南野拓実を送り出したFCレッドブル・ザルツブルクが感謝のPV

欧州サッカーシーンで旋風を巻き起こしているFCレッドブル・ザルツブルク。リバプールに移籍した南野拓実やドルトムントに移籍したエルリング・ハーランドなどの選手たちと、2019年に行われたCLでの激闘やリーグ7連覇に向けた戦いの舞台裏に迫る全9話のドキュメンタリー映像「JEDER.MANN(イェーダーマン)」を公開した。

WSGチロル戦 ©GEPA pictures/ Mathias Mandl
2019年のUEFAチャンピオンズリーグ、リバプールFC戦 ©GEPA pictures/ Mathias Mandl
2019年のUEFAチャンピオンズリーグ、ベルギーのゲント戦 ©GEPA pictures/ Mathias Mandl

●JEDER.MANN(イェーダーマン)

その日本語字幕付き映像は1月20日(月)9:00以降にRed Bull TV(ブラウザ)およびRed Bull TV(アプリ)で公開する。(下記URLは時間になると有効になる)

●日本語字幕付き映像

©Markus Berger / Red Bull Content Pool
©Markus Berger / Red Bull Content Pool
©Markus Berger / Red Bull Content Pool
©Markus Berger / Red Bull Content Pool

サッカー日本代表FWの南野拓実(24)が5シーズンを過ごしたレッドブル・アリーナを去り、名実ともに世界最強のサッカークラブへ移籍した。ヨーロッパ王者を6度経験し、2019年12月にはカタールで開催されたFIFAクラブワールドカップも制したリバプールFCが日本代表FWをアンフィールドへ招き入れたというニュースは、日本だけではなく世界のサッカーファンを喜ばせた。

南野が日本・大阪からオーストリア・ザルツブルクへ渡った時、まだ彼は発展途上の若者だったが、今や世界が注目するFWのひとりとしてイングランド北部に向かうこととなった。FWとしての総合力が高く評価されている南野は、今の自分を作り上げてくれたのはオーストリア・ブンデスリーガでの5シーズンだったとし、FCレッドブル・ザルツブルクに感謝の気持ちを示した。

「レッドブル・ザルツブルクでリーグ優勝5回カップ戦優勝4回を経験しました。どのタイトルも僕にとっては特別でしたし、一生忘れることはありません。レッドブル・ザルツブルクでの5シーズンで選手としてだけではなく、人間としても成長することができました」

2019年10月、チャンピオンズリーグに旅立つ ©GEPA pictures/ Mathias Mandl

2019年は南野拓実とレッドブル・ザルツブルクがクラブ史上初のチャンピオンズリーグ・グループステージ進出を果たした記念すべき年になった。オーストリアリーグチャンピオンとしてヨーロッパを戦った彼らは6試合16ゴールを決め、南野もアウェイでのリヴァプール戦1ゴールを含む2ゴールを記録した。

「これから人生の新しい1ページが始まります。リヴァプールFCはトップ中のトップクラブですし、加入できるのは光栄です。レッドブル・ザルツブルク時代と同じように全力を尽くすつもりです」

©GEPA pictures/ Harald Steiner

このように新天地への思いを語る日本代表通算22試合出場11ゴールを誇る若きFWは2019-20シーズンも好調で、移籍前はレッドブル・ザルツブルクで22試合9ゴールを決めていた。リバプールFCでもクラブと街に早く馴染んでファンの信頼を勝ち取りたいとしている南野はレッドブル・ザルツブルク時代を次のように振り返っている。

「ザルツブルクは本当に綺麗で暮らしやすい街ですし、コーチやチームメイトから多くのことを学びました。ファン・ヒチャンと一緒に過ごす時間が長かったので、彼に会えなくなるのが寂しいですね」

「キャプテンのアンドレアス・ウルマーにも本当にお世話になりました。レストランへ一緒に行ってドイツ語を教えてもらいました。オーストリア料理も好きですね。シュニッツェルやターフェルシュピッツをよく食べました」

2019年のUEFAチャンピオンズリーグ、ベルギーのゲント戦 ©GEPA pictures/ Mathias Mandl

レッドブル・ザルツブルク時代を通じて136試合出場42ゴール(UEFA EL/CL/両プレーオフ通算11ゴールを含む)を記録した南野は、2019-20シーズン後半からはユルゲン・クロップ監督の下でフィルジル・ファン・ダイクサディオ・マネモハメド・サラーをはじめとするワールドクラスの選手たちと共に同レベルの活躍を狙うことになる。

©GEPA pictures/ Mathias Mandl