ブリッツェンのまち宇都宮を走る参加無料の期間限定イベント

「ライドアラウンド in 宇都宮 with Blitzen」が2021年10月23日(土) から12月19日(日)までの2カ月間、栃木県宇都宮市大谷地区で開催される。

栃木県宇都宮市を本拠地とする日本初の地域密着型自転車ロードレースチーム、宇都宮ブリッツェンが主催。全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが運営。

期間型エリア探索サイクリングイベント「ライドアラウンド」は、ルーツ・スポ ーツ・ジャパンが展開する新しい形のサイクルツーリズムコンテンツ。今回は栃木県内で根強い人気を誇る宇都宮ブリッツェンと宇都宮市、地元広報誌「もんみや」を発刊する新朝プレスの協力のもと開催する。

宇都宮市は、国内で最高峰のワンデー自転車ロードレース「ジャパンカップサイクルロードレース」が開催され、毎年多くの観客が訪れる自転車のまち。今回のライドアラウンドでは、ジ ャパンカップの会場でもある宇都宮市森林公園と大谷エリアが主な舞台となる。

参加無料で、期間中の好きなときにチャレンジできる

ライドアラウンドは、コロナ禍に対応した新しいアウドドアコンテンツとして、一度に多くの人が集う1日開催型ではなく、期間分散型のサイクリングイベントとして実施される。

モバイルライフジャパンが提供する位置情報サービスアプリ「Map Life」にある専用のイベントページにアクセスすることで地図上に表示されるスポットを、イベント期間中(今回のイベ ントは2カ月間)に自転車で巡り、訪れたスポットにチェックインすることで獲得できるポイ ント数を競う。

ポイントはスポットを訪れるだけでなく、指定されたスポットで 「ミッション」をクリアすることでも獲得できる。街全体がテーマパークであるように、期間内であればいつでもどこからでも、自転車があればだれでも気軽に参加できる。

特徴①:「いつ、どこからでも」参加できる遊び!

「Map Life」アプリと自転車があればそこがスタート地点となるので、好きなタイミングで好きな場所からスタートできる。

それぞれのタイミングでスタートできるので、イベントの日程調整が不要となり、1日開催型のイベントと異なり、参加者が分散することで「3密」を避ける新しい形のコンテンツとなった。

特徴②:だれでも狙えるチャンスが盛りだくさん!

獲得ポイントに応じた順位での入賞や、イベント写真をフォト賞に応募できるなど入賞チャンスを幅広く用意。カテゴリー別入賞もあるので、自転車に乗り慣れていない人も十分上位を狙える。

特徴③:集めたポイントを特典と交換しよう!

ポイントを集めて終わりではない。集めたポイントを使って特典と交換できる。順位を競い合うだけでなく、頑張った分だけプレゼント。豪華特産物を目指し頑張ろう。

■獲得ポイント入賞(各上位5名)

スポットをたくさん回れば回るほど、ポイントを獲得して上位入賞を目指せる。今回は獲得ポイント上位5名に地域オススメの豪華賞品が用意される。ファミリー、女性、 60歳以上などのカテゴリーがある。

■フォト賞(全4名)

脚力や回れるスポットの数に自信がない人でも賞品ゲットのチャンス! イベント中に写真をアプリ上で投稿することで、フォト賞への応募が可能。すべての写真の中から特別賞に選定された4名には地域の豪華賞品をプレゼント。

●ライドアラウンド in 宇都宮 with Blitzenのホームページ

平成生まれの新競技バンクリーグで地域活性を目指す

バンク、あるいは競輪場などと呼ばれる自転車競技場を走るときは変速機やブレーキを装備しないトラック競技専用車を使うのだが、ロードレースのトップ選手らがロードバイクに乗ってバトルする平成生まれの新競技「バンクリーグ」が注目されている。選手育成や競技場を持つ地域の活性化、ファン層の拡大などをねらっている。

宇都宮競輪場でナイター開催されたバンクリーグ

東京五輪代表の増田成幸も参戦

栃木県の宇都宮競輪場で11月14日、「バンクリーグ」の2020年第2戦が開催された。出場チームはシマノやキナンなど国内実業団のトップクラスばかり。地元となる宇都宮ブリッツェンの出場4選手の中には、東京五輪自転車ロード代表の増田成幸もいる。出場選手が使用するのは、変速機のついたロードバイクだ。山岳コースを含めた一般道を走るための機材でバンクを走るのが最大の特徴である。

