(左)。トラックネーションズカップ第2戦 ©日本自転車競技連盟

予選を7位通過の佐藤は1回戦に勝利し2回戦へ進出。予選13位の太田と同じく19位の梅川は1回戦敗退。酒井は予選29位で予選敗退。

佐藤は2回戦で相手選手の降着もあり準々決勝へ進出したが、マチルド・グロ(フランス)に敗れた。

●日本の出場選手一覧

内野艶和と垣田真穂が圧巻の走りで女子マディソンのアジア女王に

インドのニューデリーで開催されている2024トラックアジア選手権大会は5日目の2月25日、女子マディソンが行われ、内野艶和(楽天Kドリームス)と垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)ペアが圧勝し、アジアチャンピオンになった。

内野艶和、垣田真穂ペアが2024アジア選手権女子マディソンで圧勝 ©日本自転車競技連盟

日本ペアは合計12回のスプリントポイントのうち、10回を1位通過。圧勝で優勝した。内野は女子ポイントレースで、垣田は個人パシュートで優勝していて、さらに優勝したチームパシュートのメンバーでもあることからともにアジア選手権の三冠となった。

内野艶和、垣田真穂の日本ペアは12回のスプリントポイントのうち、10回を1位通過した ©日本自転車競技連盟
内野艶和(左)と垣田真穂 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子マディソン優勝の垣田真穂(左)、内野艶和 ©日本自転車競技連盟

男子マディソンの窪木一茂、今村駿介(ともにブリヂストンサイクリング)は20回あるスプリントポイントをすべて1位通過。日本は圧倒的なスピードの違いを見せつけて優勝した。

2024アジア選手権男子マディソン優勝の窪木一茂、今村駿介 ©日本自転車競技連盟

男子ケイリンでは山﨑賢人(楽天Kドリームス)が優勝。

山﨑賢人が2024アジア選手権男子ケイリン優勝 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子ケイリンを走る酒井亜樹 ©日本自転車競技連盟

内野艶和と兒島直樹がアジア選手権のポイントレースで優勝

インドのニューデリーで開催されている2024トラックアジア選手権大会は4日目の2月24日、ポイントレース決勝が行われ、男子は兒島直樹(ブリヂストンサイクリング)、女子は内野艶和(楽天Kドリームス)がともに優勝してアジアチャンピオンになった。

2024アジア選手権ポイントレースで優勝した内野艶和(左)と兒島直樹 ©日本自転車競技連盟

全てのポイント周回で着実にポイントを積み重ねた内野が59ポイントを獲得して優勝した。

2024アジア選手権女子ポイントレースで内野艶和が優勝 ©日本自転車競技連盟
兒島直樹が2024アジア選手権男子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟

ジュニア男子個人パシュートでは三浦一真(湘南工科大附属高)が予選を2位で通過し、決勝ではその予選のタイムをさらに縮め、台湾に競り勝って優勝した。

三浦一真が2024アジア選手権ジュニア男子個人パシュート優勝 ©日本自転車競技連盟

ジュニア男子ポイントレースでは木綿崚介(松山学院高)が最後のポイント周回までもつれ込む接戦となったが、2位になった。

木綿崚介(左)が2024アジア選手権ジュニア男子ポイントレースで2位 ©日本自転車競技連盟