自転車ファンの拡大と地域振興などを目的として、自転車競技場を利用した新レース「バンクリーグ」が立ち上がったのは2018年。2019年は愛知県名古屋市、三重県松阪市、広島市、宇都宮市で開催された。コロナ禍で今季は8月に名古屋で第1戦が行われ、この宇都宮が最終戦となった。

数時間におよぶ通常のロードレースと異なり、1レースは数分で決着する

ルールは簡単だ。4人編成のチームが1対1で対戦する。一斉にスタートして3、5、7、9、11周目の決勝ラインを1着で通過した選手のチームに1点が与えられる。3点先取したチームが勝利となるが、今季から1回得点した選手は再度得点を得られないというルールに変わり、面白さを高めた。チームの総力で争うようになったのだ。2グループに分かれて総当たり戦を行い、勝ち上がった2チームによって決勝戦が行われる。

会場では解説者がレース展開や各選手の思わくなどをトークしてくれるので、初めて観戦する人も競技の面白さがわかるように工夫されている。バンクの内側には特別席もあって、選手のスピードが間近で体感できるだけでなく、選手らと気楽に会話することも可能。欧州の冬場の自転車興行イベントのようにお酒や食事を楽しみながら熱戦を見ることもできる。

ホームチームとして熱い声援を受けた宇都宮ブリッツェン

またイケメングランプリと題したファン投票などを企画するなど、自転車好きがさらに楽しめるように、同時に新たなファン獲得を目指している。ロード選手はこのスポーツの運動効果としてスラリとした体つきが特徴で、しかも各チームにはイケメンが必ずいる。熱心な女性ファンが多いのもうなずける。会場にはチームグッズも販売され、こういったアイテム購入が「好きなチームや選手を後押し」する満足感につながっているようだ。

那須ブラーゼンの渡辺翔太郎がイケメングランプリを受賞

この日は、バンクリーグに先だって宇都宮ブリッツェンの育成選手たちが公開練習。アテネ五輪代表の鈴木真理(しんり)さんが、地域の子供たちを指導している。競輪場という施設を市民の財産として有効活用し、スポーツ文化の発信拠点にしたいというのもリーグのねらいだという。

宇都宮競輪場を走る小学生レーサーたち

「バンクリーグ」今後の展望は、将来的にサッカーや野球のようにホーム&アウェイ方式で国内各地の競輪場での開催を計画。レース会場は参加チームの「ホームバンク」となる競輪場を予定している。また各チームのファンをはじめ、開催地域の市民がふれあえる楽しいイベントを同時開催し、まったく新しい参加型サイクルイベントとして盛り上げていきたいという。

子供たちを始動する静木真理コーチ

増田が地元宇都宮のキッズにエール

東京五輪自転車ロード代表の増田が、レース途中に選手ウォーミングアップエリアを訪ねた地元キッズに、「よく食べて、午後9時には寝て、そして練習してください。勉強もしっかりとね」とアドバイスを送った。

東京五輪代表の増田(紺色のTシャツ)が子供たちにエール。その左の青い長袖姿が鈴木コーチ

宇都宮で自転車をやっている子供たちにとって、増田は憧れのスーパースター。緊張気味だったが、柔和な増田の雰囲気に救われ、改めて「練習も宿題も頑張ります」と気持ちを引き締めていた。

●バンクリーグのホームページ

ジュニア育成クラブチーム「ブリッツェン・ステラ」が新規クラブ員を募集

栃木県宇都宮市を拠点とする地域密着型プロ自転車ロードレースチーム、「宇都宮ブリッツェン」を運営するサイクルスポーツマネージメントは、2017年に始動した育成プログラム「アップ・ビーリング・システム」に基づいて活動するジュニア育成チーム「ブリッツェン・ステラ」の2018年度クラブ員募集のためのトライアウトを実施する。募集定員は10人ほど。

ジュニア育成チーム「ブリッツェン・ステラ」

応募資格は栃木県内在住で、2018年度に小学4年~6年に在学する健康な生徒。性別は不問。また、コーチやスタッフの指示に従い、活動に対して楽しくチャレンジできる人。宇都宮市内でのチーム練習に積極的に参加できる人。

自転車経験がなくても自転車に乗車可能なら大丈夫。トライアウトで体力テストを実施し、合否を決定する。自転車に対する熟練度、体格差が非常に出やすい年齢であることから、必ずしも成績優秀者上位から合格というわけではないという。スポーツに対する姿勢や動作、面接態度や応答などを総合的に勘案し、厳正に審査される。

新規クラブ員は誓約書の提出、事務局の用意する保険への加入が必要。入会金1万円(税込み)、月謝1万円(保険料込み)。チームジャージ購入費用として半袖ジャージ+長袖ジャージで約2万5000円程度が必要。その他、レース参加にあたっての交通費、エントリー費用は実費を負担。

ロードバイクの貸出制度があり、トライアウト合格後にロードバイクを所持していないクラブ員には24インチロードバイクを事務局より貸し出す。ロードバイクの管理、保管については借り受けたクラブ員があたる。必要な消耗品、部品の交換、修理費用などはクラブ員が実費負担。期間は最長で1年で、それ以降はクラブ員の家庭でロードバイクを用意する必要あり。

ジュニア育成チーム「ブリッツェン・ステラ」

【トライアウト実施概要】
開催日時:2018年3月17日(土) 雨天時は翌18日(日)に開催予定
場所:宇都宮競輪場 (〒320-0054 栃木県宇都宮市東戸祭1丁目2-7)
後日、電話もしくはメールで合皮が通知される。
【トライアウト申し込み方法】
トライアウト参加申込書に必要事項を記入および写真貼付の上、郵送でお申し込みください。
≪郵送先≫
〒321-0962 栃木県宇都宮市今泉町2995-9
サイクルスポーツマネージメント株式会社 「アップ・ビーリング・システム事務局」 宛
≪募集締め切り≫ 2018年3月5日(月)※当日消印有効

チーム練習は毎週2回(水、土)に予定。水曜日は17:00~18:30。宇都宮競輪場ほか、トラックを使用して基礎体力向上を目的としたトレーニングを実施。土曜日は13:00~15:00。宇都宮市森林公園周辺ほか、交通ルールや集団走行などのテクニック向上を目的としたトレーニングを実施。原則として保護者が練習会場までの移動送迎をする天候不良などで野外での練習が難しい場合には、ローラーなどを使用した室内トレーニングを予定。

トライアウト詳細サイト

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宇都宮ブリッツェンが2018チームプレゼンテーションパーティー…参加者募集開始

地域密着型のプロロードチーム、宇都宮ブリッツェンが2018チームプレゼンテーションパーティーを2月3日(土)に栃木県宇都宮市の宇都宮グランドホテルで開催することになり、一般のパーティー参加者の募集を開始した。

2018シーズンのキックオフであるチームプレゼンテーションパーティー。新加入の鈴木龍をはじめ、全選手が新しい装いで登場して新たなシーズンの始まりを迎える。

宇都宮ブリッツェン2018チームプレゼンテーションパーティー
■日時:2月3日(土)18:00~20:00(受付開始:17:00~、開場17:30)

■会場:宇都宮グランドホテル
   〒320-0826 栃木県宇都宮市西原町142
   Tel.028-635-2111

■出席者:廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェンGM)、清水裕輔(宇都宮ブリッツェン監督)、宇都宮ブリッツェン所属選手

■料金:大人6000円、小中学生3000円(消費税込み)、未就学児無料。参加費は当日会場での支払い。

■申し込みホームページ
http://www.blitzen.co.jp/info/event/2018teampresentation/

■申し込み締め切り:1月22日(月)

■問い合わせ:サイクルスポーツマネージメント株式会社 TEL:028-611-3993
http://www.blitzen.co.jp/contact/

宇都宮ブリッツェンが2018年のチームスローガンと10周年ロゴを発表

宇都宮ブリッツェンは2018年に節目となる10年目のシーズンを迎えることになり、2018シーズンのチームスローガン“ATTACK TO THE FUTURE”を掲げて戦っていくことを発表した。同チームは2008年10月に創立、2009年からレースへの参戦を始めた。

宇都宮ブリッツェン10周年ロゴを掲げるサイクルスポーツマネージメントの柿沼章社長

地域密着型のプロサイクルロードレースチームとしての原点を胸に抱きながら、宇都宮ブリッツェンは常に勝利を求め、レースにおいてはアタックを繰り返してきた。同時に、ゴールのその先にあるブリッツェンのチームとしての未来、ホームタウンである栃木県および宇都宮市の未来、そしてロードレースの未来を見すえながら、これからも邁進していく決意を込めて、このチームスローガンを制定したという。

また10周年アニバーサリーとして、10thロゴも発表。チーム創立10周年を記念し、来季チームジャージや記念グッズなどシーズンを通じて幅広く展開していくという。

宇都宮ブリッツェンの公式サイト
http://www.blitzen.co.jp